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2025年11月の読書メーターまとめ

更紗蝦
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2025年11月に読んだ本
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2025年11月のお気に入られ登録
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2025年11月にナイスが最も多かった感想・レビュー

更紗蝦
ネタバレ糖尿病を予防するにはストレスを溜めないことが大事であることは、糖尿病をテーマにした他の本でも必ず書いてあることですが、本書では、「なぜ人間の身体はストレスを感じると血糖値が高くなってしまう仕組みになっているのか」という所にまで言及しています。【緊張感やストレスを感じているとき、体は闘いに備えて戦闘状態になっています。闘いでは、すぐに使える血液中のエネルギーを通常より多めに用意しておくほうが有利。そのため、すぐに脳や筋肉で使えるブドウ糖は。血液中にいつもより多く蓄えられます。】(11p)
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2025年11月にナイスが最も多かったつぶやき

更紗蝦

2025年10月の読書メーター 読んだ本の数:45冊 読んだページ数:5704ページ ナイス数:1200ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/247008/summary/monthly/2025/10

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2025年11月の感想・レビュー一覧
38

更紗蝦
ネタバレ昔話の浦島太郎の解釈のエログロぶりは、まるで『まんがグリム童話』を読んでいるような気分になりました。「戦いはこれからだ」系の打ち切りエンディングではありますが、敵に突っ込んでいくとか、旅立ちとかの演出ではなく、不穏な空気感を出す方向性で締めくくっているので、この終わり方は嫌いではないです。ラードロという少女が、完全にオリジナルのキャラなのか、それとも、実在した歴史上の人物(あるいは伝説とか伝承の人物)なのか分からないのが気になります。
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更紗蝦
ネタバレ前巻を読んだ時は、「十勇士なのに11人居る設定になっているのは、『11人いる!』のオマージュ…?」と思ってしまったのですが、この巻で「忍法・奥歯噛み」の描写を見て、ようやく『サイボーグ009』のオマージュだと分かりました。(猿飛佐助=009、霧隠才蔵=007、三好清海+三好伊三=005、由利鎌之介=002、望月六郎=006、根津甚八=008、筧十蔵=004、穴山小助=001、海野鹿路兵衛=003、黒須京馬=0010±)
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更紗蝦
ネタバレ糖尿病を予防するにはストレスを溜めないことが大事であることは、糖尿病をテーマにした他の本でも必ず書いてあることですが、本書では、「なぜ人間の身体はストレスを感じると血糖値が高くなってしまう仕組みになっているのか」という所にまで言及しています。【緊張感やストレスを感じているとき、体は闘いに備えて戦闘状態になっています。闘いでは、すぐに使える血液中のエネルギーを通常より多めに用意しておくほうが有利。そのため、すぐに脳や筋肉で使えるブドウ糖は。血液中にいつもより多く蓄えられます。】(11p)
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更紗蝦
ネタバレ人類の食文化の中から「脂肪」をピックアップしてテーマにした本です。著者はスウェーデンのフリージャーナリストなので、スウェーデンに関する記述が多いですが、日本に関する記述もちらほらあります。健康、経済、産業、ジェンダーにまつわる記述も興味深かったですが、免罪符の一つに「バター符」というものがあったという話や、「キリスト教系ダイエット本」なるジャンルがあるという話などの、宗教にまつわる記述が、キリスト教徒ではない自分にとっては縁遠い内容なだけに、かえって印象に残りました。
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更紗蝦
ネタバレ出汁を「日本が世界に誇る伝統」とする言説が嫌いなので、【でも考えて見てください。江戸時代には家にかまどが1つあればよかったほうです。わざわざだしをとっていたと思いますか? とれませんよね。つまり、だしはなくても「和食」なんです。】(2p)という記述には「よくぞ言ってくれました!」という気持ちになりました。【いまの時代、スーパーに悪いものは売っていません。】【流通がよくなったいまの時代だからこそ、スーパーを活用してください。】(38p)という記述も、料理のハードルを下げようとする著者の心遣いを感じます。
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更紗蝦
ネタバレ活動23周年目を迎えたLeadのインタビューは、終盤で鍵本輝氏が二重の意味でボケをかましている(「ボケとツッコミ」のボケであると同時に、ボケ発言そのものが「物忘れ」に起因した内容になっている)いて、何気にボケレベルが高い(?)です。
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更紗蝦
ネタバレ空海と最澄は、「同じ高さにいる者同士」であるゆえに、完璧なシンクロ状態になることを可能としていますが、藤原冬嗣の説明によると、空海は「一気に高みに駆け上がった」のに対し、最澄は「足下の冷たさを抱えたままゆっくり歩んだ」のだそうで、前者は「スピード」として表現され、後者は「成長(=巨大化)」として表現されています。
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更紗蝦
ネタバレ剣士が鉄砲を使うなんて、本来なら邪道もいいところなのですが、「“突き”なんだ鉄砲も 相手から見れば“点”でしかない」という沖田総司のセリフの持つ説得力には、納得させられてしまいました。「鬼には武士なんかよりずっと血も涙もある」というセリフが、服部半蔵との“対決”の伏線になっている演出の無情感には、「忍者モノ」の醍醐味を堪能しました。真田十勇士ネタは、「十勇士」なのに「11人」居る設定になっているのですけど、ひょっとしたらこれは、萩尾望都先生の『11人いる!』のオマージュなのでしょうか…?
