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2024年10月の読書メーターまとめ

nonpono
読んだ本
36
読んだページ
9113ページ
感想・レビュー
35
ナイス
3235ナイス

2024年10月に読んだ本
36

2024年10月のお気に入り登録
27

  • Nao023
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  • starbro
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  • おたま
  • さぼてん
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  • 大和桜289

2024年10月のお気に入られ登録
22

  • Nao023
  • ちゃーびん
  • yu
  • starbro
  • め
  • toto
  • Kircheis
  • けぴ
  • 秋 眉雄
  • 修一朗
  • 1212zyxw
  • reo
  • Minamihama
  • ゆりあす62
  • Lost
  • 猫草
  • おたま
  • さぼてん
  • たなみー
  • Yo
  • ひな
  • 大和桜289

2024年10月にナイスが最も多かった感想・レビュー

nonpono
ネタバレもうこれからがクライマックスと感じるのに涙が止まらなくなり最後まで涙を粒を感じるような涙を流していた。不思議なクスノキ、そしてその番人の玲斗。帯より、「あなたは何年後の未来が知りたいですか」、皆さんならなんて答えますか。過去ばかり振り返るわたしにはない発想でした。何かを浴びた気分でした。未来より大事なこと?ネタバレになりますから、珍しく黒くしますよ。「それは、今がどうかということです。あなたは今、生きてます」、嗚呼、参りました。東野圭吾先生はさすがです。それぞれの作品の個性を楽しませてもらってます。
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2024年10月にナイスが最も多かったつぶやき

nonpono

小さいかもしれませんが、ダリアに集うミツバチ2匹の写真が掲載されました。ありがとうございました。 @ダリアノオオヤマ 秋田県湯沢市

小さいかもしれませんが、ダリアに集うミツバチ2匹の写真が掲載されました。ありがとうございました。
@ダリアノオオヤマ 秋田県湯沢市
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2024年10月の感想・レビュー一覧
35

nonpono
わたしの理想の男性はわたしの「なぜ?」に答えてくれる人、一緒に考えてくれる人かな。最近のわたしの「なぜ?」は闇バイトである。強盗って、強盗致死ってめちゃくちゃ罪が重いのになぜ、若い子は繰り返すのか?本書を読むと断片が透けてくる。まず、虐待される家に帰りたくない、帰りたくないから半グレへ。入口は携帯の契約とかATMでの受け子、そこから着実に階段を登るようにあがる犯罪。もう断りたいのに家に帰れない、地元の友人宅や彼女宅しか居場所がない。いつの間にかにいる悪い先輩。だんだんがんじがらめになる絆。悪循環を感じた。
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nonpono
夏に初めて元気な頃の若い談志の落語が見れた。うまい、そしてその色気に呑まれた。思えば、弟子の談春の「赤めだか」を読み、より深く知れた談志。その怖さと優しさと説得力のある言葉。今回は談志のムックである。対談相手だけで、心が躍る。先代の勘九郎、三谷幸喜、太田光、高田文夫、一番弟子の志の輔X談春。わたしにしては遅読で、3日くらいかけてこの贅沢なムックに浸っていた。正直、落語の演目はあまりわからない。しかし、これからの楽しみでもある。「人間なんて嘘という名の虚の中で生活している」、この深さにわたしはまた思案する。
KF
2024/10/30 11:16

