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2024年3月の読書メーターまとめ

isutabi
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感想・レビュー
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ナイス
125ナイス

2024年3月に読んだ本
19

2024年3月にナイスが最も多かった感想・レビュー

isutabi
(Ⅰ)死者の痕跡を辿っているうちにだんだんいろんなことがわかってくるというタイプはけっこう好みです。 (Ⅱ)半分くらい読んだところでなんとなく『世界でいちばん透きとおった物語』がどんなものかはわかってしまった。 (Ⅲ)ラストまで気づけなかったのはこの本自身の仕掛け…なんてアホなことをするんやと微笑んでしまった。
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2024年3月にナイスが最も多かったつぶやき

isutabi

読書メーターさんからBOOK☆WALKERで使えるコイン1000ポイントが当選したみたいでびっくりしましたが、ありがたく使わせていただきました。何にしようかなーと悩みましたがずいぶん前に図書館で読んで気に入ってた、わかつきめぐみさんの『ご近所の博物誌』の白泉社文庫版(「言の葉遊学」も入ってる)のと、『ゆるキャン△』のはじめの方がセールになってたんで1巻から4巻までをクーポンも併用して。けっこう買えたなあという感想です。どうもでした。

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2024年3月の感想・レビュー一覧
19

isutabi
(Ⅰ)喪われたもの、喪われるであろうもの。それに対する切なさのようなものを感じる。 (Ⅱ)小説というより半分詩のようでもある話が六つ。 (Ⅲ)小型で瀟洒な本で内容に合っている。
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(Ⅰ)あっさりさっぱり読める青春もの短編集ミステリ風味。 (Ⅱ)ちょっとした謎とちょっとした推理。 (Ⅲ)全体に「好感が持てる」という感じ。
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isutabi
(Ⅰ)現象だけ見ていると非現実的で不思議で不穏、一筋縄ではいかず、なかなか解きにくい謎。しかしわりと無理のない真相。ミステリとしてよくできてるんじゃなかろうかと。 (Ⅱ)いわゆる描写はほとんどなく、おおむね状況だけ淡々と描かれる感じ。文章を楽しむというタイプではないです。おそらくそれが不穏な空気を醸し出しているのかと。 (Ⅲ)いろいろ趣向こらしてサービスしてくれてはんなあと感心しました。
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isutabi
(Ⅰ)阿黍宗佑が異星知性体の傀儡として最強の敵となって蘇ろうとし、青鬼となった姥山冬九郎もカナエたちを抹殺するために接近している中、圭は持てる能力を駆使し迎撃準備をする。 (Ⅱ)使えるものはすべて使い倒し、自分にできないことは、できる奴に任せる。(p.322) (Ⅲ)第一巻から第六巻までを巨大な設定として隠し、いきなりこの巻から始まってすべてが謎のまま目まぐるしく進んでいくってのもけっこうおもろかったんではと思えたり。
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isutabi
【オーブランの少女】オーブランほど美しい庭は見たことがない。(一行目)/花の名前の病弱な少女たちが集められたサナトリウム。 【仮面】アトキンソン医師がベツィ・バルベル夫人を殺すに至ったのは。 【大雨とトマト】トマトのサラダを注文した少女は父親を探しているという。 【片想い】寄宿舎で同室の環の行動に不自然さを感じる岩様と呼ばれるちょっとゴツい少女。 【氷の皇国】極寒の地のラズラトリア湖で首のない人間の死体が網にかかった。吟遊詩人は心当たりがあると言ってすでに滅びた国ユヌースクで起ったできごとを語り始める。
isutabi
(Ⅰ)岡崎公園で開催される第一回京都コーヒーフェスティバルにタレーランも参加。そこにはかつて関西バリスタコンペティションを騒がせた石井春夫と黛冴子もいる。当然のように妨害が始まるが果たして石井たちのしわざなのか? (Ⅱ)犯人と動機は半分くらいのところで察しましたがどう証明すればいいのかは最後まで思いつけませんでした。 (Ⅲ)上手に使いこなせば嫉妬が、願いを叶える原動力になることもあるだろう。(p.308)
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isutabi
(Ⅰ)主人公やからイクタたちは大丈夫と思ってはいてもギリギリの状況による緊張感は感じる。 (Ⅱ)ライバル登場、「不眠(ねむらず)の輝将」と呼ばれる華麗なジャン・アルキネクス。 (Ⅲ)イクタにとっては撤退戦。二人のなしたいこと、なすべきこと、なせること、避けたいことがまだ出会わぬままにぶつかり合う。
山川欣伸(やまかわよしのぶ)
2024/04/25 20:28