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更紗蝦
ネタバレ2巻を読んだ時、最澄の考え方がものすごくキリスト教っぽくてびっくりしたのですが、最澄をイエス・キリストになぞらえるとするならば、泰範はイスカリオテのユダに対応し、空海は洗礼者ヨハネに対応することになるのでしょうか…? 橘嘉智子が牛車の中から飢饉と疫病に苦しむ人々を眺めるシーンは、まるで釈迦の「四門出遊」のようです。(ただし、嘉智子の頭には、「出家」は思い浮かんではこないようですが。)
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更紗蝦
ネタバレ雀が、自分を斬った谷衛成を恨まないのは、それがただの「お役目」だからということを理解しているからであり、衛成が雀と共に鬼と化したのは、雀を含めて自分がこれまで斬ってきた者たちの無念を一番分かっているからです。「斬る者/斬られる者」という関係性が、「加害者/被害者」として単純化されておらず、「単純化できない構造的な問題」の結果として雀と衛成は「鬼化」しているゆえに、雀と衛成の怨念の矛先は“向かうべき対象”というものが定まっておらず、「理不尽の連鎖」を生じさせてしまっています。
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更紗蝦
ネタバレ奴隷の売り買いが「当たり前の日常」であることが、あっさりした描写なだけに、かえってキツイです。ポンペイがどのような災害に見舞われるのかを知っている“現代人”の目線(=読者目線)だと、様々な予兆を軽視してひたすらお風呂に入りたがるフェリクスは、描写的には「面白おじさん」なのに、読んでいて不穏な気持ちになります。
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更紗蝦
ネタバレフェリクスがめちゃくちゃ強くて驚きました。これまで相当な修羅場をくぐってきた男なのでしょうか!? こんなに有能な軍人であっても、住まいがアパート(インスラ)なのが切ないです。家族7人が余裕を持って暮らせて、立地条件の良い賃貸物件を探すと、家賃が年収の4分の1になってしまうという、当時のローマの住宅難ぶりには、心から同情してしまいます。
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更紗蝦
ネタバレ初出は2014年の『新潮45』。口述記録係のエウクレスの視点を通してプリニウスという人物を描いています。プリニウスというと「驚異的な博覧強記の人」というイメージがあったのですが、本書ではそこまで超人的な扱いはされておらず、「物知りおじさん」という感じになっています。「もじゃもじゃの毛が生えていて全身にブツブツがある怪物」の、右手で左腕の上腕を押さえているポーズは、『ねじ式』のオマージュ…?
