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2025年11月の読書メーターまとめ

鴨の入れ首
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2025年11月に読んだ本
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2025年11月にナイスが最も多かった感想・レビュー

鴨の入れ首
2024年刊。図書館本です。戦国武将・松永久秀の一代記です。梟雄との悪名高い松永久秀の強さと魅力だけでなく、人間の強靭さと醜悪さをも描き切り、とても重厚で読み応えがありました。読んでて血沸き肉躍り、非常に面白かったです。
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2025年11月にナイスが最も多かったつぶやき

鴨の入れ首

【サンデー読書会】【抹茶読書会】【毎日チョコ読み】ロバート・ヘリヤーさん(著)村山美雪さん(訳)『海を越えたジャパン・ティー 緑茶の日米交易史と茶商人たち』(原書房)を読んでいます。お供は抹茶ブラウニーと焙じ茶。日米相互理解の苦労の歴史。

【サンデー読書会】【抹茶読書会】【毎日チョコ読み】ロバート・ヘリヤーさん(著)村山美雪さん(訳)『海を越えたジャパン・ティー 緑茶の日米交易史と茶商人たち』(原書房)を読んでいます。お供は抹茶ブラウニーと焙じ茶。日米相互理解の苦労の歴史。
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2025年11月の感想・レビュー一覧
73

鴨の入れ首
2008年刊。図書館本です。東山魁夷さんの芸術を解説付きで堪能する本です。東山さんの美学と生涯について分かりやすく説明されており、とても読み応えがありました。日本絵画が好きな人には是非お勧めしたいです。
鴨の入れ首
2012年刊。図書館本です。往年のNPBプロ野球界の大エース・江夏豊さんの野球解説書です。江夏さんの現役時代はリアルタイムでは知りませんでしたが、江夏さんによる同時代及び平成時代の野球スタイル及び野球人に対する評価は説得力がありました。意外と(失礼!)話が論理立っていて冷静なので、大変興味深く読みました。
鴨の入れ首
1996年刊。図書館本です。道教で信仰されている神々を出来るだけ多く紹介し、どのように信仰されているかを紹介した本です。本書を読んで、中華圏文化に根差した道教の奥深さの一端に触れて驚嘆しましたし、それが神々のうちの一部であることにも驚きました。ただ、道教では神々にも序列はある筈なので、それが分かるように紹介してくれればもっと便利なのにと思いました。
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2006年刊。図書館本です。大作「源氏物語」の名場面を描いた後世の屏風絵や絵巻物を美麗写真で見て、あらすじや登場人物の関係を辿る本です。ビジュアル的にもとても美しく見やすく、大変分かりやすかったです。
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鴨の入れ首
2011年刊。図書館本です。下巻は白居易48歳から没年まで、後半生の詩を103首収録していました。過酷な宮廷生活を務めあげ、官から引退して閑居するに至る過程がよく分かります。白居易がこの境地に達するまでに嫌な思いをすることが多かったと思いますが、権力争いに巻き込まることなく天寿を全うしたのは当時の情勢からすれば凄いことでした。白居易の生涯を辿る意味でも、興味深い本です。
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2011年刊。図書館本です。中国唐代(中唐)に活躍した白居易(白楽天)の詩集です。年代順に並んでおり、上巻は白居易48歳までの前半生の作品で特に長編詩を中心に69首が収録されていました。江州左遷以前の才気煥発で野心に溢れていたであろう若い頃の感性がとても瑞々しく、野心作も上巻には多いように思いました。白居易の生きざまを辿る意味でも、大変興味深い詩集です。
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鴨の入れ首
再読です。ギャンブラー同士の対談本、勝ちすぎると失敗する、あるいは成功体験にしがみつかないということが、個人的に非常に目が鱗でした。折に触れて読み返すたびに、新しい発見のある本です。
