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2025年11月の読書メーターまとめ

Satoshi
読んだ本
14
読んだページ
5735ページ
感想・レビュー
14
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2025年11月に読んだ本
14

2025年11月にナイスが最も多かった感想・レビュー

Satoshi
引退した捜査局の長官が脳梗塞の主治医からの提言で25年前の少女強姦殺人事件を調査する。相棒はかつての刑事仲間であり、親友と介護士の女性。複数の賞を獲っただけあり、かなりの面白さ。主要人物の魅力もさることながら、被害者家族の伏線まで綺麗に回収しているストーリー展開は見事だ。時効を迎えた犯人を法的に追い詰めようとする主人公の矜持に感嘆する。
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2025年11月にナイスが最も多かったつぶやき

Satoshi

2025年10月の読書メーター 読んだ本の数:14冊 読んだページ数:5636ページ ナイス数:247ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/279699/summary/monthly/2025/10

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2025年11月の感想・レビュー一覧
14

Satoshi
The coveとそれに伴う大地町への抗議が起こる前に描かれたイルカに関する著作。著者は公平にイルカ漁とイルカを観光資源にしている地域について記している。壱岐島の害獣駆除としてのイルカ漁とそれに反対する海外の方々の並行した主張は現在の熊駆除に似ている。イルカの生息域に人間が後から入ったのだから、人間が譲るべきといった正論は外野のみしか主張できない意見だ。文庫版後書きに著者のThe coveに関する意見がある。イルカ漁反対派の意見を頭ごなしに否定することは得策で無いが、漁師の生活だって尊重されるべきだ。
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Satoshi
トランプをはじめとした右派というには知性に欠ける政治家が台頭する理由が分からなかった。日本でも兵庫知事選、宮城知事選で明らかなデマが飛び交った。その現象をSNSのアルゴリズムとそれを利用する人物の解説により明らかにさせている。なかなか興味深い内容であった。彼ら彼女らがオールドメディアというものの方がまだマシだなと思う。
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Satoshi
謎の山の民とされたサンカについて、その歴史と過去の研究を記している。その記録はほぼ無く、著者の推論が中心になっている。ミステリアスな存在であるので、歴史小説に登場しているが、被差別民であることは変わらず、そのルーツは飢饉時に食料求めて山に入った農民とのこと。
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Satoshi
エルロイの新シリーズであり、暗黒のLA4部作の前日譚となる。刑事の語り口とケイ・レイクの日記で物語は進む。真珠湾攻撃の前日に日本人家族が殺害され、日系人刑事が捜査する。日中戦争のなかで、LAでも日系と中華系の対立があり、そこで謀略を働かす悪い白人と共産主義者たち。本作でも大活躍のダドリー・スミスは暴力性と性的倒錯を抱えながら危機を乗り越えていき、なぜか共感を持てるキャラクターだ。次作はいつ出版されるのだろうか
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Satoshi
感想は下巻で
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Satoshi
世界の終わりとハードボイルドワンダーランドと対を成す作品。村上春樹が若い頃に温めていたストーリーを同作の30年後に出版する。賛否両論あるみたいだが、私はかなり楽しめた。壁に囲まれた架空の街と現実世界を往来し、自分の影と後任を見つけることで架空の街から出る主人公。ガルシア・マルケスを引用することにより、空想と現実を隔たる不確かな壁を隠喩するなど、ファンタジックな世界を丁寧に解説している。余韻を残した物語の閉じ方も素晴らしく、シン・エヴァンゲリオン劇場版のラストを観たときと同じ気持になった。
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Satoshi
感想は下巻で
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Satoshi
登山に関する短編集。山の名前から登山道具、登山家達の伝記まで網羅されている。登山家についても長谷川恒男やメスナーといった有名人からあまり知られていない登山家まで紹介されている。松濤明の壮絶な遺書は山を愛するものとして、心に迫るものがある。なぜ、人は山を登るのか、そのヒントが本書にはある。
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Satoshi
引退した捜査局の長官が脳梗塞の主治医からの提言で25年前の少女強姦殺人事件を調査する。相棒はかつての刑事仲間であり、親友と介護士の女性。複数の賞を獲っただけあり、かなりの面白さ。主要人物の魅力もさることながら、被害者家族の伏線まで綺麗に回収しているストーリー展開は見事だ。時効を迎えた犯人を法的に追い詰めようとする主人公の矜持に感嘆する。
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Satoshi
日本人でありながら、旧満州にて馬賊の頭領となった男である小日向白朗を題材にした小説。騎馬を用いた冒険活劇として小日向白朗を描くのではなく、満州事変から盧溝橋事件を通じて日本敗戦、中国内戦までの歴史に巻き込まれながら、己の信念を貫く英雄の物語になっている。様々な勢力が台頭する広大な中国と戦争するなんて、日本も愚かな選択をしたなと思う。挙げ句の果てが真珠湾攻撃なのだが。
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Satoshi
高名な作家は名前を偽り、その生涯を閉じた。作家が溺愛した2人の娘と愛されなかった妻。2人の語りと作家の作品の引用で物語が進む。作品には作家の半生が隠喩されており、読者に真相が明かされる。同性愛者が精神病とされた時代での作家の秘密、愛されなかった妻の再生、父親を敬愛していた娘たちの葛藤と多くのテーマを綺麗に帰着させている。
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Satoshi
爆弾テロ事件を起こした組織の末端だった梶原譲二の娘による半生記。複雑な生い立ちであるのに関わらず、ユーモア溢れる内容なので、重苦しくなることなく読めた。潜伏生活は面白く、世代も近いことから、懐かしさを感じながら読み進めた。父親のインタビューなどが無い分、巻き込まれた家族のアンビバレントな想いを感じられる。
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Satoshi
少年が性的暴行を受け殺害された。容疑者は教師兼コーチであるが、アリバイ有り。捜査が進む中で被害者の家族が容疑者を殺害する。上巻は悲惨な事件を描き、後半はその真相となるスーパーナチュラルな存在を追う。ファインダーズ・キーパーズのキャラクターが出てくることにより、ミステリーとホラーの融合が上手く成されており、リーダビリティの高さは素晴らしい。ラスボスが呆気ないところもキングらしくて最後まで楽しめる作品だった。
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Satoshi
感想は下巻で
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2012/11/03(4786日経過)
記録初日
2012/11/03(4786日経過)
読んだ本
1987冊(1日平均0.42冊)
読んだページ
781265ページ(1日平均163ページ)
感想・レビュー
1787件(投稿率89.9%)
本棚
30棚
性別
職業
技術系
現住所
神奈川県
自己紹介

ミステリーを中心に読んでいます。

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