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更紗蝦
ネタバレ翻訳は菊池寛。底本はおそらくは1929年出版の興文社・文芸春秋社から出版された「小学生全集26 黒馬物語・フランダースの犬」。アニメ版はネロがかなり子供っぽかったので、原作を読んで15歳だと知り、更に「美しい少年」と書かれていて驚きました。(アロアは12歳。)パトラッシュのド根性ぶりは、まるで『巨人の星』の星飛雄馬です。アニメ版だとラストの「天国に召されるシーン」が美しすぎて“感動”してしまうのですが、原作だとネロを追い詰めた村人たちが「恥じ入って後悔」しており、おそらくここが重要なのだと感じました。
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更紗蝦
ネタバレ糖質の中毒性(34p)、糖質オフが自律神経を安定させる仕組み(94p)、糖質オフによる睡眠の質の向上(96p)に関する記述を興味深く読みました。私は「もうそろそろ寝なければ…」と思うと甘いものが欲しくなってしまうたちで、一体どういう理由でそう思ってしまうのかが気になっているのですが、もしかしたら、「朝早く起きなければいけない」という強烈なプレッシャーがあるせいで、睡眠の質を落として朝起きる辛さを軽減させるよう身体が指示を出しているのかもしれません…。
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更紗蝦
ネタバレ安殿親王(平城天皇)が、ただただ純粋に「父からの愛」を求めていたわけではなく、「弟たちからの嫉妬」もセットで求めていたことが判明するシーンに、安殿親王の承認欲求の複雑さがよく現れています。神野親王(嵯峨天皇)が、兄のそういう複雑な承認欲求を察することができるのは、「殺されるのがこわいから」であり、「理解し合いたい」と思っているからというわけではないところが、読んでいて物悲しいです。藤原薬子の最期が、自ら毒を仰ぐのではなく、「無理やり飲まされる」というシチュエーションになっているのは、意外でした。
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更紗蝦
ネタバレ糖尿病を「コントロール」する必要性と、その方法がよく分かる内容となっていますが、「DASH食」という言葉が何の略なのかは表記した方が良かったのではないでしょうか。一瞬、『ザ!鉄腕!DASH!!』の企画で生まれた食事療法かと思ってしまいました。(実際には、Dietary Approaches to Stop Hypertensionの略。)80pに、脂質は「近年はとりすぎによる有害作用を心配する必要のない栄養素だとわかってきました。」とありますが、例外があることを86pに書くという構成も、少々不親切です。
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更紗蝦
ネタバレ唐の皇帝が亡くなり、「来るはずのなかった船」が来て、空海と逸勢が日本に帰ることになる流れには、「もし、本来の予定通り、唐に二十年留まっていたら、二人はどうなっていたのだろう」と、想像せずにはいられません。最澄が坂上田村麻呂に「政事に関わる覚悟」を「水」に例えて説明するセリフがとても印象的でした。【全ての人の命をつなぐ水のように、無色で純粋でなければいけません。そして冷たさや色や味の違う水を同じ器に入れようとしても、混ざらぬ強さを。】
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更紗蝦
ネタバレ勤操から「お前さんは怒っているんじゃないのかね?」と言われ、涙を流す最澄は、「怒りの感情が表に出ないように抑えている」のではなく、「怒りの感情を出そうと思っても出すことができない」のではないか…と思いました。「涙を流すこと」が「怒ること」の代替行為となっているのであり、「悔し涙」とは別のものとして描かれているのが、ポイントだと思いました。最澄にしても空海にしても、誰か対して「悔しがる」ということがないのは、突き詰めれば「人間が好き」というところに収束するからなのかもしれません。
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更紗蝦
ネタバレ鬱病と躁鬱病とはどんな病気なのかを学べる漫画であると同時に、家族をテーマにしたドキュメンタリー漫画であり、3.11原発事故直後に千葉から西日本方面(沖縄と兵庫)に自主避難した生活を記録した漫画でもあります。稲垣先生が夫のヒイト氏を支え続けられるのは、御自身が鬱の辛さを知っていること、ヒイト氏が家事をやってくれていること、娘さん(ひーちゃん)の存在…などありますが、稲垣先生の鬱が一番酷かった時にヒイト氏が支えてくれて「自分のウツピーク時が一番楽だった」と思える“過去”が背景にあることの重要性を感じました。
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更紗蝦
ネタバレそもそもが米を使うことを前提として食べ継がれてきた料理を、まるまるオートミールで代用するというのは、正直、なかなか厳しいものがあるな…と、思わざるをえませんでした。「オートミールを使うからこそ美味しい!」と思えるレシピは、はやり、昔ながらのオートミールのレシピということになるので、「へぇ~、オートミールをこんな風に使うと、こんな感じになるんだ~!」という、“工夫”と“発見”を楽しむスタンスが必要です。
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更紗蝦
オートミールは「繋ぎ」としての役目はほどんと果たさないので、ハンバーグやお好み焼きのように、ひっくり返して両面を焼く必要性のあるレシピは、少々テクニックを要します。一つあたりの大きさをなるべく小さくして、しっかり焼き付けておかないと、綺麗にひっくり返せません。
