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2024年10月の読書メーターまとめ

鴨の入れ首
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64
読んだページ
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感想・レビュー
64
ナイス
423ナイス

2024年10月に読んだ本
64

2024年10月のお気に入られ登録
2

  • フユコ
  • ワオン@最低一日1頁が目標

2024年10月にナイスが最も多かった感想・レビュー

鴨の入れ首
2021年刊、図書館本です。とてもほっこりする連作小説で、読んでいて優しい気持ちになるような気がしました。文章も平易で、取っつきやすい小説ですね。筋書きは単純ながら、縁の大切さをとても丁寧に描かれていました。読んでいて癒されるような気分になりました。
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2024年10月にナイスが最も多かったつぶやき

鴨の入れ首

【抹茶読書会】【今日も本といっしょ】安部徹也さん『「やられたら、やり返す」は、なぜ最強の戦略なのか 【ゲーム理論】で読み解く駆け引きの極意 』 (SB新書)を読みます。明らかにドラマ「半沢直樹」の便乗本です。お供は辻利の抹茶グリーンティ(実家の母からの貰い物)です。甘さ控えめで美味しかったです。

【抹茶読書会】【今日も本といっしょ】安部徹也さん『「やられたら、やり返す」は、なぜ最強の戦略なのか 【ゲーム理論】で読み解く駆け引きの極意 』 (SB新書)を読みます。明らかにドラマ「半沢直樹」の便乗本です。お供は辻利の抹茶グリーンティ(実家の母からの貰い物)です。甘さ控えめで美味しかったです。
くたなお
2024/10/02 12:12

参加ありがとうございます😊グリーンティー、濃くて美味しそうですね。今日は東北地方も暑いです🥵

鴨の入れ首
2024/10/02 12:33

ありがとうございます。台風の前後は全国的に残暑が厳しそうですね!