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2024年刊。図書館本です。戦国武将・松永久秀の一代記です。梟雄との悪名高い松永久秀の強さと魅力だけでなく、人間の強靭さと醜悪さをも描き切り、とても重厚で読み応えがありました。読んでて血沸き肉躍り、非常に面白かったです。
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2010年刊。女性の産婦人科医の書いたセックス指南書です。セックスの基本に立ち返り、今の男女が置き忘れた愛情と思い遣りを思い出させるのではないでしょうか。発刊から15年経ちましたが、全く古さを感じさせないほど基本的なことが書いてありました。
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2014年刊。営業マン向けのビジネス自己啓発本です。営業の基本について分かりやすく解説されており、確かに社会人向けで勉強になる本でした。
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2012年刊。要するにダイエット指南書です。書かれている本はいちいち説得力がありますね。実際にその通りにやれるかどうかは別ですが。
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2014年刊。図書館本です。古今東西のことわざを翻訳紹介した雑学蘊蓄本です。お国柄が違えばなぞなぞも異なり、雑学的な意味でも興味深かったです。気軽に読めるし、遊び心も満載なのも面白いですね。
鴨の入れ首
2011年刊。図書館本です。2000年代頃に公開されていた韓流時代劇を背景に古代朝鮮半島史を解説した朝鮮史入門書です。檀君から高麗王朝初期まで、古代朝鮮史の大まかな流れを辿ることが出来て、とても分かりやすい本でした。
鴨の入れ首
2025年刊。図書館本です。空や雲などのありとあらゆる表情を美麗写真で紹介した写真集です。表情豊かな「空」の素晴らしい景色の数々に驚嘆しました。大変見応えがあり、興味深い写真集でした。
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2011年刊。図書館本です。日本ではまず見かけないような珍しい花々が美麗写真で多数紹介されていました。ブータンの自然と文化の豊かさを見せてくれる写真集だと思います。大変見応えがありました。
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2013年刊。2010年代前半のJRA競馬界の記録文学として読めると同時に、穴党馬券師の馬券攻略法の参考になる本でした。本当に馬券の買い方はいろいろあって奥深いですね。実際の予想に役に立つかどうかは別として、一応馬券を買う時の参考にはさせて貰おうと思いました。
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2022年刊。図書館本です。戦国時代の朝廷に生きた女性たち(後宮女房たち・皇族女性たち)を通した日本史解説書。日本史の授業ではまず習わない彼女たちに光を当てた画期的な本だと思います。対外交渉にあたったり朝廷政治にかかわったりして、女房たちの果たした役割は決して小さくないことに驚きました。大変興味深く読みました。
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2018年刊。図書館本です。古代からロシア革命まで、古今東西の「君主」をキーワードにおおまかに解説する世界史解説書。異説や野史の類は一切なく、文章も平易で挿絵が多用されていて読みやすいですね。世界史をざっと辿るなら本書で十分かなと思いました。分かりやすい本でした。
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2010年刊。男性ビジネスマン向け自己啓発本。世の男性たちはこういう本を読んで気持ち良くなるんだろうな…という感じの軽薄な内容でした。
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2000年刊。図書館本です。あのシェイクスピアの名作悲劇『リア王』を改めて読んでみました。陰惨で救いのないストーリーが、重厚で格調高い訳文によって余計に際立っていました。訳者の方はよほど原文を読み込んでおり、原文のリズムを出来るだけ尊重しているように思いました。
鴨の入れ首