「人間なんて嘘という名の虚の中で生活している」....あの声と口調が蘇ってきてしまって、字を見ているだけで脳内はその声と口調で読んでしまいました。

nonpono
2024/11/01 06:42

KFさんへ すてきなコメントありがとうございました。うれしいです。まさにそうですね。談志の落語が、マクラが聴きたくなりました。

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nonpono
先日、ジブリの展覧会に行ったら、日テレの氏家社長の手紙があり、高畑勲監督の新作が見たいと切実に書いてあり印象に残った。そう、昨年見た宮崎駿監督のドキュメンタリーでは、高畑勲監督の死後、映画の制作が止まったこと、また「パクさんがいたなら」と嘆く宮崎駿の尋常ではない姿に唖然とした。そして、高畑勲とは何者だろうと思い始めた。「言葉やメロディを紡ぎ出す私本人と同じ、あるいはそれ以上の熱量で、一節一節を精査してくださった」(二階堂和美)、博識や博学は言うまではないが、この寄り添う姿勢が、真摯さがとても印象に残った。
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nonpono
雫石の宿にある本より。温泉で朝風呂につかり朝食までにお茶しながら読書。なんて贅沢な時間なんだろう。最初に選んだのはこちら。ガイドブックではなく、トリセツ。岩手、わたしが住む秋田の隣にありよく来るが、学術的に読むのは初めて。昨日、観光した玄武洞の玄武は岩の名前なんですね。それにしても金山、鉱山、マンガン、セメントなど鉱物の宝庫なんですね。そしてそこに働きに来る人々の為の街や温泉や鉄道が発見していくのですね。宮沢賢治が夢見たイーハトーブ、石川啄木という早逝の歌人が育んだ文学。往来地である遠野。奥が深いです。
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nonpono
雫石にて。旅館の蔵書。「52ヘルツのくじらたち」で泣かせてくれた町田さんのデビュー作。R18文学賞出身なんですね。デビュー作には作家の可能性が詰まっているといわれますが、まさにそれ。旅館のラウンジで泣きましたよ。人との時間は長さではなく密度なんですね、また定住出来ない人っていますよね。オールインクルディングの宿にいるんですよ。酒は15時から22時まで飲み放題。だけど与えられたり求められすぎてもだめなんですよ、人生って。 その中庸が大事ですよね。魚が海がいいスパイスを感じます。町田さん、デビュー作から凄い。
nonpono
2024/10/30 07:52

