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2024年12月の読書メーターまとめ

びぃごろ
読んだ本
13
読んだページ
3666ページ
感想・レビュー
13
ナイス
449ナイス

2024年12月に読んだ本
13

2024年12月にナイスが最も多かった感想・レビュー

びぃごろ
『われは熊楠』『舞台には誰もいない』そして三冊目は古本屋に読書会だと!〈深海〉を営む店主は62才遠藤茂。大学生の姪、吉乃が訪れ本を購入したことを切欠に、開かれた読書会は閉店後の深夜0時~2時。集まったメンバーはゼミの同級生真島、司書の安井、グラフィックデザイナーの中澤、〈深海〉のアルバイト国分の6名だ。選ぶ本はそれぞれが抱える悩みに呼応している巧い作りだ。絵本「いちばんやさしいけもの」はこれ読みたい!と探してしまった(苦笑 知らない人との交流が刺激を生む読書会の力を本たけでなく実体験すべし!
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2024年12月にナイスが最も多かったつぶやき

びぃごろ

2024年11月の読書メーター 読んだ本の数:14冊 読んだページ数:4385ページ ナイス数:518ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/258524/summary/monthly/2024/11

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2024年12月の感想・レビュー一覧
13

びぃごろ
いろんな作品で登場する蔦屋重三郎だが、2025の大河とのことで主人公作品を読む。日本橋の地本問屋豊仙堂を買い取るところから始まる。ここの主人丸谷小兵衛が語る蔦重。吉原の耕書堂を足掛かりに日本橋店で本を売りまくる。狂歌集、草双紙…しかし田沼意次の後の老中松平定信の質素倹約の政を揶揄した狂歌や草双紙が出回ると厳しい取り締まりに遭う…煙草数寄の伝蔵が山東京伝。遠縁で吉原の幼馴染の北川勇助が歌麿だったのかぁ。妻と息子を亡くした小兵衛が蔦重一家と一つ屋根で暮らすのはよかった。お互いの足りないところを補完したね。
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びぃごろ
アメリカでおじいちゃんが孫にプレゼントした本は、読友が昔から読んでいたこの本だったと。なんてグローバル、そして心に残る本は時代も国境も超えると証明されたと思う。花が好きなおとなしい子牛が、成長し大きくなった時、闘牛としてマドリードに連れていかれる話なのだが、ちょっとビックリした、こんなにも分かりやすく、訴えかけてくる絵と文に。日本語訳も縦書きで、イラストも白黒で、古い作りの絵本なのだが、凄くいい‼ ヨシタケシンスケの『もりあがれ!タイダーン』で多くの絵本が紹介されていたが、私だったらこれを推す。
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びぃごろ
『われは熊楠』『舞台には誰もいない』そして三冊目は古本屋に読書会だと!〈深海〉を営む店主は62才遠藤茂。大学生の姪、吉乃が訪れ本を購入したことを切欠に、開かれた読書会は閉店後の深夜0時~2時。集まったメンバーはゼミの同級生真島、司書の安井、グラフィックデザイナーの中澤、〈深海〉のアルバイト国分の6名だ。選ぶ本はそれぞれが抱える悩みに呼応している巧い作りだ。絵本「いちばんやさしいけもの」はこれ読みたい!と探してしまった(苦笑 知らない人との交流が刺激を生む読書会の力を本たけでなく実体験すべし!
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びぃごろ
東京都美術館の開催期間中、足を運ぶことができず返す返すも残念だ。若冲展も2回目で念願叶ったことを踏まえ、次回の開催で必ず行けると信じてぞ。7歳で神童と言われる大人顔負けの筆さばき、南画から始まり、東京美術学校で東山魁夷と同級生だったとは驚きだ。しかし僅か2か月で退学…そこから独学で絵の道をひたすら進んだ。若冲と同じく生きているときにその絵が評価されることはなく、今まさに光を浴びている。ひたすらスケッチをし、植物、鳥、風景の繊細で鮮やかな色彩と陰影のタッチは奄美の風景で唯一無二のものとなる。目が離せない。
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びぃごろ
『目に見えないものが見える中学生キヨカが主人公』と聞いて、吉本さん初読みです。あとがきでこの本への思いが書かれていて、彼女の術中にまんまと嵌められた感じで笑っちゃいました。中学生から高校生へそして巡り合った犬と人…キヨカは見えて人より敏感に感じてしまうからこそ、自分を大切にしている。『匂いをかぎわけ、この身体がいるべき場所にいる。それよりも重要なことはこの世にはない』子どもだけど生きるスキルが身に付いているのだよ。人は誰しもその能力を持っているはずなのだ。研ぎ澄ませ『直感を正しく使うこと』を。
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びぃごろ
文豪の町、多くの作品の舞台となった文京区小日向が舞台である。ここに住む祖母の親友、久世志桜里の家に下宿する坂中真智が主人公。富山から大学進学のために上京、母も大学生のとき下宿したという。「なんなんなーん、どうしよっかのうー」が口癖の祖母とヒツピーだった志桜里の出会い話がすこぶるよい『隣に座るという運命について』驚愕の事実が明らかに。連作短編で人との出会いが綴られる。時には不思議な話も。茗荷谷、小石川植物園、後楽園、九段下、坂や通りの名前が頻繁に登場するので文京区の地図を見ながらの読書となった。散策したい。
びぃごろ
2024/12/19 00:13