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2024年10月の感想・レビュー一覧
64

鴨の入れ首
西村京太郎さんのトラベルミステリーで、おそらく2時間ドラマの原作と思われます。ストーリーの長さも構成も肩の力を抜いて読める話でしたし、電車あるいは待ち時間のお供に最適でした。面白く読めました。
鴨の入れ首
2024年刊。神聖ローマ帝国について解説した西欧史解説書です。西欧中世~近世の歴史を知るうえで欠かせない大帝国でありながら、知っているようで知らないことが多くてためになりました。大変興味深く読めましたし、知的好奇心が大いに刺激されました。
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鴨の入れ首
2012年刊。高校野球で有名な横浜高校野球部の歴史をまとめた野球本です。横浜高校出身のプロ野球選手たちの生の声と、何と言っても松坂大輔さんの軌跡が写真入りでよく分かります。試合データやOB名簿などもまとめられており、資料集あるいは当時の高校野球記録文学としても十分使えると思います。いち野球ファンとして、読んでてとても楽しかったです。
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鴨の入れ首
2020年刊。図書館本です。司馬遼太郎さんが生前に残した対談集の新装版です。いわゆる司馬史観の一端に触れると共に、司馬さんの知性と博識に思い存分感嘆する本でした。豪華対談相手との知的な歴史談議に、好奇心が大いに刺激されました。読んでて大変勉強になり、興味深い本でしたね。スラスラと読みやすく、面白い本でした。
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鴨の入れ首
2024年6月刊。建前や仮面で偽った「偽りの自己」で生きるより、自分自身の心の声に従った「本当の人生」を生きた方が有意義だと説く人生論です。確かにその通りだよなと、読んでて何度も頷きました。歳を取れば尚更に。
鴨の入れ首
2018年刊。図書館本です。現在(2024年)ヤクルトスワローズ一軍監督の高津臣吾さんが、同球団の二軍監督だったころに書いた野球指導書です。現役時代からよく知っている人でしたが、これほど優しくまともでしっかりした考え方が出来る人だったのだと改めて感嘆しました。野球指導書としてだけでなく、一般社会のリーダー論としても十分に通用すると思います。読んでいて非常にためになる良書だと思います。
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鴨の入れ首
2022年刊。図書館本。旧石器時代から戦後まで、沖縄県の歴史を概説した本です。知っているようで知らなかった琉球と沖縄県の詳細な歴史は、読んでいて大いに勉強になりました。但し、本書を読むには日本史(特に鹿児島県)の基礎知識をある程度身についていることが大前提で、それがないと本書の内容は余り分からないのではないかと思いました。大変ためになりましたし、興味深く読みました。
鴨の入れ首
2017年刊。図書館本。薔薇戦争末期から第1次世界大戦まで、名画写真の数々を見ながら英国王室史を振り返る本。美麗な名画写真に感嘆しながら、英国王室のドロドロゴシップ話に溜め息をつきます。とても見やすく、文章も平易で読みやすく、世界史の裏話の好きな人には面白く読めそうな本だと思いました。大変興味深く読みました。
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鴨の入れ首
2016年刊の図書館本です。週刊文春で連載されていたとき(2011~2013年)から思っていましたが、下巻すなわち物語後半での怒涛のストーリー展開で目が離せなくなりました。かなり悲しかったけれども、大変面白い異色忍者小説だと思います。本書を読んでよかったと思いました。
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鴨の入れ首
2016年刊。図書館本です。実は週刊文春で連載されていたとき(2011~2013年)から読んでいました。万城目さんの作品は本書が初読です。突飛で軽妙な忍者ものかと思いきや、かなり深くてダークで鬱な話です。下巻で主人公たちがどうなるのか、ドキドキしながら読みました。
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鴨の入れ首
2009年刊。時事ネタを絡めてご自分の哲学を展開する本でした。いわゆる民主党政権誕生(2009年)前夜の、非常に閉塞した世相と雰囲気を思い出しながら読みました。本書発刊から15年経過しましたが、その当時よりも日本人がますます「不幸」になっているように思え、本書の後半部分はなるほどと頷きました。流し読みするつもりで手に取りましたが、それはそれで相当に興味深い本でした。