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更紗蝦
ネタバレ3編のサスペンス(タイトル表記なし)が収録されています。1つ目の作品は、「私はあなたに抱かれるために生まれた女なのよ」というセリフが、一見よくある「殺し文句」のようでいて、実は文字通りの意味での「殺し文句」(=殺意の表明)として機能しているのが上手いと思いました。『ネハンの瞳』というタイトルは、おそらくは1つ目の作品のタイトルなのだろうとは思いますが、もしかしたら、3作品全部まとめてこのタイトルなのかもしれません。(内容は完全に別作品で、何の繋がりもありませんが…。)
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更紗蝦
ネタバレ『Butler』(初出は2020年の「ハーレクインオリジナル」)、『最後の航海』(描き下ろし)、『ペルー旅行記』(2019年の「ハーレクインオリジナル」)、『西域旅行記』(2019~2020年の「ハーレクインオリジナル」)が収録されています。『Butler』は、これまでの中で一番、“ハーレクインらしさ”があります。『最後の航海』は、一気に本編やパサージュ編と話が繋がるので、シリーズを通して読み返したくなります。シルクロード方面の旅行記は、以前読んだ神坂智子先生の旅行記との差が凄くて、時代の流れを感じます。
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更紗蝦
ネタバレ『一陽来復』(初出は2019年の「ハーレクインオリジナル」)、『雲外蒼天』(描き下ろし)、『Pet Catalog 漂泊の箱舟編』(あとがき)が収録されています。『一陽来復』の主人公はエカチェリーナ2世なのですが、意外な形で前話(前巻)の『翔鳳為林』が絡んでおり、また、ナチスドイツによる芸術品の略奪がテーマの『雲外蒼天』も、前話の『一陽来復』が絡んでいます。
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更紗蝦
ネタバレ『海底撈月』(初出は2018年の「ハーレクインオリジナル」)、『翔鳳為林』(描き下ろし)、『Pet Catalog 漂泊の箱舟編』(あとがき)が収録されています。本作のD伯爵は、空飛ぶ箱舟に乗って放浪しているので、ペットショップを開いているわけではないのですが、『翔鳳為林』では自己紹介の折に「ペットを扱う仕事をしていまして」と語っています。『海底撈月』を読んで、グール(屍食鬼)のルーツが中東だということを初めて知りました。『翔鳳為林』は、西太后の波乱万丈な人生をロマンチックに描いています。
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更紗蝦
ネタバレアメリカではハードボイルドで通していたのに日本に来てすっかり調子が狂ってしまった柏俣佐武郎(通称さぶ)と、見た目は絶世の美女だけど実は男の醤珠音(じゃんじゅね)と、大和撫子だけど射撃の名人である華岡雅の3人が繰り広げるドタバタコメディです。タイトルが示唆する通り、同性愛ネタが多いですが、徹底的に明るく能天気なノリで描かれています。
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更紗蝦
ネタバレ絵柄は一貫して「デフォルメされた可愛らしさ」がありますし、文章の方も「子供向け」の文体ですが、終盤にエグいシチュエーションがあり、絵では表していない分、かえって「文章によって自らの中に想起させられるイメージ」によるダメージが強いです。作品のジャンルとしての方向性は「仮想戦記もの」と言っていいのではないかと思いますが、ささいな諍いが戦争にエスカレートしていく過程を「虚栄心」という人間の心理から読み解いているので、「戦争」と「人間の心」の両方をテーマにしています。
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更紗蝦
ネタバレ幻の鬼畜系雑誌「危ない1号」に一度だけ掲載され、諸事情により続編が描かれることのなかった幻の作品なのだそうで、ジャンルとしてはハードコアポルノですが、電脳ネタがプラスされているので、SF要素があります。「キュリアクス」を名乗る四人組の正体が、ものすごく気になります。一体どんな構想だったのでしょうか…。
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更紗蝦
ネタバレオカルトホラー要素のあるサスペンスです。マンドラゴラが多肉植物っぽい感じに描かれているのは井出先生のオリジナルのアイデアなのは分かりましたが、「マンドラゴラ」と「キルカエア」を同一のものとして扱うアイデアもオリジナルだということはすぐには分からなかったので、「へ~、マンドラゴラの別名はキルカエアなんだ~」と、本気にしてしまいました…。同時収録は、ブロッケン現象がモチーフになっているサスペンスと、料理漫画と思わせておいて実はポルノという作品の二つです。(両方ともタイトル表記なし。)
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更紗蝦
ネタバレ『スーパー主婦連!』(甲斐今日子)、『風家族―星の子―』(立原あゆみ)、『グッジョブ!なのです。』(緒形もり)、『彼女がYESと言えたなら』(長崎さゆり)、『さよなら8月』(広田奈都美)、『杏の通りみち』(清水康代)、『どらまちっく好き!』(金子節子)、『嘘』(佐山玲子[原案/徳永メイ])、『Eternity』(中里りえ)、『さよならの行方』(葉月暘子)、『華の翳り』『夏まで』(井上洋子)が収録されています。立原あゆみ先生は、「星子」という名前に思い入れがあるのでしょうか?
