「銃・病原菌・鉄」の著者も推薦されているそうですが、私にはこちらの方がより読みやすく感じました。中には私が今まで考えた事もなかったような面白い説も展開されており目から鱗でした😀ただ、データによる検証などは少なく感じられ、客観的というよりも主観で書かれているのかな？と思える部分もありました。

山田悠介さんというと「リアル鬼ごっこ」のイメージが強かったので、こんな切ないストーリーも書かれるのかと驚きました。シシャ達の設定なども面白く引き込まれていったのですが、ラストの怒涛の展開には「ええっ！？」となってしまいました。もう少し最後に重要な鍵を握る人物の心境について細かく描いて欲しかった気がします😅

亡くなった恋人宛てに出した手紙の返事が返ってきて・・と、面白い設定でしたが、想像していたようなミステリーやホラー要素はなく、淡く儚い雰囲気の物語でした。私個人としては登場人物にあまり好感が持てず、同じ岩井俊二監督の「スワロウテイル」の方が好みでした。

関ケ原の戦いの流れや布陣を知っている事が前提に書かれており、図表などは殆どない為、予備知識がないと難しいかとは思いました。小説やドラマで描かれていた有名なエピソードが実は存在しないなど、一次資料を中心とした検証がされており、時にはこうした専門書を読むことの必要性を改めて感じさせられました。また、武将ごとに章が設けられているので、各人がどのように関ケ原の戦いへと突き進んでいったのかが分かりやすかったです。ただ、題名に対しての答えを私には見つけることができなかったです😅

疑似科学について心理学的な立場から切り込んだ書籍でした。様々な情報が飛び交う今の世の中において、合理的・科学的思考を身につける為の参考書ともなる一冊だと個人的には思いました。

「世界のなぞかけ昔話」シリーズ第2段。前作に比べると、少し謎の答えが強引な印象を受けました😅でも世界にある様々な昔話に「謎かけ」という形で触れることができるのは楽しいです。

世界の様々な昔話や民謡を元にして作られた「どうして」に思わず頭を捻るばかり🤔絵本ではありますが結構難易度が高い気がしました。皆で一緒に読みながらワイワイ謎解きをしても楽しめそうです。

最初、この本がどういう意図で書かれたかを理解しておらず、どのようなスタンスで読んだらよいか戸惑ってしまいました。解説を読んで、漸くPC派に対する戒めも含んだ冗談的な作品だとわかりましたが、独特なノリと少し下品な表現が私には合わなかったです😓

主人公の背負っているものが結構重いはずなのに、コミカルな語り口の為、あまり深刻な雰囲気は感じさせず、個人的には面白く小説の書き方についても勉強させていただきました。ただ、ラストはちょっと上手く行き過ぎかな😅 文芸部の人達が魅力的なキャラばかりだったので、彼らのエピソードもあまり語られなかったのも残念でした。

日記のような形式で書かれているので、まるで登山家のブログを読んでいるみたい😀。大きな事件・事故もなく殆ど山登りをしているストーリーでしたが、淡々とした語り口が個人的に好みでした。山の情景が鮮明で、読んでいる内になんだか登山をしたくなりました。

「銃・病原菌・鉄」の著者も推薦されているそうですが、私にはこちらの方がより読みやすく感じました。中には私が今まで考えた事もなかったような面白い説も展開されており目から鱗でした😀ただ、データによる検証などは少なく感じられ、客観的というよりも主観で書かれているのかな？と思える部分もありました。