うさみんさんへ

nonpono
2024/10/30 07:53

良すぎました。デビュー作だからという目で見ていた自分を恥じます。泣きました。旅先でのすてきすぎる出会いでした。

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nonpono
何だか読んだことがある文体だなと思ったら少女漫画におけるブサイクについて書いた方なんですね。映画、漫画、絵本、アニメにおいてのバディ論。あなたが好きなバディは誰ですか。わたしは、ちびまる子ちゃんのまるちゃんとたまちゃん、あとはあぶない刑事かな。ケンカはしてもいいですが、裏切りとか決裂がなく、ほんのりじゃれているのを眺めたいですね。女子におけるバディ論で、相手の結婚は関係ない、に同感ですよね。あ、あと最近なら錦鯉や電気グルーブの子供のような大人バディが、ほんわかしますよ。信頼があるからふざけられるみたいな。
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nonpono
谷崎潤一郎と谷崎に関わる女たち。帯より「君臨する男。寵愛される女たち。」わたしは若い時に妹から小説を書くなら本名は名のらないでくれ、とクギを刺され驚愕したことがある。まだ小説なんて書けなくて地元の新聞紙の読者欄にたまに採用されたくらいなのに。そのときに「書く人」の周りにいる家族について考えた。本書の女たちは、書かれることを厭わない。あるものはより女優のように振る舞い、あるものは生きる糧にし、あるものはそれを口実に金を貢がせる。そして、そんな女たちの嫉妬や承認欲求や寂しさを吸い上げる大谷崎。まさに怪物だ。
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nonpono
20代、海外に旅する前に友達とその国に関するビデオを見て予習した。初めてフリーでインドに行く前に、そこで世界遺産のカジュラホという遺跡を知る。遺跡を見に行く目的で空港がある街。訪れたらその遺跡と寺院を彩る彫刻に圧倒された。初めて世界遺産ってすごいと思いライフワークになった。1972年にユネスコで採択された世界遺産、世界には1154件、日本は25件。(2021年現在)。最近でもないが自分が若い頃に旅した佐渡の銀山が認定されて嬉しくなった。わたしがこれから行きたい日本の世界遺産は8件。旅の棚卸しも楽しい。
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nonpono
ここ一年、更年期に悩まされた。夏はひどくホットフラッシュで夜半に起きたり軽い熱中症とホットフラッシュで野外で歩けなくなったり、いつ発作がくるのか怖かった。今は通院し、ホルモン補充療法のシールと服薬で、あのホットフラッシュがほとんどなくなった。個人差はあると思うが。そもそも更年期?って定義もわからないから、本書を手に取る。漫画なのですいすい読めた。更年期とは、閉経前後の10年を指し、閉経とは1年間、月経がないことを意味するらしい。全然、知らなかった。10年、長いよな。マイペースで付き合っていきたいと思った。
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nonpono
ブログが好評で書籍化、その改訂版。ポロ宿といっても歴史がある宿で中はきれいなものや掃除が行き届いといる宿である。著者は仕事の出張のときに宿を選んでいる。100パーセント旅ではないところに、この本の個性が際立つ。 ちゃんと周辺を下調べしているし食べたい名産品はピンポイントに押さえている。その真摯な姿勢や宿へのリスペクトもステキ。だからこそ、あまたあったブログの中から、選ばれるのがわかる。わたしが住む街の近所の商人宿が出てきてびっくり。人気の秘密を知る。宿をテーマにする旅もステキだと思った。ああ、旅にでたい。
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nonpono
著者は1970年生まれ。きちんとしていたおかあさんの異変から始まる物語。認知症の物盗られ妄想、「誰かがわたしのものを隠した」、またそこからくる何でも集め保管する行為は、ゴミ屋敷化につながっていくのか。そして認知症の嫉妬妄想、「女が家にいる」、おとうさんの男性看護師への嫉妬。レビー小体型認知症からくる幻覚や幻聴への戸惑い。著者の今の介護サービスなら仕事はできるという思い、旦那の親は他人という意識がせめぎ合うがいかに。現実は様々な事件が起こり一筋縄ではいかない。子供である旦那の介護への参加がポイントなのかな。
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nonpono
ネタバレもうこれからがクライマックスと感じるのに涙が止まらなくなり最後まで涙を粒を感じるような涙を流していた。不思議なクスノキ、そしてその番人の玲斗。帯より、「あなたは何年後の未来が知りたいですか」、皆さんならなんて答えますか。過去ばかり振り返るわたしにはない発想でした。何かを浴びた気分でした。未来より大事なこと?ネタバレになりますから、珍しく黒くしますよ。「それは、今がどうかということです。あなたは今、生きてます」、嗚呼、参りました。東野圭吾先生はさすがです。それぞれの作品の個性を楽しませてもらってます。
