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2024年9月の読書メーターまとめ

t0-ma
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感想・レビュー
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ナイス
59ナイス

2024年9月に読んだ本
25

2024年9月にナイスが最も多かった感想・レビュー

t0-ma
ネタバレチカがメインの巻…というか、妊娠する話。同時に、三姉妹も相手を見つけて幸せになっていく。浜田がチカの妊娠に気づかなかったのは、チカとあまり会わなかったのとつわり自体が外からは分かりにくいからなんだろうか。なんというか「セックスしても100%妊娠するわけではない」原理というのはなかなかに厄介だよな。チカ自身は妊娠に合わせてアフロにしていた髪の毛を普通のショートに戻したけども、まさか浜田が妊娠を知った後にアフロをやめるとは思わなかった。似た者同士。私はすぐ慣れたけど、すず・サチ・佳乃はどうだったんだろうか。
が「ナイス!」と言っています。

2024年9月の感想・レビュー一覧
25

t0-ma
ネタバレ上巻は一回読んだはずだけど、下巻は初読。後日談がある!?と驚く(あの後パズーとは一旦お別れしてるんだね)その時のシータの髪型の描写が好き。パズーと再会できるといいな。あと目をやられた後のムスカの描写がないのがびっくり(放置…)シータはパズーに滅びの呪文をどうやって伝達したのか?については分からなかったけど、ビジュアルがないと「指で書いて教えたのでは?」と思えなくもない。妙に距離近いし。終盤のシータはやはりかっこいいし、それをサポートするパズーもやっぱりかっこいい。戦うヒロインは正義。
t0-ma
ネタバレ読む直前に映画を視聴済。映画では演出的にコミカルに描かれていた箇所が、文章という媒体のせいかシリアスに描かれている傾向がある。冒頭にあるパズーの仕事のシーンなんかはそれを顕著に感じた。そのせいか、設定的に元々シリアスであったパズーやシータの境遇も比較的深刻に描かれている印象を受けた。冒頭には宮崎監督のイメージボード?が掲載されているが、イメージボードという体のためノベライズによく合っていると思った。食パンに目玉焼きを乗せるシーンが軽く流されていたのは残念だが、ドーラ一行の食事は美味しそうだった。
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ネタバレ青い鳥文庫版既読。「病は気から」と言ったもので、メアリとディコンとの出会いで自分がもう永くないと信じて疑わなかったコリンがどんどん生きる勇気を取り戻していく姿に共感と眩しさを感じる。メアリも自分が不幸だったのは自分がそう振舞っていたからだということをコリンを通して自覚するわけで、コリンとメアリ、二人それぞれの成長物語なんだろうなと思う。角川版ではかなり心理描写、特にコリン側が細かくなっててコンプレックスから立ち直る様子が上手く描かれている。ディコンは多分保護者的な立場なんだろうなあ。
t0-ma
ネタバレ主人公はジョーではなくラッシーであるが、巧いと思ったのはラッシーの心理描写において擬人化的な描写が殆どなかったことである。心理描写の大半は仕草・本能・習性で描かれている。ある意味リアルティで硬派とも言える「動物主人公もの」なのではないかと考えている。ラッシーが旅の途中にさまざまな人間と出会う描写がとても楽しく、アニメ化の際に大半が省かれてしまったことが少し残念にも思える。ラッシーに攻撃的な人物もいるが、好意的な人物においてはラッシーの旅の手助けをしてくれるという。ジョーと似たものを感じたのではないか。
t0-ma
ネタバレBOOKWALKER版にて再読。相変わらず面白いけども情報量が多すぎて理解しきれてはいない。ハックはジムをちゃんと一人の人間と認めていたと後書きで気づく。差別表現が顕著な翻訳だが(意図的らしい)、作品のイメージに適合しているため気にならない。ハックが主人公の前半もいいが、トムと合流する後半もなかなか良い。途中でロミジュリの演劇が出てきて、トム・ソーヤー系列の作品にも名前が出るのかと驚いた。(識字者の多いコミュニティの話ではあるが…ハックも今作時点ではそうであるし)
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ネタバレ非常にピュアな成り上がりもの。美少年セドリックと、最初はツンツンだったのに孫バカになるドリンコート伯爵の話。伯爵がセドリックという人間自身に惹かれていく過程が非常に丁寧。人嫌いの伯爵を魅了するセドリックの偉大さ。セドリックは世間知らずとも言えるが、逆にその純粋さで周囲の人間を魅了するという人タラシ。美少年なのは表紙やアニメ版で想像がつくけど、文章描写だと更に美少年に思える。終盤で活躍するのがセドリックの旧友なのもたまらない。貴族になっても古い関係を大事にするのは人間として大事だよ。
