特撮好きにとっては、その設定は小ネタというよりはパクリに近いモノを感じさせますが面白いです。毎度怪獣が出てくるのであれば、仕方ないのかもしれません。ただし本題はあくまで殺人事件の解決です。捜査官の船村も、変身しない霧島五郎のような感じがします。

天馬葵と服部蘭世の美少女コンビが、人面魚・ヒバゴン・テケテケといった存在がウワサされる生物の存在の裏に潜む事件に迫ります。天馬葵の可愛さは言うに及ばずですが、服部蘭世の作者らしいバカぶりも目が離せません。テケテケの話には、『バンガイスト』にも登場した岡本とミツヒデがゲスト出演。物理的攻撃に対する岡本の強さが光ります。死神博士の人面魚やヒバゴンに関する解釈も面白かったです。

氷河期世代の一人として言わせてもらうと、不本意であれど選り好みしなければ就職先はあったのですが、バブル世代というか団塊ジュニア世代と並んでブルーカラーを忌避する考えが強固すぎてなかなか上手く行かなかったクチです。ですので職業に対する忌避や嫌悪感についてもっと調査してくれればなと思いました。あと、氷河期世代は意外と子供を産んでいるのですね。経済的事情よりも結婚しない事に対する理解が得られている世代だと思っていたので。一方で迫りくる将来への効果的な方策はなく、少しづつ改善していくしかないのが歯がゆいです。

片田舎の小学校の宿題で「お父さん」をテーマにした作文を書く事になった少年。カッコイイ駅長さんだと喜び勇んで取り組むものの、実際の父の仕事は、思っていたよりも意外な事も多くそれを思い知らされるショックを受けますが、それでも多くの人から慕われる父を誇りに思うようになります。ラストで表彰される父への思いは、現代の名ばかり管理職にも通じるものがあります。当時でいうなら差別への怒りとも言うべきでしょう。

依頼主のあやふやな記憶を、管理人さんがフォロワーというツテを頼りに本を探し出してくれる「あやふや文庫」。私も一度お世話になりましたが、実に素早く探し出してくれました。探し出された本は、多くの人が知るようなメジャーな作品から、実にマイナーな作品まで多彩で、『バーナード嬢曰く。』で登場した本のように読んだ事ないので読みたくなる本もありました。中には探し出せなかった本もありましたが、これからも続けてほしいと願います。

安倍晋三を過度に称賛している趣きがありますが、他の総理と比べれば多少はシビリアン・コントロールや国防についてわかっていただけで、中国韓国に対しては弱腰すぎるくらいで力も行動も覚悟も示しませんでした。その日本が力と行動と覚悟を示すためにすべきことの中で、とりわけサイバー対策について考えさせられました。サイバー空間だけでなく海底ケーブルのような通信網を守り復旧させるためには、もっと民間の力を取り入れなければならないようです。サイバー空間に海はなければ、海底ケーブルのある海は壁ではなく弱点にもなってしまいます。

第3章以降、やたらと英語(カタナカ語)を乱発しているのが鼻につきました。日本人の親から子、子から孫へと無意識に継承されるブルーカラー忌避とホワイトカラー信仰をどうにかしないといけないのですがね。まず日本語で「職業に貴賤なし」と説いていくのが先ではないでしょうか？

一度は挫折した漫画家が四季の移ろいと共に、美味しい食べ物と周りの人に支えられて再起を目指すまでの話です。チーズケーキを作る話と山で食べる焼いたベーコンの話が良かったです。続編が出るのであれば、甕川叶にもっと出てきてほしいですね。てか主役にしてほしいです。

特撮好きにとっては、その設定は小ネタというよりはパクリに近いモノを感じさせますが面白いです。毎度怪獣が出てくるのであれば、仕方ないのかもしれません。ただし本題はあくまで殺人事件の解決です。捜査官の船村も、変身しない霧島五郎のような感じがします。

ひどい偏向本です。自分達と対立する意見を「横暴な少数派」と決めつけて誹謗中傷しているだけの本です。自分達は正しい多数派だという考えがひしひしと伝わってきます。

フィッシュ＆チップス以外にも、ローストビーフもイギリス料理だったのですね。悪く言えば貧乏くさいですが、よく言えば質素で素朴な物が多いです。調理方法まで載っています。舌というか味覚には愛国心とか階級とか国境とかはないのですね。ただ、読んでいて気になったのは、妙に労働者階級や移民に肩入れしている事が鼻につきました。美味しい料理の話をする時は、そういう話はやめてほしいですね。料理が美味しくなくなるので。

人手不足には少子化以上にブルーカラー忌避の問題がありと思うのですが、そのことには触れられていませんでした。介護の問題も、国に頼るのではなく、自分で面倒見るか施設やそこで働く人に相応の金を払うべきです。過疎の問題もそこに住む自由は求める一方で、それに伴う責任は各自で負ってもらいたいですね。

あくまでヨーロッパからの視点で見た中国論ですのでご注意を。日本の事は間違いだらけです。中国は大国にはなりましたが、国際貢献は出来ず、強権的なやり方により却って反中国同盟を形成してしまい、ヨーロッパや他の外国の力が必要な中国に不利に働いてます。その大国の下地を作ったのは鄧小平ですが、鄧小平にように大きなことや目立つことはするなという方針がとれれば、中国としては良かったのではないでしょうか？