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鴨の入れ首
1999年刊。図書館本です。1970年代に放送されたNHK「日本史探訪」の作家別に抜粋した本だそうです。古い番組をもとに書かれた本なので流石に内容の古さは否めませんが、司馬遼太郎さんの言葉の重みと影響力の凄さに改めて感嘆する思いです。また司馬遼太郎さんと他の著名作家さんたちの対談はとても知的で楽しいと思いました。大変面白く、興味深く読みました。
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鴨の入れ首
カミュの有名な不条理劇2篇を収録。特に「カリギュラ」の鋭さ純粋さはいろいろな意味で凄まじいと思いました。常識的な平凡人からすれば狂人でしかない主人公カリギュラの言動も、カリギュラ自身の視点ではこの上なく純粋で至極「まっとう」なのです。これらの戯曲は非常に高度で、素人には到底おススメしませんし、私自身何度も読まないと理解できる気がしませんが、名作には間違いないと思います。とても勉強になる作品でした。古い作品ですが、今なお全く古さを感じさせません。
鴨の入れ首
主に第50回衆議院総選挙(2024年10月27日投開票)特集でした。様々な憶測やゴシップが飛び交う本選挙ですが、本雑誌を読んで「投票に行こう」と有権者が思うでしょうか?
鴨の入れ首
2018年刊。コーヒーを淹れる技術よりも、基本と丁寧さを大切にする至極まっとうな人生や哲学の本。語り口がソフトで分かりやすく、文章も平易で読みやすいですね。読んでて非常にためになりましたし、大変興味深く読めました。
鴨の入れ首
2023年刊。世の中「お金を増やす」のは難くても「お金を減らす」のはあっという間だと思っていましたが、日本人の歪んだ経済観念では「豊かに」お金を使うのも困難なのですね。無駄遣いではなく豊かな人生のためにお金を使うことは何かを、丁寧に教えてくれる本でした。日本人の大多数の中高年サラリーマン向けであり、当てはまる人も多いのではないでしょうか。こういう本があってもいいのではないかと思います。
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鴨の入れ首
2021年刊。夫の気まぐれとモラハラに振り回され、私自身も心身の不調に悩まされましたが、本書のミッドライフ・クライシスでだいたい納得できるものばかりでした。心身の不調は不可抗力であり、上手く付き合わなければならないなと思いました。平易な文章で優しい語り口で、読んでいて気が楽になりました。良書だと思います。
鴨の入れ首
2013年刊。図書館本です。いわゆる民主党政権(2009~2012年)を批判的に検証する政治解説書でした。題名にインパクトが強いですし論調も分かりやすさに特化してユニークですが、内容は当時を知る者としてはそれはそれで頷けるものが多かったです。あれから10年以上経過した今、民主党政権時代の記憶が大衆から薄れつつあるように思いますが、改めてあの頃に何があったのかしっかり記憶に残す必要があるのではないでしょうか。
鴨の入れ首
2013年刊、図書館本です。ショパンファン向けの音楽解説書です。ショパンその人の音楽だけでなく、生い立ち・家族・人柄そして周辺の人間関係などに至るまで概説しており、ショパンを深く理解出来そうな本だと思いました。ショパン好きだけでなく、19世紀西欧音楽の好きな人にも楽しめると思います。大変面白く興味深い本でした。
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鴨の入れ首
2003年刊。今から20年以上前に発刊された本ですが、当時ですら古臭い内容だろうなと想像される本です。男性の剥き出しの本音を書いた本ですね。世の男性たちがそんな古臭い目で女性を見ているとすれば気持ち悪いし、本書で書かれているような女性像にならなければ選んでもらえないとすれば「もう一生独身でいいや」と思える内容でした。
鴨の入れ首
2021年刊。生粋の競馬ギャンブラーによる馬券購入術解説書でした。だいたい2018~2020年ぐらいの競馬界を扱っていて、グランプリG1から下級条件戦まで範囲は広いですね。平易な文章で断言口調だったので、競馬初心者にも分かりやすい内容でした。本書だけで馬券が上達するとは思いませんが、ユニークな本だなと思いました。
鴨の入れ首
2004年刊。字を書くのが下手なのでずいぶん苦労したので、本書を手に取りました。役に立ちそうなコツや知識がたくさん書いてあって、何度も「なるほど」と感嘆しました。本書のコツをいくつか実践してみましたが、少しずつ字が綺麗になったような気がしています。平易な文章で分かりやすく書かれていたのも良いですね。読んでてためになりました。
鴨の入れ首