「フェノロサの妻」 夏目漱石「琴のそら音」 田山花袋「蒲団」 吉田修一「ひなた」 木内昇「茗荷谷の猫」 村上春樹「1Q84」 横光利一「機械・春は馬車にのって」 江戸川乱歩「D坂の殺人事件」「黒手組」 遠藤周作「沈黙」 森鴎外「鼠坂」 安部公房「鞄」

びぃごろ
2024/12/19 00:20

滝沢馬琴の墓が深光寺に。東に小石川植物園、北にお茶の水女子大、西に椿山荘、南は神田川に挟まれたこの小日向という土地はエアポケットとなって、私の中に存在していなかった。それがこの本を読んで濃密な土地となって表れたのだ!

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びぃごろ
本格的な社会派小説で読み応えがあった。八ッ場ダムを想起させる巨大公共事業の建前と本音が書かれていると思えばいい。33年前のダム工事賛成か反対か、町長選挙の様子も詳しく描かれる。そもそもこれが代議士の秘書監禁事件が発生する遠因であるからだ。13年前の町長選挙では政権交代が起こり反対派の町長が当選する。進んでいた工事はストップするが…いろんなやり口で相手を陥れるのが政治なのか…決して裁かれない大物政治家。従う官僚、マスコミ、そして国民。ラスト題名が刺さる。インタビューが時々挟まれた訳をエピローグで納得する。
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びぃごろ
珍しい、全編白黒でした。なので、各自ぬり絵ができますよ(笑) 日々の生活の中、誰もがゲームをしていると。勝ち負けは人のサガかもしれません。「よっしゃー勝ったー!」って気持ちよくなりたいもん。裏表紙のお姉さん、何に勝ったのか知りたい(๑ˊ͈ ꇴ ˋ͈)ꕤ
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びぃごろ
高齢者小説5作目。75歳の原英太は、71歳の妻の終活を冷ややかに見ている。本人が極めるのは勝手にすればいいと思うが、自分を引き込むのはやめて欲しい。「生きてる間は生きることを考える」と彼は独自の終活を始める。心残りにケリを付けておくー高校時代の初恋の相手に会って謝罪したいーいや~コレほんと相手側は大迷惑、絶対会いたくないし!そこをもうゴリゴリに推し進めていくと、ビリヤードの玉がコンコンコンッと当って、寝た子を起こす思いもよらぬ変化を起こす。世間一般の終活は他人軸、自分軸に動くとそりゃあスッキリするだろう。
びぃごろ
2024/12/12 10:37