2006年刊。図書館本です。モンゴル帝国勃興(金および南宋の滅亡)から明末までの中国古典詩の歴史解説書。元明時代の漢詩に疎い私にとって、非常に勉強になる本でした。この時期になると、身分なき市井の人々までも詩人になっているのが興味深いですね。個人的に元好問と薩都刺についてもっと調べたいと思いました。
鴨の入れ首
2025年1月刊。図書館本です。西遊記の裏話とも言うべきエンタメ長編小説。西遊記パロディとしても、ミステリーとしても、非常によくできていて本当に面白かったです。本書は言わば二次創作なので、西遊記と併読するか、あるいは西遊記の大まかな内容を頭に入れた後で読むかすれば、より楽しめると思います。
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鴨の入れ首
2013年刊。図書館本です。欧州古典音楽時代から戦後まで、古今東西のクラシック音楽ピアニスト300人余りを師弟関係の流れと共に非常にコンパクトに紹介されていました。本書の肝は西欧音が史に残る有名ピアニストたちのおおまかな経歴と逸話を紹介した前半部分と思われます。まずは知っているピアニストや推しピアニストの項目から読んでいくことを勧めたいですね。
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鴨の入れ首
2013年刊。図書館本です。ヴィヴァルディ(バロック音楽後期)からショスタコーヴィチ(WWⅡ戦中戦後)まで、欧州クラシック音楽史に残る作曲家50人のプロフィールと主要作品を紹介する音楽解説書です。クラシック音楽を知るうえで覚えておきたい作曲家がコンパクトにほぼ網羅されているので、とても便利な本でした。個々の音楽家についてもっと詳しく知りたいと思いました。
鴨の入れ首
2023年刊。図書館本です。中国明代に成立した中国古典小説の大著「水滸伝」の初心者向け解説書です。水滸伝のあらすじとその解説が分かりやすく紹介されており、とても読みやすかったです。そして水滸伝の根底を流れる任侠の世界の一端にも触れられており、作品の雰囲気もよく分かります。本書を読んで、日本人読者も水滸伝の世界に入れればいいなと思いました。
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鴨の入れ首
2017年刊。図書館本です。大阪府各地に関するマニアックな蘊蓄を集めた本です。大部分は大阪府民ならなるほどと頷く定番ネタでしたが、大阪府民でさえ地元でなければ知らないような知識も結構あり、よくぞここまで調べ上げたと感心しました。とても気軽に読めるし、また面白い本です。
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鴨の入れ首
2003年刊。図書館本です。江戸時代(厳密に言えば中後期以降)の番付表を通してこの時代の庶民文化を読み解く日本史資料集です。相撲番付の形で有徳者(富豪)・芸術・グルメ・観光名所・概念などありとあらゆるものが面白おかしくランク付ける独自の遊び心が興味深いですね。この時代の都市文化の一端を見る感じで、大変面白かったです。
鴨の入れ首
2011年刊。図書館本です。1542年(鉄砲伝来)から1868年(明治維新)まで、540人の来日外国人のプロフィールと時代背景を解説した辞典です。時期別(鎖国前・鎖国期・開国期)におおまかに分かれているので調べ物の役に立ちましたし、日本外交史(対外関係史)の勉強に有用でした。それにしても、鎖国があっても多くの外国人が来日していたのですね!大変勉強になります。
鴨の入れ首
1991年刊。図書館本です。杜甫の残した膨大な詩から長短140首を年代順に並べた詩集。李白と共に唐詩を頂点に導いた杜甫は、日常の情景や人生の悲嘆そして友情を、豊かな情感と高い技術で歌い上げる名詩揃いでした。漢詩特に唐詩を堪能するなら、是非とも読んでおきたい一冊だと思います。本書は丁寧な注釈と解説が付いていて助かります。大変興味深く読みました。
鴨の入れ首
2013年刊。いわば「天職」に恵まれたであろう2人の有名人の対談集。言っていることはいちいちもっともで、読んでて耳の痛くなった人も多いのではないでしょうか。迷ったときに背中をドンと押すような本で、人生の岐路に勇気を与えてくれると思いました。
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鴨の入れ首
2019年刊。図書館本です。武士にならずに朝廷に残った賜姓源氏たちに光を当てた画期的な本です。余剰皇族の扱いにはどの天皇も苦慮したはずですし、また天皇家から血筋が遠ざかれば没落していくのも仕方がないとは言え、その中でもがいた多くの源氏公家たちの生態に興味を持ちました。大変面白くかつ興味深く読みました。