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更紗蝦
ネタバレナカタニという老人が、「男は家庭を持って一人前」という考え方のくせに、自分自身は「恩人の妻だった女性」を片思いし続け、「25年間ずっと思いつづけて10年ほど前恩人が亡くなってさらに3年待ち――ついにプロポーズして結婚した」という経歴なので、自分は晩婚のくせに若いビジネスマンの商談相手には既婚者であることを求めるダブスタぶりにドン引きしました。(「日本の男=ダブスタ野郎」という批判を込めた描写…?)主人公のエヴァの兄にあたるフィンという人物は、『大富豪と禁断の眠り姫』にメインキャラとして登場しています。
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更紗蝦
ネタバレ相思相愛でありながらお互いの意思を確かめ合わずに結婚してしまったニーナとラファエルが、最終的に心を通い合わせるようになったことは良いものの、ニーナの従姉妹のマリシアを妊娠させた男(妻子持ち)が完全に「空気扱い」なのが気になりました。(避妊しないで不倫するという、二重のクズなのに、何のお咎めもなし…?) ニーナの母親が、なかなか味のあるキャラなので、主人公のニーナよりも魅力的に感じてしまいました。
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更紗蝦
ネタバレ『中国・冥婚村~死人と契る花嫁の生き埋め葬~』『紅楼夢』『呂雉―殺戮の皇后ー』『見極め婚~地獄の婚礼前儀式~』が収録されています。(初出は2021年~2022年の『まんがグリム童話』。)『紅楼夢』は、多少エロ要素はあるものの、「ボーイ・ミーツ・ガールもの」としてまとめられています。原作は未読なのですが、このコミカライズを読んで、興味が湧いてきました。
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更紗蝦
ネタバレ『レ・ミゼラブル』のコミカライズではなく、現代日本を舞台に『レ・ミゼラブル』とシンクロした人間模様が繰り広げられる愛憎劇です。同時収録は『紫ベールの王妃』であり、表紙に使われているイラストは『紫ベールの王妃』の単行本( https://bookmeter.com/reviews/99988935 )の口絵なのですが、なぜかこの『レ・ミゼラブルの女』の本文の中では『紫ベールの王妃』というタイトル表記がどこにもなく、電子書籍の購入ページの作品情報の中でしか書かれていないという謎構成です。
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更紗蝦
ネタバレ著者は薬学の専門家なだけあり、遣唐使によって日本にもたらされた毒とはどんなものだったのか…ということに関してはとても面白かったのですが、『竹取物語』に関する仮説に関しては、読んでいてあまりしっくりこなかったです。(歴史ミステリーや伝奇小説のネタとしてなら、十分面白いとは思いますが…。)吉備真備に関しては、著者の考察の部分よりも、江戸時代の国学者から貶されていたということに驚きを感じました。「吉備真備については古代に遡って今後もっと注目され再評価されても良いのではなかろうか」という主張には大いに共感します。
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更紗蝦
ネタバレレイアウトが工夫されているので、食品ごとの糖質とたんぱく質が一目瞭然です。自分が想像していたよりも根菜類の糖質が多かったので、いわゆる「野菜の持つ自然な甘み」っていうのはコレだったのかぁ!…と、妙に納得しました。
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更紗蝦
ネタバレ「自殺を促す香り」を調香できるなら、「他者を殺したくなる香り」も調香できそうな気がするのですが、もし、後者の調香を敢えてしないのだとしたら、前者の調香の方がいくぶんか「人道的」だからでしょうか?(赤ん坊とか、身動きがとれないほど怪我や病気が重い人は、自殺できないので…。)子供の頃のビートが目にした熊の死骸は、ビートを追って崖からうっかり落ちただけだったのか、それとも、ピーター・エンフィールドの調香によって“自殺”した(=自らの意思で崖から落ちた)のか、果たしてどちらだったのでしょうか?
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2012/07/30(4882日経過)
記録初日
2011/02/18(5410日経過)
読んだ本
8017冊(1日平均1.48冊)
読んだページ
1202688ページ(1日平均222ページ)
感想・レビュー
7785件(投稿率97.1%)
本棚
50棚
性別
年齢
53歳
血液型
O型
職業
主婦
現住所
東京都
外部サイト
自己紹介

Twitter → https://twitter.com/sarasaebi
Blog → https://blog.livedoor.jp/sarasata/
     http://sarasata.seesaa.net/
Mastodon → https://mstdn.jp/@sarasaebi

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