今作は、緊迫したシチュエーションと心理描写が見事ですよね。撤退戦を迫られるイクタの苦悩や戦略が、物語に深みを加えていると感じます。

isutabi
2024/04/28 00:24

正直、最初は軽い気分で読み始めましたが、なかなかシビアな感じで今後はあんまり雑に読めないなあと思ってます。

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isutabi
(Ⅰ)デュカスかわいい。 (Ⅱ)お気楽デュカスがいたならば深刻になりそうな話だっておもろくなるよ。 (Ⅲ)デュカスと龍一さんと玉緒さんと冴子さんをずっと見ていたくなる。
isutabi
(Ⅰ)前巻の後半あたりからギャグ担当はどうやら主人公の黒川メインとなったようで白石の鬱陶しさが軽減され、より楽しめるようになりました。ついでに真面目だった赤木君もだいぶ毒されてきています。もう少し育つといいツッコミ役となるでしょう。 (Ⅱ)トリックは、けっこう複雑です。いや、バカ騒ぎで道筋が見えなくなるタイプのバカミスと言えるかもしれません? (Ⅲ)今回も充分楽しめました。
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isutabi
(Ⅰ)「心淋し川」は流れのない川。塵芥が溜まっている。人もまた澱のように集まるが人にはそれでも流れがあるようだ。 (Ⅱ)短編連作は、住人のひとりひとりにフォーカスを当ててそれぞれの澱を描き出す。流れていく澱もあれば流れない澱もある。 (Ⅲ)じつのとこ、哀歓系時代ものは苦手やったりするんでたまにお試しのつもりで読む程度なんやけど、今回まあまあ読みやすかったのは一編一編が短くかつ展開があっさりしているからやろうか。文章がいいということもあります。
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isutabi
(Ⅰ)ミステリとしてもかなり凝ってました。個人的にはここ数年、たまたま平家物語に親しく接してたのでキャラや歴史上の位置づけをイメージしやすかった。(Ⅱ)今回も頼盛が探偵役でかつ長編。清盛の息子たち宗盛、知盛、重衡らも活躍(捜査妨害?)。ほとんどが福原にある清盛屋敷でのできごと。化鳥。小長刀盗難。青侍殺害。神の顕現。厳島神社の小内侍襲撃。猿の福丸殺害。単独犯なのか? 犯人の目的は?(Ⅲ)方針は悪くなかったのに方法が清盛らしからぬ杜撰さで、以前から疑問に感じていた福原遷都の驚愕の真相? 「揺籃の都」の意味は?
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isutabi
(Ⅰ)個人的にはこのシリーズ、ストレスをまったく感じないので楽しめる要素しかない。宇宙空間に浮かぶ博物館惑星、SF成分、美というものの考察、人間というものの考察、喜怒哀楽。ずっと続編出続けてほしいけど、この盛り上がり方からするとさすがに最終回かなあ?(Ⅱ)引き続き、健が主人公。三か月ほど続くアフロディーテ五十周年記念フェスティバルのための準備期間が描かれる。(Ⅲ)ダイクの成長、このままいけば遠からずミスター・スポックのような相棒ができるかも。
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isutabi
・夢想する者とその行き着く先。 ・一種のユートピアものかも。 ・理解できないことに出くわしたとき人は戸惑う。そして分類したがる。そうやって理解しようとする。人生は分類の連続でもある。ただし自分の望むように。分類はその人自身をあらわす。高潔な人は高潔な分類を、卑しい人は卑しい分類を。いずれにせよ分類するしかなく、しないではいられない。おそらくは安心のために、自分の中の収まりのよさのために。結局人は理解しているわけではない。この本は分類などせずそのまま受けとめたほうがよいものだろうと思う。と、ぼくは分類する。
isutabi