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鴨の入れ首
原本は2012年刊。古代(+江戸時代)に相次いで現れた女性天皇たちの謎に迫る一冊。女性天皇や女性皇族に対して興味深い考察が多く、日本の女性天皇を議論するうえで読んでおいた方が良い本だと思いました。大変興味深い本ですね。
鴨の入れ首
2024年刊。図書館本です。競馬学校で騎手を目指す少年少女たちの青春群像劇。競馬界の描写がリアルでとても説得力があり、また少年少女たちの成長が描かれていてとても爽やかな読後感でした。とても面白く、興味深く読みました。良い本だと思います。
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鴨の入れ首
2020年刊。図書館本です。人類最初の男女とされるアダムとイヴの日記形式の物語。旧約聖書にある失楽園の話が活き活きと再現されていて、アダムとイヴそれぞれの意識の変化と愛の本質がユーモアを交えて語られているのが面白かったです。また私はクリスチャンではありませんが、聖書を文学として再び読んでみたくなりました。
鴨の入れ首
2022年刊。図書館本です。武田信玄から真田信繁(幸村)まで、徳川家康が人生の岐路において対峙した8人の戦国武将との戦いを描いた連作歴史小説集です。家康を成長させた敵たちが強ければ強い程、かえって家康の凄さが際立つのが興味深いですね。大変面白く読みました。
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鴨の入れ首
2013年刊。図書館本です。学園(野球部)を舞台にした長編推理小説。ミステリーファンが好きそうなギャグが満載でありながら、トリックとストーリーはかなり本格的。こういうミステリーもあるんだなと唸った一作でした。文章は平易で読みやすく、さらりと読めて面白かったですね。
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鴨の入れ首
2021年刊。図書館本です。古代中国殷代の甲骨文から南宋滅亡までの中国文学史解説書。中国文学の流れが詳しく解説されており、時代背景や思想的背景にも言及されていて、読んでて非常に勉強になりました。
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2020年刊。図書館本です。エジプトのエキゾチックな情景と煌びやかな豪華客船を背景に、殺人事件が起こる。事件を解決するポアロの鮮やかな推理に感嘆し、トリックの巧妙さと人間心理の緻密さとストーリーの良さが、何度読んでもとても面白かったです。
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鴨の入れ首
1997年刊。図書館本です。中国唐代(盛唐)最大の詩人と言っても過言ではない李白の詩から150編を選んだ選集。旅と酒と友を愛した李白の詩はとても力強く美しく、漢詩の魅力を余す所なく表現した名詩が多いと思いました。読んでて大変感銘しました。
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鴨の入れ首
フランス革命前後を舞台に、性愛をテーマにした中編小説3篇。確かにフランス革命によって性愛は解放されましたが、その過程での悲喜劇の数々。何ともやり切れない、割り切れない話ばかりでした。著者はこういう官能をテーマにした話が読み応えがあって、精彩がありますね。好きな作家さんではありませんが、上出来な良作だとは思います。
鴨の入れ首
主人公のシャルルを含めて登場人物全員が病んでいて、凄惨で基本的に救われない話です。家族それぞれが他の家族の全てを知り理解しているとは限らず、その実像が露わになった時の悲惨さは何とも言いようがありません。家族について考えさせられる本でした。名文かつ良作ではありますが、二度と読みたくはないですね。
鴨の入れ首
1994年刊。歴史的名馬たちにかかわった騎手たちを取材した競馬本です。本書発刊から30年以上経過し、今や話すら聞けなくなった騎手もいるので、競馬ファンにおすすめできる大変面白くかつ興味深い本だと思いました。
鴨の入れ首
2014年刊。図書館本です。ハーブティーの淹れ方や効能などの基礎知識からブレンド方法やアレンジ利用法などの応用まで、とても分かりやすく纏められていました。写真が多くて視覚的に分かりやすいのも良いですね。大変参考になりました。
鴨の入れ首
2011年9月刊。図書館本です。写真家の皆さんそれぞれの視点から見た東日本大震災。圧倒的な災害を多角的に捉えた、異色な写真集だと思いました。どんな状況にあっても希望だけは捨てたくない、そんな気持ちになりました。
