読書メーター KADOKAWA Group

2024年10月の読書メーターまとめ

hirayama46
読んだ本
15
読んだページ
4090ページ
感想・レビュー
15
ナイス
143ナイス

2024年10月に読んだ本
15

2024年10月のお気に入られ登録
1

  • ayahiyo6423

2024年10月にナイスが最も多かった感想・レビュー

hirayama46
凸凹コンビのスチュワーデスのエー子さんとビー子さんのコンビによる連作ミステリ。タイトルに反して殺人はそれほど起きておらず、赤ちゃんの置き去りや不審物廃棄など多様なものになっております。初期作でもやはりひと工夫を凝らしていて、かつ読みやすいところが良いですね。
が「ナイス!」と言っています。

2024年10月の感想・レビュー一覧
15

hirayama46
5年くらい前まで放送されていたテレビ番組を書籍化したもの。番組を見たことはなかったものの、この辺りはこういう構成で作っていたのだろうな……と想像するのもなかなか楽しかったです。内容も充実していて、よくあるマイナー名字紹介だけでなく、メジャーな名字の由来や地域によるバリエーションも広く書かれていて良かったです。秀吉に与えられたとか飛鳥時代の職業から来ている、など興味深い話でした。
が「ナイス!」と言っています。
hirayama46
デビュー前に新人賞に送られた短編から、去年雑誌に発表された作品まで広い範囲の短編を収録しています。それぞれのバックボーンはあとがきに詳しく書かれているので親切。当然といえば当然ですが、初期作と最近作でぜんぜん文章表現が異なっていて興味深いですね。単純に読んでいて楽しかったのは「パリンプセストあるいは重ね書きされた八つの物語」ですが、生成AIが跋扈している時代において「ローラのオリジナル」は創作として描かれなくてはいけない物語だと感じました。
が「ナイス!」と言っています。
hirayama46
スティーヴン・キングの第2短編集を日本独自に4冊に分けたものの一冊。しかし、4分冊してもけっこう分量がありますが、原書はかなり分厚かったのだろうな……。/本書はホラーの枠組みに収まらない、人格に問題があるけれど書くものは素晴らしい作家を描いた「献辞」や、不条理シチュエーションホラーの「動く指」、ゾンビものの「自宅出産」などやはり多彩で、語りの妙味もありたいへんアベレージの高い短編集でした。ヒキガエルという素材の使い方が意表を突く「雨期きたる」で焦点を当てるキャラクターのチョイスも絶妙でした。
が「ナイス!」と言っています。
hirayama46
星座をモチーフにした法月綸太郎シリーズの連作短編集、本書は下巻のようなものですね。1巻からほぼ5年空いていましたが……。さて、本書は前半がロジック中心のクラシックな作風で、後半はややトリッキーなつくりの短編とはっきり分かれています。お気に入りはダイイングメッセージものの佳作「錯乱のシランクス」、変化球な誘拐ものである「ガニュメデスの骸」。
が「ナイス!」と言っています。
hirayama46
わりとライトな読み心地の、オカルト研究会を舞台にしたキャンパスホラーミステリ。軽いなかに現代社会におけるメッセージ性が各所に散りばめられているのは、福澤徹三の生真面目さゆえか、あるいは掲載誌の『文蔵』のカラーなのかもしれませんが、雑誌を読んだことがないのでなんとも言えませんね。伏線の敷き方と回収はやはりベテランの味というべきもので、特に最もフリーキーなキャラクターである鯨岡さんととあるサブキャラとの展開が良かったです。
が「ナイス!」と言っています。
hirayama46
小林泰三の未収録作を集めた短編集。なので、角川ホラー文庫から出ていてますが、ホラーだけでなくSFやミステリなど幅広く収録されています。同人誌からの収録なんかもあるのが嬉しいところですね。しかし、本書のなかでもかなり強刺激な作品である「イチゴンさん」「食用人」が小説新潮が初出なのが面白いですね。中間小説誌も攻めているな……いいことです。お気に入りは本書でもっともミステリ的な表題作、「人獣細工」からさらに進んだところに到達した感のある代理出産をテーマにした問題作である「サロゲート・マザー」。
が「ナイス!」と言っています。
hirayama46
はじめてのひのひまり。離ればなれになっていた四つ子の姉妹がいっしょに暮らしはじめるお話で、家族の絆を描いた物語としてたいへん良質なものだったと思います。もっとまったりしたお話かと思ったら、けっこうハードな経緯だったのですが、苦しい過去を乗り越える物語展開にも説得力がありました。
が「ナイス!」と言っています。
hirayama46