(Ⅰ)贅沢でゆったり心地よくなれる本です。 (Ⅱ)大きすぎる鼻で困っている善智内供のところに蘆屋道満が来て治してくれると言う。折しも琵琶の名器牧場がなぜか鳴らなくなっており博雅が演奏することになった。 (Ⅲ)桜が咲く頃に読んだらさらに心地よくなるかもしれまへんね。
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isutabi
(Ⅰ)死者の痕跡を辿っているうちにだんだんいろんなことがわかってくるというタイプはけっこう好みです。 (Ⅱ)半分くらい読んだところでなんとなく『世界でいちばん透きとおった物語』がどんなものかはわかってしまった。 (Ⅲ)ラストまで気づけなかったのはこの本自身の仕掛け…なんてアホなことをするんやと微笑んでしまった。
が「ナイス!」と言っています。
isutabi
個人的に、影響を受けたかもしれないことを考えてみると星新一さんの著作はものの見方に影響してるかもしれへんなあとか思いますが、その挿絵であった真鍋博さんの作品も小説の雰囲気を作り出していたやろうと思うんでやっぱりなんらかの影響を受けていたかも(和田誠さんの絵も同様ですが)。そんな絵が集められたこの本ですが懐かしいというよりむしろ新鮮な感じでした。
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isutabi
(Ⅰ)笠井泉二の設計する建物はこの世にありながらこの世ではない別の場所に建っているのかもしれない…かつて建築やってたんで興味あって建築モチーフの小説はいろいろ読んできましたが、これまでの中ではいちばん好きになったかもしれません。 (Ⅱ)注文主の物語とできあがった建物と建築家自身について描かれる静かな連作短編集。 (Ⅲ)それまで継続していた時間が唐突に断ち切られ、現実の外へ放り出されたような気分である。(p.114)
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isutabi
(Ⅰ)読み損ねてた一冊。前巻読んでからたぶん十年以上経っててほぼ忘れてたけど、父親が妖怪親父になってることと、二人の関係と、河合さんと、龍村大先生は覚えてた。こゆときキャラが大事やなあ。これが現在最新刊と思うけど次がないまま、こちらも十年以上経っているのでは? 完結は果たして、あるのか? (Ⅱ)河合がイギリスに行ったとの情報を得て追跡することになり追いついた先で森の父トマス・アマモトの過去を知る。 (Ⅲ)トマスさんのために、祈りたいなって思って(p.224)
isutabi
(Ⅰ)実地訓練のため北域鎮台で山岳民族のシナークと対するが、善悪で言えば一方的にカトヴァーナが悪。また、シナークらしくない言動にイクタは違和感を感じる。 (Ⅱ)シナークの指導者ナナク・ダルの大義。一介の兵士カンナ・テマリのささやかな望み。 (Ⅲ)イクタなら存在するだけで害悪にしかならないような存在は(殺すのではなく)排除することも可能やと思うけど彼はそうしない。そのことの危険を知っているからかもしれない。でもアレを早めに排除してたらなんとかできたかもしれないのになあとも思う。ストーリーにならなくなるけど。
山川欣伸(やまかわよしのぶ)
2024/04/25 20:28

イクタの戦略や人間性をはじめ、物語を深く味わうポイントが多く、共感しながらも考えさせられる一冊ですね...。

が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2013/01/13(4124日経過)
記録初日
2005/01/11(7048日経過)
読んだ本
1997冊(1日平均0.28冊)
読んだページ
554817ページ(1日平均78ページ)
感想・レビュー
1031件(投稿率51.6%)
本棚
5棚
性別
現住所
大阪府
外部サイト
URL/ブログ
https://tabineko.hatenadiary.org/
自己紹介

お気に入りの椅子ひとつだけかついでふらふら旅したい。

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