2024年12月の読書メーター 読んだ本の数:44冊 読んだページ数:3220ページ ナイス数:1222ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/247008/summary/monthly/2024/12
著者は鍼灸師なのですが、患者が息を吐いている時に鍼を打つのだそうで、その理由は、「筋肉は息を吸うときに硬くなり、吐くときにゆるむ」という特徴があるからだそうです。(24p) …ということは、注射や点滴の針を打つタイミングの時は、息を吐いていた方が、痛みは少ないということに…?
握力は全身の筋肉量を反映しているのだそうで、普段の手の動きとは正反対の方向に動かす(つまりストレッチする)手指筋運動をすると、全身の筋肉量の低下を防ぐ効果が期待できるそうです。(34~37p) 以前、手のひら側の指の付け根にガングリオンができてしまったことがあるので、予防のために定期的に手をストレッチしてはいたのですが、全身に良い効果があるのだとしたら、ちょっと嬉しいです。
「なぜ自分で酒を作ってはいけないの?」の項目は勉強になったので、読んで良かったとは思いますが、元々の雑誌が一般人向けのものではないため、自らのマニアックぶりに陶酔している「おたくしぐさ」を好意的に紹介してしまっているページが多いのが、少々鼻につきました。特に、13pは、「もふもふ」という表現を使いすぎていて、「こうじへの偏愛ぶり」=「萌えアピール」がうざいです。
身内にアスペルギルス症の患者がいるので、20pの、【「甘酒をつくり続けたらスギ花粉症が治ったのよ」(略)飲むだけでなく、仕込むときに空気中のこうじを吸い込むのがいいんだそうです。】という記述には、大変申し訳ないのですけど、読んでいてウェッとなってしまいました。人によってはアレルギーの原因となるので、必ずしもこうじ菌は、人類にとって有用なだけではないです…。
それにしても、この手の本は、どうして、「ED」とか「性欲減退」に効くツボは紹介しても、性欲を抑えるツボは載っていないのでしょうか…。そんなツボはないということなのかもしれませんが、本来は、社会生活を送る上では、「性欲を抑える必要性」の方がずっと重要なはずです。それなのに、「セクハラや性犯罪を未然に防ぐために、いかに性欲を抑えるか」という考え方が、セフルケア関連の本に微塵も見られないのは、一体どういうことなのでしょうか…。
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