情報処理やVRといった先端技術をテーマにしたミステリ短編集。若干は近未来的なところもありますが、SFとはちょっと言えなさそう。先端技術の実際的な構造は平成期とは比べ物にならないくらいに一般的な知識しか持たない人には理解が困難になっており、その付き合い方も難しくなっていきのでしょうが、どうにか暮らしを楽しく、楽にする方向にみんなが享受できるように進んでいくといいですね。
が「ナイス!」と言っています。
hirayama46
千葉県の名所紹介本。県内の全路線が紹介されていますが、わたしは千葉県民にも関わらずけっこう乗ったことがない路線が多いな……。どうしても繁華な場所としては北西部が中心になってしまうので、足を運ぶのはその辺りになってしまいますね。外房にもたまにはふらっと行ってみたい。しかし、どの路線でもそうですが、紹介される施設や寺社が駅からそこそこ歩くところも多いのが悩みどころですね。
が「ナイス!」と言っています。
hirayama46
ミラン・クンデラは1929年のチェコスロヴァキアの生まれなので、ソ連の軍事的侵攻や、その後の解体におけるまさしく当事者と言えるわけで、この小説に描かれている動乱もかなりの部分が私小説的なところがあったように思えます。極めて難しい話です。
が「ナイス!」と言っています。
hirayama46
「女シリーズ」から3作品と、単発の短編2編を収録。女シリーズはいずれも幻想的な雰囲気の物語になっていて、小松左京はどちらかといえばストーリーテリングはじっくりとしたものがある印象なのですが、本作もめくるめくストーリーというわけではなく、落ち着いた雰囲気の小説になっていました。叙景的なディティールの書き込み量の密度がよろしかったです。「黄色い泉」は昔のPCゲームのホラー伝奇もののような感覚があり、どこか懐かしい味わいが好みでした。
が「ナイス!」と言っています。
hirayama46
2000年代中頃に雑誌に掲載された作品を中心に収録した、泡坂妻夫の後期の短編集。ミステリ要素はほとんどなく、得意分野である紋章と手品を題材に、ノスタルジーと人情で彩った短編が集まっていました。それほど凝ったストーリーテリングをしているわけではなく、仕掛け的なものもあまりないので、じんわりとした味わいを楽しむものなのでしょう。
が「ナイス!」と言っています。
hirayama46
日本の様々な伝統食について書かれたエッセイ集。筆者の方は地理学・地誌学が専門だそうでその圧倒的なまでに該博な知識量にくらくらしながら読了しました。しかし、こうして落ち着いて見回すと、わたしたちの周りには工場で作られた食品が実に多いですね。手作りの料理にも大量生産の調味料が多く使われるのもやむを得ないこととはいえ、さみしさも少しありますね。思えば店先で焼いたばかりのお煎餅というものも食べたこともない。
が「ナイス!」と言っています。
hirayama46
凸凹コンビのスチュワーデスのエー子さんとビー子さんのコンビによる連作ミステリ。タイトルに反して殺人はそれほど起きておらず、赤ちゃんの置き去りや不審物廃棄など多様なものになっております。初期作でもやはりひと工夫を凝らしていて、かつ読みやすいところが良いですね。
が「ナイス!」と言っています。
hirayama46
エリンの三冊目の短編集。やはり名作の誉れ高い表題作は素敵な短編ですが、他の短編も見るべきものは多かったです。総じてドライな口当たりが心地よい本でした。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2009/04/29(5687日経過)
記録初日
2009/04/28(5688日経過)
読んだ本
3784冊(1日平均0.67冊)
読んだページ
1113349ページ(1日平均195ページ)
感想・レビュー
3676件(投稿率97.1%)
本棚
0棚
血液型
O型
現住所
千葉県
外部サイト
自己紹介

 現在更新休止中な場末はてなダイアリーはこちら。主にアニメの感想です。
http://d.hatena.ne.jp/hirayama46/
  ぼちぼちとつぶやいているtwitterはこちら。よくわからないことばかり言っています。三人くらいにしかわかりえない冗談を言ったりします。でも、絡んでいただけると喜びます。
http://twitter.com/hirayama46

 マンガはブクログに登録しています。感想は書かないことが多いです。
http://booklog.jp/users/hirayama46/profile
  お気に入り登録はご自由にー。お気軽にどうぞ。なんだったらさっくり解除してくださっても全然かまいませんので。

読書メーターの
読書管理アプリ
日々の読書量を簡単に記録・管理できるアプリ版読書メーターです。
新たな本との出会いや読書仲間とのつながりが、読書をもっと楽しくします。
App StoreからダウンロードGogle Playで手に入れよう