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今、様々なプロレスラーのyoutubeがあるが、わたしが好きなのは前田日明とブル中野である。わたしがプロレスの歴史の生き証人になれたと思うのは、1987年の後楽園ホール、UWFから出戻った前田日明が長州力の顔を後ろから蹴り、新日本プロレスを解雇される試合を生で見たことである。11歳だった。そんなドラマの萌芽が本書である。1984年にアントニオ猪木の側近の新間寿を中心に旗揚げした団体。猪木が来るというのに猪木は来ず。蹴りや関節技中心の団体。それからの90年代のK1や格闘技につながる団体の夢と夢の離散の物語。
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nonpono
新宿の美術館に行く前に予習。友と六本木ヒルズのミュージアムショップを訪ね、久しぶりに買い物の神が降りてきて、草間彌生の魚のキーホルダー購入した。他の小物もかわいいが洗練されていた。昨日、たまたま見たテレビで草間彌生に触れていた。その人生に。そして本書を読むと、その濃厚な歩みとエネルギーと多才さを浴びた。詩も小説も書き服もデザインしているんですね。そして日本はもちろん、世界各国で大好評な展示会と唯一無二の作品。美術はわからないが、理屈を超越し草間彌生の水玉模様と黄色のかぼちゃに惹かれる。今も現役でまた凄い。
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nonpono
20代半ばかな、親友と次はどこを旅しようかと話になり、ある映画を見に行った。「地雷を踏んだらサヨウナラ」、浅野忠信が主演だった。しかし、アンコールワットは入場料が高い。わたし達はバイクタクシーを値切りながらチャーターしてガイドと3人乗りして、朝日から夕日までアンコールワットを、一ノ瀬泰造が見た景色を堪能した。黄金の時間だった。バイクなんか乗らないし怖いしお尻の皮が剥けた。それが本書の奥山さんの復帰作だったんだ。書きたいことは山ほどあるが、わたしにカンボジアを教えて頂きまして、感謝です。涙が止まらない。
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nonpono
まさに帯の「有名な観光地でも映えスポットでもない、人々に忘れ去れそうな場所を「たまたま」訪れる愉しみ。」な放浪記。旅の記憶、残存、わたしも世界遺産はすごいと思うが、道に迷った路地とか昭和な宿とか誰かに説明するのは難しいものが多々ある。作者の小指さんは漫画で表現してくれる。わたしのふるさとの新宿の大久保も友達が住む街もでてきた。そして、すれ違う個性豊かな人。わたしは最近、神奈川のある駅で立ち食い蕎麦屋の匂いを肴に、立ち食い蕎麦屋の前でお茶割り飲んでいるおじさんを凄いと思った。事実は小説よりたまには、奇なり。
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nonpono
いつのまにか発達障害という言葉がよく聞こえるようになった。本書は、発達障害のお子さんを持つ「昭和45年女」の著者が、「ソーシャルワークで起業する」お話である。まず、著者の習得した資格、簿記、宅建、そして結婚後に看護師、児童発達関連の資格、福祉の大学院に進学と舌を巻く。やはり、資格は強いし、学ぶ姿勢が素晴らしい。そして自らの経験をもとに、発達障害のお子さんの母親と向き合う。制度がなければパイオニアとして切り開いていく。本人の特性を否定せず、「環境調整が命」というのも、うなづける。とても学びがある一冊である。
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nonpono
わたしも居酒屋とバーを愛する酒飲みである。翻訳本。高校時代に日本史を選択したから読むのに時間がかかった。でも小噺として、リンカーンの暗殺の時にはボディーガードはパブへいた、ケネディ大統領の暗殺の時はボディーガードは二日酔い、まるで世界史トリビアみたいに楽しい。そして、ウォッカという魔物。ロシアの政治に絡む絡む。わたしも若い時に昼間にカクテルを作りたくてウォッカにオレンジジュースで遊んでいたら寝落ちしてその威力におののいた。最後にベトナムホーチミンのことわざで。「酒が入ると口が軽くなる」と。まさに?ねえ?
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nonpono
タイトルに何故だか惹かれて大昔に図書館でかりた。わたしに著者の柴田よしきを教えてくれた本。聖夜にチョコレートまみれになった練が死のうとした小田急線の参宮橋の駅名がこびりつく。そして、練を拾った韮崎。そう、ヤクザの韮崎が殺されたことから始まるドラマ。主人公は、この事件を担当する麻生龍太郎。練と龍太郎の過去の因果。もう後から読むと張り巡らす伏線に驚く。だけど、初めて読んだときは、伏線よりそれぞれの抱く情念のようなものに呑まれる。わたしが図書館で読んでから文庫化を待ちすぐ買った本。わたしにしては非常に珍しい。
るい
2024/10/18 06:56