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ネタバレ最後の話で最終巻かと思った(笑)完結の記述はないので続くということでいいのかな。久々に新作を読むと「業界ネタ」が結構多かったりする。政治家の父親が子供の授業参観でやらかして面目が丸潰れになったり、人気女優の兄がヤンデレだったり、舞台俳優がメインの話では公演で幽霊が降臨したり。こういうお茶目さが赤川さんらしいなと思う。最初の話のカレーが美味しそうだったな。あと犯人も割と人間扱いされてるので結構人情味があるよね。/藍はバスガールだからこそ超能力を発揮できるというイメージでいいのかな。(初期作を読んでない)
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ネタバレ雫石の娘、ノニの話。最後のあたりで二人目の父親(前作の片岡)が、どうして楓が好きだったのに雫石とも一緒に住むことを決めたか…という会話がものすごく切なかった。片岡はゲイであり世間的な偏見も避けられないし、婚姻もできない。雫石がノニを妊娠した時は雫石を手に掛けようとすら思ったが、ノニが生まれた過程で雫石とも一緒に過ごしていこうと決める。作中時点で楓は亡くなっているため、ノニの周辺人物と雫石、片岡で話が進行する。ノニがバイセクシャルと思われるのは楓の影響もあるのだろうか。前作よりLGBT色が濃かった。
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ネタバレ村岡花子版既読。改めて読むとマシュウの「一ダースの男の子よりも〜」という台詞に涙してしまう。本来招かれざる客であったアンが、退屈な人生を送ってきたカスバート兄妹を救い、また自身が孤児であったアンもカスバート兄妹やアヴォンリーの住人に救われたと思うとアンがアヴォンリーに来ることは必然だったのだと思っている。銀行の破綻やマリラの眼病のために進学を諦めるが、それでも夢を捨てずに教師を目指しながらマリラを支えていくアンも好きだ。ギルバートはこの時点では片思いだけど、アンが赦してくれたのは安心した…!がんばれギル。
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ネタバレアンのご近所さんの話。主人公の兄妹がメソジスト(キリスト系)信者なのに宗教二世問題のドキュメンタリー読んでいる気分だった。大人が問題となる活動を唆しているわけじゃないけど、思想あたりはかなり影響されている気がする。自分への罰が命に関わるレベルだったりして、診察したギルも困惑してたな…。あとは姉に執着されて結婚できなかったローズマリーがどうなるかと。兄妹たちも自分たちがいるからできないのかもって心配してた。ちなみにその原因となったメアリは毒親の娘属性としては良く描かれているので割と好き。
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ネタバレチルトンがまさか先立つとは。そのせいか前作であんなに純粋だったパレアナが大人になるにつれて、捻くれかけていっている…!と思ったんだけど、ちゃんと周りの人間のサポートがあって最終的には前向きな思考を取り戻せてよかった。ジミーとジェミーは結果的に取り違えられたみたいなものなんだけど、ジミーはあくまでパレーにパレアナと自分の結婚を許してもらうために自分の出自を利用したので安心した。(そうじゃないとジェミーが可哀想すぎる)冒頭でパレアナが公園を散歩しながら仲良くなれる人を探すシーンは寂しいながらも幻想的だった。
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ネタバレ相関図をある程度確認した上での再読(とはいえ結構複雑)天狗になった主人公が自滅するというある意味「ざまぁ」的な作品。リチャード王の犠牲となったキャラが後半で亡霊となってリチャードの前に現れる図は壮絶。SFX映像だったらホラーなのでは。前半目立ったクラレンスが早々退場してしまうのは意外。脇キャラはヨークが良いキャラをしている。ショタであろうにリチャードに精神攻撃をしかけるみたいな。後書きでリチャードは外見が良くないと書いてあるので、新潮版の表紙は美化されすぎなのでは…?とつっこみたくなる。
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t0-ma
