三浦しおんさんといえば、文楽を始めとして専門的な内容をわかりやすく物語に落とし込んだ作品に親しみあり。 今回は青春群像劇のような物語で新鮮に読了。 主人公の怜にとても共感できた。 序盤は平凡な自分にないものばかり目がいってしまう怜だけど、土偶の盗難事件や出生の秘密を知って少しずつ大胆な考え方にシフトできていく姿がよかった。 自分も安定思考な人間と言われてしまうことが多いので、心から応援できた。

三浦しおんさんといえば、文楽を始めとして専門的な内容をわかりやすく物語に落とし込んだ作品に親しみあり。 今回は青春群像劇のような物語で新鮮に読了。 主人公の怜にとても共感できた。 序盤は平凡な自分にないものばかり目がいってしまう怜だけど、土偶の盗難事件や出生の秘密を知って少しずつ大胆な考え方にシフトできていく姿がよかった。 自分も安定思考な人間と言われてしまうことが多いので、心から応援できた。

性格も剣道への向き合い方も真逆な二人のはずが…。 自分に足りないものを探す姿がピュアで、大人になるとこんなに綺麗な気持ちで内省できないなぁと思いながら読了。 主人公2人の目線が交互に描かれることで、お互いへのリスペクトや不信感などもとても感情移入出来る作品。 西荻早苗ちゃんの言動や振る舞いがとても魅力的に写り、実在すればお友達になりたいと個人的に思えた。 人を活かす剣というワードが素敵でした！