鴨の入れ首
2008年刊。2008年公開映画のノベライズです。人の生死に向き合う納棺師の仕事の厳しさと尊さに、主人公が理解していく過程がとても感動的でした。平易で優しい語り口で、しかしテーマも内容も深くて重いですね。とても読み応えがありました。
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鴨の入れ首
1995年刊。再読しました。19世紀初頭から戦後まで、近現代世界の名将たちが戦場や人生で分岐点に立たされたときにこそ当該人物の本質が出るのだなと思います。戦記物の名将列伝として、大変興味深く読みました。個人的に大モルトケの話が面白かったです。
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鴨の入れ首
1993年刊。再読です。アドルフ・ヒトラーの評伝です。ヒトラー擁護の立場から彼の生涯と事績を辿った本で、ナチス及びヒトラーの肯定本の嚆矢ではないでしょうか。ヒトラーの生い立ちから最期(本書は自殺説に懐疑的ですが)まで、彼を肯定し擁護する内容でした。WWⅡ前後の複雑怪奇な世界情勢や戦争を要約する意味ではためになりましたが、文章が平易で読みやすいだけに、鵜呑みにするのはある意味危険な本だと思いました。
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1986年刊。再読です。中国・明の太祖洪武帝(朱元璋)の評伝。言葉遣いや情報にほんの少し古さを感じないでもありませんでたが、最下層から成り上がり統一王朝皇帝にまでなった朱元璋の話は本当に驚きの連続でした。彼の善悪を超越したスケールの大きさと、軍政両面の天才性は、純粋に凄いなと思いました。こういう人が実在したあたりに、中国史の凄さ奥深さを感じます。
鴨の入れ首
2021年刊。図書館本です。16世紀畿内に彗星の如く現れ「天下人」となった"下剋上の代表的存在"三好長慶の生涯とその一族郎党の活動を解説した日本史解説書。今まで習うことの少ない地域と時代に光を当てた画期的な本で、大変面白くかつ興味深く読めました。
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2020年刊。図書館本です。第2次世界大戦ドイツ軍の名将ハインツ・グデーリアンの評伝です。グデーリアンに関する伝説を検証し、彼の実像を明らかにした本です。従来の通説を検証反論しており、大変興味深い本でした。ナチスドイツ史やWWⅡ戦史の勉強になる本だと思います。
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2018年刊。図書館本です。手焙煎コーヒーの魅力を語る珈琲焙煎指南書。金網やコンロやボウルなど、どこの台所でもあるような道具で豆から手焙煎してしまう、そういう超マニア向けの本でした。著者は本当にコーヒー焙煎が好きなんでしょうね。真似したいとは思いませんが、読んでて手焙煎の楽しさは十分伝わりました。
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2023年刊。図書館本です。題名通りの謎に迫る阪神タイガース解説書です。暗黒時代(1990年代)を知る身としては正直「どんな本だ?」と思いましたが、21世紀に入り普通に優勝争いできるようになった現在でもなお解決できない病巣の数々に頷かされました。そして改めて知る阪神タイガースの魅力と魔力。阪神ファンは一度は読んでおいた方がいいでしょうね。
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2006年刊。図書館本です。中国の北宋成立から南宋滅亡まで、宋詩の歴史を概説した中国文学解説書です。宋詩と言えば蘇軾が有名ですが、彼だけでなく大小の詩人が多く紹介されていたのが読んでて興味深かったです。解説も平易で面白く、とても勉強になりました。宋詩の世界をもっと知りたいと思える本です。
鴨の入れ首
2024年刊。図書館本です。ちょっとマニアックな大阪案内書です。地元大阪で育った人でさえも郷土教育でしか知らないであろうマイナースポットを丹念に紹介しており、とても興味深い本でした。大阪府民におすすめ。
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2011年刊。図書館本です。韓流時代劇で題材になることが多い李氏朝鮮の後宮を描いた朝鮮史解説書です。韓流時代劇を見るときの予備知識になる本で、読んでて興味深かったです。それにしてもドロドロ愛憎劇の連続だったのですね!