ネタバレ実はト書きのままのシェイクスピア作品をちゃんと読むのは初めてだったのだけど、男性社会で色気もないのは割と珍しいらしい。タイトルに反して主人公はブルータス。(兄弟なのか二人いるのでおそらくマーカスの方)「ブルータス、お前もか」のネットミーム的慣用句もありシーザーが主人公だと思った人は少なくないと思う。ブルータスの二面性が恐ろしい。善人だったころのシーザーを思うが故なのか。一方で戦いで「解放」されたキャラもいることと、ブルータス本人と仲間が関係を再認識したことで後半の戦争にも意味はあったのだと思う。
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ネタバレ図書館。アンとギルの熟年夫婦いいなあ〜。最後の辺りの章でアンがギルに対して、もう自分は愛されてないのでは?と思うのだけどそこはアンなので全くの誤解なわけで。そうだよなぁ、あんなにアタックかけていたギルがアンを愛していないわけないんだよね。子供たちも育っていくところでとてもにぎやかだけれども、夫婦仲を2人の関係として維持していくのはやはり大事だと思うなあ。あとはジェムの貯金箱の話がどこの時代もあるあるでいい。一度は盗まれたけどもアンにプレゼントできてよかったね。(母のための貯金放出というのがまた良い)
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ネタバレ図書館。ロザリーがオスカルに「それっぽい」感情を抱いているあたり、時代を先駆けているなあと思う。一方アントワネットは浮かれていて税金を使い込むはめに。下手に純粋な人間が国を引っ張ってはいけないという話か。ロザリーとジャンヌは境遇は似てるけど善か悪では全然違う。(今のところ)オスカルは優しいというか、良くも悪くも中立的なのかもしれないな。ちょっとアンドレが羨ましいなあ。異性の同僚がめちゃ有能で美人ってことじゃないの。
t0-ma
ネタバレ谷口久美子抄訳版既読。ダンの人生がハードモードすぎる。後日談でかなり悲惨な亡くなり方をしているあたりが悲劇のヒーローだよなと思うし、第三・第四は実質ダンの話だとも思っている。その他の第三の子供たちの成長後についてはかなり差がある。トミーとナンは普通に育ち、デミは良い方向に、ナットは屈折しつつも回復する、スタッフィはあまり良く育たず、ジャックはいつの間にか消えている…。基本的には第三で良い子に描かれていた子は救われているけども…ジョーとしては全員良く育ってほしかっただろうけどそう上手くはいかないのよね。
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ネタバレ図書館リサイクル本、日蓮正宗の記述目当て。かつての日蓮正宗の信者(と言っていいのか)は多くが創価学会経由だったため、30年ほど前に双方の関係が切れた時点でかなり数が減ったという記述が興味深かった。(発行時点で一番信者が多い?浄土真宗に逆転された形のようだ)また、曹洞宗が一時期カルトというイメージにも驚いた。となると、創価と関係を切った日蓮正宗自体にはそれほどそういうイメージはないのかなと考えてみたり。しかし仏教に限らないけど伝統宗教って派生が多すぎて混乱するね…。(だから伝統なんだろうけど)
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ネタバレ図書館。有名作品なのに初読…。意外と男装麗人であるオスカルが一番常識人で、もう一人の主人公であるアントワネットが割と変わってたりして印象がネットで知っていた少しの情報とかなり違う。デュ・バリー夫人が娼婦とか書かれていたけど、自分から進んで…って解釈でいいのか?アントワネットはこの先没落するんだろうか。なんか悪役令嬢っぽいし。ベルサイユは何気に治安が悪い。女性社会の縮図だな。
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ネタバレ新本、村岡花子版既読。一番印象に残ったのが巻末の解説で「リラは舌足らずなので訛りがあって、原書でもそれは書かれていた」ということだし、他の登場人物の方言訛りなんかも再現されてたらしい。(ラストがリラの訛りで終わるのがすごい好き)本編はというと、戦中の話。アンの娘であるリラが若くして乳母になったり、第一次世界大戦時の話ということで軍人となった兄弟や男友人を送り出したりする話。比較的穏やかだったアンの少女時代に比べて、忙しないリラの少女時代よ…。余談だが解説があるのもあって、すごい分厚い。覚悟せよ。
t0-ma