2016年刊。当時の巨人軍及び阪神タイガースの監督だった高橋由伸さんと金本知憲さんの問題点を容赦なく炙り出し、遠慮なく糾弾する日本プロ野球内幕本でした。本書で書いてある内容はプロ野球に詳しい人なら誰でも知っているような話ばかりでしたが、当時のことを思い出して「あぁそうだったなぁ」と何度も頷きました。本書発刊から8年経過し監督交代した今も、野村さんが指摘した問題は余り変革した気配がない所に、日本プロ野球界の病巣の深さを思い知らされます。大変興味深く読みました。
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鴨の入れ首
2012年テレビドラマ視聴済み。沖縄返還にまつわる暗い噂と戦後沖縄が抱える問題は、今も現在進行形と言われていますね。とてもスケールの大きな小説で、戦後日本が抱える問題を重厚な筆で丁寧に描かれており、非常に読み応えのある大作でした。読んだ後、あらゆる意味でいろいろ考えさせられました。
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鴨の入れ首
2014年刊。消費税8%やAKB48など、当時の流行りものや時事ネタを絡めながら簿記や経営を語る、初心者向け経済解説書でした。奇抜な題名のインパクトの強さでかなり得をしている印象がありますが、書いてあることは至極まっとうな「お金の話」でした。経済に疎い素人が読みやすい本で、大変興味深く読みました。今から10年前に刊行されたので内容は古めですが、非常にためになる本でした。
鴨の入れ首
2012年テレビドラマ視聴済み。いよいよ裁判も佳境。国家権力の圧力の前に、個人の信念(?)そしてジャーナリズムはどこまでも無力だということですね。そして巻き込まれた家族がどこまでも気の毒です。ほぼ全てを失った主人公の元新聞記者は、第4巻で沖縄に旅立ち何を得るのでしょうか?続きがとても気になりました。
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鴨の入れ首
2012年テレビドラマ視聴済み。沖縄返還を巡る密約の特ダネを掴んだ新聞記者が逮捕され、初公判を迎えるまでの話です。国家権力とジャーナリズムの硬派な話からあっという間に下世話なゴシップ事件に置き換わり、それでも主人公の新聞記者には同情や感情移入はできませんでした。主人公の妻子がどこまでの気の毒でした。大変興味深く、面白く読みました。裁判の行方は第3巻以降に。
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鴨の入れ首
1985年刊。どんな話かと思っていましたが、要するに1871年「マリー・セレスト号事件」という実際に起こった未解決怪事件をモチーフにした話なのですね。何とも壮大で突飛な筋書きですが、サスペンスとして良く纏まっていたと思います。大変興味深く、そして一気読みしました。
鴨の入れ首
2000年刊。日本戦国時代末期に活躍した真田幸村とその一族の事績を、時代背景からその後の伝説形成に至るまで概説していました。図説や写真・挿絵が多くて、読みやすく分かりやすかったです。考察もとても詳細で、これから「真田もの」系の歴史小説を読むときの参考になりそうですし、とても読んでて楽しかったです。
鴨の入れ首
1971年のいわゆる「西山事件」を題材にした長編小説です。2012年テレビドラマ視聴済み。第1巻は、沖縄密約の特ダネを掴んだ新聞記者に逮捕状が出るまでを書いています。高度成長時代の政治とマスコミの雰囲気が良く出ている重厚かつ不穏なストーリーで、登場人物すべてが一癖も二癖もあり、一気に引き込まれました。これからの展開が楽しみになりました。
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鴨の入れ首
秦の始皇帝を中心に、古代中国戦国時代の社会と戦争を概説している図説集でした。図解や挿絵が多かったので『史記』などの史書などではなかなか分かりにくい時代背景や雰囲気を大雑把に掴むことができ、とても分かりやすかったです。歴史素人や中国史初学者が全体像を掴むにはちょうどいい本ではないでしょうか。少なくとも、古代中国史をさらに研究してみるきっかけにはなるでしょう。大変興味深く読みました。
鴨の入れ首
司馬遼太郎さんの膨大な作品群の中から、人間(日本人)の本質にかかわる文言を抜き出して集めたエッセイ集。司馬遼太郎文学のエッセンス集とも言うべき内容で、平易に分かりやすく心に響きます。司馬遼太郎文学のコアファンだけでなく、初心者にとっても読みやすく、そして司馬遼太郎の小説群に挑戦してみたくなる本です。大変興味深く読みました。
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鴨の入れ首
古代中国の有名な兵法書『孫子』を、曹操(魏の武帝)が校勘し注釈を加えた本です。曹操が優れた兵法家でもあったことは三国志関係の史書で証明されていますが、この『魏武注孫子』では彼の頭脳明晰さが十二分に伺えると思います。本書では三国時代を中心にした実践例も図説付きで多数載せられており、とても分かりやすく面白かったです。大変興味深い本でした。