ナイスをありがとうございます。柴田よしきさんのこのシリーズ、はまりました。再び読めばきっと夢中で読んでいて気が付かなかったことがたくさんあるだろうなと思いました。日々、新刊に追われてしまいますが、こういう本をもう一度読んでみたいと思いました。ほんとにナイスをありがとうございました。😌。

nonpono
2024/10/20 04:10

るいさんへ コメントありがとうございます。このシリーズ、すてきですね。強烈で切なくて焦ったくて、悲しいが愛しい。初めて読んだ時の衝撃が忘れられません。

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nonpono
読書メーターで知り合った方が教えてくれた。ドラッグクイーンが営む昼は洋服屋さん夜はカフェのマカンマランのお店の夜伽話。大事件はけして起こらない。誰もが生きている上で抱える澱(おり)のようなものを、店主の野菜や薬膳たっぷりの体に良い料理が溶かしてくれる不思議な空間。そんな心にも体にも優しい短編集。わたしが好きなお話は下請けのライターのお話かな。自分を空っぽと言うライターに対して、店主は「空っぽなら、埋めていけばいいんじゃないかしら」とさとす。わたしも空っぽだからゆえに旅の空の下にいるのかなと思ったりした。
٩( 'ω' )و~aki.info/@
2024/10/17 07:33