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1998年刊。図書館本です。中国明代の古典大衆小説「封神演義」の入門書です。長い小説をコンパクトにまとめており、大変読みやすかったです。中国神話や中国古典文学に疎いけど封神演義には興味があるという素人にもおススメできます。
鴨の入れ首
1988年刊。「三国志演義」完訳本の第8巻(最終巻)で、第106回から第120回。すなわち、公孫淵の反乱(237~238年)から呉の滅亡(280年)まで。この巻は三国志の長い終結部と言って良く、晋の司馬炎による三国統一まで駆け足気味に語られます。姜維・鄧艾・鐘会など個々の登場人物はそれなりに魅力的ですが、話(≒歴史)の大きな流れに飲み込まれて精彩がないように思いました。ともかく、全巻読み終わった充足感はありましたね。
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1988年刊。「三国志演義」完訳本の第7巻は第91回から第105回、すなわち「出師の表」(227年)前後から「魏延の死」(234年)まで。本巻の最大の山場は「五丈原の戦い」(234年)で、本巻で描かれる”諸葛亮の北伐”はこの場面に向かって盛り上げていると言っても過言ではありません。此の巻をもって三国志演義は一区切りと言って良いと思います。
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2011年5月刊。図書館本です。読売新聞による2011年3月11日東日本大震災の報道写真集。どの写真も大震災の被害の甚大さを物語り、読んでて言葉を失います。発災から14年半たちましたが、防災意識の啓蒙のためにも決して忘れてはいけないと思いました。
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1988年刊。「三国志演義」完訳本の第6巻。本巻は第76回から第90回まで、すなわち「樊城の戦い」後半(関羽の最期)(219年)から「諸葛亮の南征」(225年)まで。山場となる名場面が多い本巻でも、もっとも有名なのは「白帝城の別れ(劉備の最期)」(223年)でしょうね。この辺になると世代交代が進み、演義序盤の登場人部の大半が退場するのも寂しさがあります。演義では蜀善玉論が顕著ですが、当時の中国人がそう望んでいたのだと割り切って読めば面白いです。
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2025年10月刊。図書館本です。中国王朝後宮史の後半部分、北宋から清末(溥儀)までを解説した中国史解説書です。時代が下るにつれて後宮制度が整備され、清代にそれが頂点に達するのが、とても面白いです。中国皇帝の逸話に後宮制度史も加わり、大変興味深く読みました。
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2021年刊。図書館本。少年少女の戦いと成長を描く和風ハイファンタジー長編小説です。暗く厳しい世界観に慣れるまでに少々時間が掛かりましたが、慣れるとスラスラと読めました。主人公たちの今後が気になるので、これきっと続巻が出るのかなと思いました。
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1988年刊。「三国志演義」完訳本の第5巻。本巻は第61回~第75回まで。すなわち「劉備の入蜀」序盤(212年)から「樊城の戦い」前半(219年)まで。本巻の山場は「定軍山の戦い」を経て劉備が漢中王になった場面でしょうね。本巻も合戦や一騎打ちの場面が多く、話として面白かったと思います。現代日本語訳も特に違和感がなく、流石岩波文庫だと思いました。
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2022年刊。図書館本です。大宰府での生活が5か月に入り、菅原道真が持ち前の博識で躍動する話です。前作に続き人間的に描かれる天神様(菅原道真)の姿が好ましいですし、それに強靭でしたたかなのも良いですね。ユーモアがあって優しく柔らかい語り口でありながら物語の骨組みもしっかりしていますし、今作も大変面白く今日深く読みました。
