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2024年10月の読書メーターまとめ

Satoshi
読んだ本
20
読んだページ
9709ページ
感想・レビュー
20
ナイス
315ナイス

2024年10月に読んだ本
20

2024年10月のお気に入り登録
2

  • ぴー
  • 禄

2024年10月のお気に入られ登録
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  • ぴー
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2024年10月にナイスが最も多かった感想・レビュー

Satoshi
ネタバレ古典文学を連続して読み、疲れたので、エンターテイメント性の高い作品を楽しみたくなり、本書を購入した。トリックミステリーとしてよくできており、探偵役の敗北で幕を閉じる。探偵役の推理が逆に犯人の計画の助けになっているのが、本書の新しさであり、気持ちよく騙された。
が「ナイス!」と言っています。

2024年10月にナイスが最も多かったつぶやき

Satoshi

2024年9月の読書メーター 読んだ本の数:13冊 読んだページ数:6001ページ ナイス数:205ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/279699/summary/monthly/2024/9

が「ナイス!」と言っています。

2024年10月の感想・レビュー一覧
20

Satoshi
私は就職氷河期世代ど真ん中であり、人手不足で採用を加速している社会を冷ややかに見ている。ただ、定性的にしか捉えていないところもあり、本書を購入した。低い就職率から低所得に繋がり、低出生率となるというのが、通説であったが、データ上では有位で無い。少子化が我々の世代から始まったのではなく、別の要因があるとすれば、対策は困難だ。
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Satoshi
闘病生活経験のある著者が日々の生きにくさを描いたエッセイ。カート・ヴォネガットの発言を纏めた愛情と親切の対比が興味深かった。論破王なんてものがもてはやされる世間に一石を投じる内容でもっと注目を浴びてよい作品だと思う。
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Satoshi
タイトルで衝動買い。パンデミックで都市を放棄した東京では人工知能が社会を維持していた。意思を持った山手線と中央線が加速器に生まれ変わる。著者の科学への愛情を感じさせるSF作品だった。
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Satoshi
ドン・ウィンズロウ最後の作品となる。ダニー・ライアンシリーズは犬の力3部作に比べてパンチが効いてないなと思っていたが、綺麗に物語を閉じてくれて、満足いく内容だった。カジノホテルの経営者として成功したダニーは過去の呪縛により破綻するが、最終的には昔の仲間に助けられ、最も大切な息子は救われる。うまく行き過ぎの展開も何度かあったが、それでも読み終えたときの余韻は素晴らしく。偉大な作家だったと再認識させられた。
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Satoshi
満州事変から終戦にかけての軍部の報道規制の歴史を紹介しつつ、その都度に報道はどうあるべきだったかを記載している。知らないことが多く、大変勉強になった。軍部や右翼の暴力だけでなく、軍民離間とされる報道を国家から規制される中、大手新聞社は収益を上げるために国民を戦争の熱狂に引きずり込んだ。その結果、言論の自由は失われ、国民は終戦まで事実を知らぬまま敗戦を突きつけられた。素晴らしいドキュメントであり、報道の意義を読者に問いかけている。
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Satoshi
リーマンショックから波及した欧州の債務危機のドキュメンタリー。各国の国民性を理解できて面白かった。結局、ドイツが莫大なツケを払い、アイルランドは実直に返済するが、ギリシャは責任転嫁。日本国債の破綻に賭けている投資銀行があるみたいだが、大丈夫か。あと、著者のドイツ観は面白い。
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Satoshi
映画の脚本化の処女作とのこと。B級映画のノリが終始続く、さえない倉庫会社のサラリーマンとシングルマザーとベテラン軍人が世界を救う。敵は人類をコントロールする真菌。拡散すれば、人類滅亡のピンチ。全て解決後は2人のラブシーンで終わる。たまにはこのような小説を読むのも楽しい。
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Satoshi
複数の語り手が物語を綴り、全体像が見えてくるよくできたサスペンスだった。登場人物全てが各々の孤独を感じており、他人への感情もそれぞれ異なる。一方的な思いが殺人に繋がり、何も解決せずに物語は終わる。面白かった。
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Satoshi
ネタバレ古典文学を連続して読み、疲れたので、エンターテイメント性の高い作品を楽しみたくなり、本書を購入した。トリックミステリーとしてよくできており、探偵役の敗北で幕を閉じる。探偵役の推理が逆に犯人の計画の助けになっているのが、本書の新しさであり、気持ちよく騙された。
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Satoshi
黒澤明が映画化したドストエフスキーの長編。カラマーゾフの兄弟を読んだ勢いで購入した。トルストイのイワンの馬鹿を長編小説にて真剣に記したら、悲劇的な結末になることを示したかったのか、純粋な聖痴人ムイシュキンの周りは誰も幸福になっていない。ムイシュキン、ロゴージン、ナスターシャ、アグラーヤの恋愛模様が物語の骨子だが、登場人物の行動原理が理解できず、読むのに時間がかかる。上巻では死刑囚に関する議論が突如沸き起ったりと、恋愛小説なのにドストエフスキーの思想が溢れ出ている。
Satoshi
2024/10/13 08:58