ネタバレ村岡花子版既読、松本版「風柳荘」は蔵書がないため未読。ダイアナの子供の名前が「コーデリア」で1巻においてアンが希望した源氏名。この巻のアンは忙しいというか災難というか…長男が無事育ちそうだからいいものの、長女?は死産って可哀想すぎる。アンならたっぷり愛情を注ぎそうなものなのに。アンが出会ったレスリーという女性の夫の顛末がすごい。モラハラ夫だと思いきや途中から別人に入れ替わっていて、その男は普通にいい人だったとか。アンの長男、ミドルネームが「マシュウ」。後の子供も似たような由来なのでアン、君ね…とか。
t0-ma
ネタバレ出産・卒業・旅立ちなどが満載で大団円。梅干しが食べたくなる巻でもある。浜田が生きててよかったな。孕ってるチカを置いていけるわけないし、子供の顔を見れずに逝くのは救いがなさすぎるだろうしね。番外編含めると再登場キャラもいたりする。番外編は鎌倉成分が濃縮されていたな。多分あの女性は大人になったすずなんだろうね。となると主人公の青年はすずの義弟だと思うのだけど、手元に出番の巻がない。吉田さん隙がないなあ。
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ネタバレチカがメインの巻…というか、妊娠する話。同時に、三姉妹も相手を見つけて幸せになっていく。浜田がチカの妊娠に気づかなかったのは、チカとあまり会わなかったのとつわり自体が外からは分かりにくいからなんだろうか。なんというか「セックスしても100%妊娠するわけではない」原理というのはなかなかに厄介だよな。チカ自身は妊娠に合わせてアフロにしていた髪の毛を普通のショートに戻したけども、まさか浜田が妊娠を知った後にアフロをやめるとは思わなかった。似た者同士。私はすぐ慣れたけど、すず・サチ・佳乃はどうだったんだろうか。
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ネタバレすずが進路について腹を括ってよかったね…と思った。これも香田家を信じているからなんだろうなあ。福田もいいおっさんだよ、無愛想なんだけど根は優しいという王道パターンを地で行く人なんだけども、過去に辛い体験をしていてそれでもちゃんと優しくできるんだからいい人よ。すずの相手は風太ってことでいいんだろうか。何気に気遣いができる子だよね。すずの家庭環境も、推薦入学のこともちゃんと見てくれている。坂下を見ると同作者の「BANANA FISH」のマックスを連想する。髪の色素薄め・中肉中背な主人公たちの仲間ポジション。
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t0-ma
ネタバレ図書館。すずのいとこである直人のぶらり散歩がいい。方向音痴だけども、アンテナは立ってたんだろうなあ。それがいい方向に行ったのはよかった。すず自身は推薦入学の話が来るけど、推薦入試に受かってしまえば香田家から離れなきゃいけないという話なんだよな。迷うことが、香田家に居場所があるから…という解釈すごくいいな。選択肢があるのは恵まれている証拠なわけで。すずもマサの叔母の遺産問題もひとまず決着がついた。結局マサの叔父ってどんな顔だったんだろうか。
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t0-ma
ネタバレ図書館。マサくんの叔母さんが亡くなった巻。すずと同じく金銭トラブルに晩年巻き込まれてるとは…苦労したのだな。すずが亡くなった父親の処方薬を覚えていたとは…観察力が優れているのか、看病での関わりが深かったのか。どっちにせよ年不相応だよなあ。裕也は医学の道に行くことになったか。一度病気してそれが大きな挫折になるとそういう方向になるの解るな。すずのおばは普通にいい人で、むしろその他の母方の親戚が厄介という話だった。最後の話は幸が胸にしこりを見つけて検査に行く段階で考えたこと、医療従事者らしいなと(※結果は良性)
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2024/06/03(141日経過)
記録初日
2019/05/15(1987日経過)
読んだ本
187冊(1日平均0.09冊)
読んだページ
49328ページ(1日平均24ページ)
感想・レビュー
187件(投稿率100.0%)
本棚
1棚
性別
現住所
神奈川県
URL/ブログ
https://mf.yukitoyath.jp/
自己紹介

ジュブナイル(YA)・ノンフィク・古典海外文学 他/紙・電子両方。図書館もブックオフも使う。新本も気まぐれに買う/古典海外文学は世界名作劇場の影響。「ロミオの青い空」「赤毛のアン」「愛の若草物語」派。

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