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鴨の入れ首
西欧フランス・ナポレオン戦争のあらましを政治経済の側面から概説した図説本です。挿絵や写真が多くて読みやすく、ナポレオン戦争を動かした政治や経済をざっくりと知ることが出来ました。とても分かりやすく説明されており、面白く読みました。きっと、本書を読めば更にナポレオン戦争を知るきっかけになるのではないでしょうか。
鴨の入れ首
いわゆるフランス・ナポレオン戦争について、時代背景からその後の影響まで詳しく解説した特集本でした。図説や写真を多用しているので、とても読みやすく分かりやすかったです。付録にトゥーロン攻囲戦からワーテルロー会戦までの全てのナポレオン戦争の陣形と顛末を、挿絵入りで解説しているのが良いですね。読んでいて大変勉強になりましたし、面白かったです。
鴨の入れ首
平安後期に成立した王朝物語の1つです。この『浜松中納言物語』は『源氏物語』のすぐ後に出現し、明らかに『源氏物語』の仏教説話風アレンジ物語と言ってもいい内容でした。テーマとストーリーに余りまとまりがないので、物語の発端と言うべき首巻が散逸しているのが誠に残念です。読んでいて大変勉強になりましたし、改めて『源氏物語』の凄さを実感しました。
鴨の入れ首
凝ったミステリーを書くことが多い著名作家さんである森博嗣さんの人生論です。本書に書いていることは割とありきたりで余り共感できませんでしたが、なるほどこういう考え方もあるのだなと、それはそれで興味深かったです。読んでいて、それなりに参考になりました。
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鴨の入れ首
本職の僧侶による般若心経の初心者向け解説書です。般若心経の口語訳に、平易な解説と著者の体験談が付いていました。般若心経だけでなく仏教そのものに対する知識が無くても、十分に分かりやすく読めました。般若心経そのものは短いお経ですが、般若心経が説く教えの深さと取っ付き易さがよく分かります。大変ためになる本でした。
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鴨の入れ首
戦国時代から江戸時代後期まで、およそ三百年にわたる女性たちの戦いの歴史を描いた歴史小説です。本小説は新聞連載小説として読みましたが、改めて本になるとその全体像がよく分かります。いつの世も変わることのない女の情念と哀しみの生きざまに、共感はしませんが感嘆はしました。文章も平易で読みやすく、分厚い本でありながら一気読み出来ました。
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鴨の入れ首
西洋音楽史上最大の天才ヴァイオリニストだったニコロ・パガニーニの伝記です。パガニーニの名は以前から良く知っていましたが、改めて伝記を読むと、その凄まじい天才ぶりと破滅的な私生活に驚嘆します。時代背景にも触れられており、おそらく世界的ロックスターの「走り」みたいな人なのだなと、読んでて思いました。大変刺激的で興味深い本です。
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鴨の入れ首
2013年刊、図書館本です。唐王朝最盛期の皇帝玄宗(李隆基)の一代記を、宦官高力士の視点から描いていました。玄宗と高力士との深い絆の物語で、高力士の玄宗に対する愛情と尊敬が根底にあるように思いました。知っているエピソードが大部分で、文章も平易だったので、長編だったにも拘わらず一気読み出来ました。大変興味深い本です。
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鴨の入れ首
2021年刊、図書館本です。とてもほっこりする連作小説で、読んでいて優しい気持ちになるような気がしました。文章も平易で、取っつきやすい小説ですね。筋書きは単純ながら、縁の大切さをとても丁寧に描かれていました。読んでいて癒されるような気分になりました。
が「ナイス!」と言っています。
鴨の入れ首
19世紀のフランス・パリで繰り広げられる、若き芸術家の卵たちの群像劇な連作小説集です。自由放埓で少々ロマンチックな雰囲気で話が進み、個々のストーリーのまとまりのなさが苦笑を誘います。プッチーニの有名歌劇の原作として知られていますが、歌劇の雰囲気を引きずったまま読むとかなり戸惑うと思われるほど相当改変されています。大変興味深かったです。
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鴨の入れ首