カラマーゾフの兄弟と異なり、日本人には理解し難い宗教観がバックグラウンドにあり、読むのに苦労した。純粋な痴人の物語はフォレストガンプのようにキャッチーな方が日本人には伝わりやすい。

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Satoshi
感想は下巻で
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Satoshi
帝国劇場の改装前の最終公演がレ・ミゼラブルであり、今年こそ観に行きたいと思っていたところ、この名作の抄訳版を子供の頃に読んだきりで、ミュージカル映画を観て満足していたことを思い出し、完全版である本書をメルカリで購入した。序盤からミリエル司教の過去から始まるなど、歴史的な背景、主要人物の過去を丁寧に描き、ストーリーを知っていると何だかかったるく感じる。しかしながら、数多い名場面には感動させられるし、ジャン・バルジャンの最期では電車の中で泣いてしまった。
Satoshi
2024/10/09 22:24

本書を読んだあと、ミュージカル映画を見直したところ、ミュージカルは物語が唐突に展開しているように感じられた。映画ではガヴローシュはただの学生運動に憧れる少年にしか見えなかったが、彼の背景を知ればその悲劇も違う味わいになる。映画館で感涙し続けたミュージカルに突っ込みをいれ続けていた。

Satoshi
2024/10/09 22:25

また、主要人物全員の心情が長台詞で描かれているので、正義と愛の叫びが頭にたたきこまれる。本書はビクトル・ユゴーの思想書ともいえる。

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Satoshi
感想は4巻で
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Satoshi
感想は4巻で
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Satoshi
感想は4巻で
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Satoshi
4巻以降はスリリングかつカタルシスに溢れる展開となる。イワンとスメルジャコフの3回に及ぶ対話と裁判における検察と弁護士の議論。それは家族・正義・犯罪・宗教が内包するまさにドストエフスキーの集大成といえる内容だ。聡明なイワンは悪魔との対話の末に発狂し、ドミトリーは無実の罪でシベリア送りとなる。ろくでもない父親の死について、罪の意識から発狂までするイワンは真面目なのか神経質なのか。また、続編の伏線がはられており、偉大な小説にドストエフスキーがどのように決着つけようとしたのか、想像するだけで楽しい。
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Satoshi
感想は5巻で
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Satoshi
大学生以来の再読だが、亀山訳は初読となる。1巻は人物紹介とゾシマ長老一派との議論。2巻はイワンとアレクセイの神学議論からゾシマの半生の記録となり、読者からすれば、約1000ページにわたる議論とゾシマの説法と伝記につきあわされる気分になる。3巻のゾシマの死から物語が一気に進み、父親の他殺、ドミトリーの予審となる。実質的なストーリーは3巻から開始となるが、2巻には物語の核となる大審問官の挿話がある。大審問官には罪と罰のテーマに通ずるものがあり、ドストエフスキーの宗教観を知ることかできる。
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Satoshi
感想は3巻で
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Satoshi
感想は3巻で
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2012/11/03(4403日経過)
記録初日
2012/11/03(4403日経過)
読んだ本
1793冊(1日平均0.41冊)
読んだページ
707420ページ(1日平均160ページ)
感想・レビュー
1593件(投稿率88.8%)
本棚
29棚
性別
職業
技術系
現住所
神奈川県
自己紹介

ミステリーを中心に読んでいます。

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