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1988年刊。「三国志演義」完訳本の第4巻である本巻は第46回~60回。すなわち「赤壁の戦い」(208年冬)から劉備が入蜀を始める(212年)まで。本巻は赤壁(第50回まで)が最大の山場で、それ以後は山場の前の間奏曲と言った感じでしたね。その間でも講談師は聴衆の興味を引くためにいろいろ工夫したんだろうなと思うと、何だか読んでて微笑ましいものがありました。劉備・関羽・張飛そして孔明や周瑜など登場人物のキャラが立っているのが良いなと思いました。
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2014年刊。図書館本です。昌泰の変(901年)で大宰府に左遷された菅原道真を描く長編歴史小説です。悲惨な悲劇として描かれることの多い菅公流謫の話をただ悲しいだけの話にするのではなく、ユーモアを持って描くのは個人的に好感が持てました。平易で優しく柔和な語り口に、それでいて話はしっかり構成されており、とても面白く読みました。
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鴨の入れ首
2011年4月刊。図書館本です。2011年3月11日東日本大震災勃発から1か月間の報道写真を纏めた写真全記録です。あの大震災発災当時のことは14年半経過した今もよく憶えていますが、本当に悲惨としか言いようがない惨状に言葉を失います。いつまでも憶えておかなければならない大災害として残しておくべきと思いました。
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1988年刊。「三国志演義」の完訳本の第3巻は、第30回~第45回。すなわち「官渡の戦い」(200年)から赤壁前夜(208年)まで。本巻も「官渡の戦い」「三顧の礼」「長坂の戦い」など三国志ファンなら誰もが知る山場が多く、大変読み応えがありました。史実と異なる部分も多々ありますが、そこは講談ですから盛り上げてナンボ。本巻も面白く、三国志マニアが多いのも頷けます。
鴨の入れ首
2022年刊。図書館本です。日本緑茶の日米貿易の歴史を解説した世界史解説書。米国人(しかも茶商人の子孫)が書いた本だけに、非常に説得力がありました。茶貿易に限らずに国際貿易の流れは非常に複雑怪奇で、その陰で消えて行った良品も多くあったのだろうなと想像されました。お茶好きの端くれとして、読んで大変勉強になる本でした。
鴨の入れ首
1988年刊。本巻(第2巻)では第14回~第29回、すなわち許昌遷都(196年)から孫策急死(200年)まで。曹操がほぼ主役として暴れ回る巻ですが、本巻最大の山場は「関羽の千里行」で、羅漢中「三国志演義」の訳本である本書もこの辺を大いに盛り上げています。本巻も名場面が多く、講談としても面白かったです。
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鴨の入れ首
2010年刊。「別冊宝島」の藤田伸二さん特集。日本競馬史に残るであろう大変個性的な騎手で、彼の生き方に共感まではできませんが、その情熱と競馬愛は十分に読み取れました。大変面白く読みました。
鴨の入れ首
2014年刊。図書館本です。中央アジアの豪傑ティムールの生涯を中心に、彼の建てた「ディムール帝国(王朝)」の盛衰を辿った世界史解説書。本書を読んで、やはりティムール帝国は「ティムールの帝国」だったんだろうなと思いました。ティムールの業績とカリスマ性そして限界が、結果的に王朝の性格を決定付けました。大変興味深く、勉強になる本でした。
鴨の入れ首
図書館本です。呉漢の後半生、光武帝劉秀に抜擢されてからの活躍を描きます。宮城谷さんの豊かな想像力と格調高い文章で、呉漢が彼なりの誠実で真面目な生きざまを描き切るのは凄いなと思いました。とても読み応えがある良作だと思います。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2024/02/16(663日経過)
記録初日
2024/02/16(663日経過)
読んだ本
1492冊(1日平均2.25冊)
読んだページ
460383ページ(1日平均694ページ)
感想・レビュー
1492件(投稿率100.0%)
本棚
11棚
血液型
A型
現住所
大阪府
外部サイト
自己紹介

人生をほどほどに楽しみたい小市民。

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