中国宋代(北宋・南宋)の漢詩を鑑賞する初心者向け解説書です。冒頭に宋詩鑑賞の手引きや歴史が平易な文章で概説してあり、とても分かりやすかったです。収録詩人も蘇軾・王安石・陸游ら有名詩人を中心に据える一方で、限りなく無名に近いマイナー詩人の作品もあり、興味深く読めました。大変面白かったです。
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鴨の入れ首
日本の煎茶・抹茶・ほうじ茶・紅茶(和紅茶)などを利用したアレンジレシピ集です。定番のラテやカクテルから、茶殻を再利用した変わり種まで、多種多様なレシピが掲載されており興味深かったです。写真も多くて読みやすいです。日本茶の魅力を再発見するユニークな本として、大変面白く読めました。お茶好きにおススメです。
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鴨の入れ首
日本全国に多数存在する名字を50音順に並べた辞典です。読み方だけでなく、由来や分布状態なども解説されているのは興味深いですね。使いやすいだけでなく読み物としても面白く、大変重宝しています。
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鴨の入れ首
半藤一利さんによる素人向け墨子解説書です。古代中国戦国時代に突如出現し衰滅した異端の思想を、半藤さん流に大胆に分かりやすく説明した本です。墨子の「非戦」「兼愛」などの考え方は全く古さを感じさせず、墨子という人は生まれる時代が早すぎた人だったのかなと思ったりしました。大変興味深く、かつ勉強になりました。墨子に共感または同意するかどうかは別として、日本人はぜひ本書を読んでみれば面白いと思います。
鴨の入れ首
司馬遼太郎さんの7篇から成る短編歴史小説集です。どれも名作だと思いましたし、短編だけに一気読み出来ました。日本史の勉強というよりも、本書によって伊達政宗や河井継之助ら戦国及び幕末の歴史的有名人に対して日本人が抱くイメージが形成されていったのかなと思いました。どれも名文であり、読んでいてとても勉強になりました。
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鴨の入れ首
中国南宋の大儒学者・朱子(朱熹)の評伝です。朱子学そのものよりも、人間朱熹の生涯と人物像を明らかにすることに重きを置いており、その点で比較的読みやすかったです。理想と現実のどうしようもない齟齬に苦闘し、多病に苦しみ、割とひっそりと世を去った朱熹が、その後の東アジア世界に絶大な影響を及ぼすとは誰が予想しえたでしょうか?朱子学に詳しくなくても読め、大変興味深く面白かったです。
鴨の入れ首
易経の本格的な解説書です。割と読みやすい本だったので、易経をガッツリ学びたい人向けだと思われます。大変読み応えがありました。
易経
鴨の入れ首
松尾芭蕉の主な俳句(俳諧)作品を、若書きから辞世の句まで年代順に並べてまとめた日本文学解説書です。文章が平易で分かりやすく、芭蕉の芸術をおおまかに理解するには格好の本と思われます。本書を読んで、思わず俳句を習ってみたくなりました。大変興味深かったです。
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鴨の入れ首
2012年刊。家事育児分担に悩むお母さん向けの、夫のトリセツ本でした。言いたいことは分かりますが、成人男性は犬(ペット)と違って全然可愛くないんですよね。しかし夫を「人間」だと思うから幻滅したり立腹したりするので、全く分かり合えない「生き物」だと諦めれば気が楽になるんでしょう。世の男性が大喝采しそうな内容でした。読んでて反吐が出ます。今から12年前に発刊された本ですが、プライド皆無の男性が増えた今、果たして本書の内容は通用するでしょうか?
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鴨の入れ首
宮城谷昌光さんの描く、孔子(孔丘)の一代記の下巻です。艱難辛苦の果てに孔子が得たものは、後の東アジア世界に大きな影響を及ぼす儒教になります。重厚な筆で浮かび上がる孔子の人物像は間違いなく偉人と言って良く、決して血沸き肉躍る話ではないですが静かな気持ちで読めました。大変興味深かったです。
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鴨の入れ首
2022年刊。眞子内親王殿下(当時)と小室圭さんの2017年ご婚約内定から2021年結婚後に至るまで、文藝春秋に掲載されたトラブル報道の数々をまとめたゴシップ本です。一連のゴシップ騒ぎ(現在進行中)に些か辟易して眺めていましたが、まとまった本として読むと改めて皇室の変質と危機を感じざるを得ませんでした。今後日本皇室は間違いなく転換点を迎えるでしょうが、この「眞子さまの乱」はそれを明白な形で国民に突き付けたに違いないと思います。