澱のようなもの‥‥。そうなんですよね。シャールさんの言葉は、何年経っても心の中に残っているな、と感じる今日この頃です。

nonpono
2024/10/22 17:57

akiさんへ 一言、一言が深いし、優しいですね。こんなカフェが、居場所があったら訪ねてみたくなりました。コメントありがとうございます。

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nonpono
秋に東京で埴輪(ハニワ)やら土偶の展示が開催。その予習に。20代、三内丸山遺跡に度肝を抜かれ、縄文時代に興味を抱き始める。大人になったら、埴輪が欲しいと願う。四十路になり小さな土偶のレプリカを買えたときは嬉しかった。わたしが何度も旅した長野の諏訪を坂本龍一が「エロティックで死の匂いがプンプンしますね」と評しあの独特な空気感を思い出した。中沢新一の「今、考えていることは、10代、20代に着想している」に、えらい納得。わたしの読書メーターの感想にも、10代、20代、若い頃というフレーズがたくさん出てくるんだ。
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nonpono
久しぶりの小池真理子。10代の時、「知的悪女のすすめ」というベストセラーを読む。そして、「恋」で直木賞。その5年後に旦那さんの藤田さんが直木賞。ある時期、作家の地方移住が流行ったが、この夫妻は蔵書が1万冊あり保管の為らしい。羨ましいが膨大。クリエーター同士が同じ屋根の下に住む大変さ。愛憎と嫉妬がさらに渦巻く日常。しかし、小池真理子曰く「私たちは互いが互いの「かたわれ」だった」と言い切る強さとかっこよさ。魂のかたわれですね。ルッキズムにうるさい今だが、まさに美男美女の華やかなご夫妻でした。藤田さんに合掌。
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nonpono
お花が好きな母も読むかなとかりたガイドブック。よく奥付を見たら宝島社なんだ。わたしは「別冊宝島」シリーズが大好きでしたが、今やこんな分野まで。やはり昔から恋焦がれのは、栃木のあしかがフラワーパークの藤棚。ライトアップが圧巻。茨城のひたちなか海浜公園のネモフィラ。ネモフィラなんて、40代で知った。新たに、もう絵本「ごんぎつね」の舞台だけで惹かれるのに、彼岸花の愛知県半田市の矢勝川は、知りませんでした。花を愛でる、心にも体にも余裕がなくては出来ません。さあ、これからは紅葉か。とても美しく気品のある一冊でした。
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nonpono
わたしはある有名人が好きであるが、彼が結婚前に相手を何回も中絶させている話だけは、うなづけない。大好きな友人がいるが「できちゃった結婚なんかしなきゃ良かった」と悔やまれても、うなづけない。わたしは若い時に子宮の病もあり初めてピルを服用した。ある異性に、「いつでもOKじゃない?」と言われ吐きそうになる。パートナーがいるときに、わたしは子供が欲しくないから飲んでいるだけだから。日本ではなかなか理解されなかったピル。その解放運動家の一生。誹謗中傷もあっただろうが、問題提起してくれたことには感謝したいと切に思う。
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nonpono
人の生死に寄り添うエッセイ。筆者は日本語教師から作家へ。印象に残るお話は、ホスピタルで過ごす子供たちは、「もっとやりたい?」とか「つぎは、いつ遊ぶか」など未来の話はしないようで、「ああ、楽しかった」と今を肯定しいつくしむようだ。何という達観であろう。シンクロしたのは昨日、叶恭子が、今まで欲しいものは全て手に入れた、その理由を明日、死ぬかもしれないと、さらりと言った刹那、後光が見えた。そして作者の佐々さんも病で余命宣告の道へ。もっと書きたいだろうに。「人生は幸福を見当違いの場所でさがしている」、名言だ。
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nonpono
あの雑誌、じゃらんが休刊なんですね。家にネットがない時代やあっても特集が読みたい時やたくさんの宿を比較したいときには買ってました。若い頃からいつかは彼氏とこの雑誌を一緒に読みたいというひそかな夢が実現したときは、嬉しかった。旅の雑誌を2人で読みながら、わちゃわちゃ言い合いたかった。今回、福島は小高に旅しましたが、1ページしか載ってませんでした。いいんです、全体を読んでから、その1ページに凝縮して掲載されているものを、わたしは夢想したいから。まず、小高に旅するが福島県を知りたかった。堪能しました。旅が好き。
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nonpono
図書館に茨城のガイドブックがなかったので、関東という視点で。ここ何年か近場の日帰り温泉やサービスエリアに行くと、キャンピングカーをよく見ます。ペーパードライバーなわたしには相手がいないと無理ですが、憧れます。車中泊して自炊して日帰り温泉に入りながら、たまに好きなホテルに泊まるような車の旅に。わたしは鉄道の旅が主ですから、なおさら。本書は、まず写真が美しいです。はじめに車中泊の旅のメリット、デメリットをあげるのも好感が持てます。やはりインターネットの情報は便利ですが、わたしは紙のガイドブックで俯瞰したいな。
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nonpono