終活は残された人たちの助けになるものという理解だったが、この本を読んで色んな解釈があると知らされる。早くから高齢者住宅へ夫婦で住む弟夫婦や、姑との同居がどういう心持ちになるか、人との摩擦が生きる力ね~これはかなり疲れそうだけどね。

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びぃごろ
総理の孫が誘拐されます。でもそこは横関さん『ミス・パーフェクト』と『忍者に結婚は難しい』路線でワクワクしながら読み進めます。犯人グループ、総理大臣家族、官房長官と番記者、ゼットンとルーカスのバディ、干された官僚3名。この5つのグループが巧く物語を転がしていく。その要求は?最終目的は?と読み手も先は分からない。誘拐事件に釘付けとなる全国民の一人となり、固唾を吞みながらYouTubeで公開される内容を待つのみだ。この動画と内容が最高(笑) 隠されたメッセージには全く気が付かなかった(悔しい)一つでも出来たら…
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びぃごろ
徳川家重の御代。徳島藩藩主が一年間に二度も代わる事態に、末期養子に誰を迎えるか五家老が衆議する場で、下の間に控える発言権のない男が立ち上がる、若手の阿波四羽鴉(樋口内蔵助、林藤九郎、寺沢式部)の中老柏木忠兵衛だ。借財が30万両もある藩を立て直すためには英明な君主を迎え、藩主直仕置が必要と考えている。意見が通り、江戸から候補者を見つけてきてみろと言い渡される。そこで引っ張り出したのは、好学で弁が立つも「政には興味なし」という佐竹岩五郎。蜂須賀重喜の成したこと、成せなかったこと。ラストで一気に動く!藍は48色
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びぃごろ
2016~24年各誌に掲載された日常の中で精神に打ち込まれるボディブローダメージをどう緩和するか、処方箋物語が11本。表題作は続編も含めよく練られた作品だ。会社員のみのりは「うそは見破れないけれど、ここぞというときについた自分のうそがばれたことはない」その力にすがってくる人達のお話。「第三の悪癖」習慣管理アプリゲームなるものの存在を知りへぇ~!「我が社の心霊写真」キャスター付きの椅子で後ろに飛びのく衝撃三回、行動し泣けるラストに繋がったよ。「買い増しの顛末」廃番緑のボールペン「居残りの彼女」は小6。
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びぃごろ
ネタバレ小島小鳥と理夢人の物語。幼少期から過酷な夜を過ごす小鳥。無二の友達も失い、自ら保護施設へと向かう。コジマさんがいい人で、名乗り出てくれてよかった。ここでもひどい仕打ちを受けたらどうしようかと思ったよ、もう読むのが辛くなるなぁって。そしたら奇跡のようなリムジンとの出会い。食事ってやっぱり大切、お弁当が二人を繋いだ。物語とはいえ夢見ちゃうなぁ運命の人。宝くじの一等に当たるくらいの確率のような気もするけれど、幸せになる話はホッとする。コジマさんと奈良の室生寺、美船が言った啐啄、リムジンと幸せな凹凸。愛なんだぜ。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2012/09/02(4617日経過)
記録初日
2009/01/05(5953日経過)
読んだ本
3106冊(1日平均0.52冊)
読んだページ
992296ページ(1日平均166ページ)
感想・レビュー
2699件(投稿率86.9%)
本棚
34棚
現住所
東京都
URL/ブログ
http://biigoromoss.blog.fc2.com/
自己紹介

本っていいですよね。
読書メーターに過去の記録を入力&登録は2012/9/3
今後は感想も入れていきます。

手元にない本が殆どなので、すぐに表紙を見られるのが嬉しい♪
本棚にお気に入りを並べられるのも!
新しく自分の部屋ができた感じです。

読みたい本は、まだ図書館予約をかけていないものや購入予定のもの。
積読本は、今まさに手元にあって私に「早く読んで~」とプレッシャーをかけているモノたち。

ますます本を読み進められそうです。
目が悪くなるのだけが心配w



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