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鴨の入れ首
2011年刊。恋愛という摩訶不思議な感情交流を、損得勘定と理屈で解説する恋愛解説書でした。内容は男女間特に性愛の赤裸々な駆け引きと損得勘定であり、特に新鮮味がありませんでしたね。本書発刊から13年経ち、男女対立の激化による少子化が深刻化した今、その原因を探る参考にはなるかも知れません。
鴨の入れ首
宮城谷昌光さんの描く、孔子(孔丘)の一代記です。不幸な星のもとに生まれた青年孔子が、いかに生涯の師と指針を得るか。そして儒学は根源的には呪術なのだなと、改めて知りました。宮城谷さんらしい静かで格調高い文章で丁寧に書かれており、大変読みやすかったです。下巻も楽しみです。
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鴨の入れ首
2020年刊。地元図書館の郷土資料コーナーから借りた本です。1970年大阪万博については両親からしばしば話を聞いて、雰囲気だけは察していましたが、当時すなわち高度成長期日本の雰囲気がよく分かる本でした。大変興味深い本であり、こうした記録文学があれば楽しいですね。2025年大阪関西万博はまさに私の地元での開催ですが、どんな万博になるのでしょうか?
鴨の入れ首
田中芳樹さんの名作『銀河英雄伝説』の公式トリビュート短編小説集の第1弾だそうです。私が好きな作家さんの名前があったので手に取りました。曲者揃いの作家さんの凝りに凝った力作だけあって、それぞれの銀河英雄伝説への思い入れが読み取れました。大変ユニークな本だと思います。第2弾以降にも期待したいと思います。
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鴨の入れ首
平安時代後期に書かれた王朝物語『夜の寝覚』の現代語訳付き解説書です。この物語は『源氏物語』のすぐ後に登場したいわゆる「源氏亜流物語」で、登場人物たち…特に女主人公「寝覚の上(中の君)」の心理描写が深いことを特徴としています。物語の重要部分がかなり欠巻になっているのが残念ですが、もし完全な形で残っていれば日本王朝文学史でも独特な位置を占めていただろうということは想像されます。とても興味深い作品です。
鴨の入れ首
同じ作家の「平安妖異伝」の続編で、藤原道長を主人公にした和風ファンタジー小説です。道長ということを抜きにしても、主人公は若き貴公子らしく颯爽として格好良く描かれています。妖怪変化が多く登場する不思議なストーリーですが、元ネタになる世界各地の神話伝承が分かればもっと楽しめると思いました。こういう本があっても楽しいのではないでしょうか。
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鴨の入れ首
日本の戦国時代を舞台にしたオムニバス短編歴史小説集です。ひとつひとつの話がそれぞれの作家さんたちの個性もあって非常に面白かったですし、合間の歴史コラム(?)も興味深かったです。戦国時代はまだまだ奥が深いのだなと思わせる本でした。大変楽しく、興味深かったです。
が「ナイス!」と言っています。
鴨の入れ首
いわゆるゲーム理論の素人向け入門書と思われます。私自身ゲーム理論そのものに馴染みがなかったので、本書の内容はほぼ全ては目新しく興味深かったです。小話も普通に面白かったです。
鴨の入れ首
2010年刊。中高年男性向けのいわゆる性行為指南本。男性の考えている性行為は間違いが多いことを知るだけでも、本書の出版価値が十分にあると思われます。今から14年前に書かれたとは思えないのは、それだけ日本の性教育・性環境が今もお粗末だからでしょう。既にパートナーのいる中高年男性だけでなく、今現在パートナーがいない中高年男性にもざっとでいいので読んで欲しいかなと思いました。
鴨の入れ首
2010年刊。ひと昔以上前の婚活指南本です。どのようにして男性に気に入られて結婚相手に選んでいただくか、あるいは男性の好む「若くて可愛げのある女性」に自己改造するかを繰り返し言葉を変えながら解説している本です。婚活指南本なので本書を読んでいるのは間違いなく婚活独身女性でしょうが、婚活に難航している独身女性を見下しながら上から目線で説教しているので読み辛かったです。古風な男性陣にとっては都合の良い本でしょうけどね。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2024/02/16(281日経過)
記録初日
2024/02/16(281日経過)
読んだ本
643冊(1日平均2.29冊)
読んだページ
186209ページ(1日平均662ページ)
感想・レビュー
643件(投稿率100.0%)
本棚
11棚
血液型
A型
現住所
大阪府
外部サイト
自己紹介

人生をほどほどに楽しみたい小市民。

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