今は岩手の黒沢。積んでいた電子書籍、鴻上さんの自伝。鴻上さんといえば90年代から大人気な第三舞台の主宰。1回、舞台の当日券を友と2人で鬼電したらとれました。わたしは中学、高校と6年間、演劇部。本書にもありますが、お芝居を作るって大変なんですよ。明らかな才能の差、うずまく人間関係。「演劇は、人間を一皮剥いて、その人の本質を露わにする力があるんだと気づいて虜になった」、麻薬みたいなものですね。また、本書は家の、家族のお話です。お葬式の決めなくてはならないことの煩雑さ、実家じまい。失ってからわかる尊さですね。
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nonpono
一関に移動中。山田詠美の自伝。今日は充電と時間があるから読めた。改めて、わたしにバリ島と宇野千代先生を教えてくれたのは山田詠美だと再確認出来た。そして読書の地図は広がるんだ。もう宇野千代先生が最高にかっこよく艶っぽい。宇野千代先生が山田詠美という作家に目をかけたのは、今になり俯瞰してわかるような気がする。才能と才能が共鳴したのだ。そんなハーモニーが優しい。最後の阪神大震災の被災者の山田詠美のサイン会に来たファンの方の、全てを失ったけど山田詠美の新作を読める自由に励まされます、に大号泣。血の通った言葉だ。
が「ナイス!」と言っています。
nonpono
小高駅にいる。文庫本コーナーがあった。神田駅を思い出した。わたしはそこで沢木耕太郎の「深夜特急」に出会い、「乗り合いバス」に乗り海外を旅したい、そんなテーマを追うことになる。「いくつものことに挫折し、そのたびに明確に断念してきた。「何に向いているのか」ではなく、「何に向いていないのか」を羅針盤にしてきたのです。」、48歳のわたしだから噛み砕ける言葉か。一緒に暮らし看取った東さんへの悔い、わたしも亡くなったある人が浮かんできた。地震のとき一番にわたしの電話を鳴らした人。くしゃくしゃな気持ちになり泣いていた。
が「ナイス!」と言っています。
nonpono
探偵に憧れた。学生時代、地上波で松田優作のドラマが再放送していた。何て豊かな時代だろう。その時分、ハードボイルドな小説も流行っていた。そこでこの江戸川乱歩賞受賞の女性の探偵ミロの誕生である。今も新作を楽しめる桐野夏生の鮮烈なレビュー作である。当時はコバルトの小説がまた売れていて、そこから大作家に羽ばたく先生が多かった。桐野夏生もしかり。探偵ミロは凛としているけど、どこか妖しさと危うさがある。魅力的なシリーズの幕開けである。なお、わたしは今、ちょっと似たような仕事をしている。願いはどう転ぶかわからぬものだ。
が「ナイス!」と言っています。
nonpono
連載から読んでました。知っている方は知っていたでしょうが、このシリーズを読む前は、柳美里は締切前は1人で栃木の秘湯に缶詰になっていたと思っていました。渋谷での同棲の話も読んでましたが、ああ東さんだったのかと思いました。不倫相手との新たな命の誕生と東さんの癌の発覚。ベストセラー四部作の始まりです。10代のときに自分の才能を見出してくれた人を30代で癌の闘病を支え看取るという、事実は小説より奇なりなお話です。ある芸能人のお母様を始め、癌の闘病中に読んだ方も多いと聞きます。生々しいですが、それが柳美里らしさか。
が「ナイス!」と言っています。
nonpono
死んだ親友が生きていた、再会、家での同居。17歳のときの交換日記。どうしてわたしはこの設定に惹かれたのか考えた。そうだ、親友ではないがわたしも似たような経験があるからだ。20代の後半くらいから東京の実家に兄弟3人で暮らした。親は秋田で商いをしていた。五部屋あったから、わたしや妹の女友達、弟の麻雀仲間の溜まり場になり、果ては妹の彼氏は短期間、弟の彼女はそのまま住み結婚した。誰かの気配や寝息や衣服の擦れる音は安心感を与えるときもあり逆も然り。本書の帯、「愛おしいのに、疎ましい(うとましい)」、うまいな。
が「ナイス!」と言っています。
nonpono
川端賞。未知の作家。うーん、読むのに時間がかかった。なかなか入り込めず。自問自答のような禅問答のようなものが続く。人があまり動かない。ベースには、「わかっている。私は「私」が無理なのだ」という自己嫌悪。わたしも私が苦手で子供も得意じゃないから、出来なかったかもしれないが、あえて子供を作らなかった。それはわたしが嫌いでわたしを残したくないから。また、「目の前の相手の気持ちに寄り添うことができないから、金やモノで解決」も共感。これしか出来ないしこれさえも出来ないこともある。著者の生き様に興味を持ち始めている。
が「ナイス!」と言っています。
nonpono
著者の旅以外の本で好きな本は?と聞かれたら、本書である。最近、モデルのヨソ子さんが自らのお葬式で本書を配ったと聞き、わたしは泣きそうになった。ヨソ子さんとは、映画化された檀一雄の名作「家宅の人」の本妻であり、映画では、いしだあゆみが演じた。ヨソ子さんから見た、作家檀一雄。檀一雄が手紙の中に求めるヨソ子さん、「殆ど亡びかかっているわたしを更新して貰いたい」という創作者としての希望と生活者ではエゴの狭間に、金策をしながら子育てしながら母を生きることに精一杯なヨソ子。その齟齬から生まれた檀の恋と放浪かとなる。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2023/03/21(613日経過)
記録初日
2023/03/21(613日経過)
読んだ本
593冊(1日平均0.97冊)
読んだページ
164028ページ(1日平均267ページ)
感想・レビュー
582件(投稿率98.1%)
本棚
37棚
自己紹介

旅と酒場と本に夢中。
大好きなのは、週刊文春に連載していた伊集院静の「二日酔い主義」のエッセイ。
四十路 後半戦。

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