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2024年3月の読書メーターまとめ

tan
読んだ本
8
読んだページ
2420ページ
感想・レビュー
8
ナイス
432ナイス

2024年3月に読んだ本
8

2024年3月にナイスが最も多かった感想・レビュー

tan
犯行と犯人が分かっていてもパーティーの参加者全員が共犯者かも知れないというアガサクリスティーの日本版のような展開。東野作品は複雑なはずなのになぜか読みやすくてページが進んでしまう。幸せな富裕層に見えても誰もが表の顔と裏の顔を持っていて、加賀の推理でどんどん謎が明らかになっていくが、これで終わりかとおもいきや、ラスト、「あなたが誰かを殺した」のタイトルに納得。最後の最後まで面白かったです。映像化間違いなしの作品ですね。
が「ナイス!」と言っています。

2024年3月の感想・レビュー一覧
8

tan
はじめましての作家さん。50代独身の性に自由奔放な女性を描いているのかと思ったが、育ちもそこそこで仕事も出版関係の管理職、茶道を嗜む。という一般人とは違う愉里子は「地味目な女」というよりも華やかな女のほうがしっくりきたと思う。またこの作者が愉里子と同年代でありながらこの作品を描いたことに疑問が残る。愉里子と万江島は41歳と60歳の設定が良かったのでは?と思った。自分の恋愛、茶道の他に会社のセクハラ問題や親の介護、友達の駆け落ちなどあまりにも盛り沢山すぎて消化不良ぎみでした。
が「ナイス!」と言っています。
tan
棟方は作品も含め人間的にも大好きで、以前見たドキュメンタリー映像でも板の上にピッタリ顔をくっつけて一心不乱に彫る姿が印象的でした。鶴太郎主演のドラマで見たりとよく知っていましたが、書籍は初読で、妻目線から描かれたマハさんならではのこの作品は素晴らしかったです。チヤの言うように「もし棟方が展示の手伝いに行ってなければ…もし柳と濱田に出会わなければ…」。偶然と奇跡が「世界のムナカタ」を生み出したのだが、偶然と奇跡とは起こるべくして起こるものだと思うのでそれは必然だったのではないかと思います。
が「ナイス!」と言っています。
tan
世間では「8050問題」と言われているが、どの世代であっても引きこもりがいる家庭では辛い問題。我が家は引きこもりではないけれど、親として自分に当てはめて共感できる部分や思い当たる箇所が多々あって苦しい読書でした。物語としては初めから「この人が怪しい」とは思っていましたが、プロローグとどう繋がっていくのか予想がつかず。ラスト、そうきたか!と。中山さん、最近は立て続けに出すので残念も多いのですが、このシリーズはハズレがなくて好きです。しかし最後の一行には笑ってしまいました。
が「ナイス!」と言っています。
tan
最近、連続殺人系を立て続けに読んでいてちょっとお疲れ気味でしたが頑張って読みました。秋吉さんだからイヤミス全開だろうと期待値大でしたが、まさか完全犯罪とは。ミスコンが舞台なので裏の顔アリ、ドロドロ感満載なのは予想通りで犯人も目星がついていましたが、動機までは読めませんでしたね。実際のミスコンを見てると、よく似た顔や髪型の人が何人もいて違いが分からない気がしてましたが、この表紙絵もそうかと思っていたら、そういうことだったんですね。なるほど!の作品でした。
が「ナイス!」と言っています。
tan
作家がミステリーに出てきそうな豪邸を建ててお披露目会を開き、そこで事件が起きる。密室や地下室の隠し部屋、真犯人などよくある展開ではあったが、面白い作品でした。何枚も登場する家の中の写真が凄くて「実在する家かな?」と興味津々でしたが最後に下村さんの家だと分かってビックリ!QRコードで検索したら調度品も全部本物でうっとりでした。ただ、場所が住宅街の中に建っていて半減しました。やっぱり素敵な洋館は表紙絵のように木々に埋もれて姿を現す感じが欲しかったですね。景色も揃ってこそ完成なのでは?と残念に思いました。
meg
2024/03/16 09:34

はじめましてー。場所が住宅街なのが残念なの、なんか分かりますー。森の奥なのに何でこんな縦長な間取り?って思っちゃったし。京都にお住まいだし、資金その他ご事情もあるだろう中で、これだけがんばって建てたのだし、そこは多少目をつぶりましょう~(笑)

tan
2024/03/16 09:52

magさん、コメントありがとうございます。まあ、自宅なんだしわざわざ森の奥に土地買って建てるなんてあり得ないでしょうけど、両隣にフツーの家がピッタリと建ってて豪邸の価値が下がって見えて残念。ここまで頑張ったなら完璧を目指して欲しかったです。他人事だから言えるんだけど。

が「ナイス!」と言っています。
tan
はじめましての作家さん。なかなかの面白い作品でした。しかし事件がDVや娘の友達の虐待など複数あって、頭がついて行くのに精一杯。最後一つに繋がるのかとおもいきや、それぞれの事件で解決したので、ジェンダーでまとめたかったのは分かるけどこんなに盛り沢山でなくても良かったのでは?と。また、主人や旦那など呼び方のくだりは必要ないかなと。ちょっとウザかったです。でもラスト、志波と鞍岡の繋がりが分かった時はウルっときました。志波は不可解な男だったけど一気に好感度UP!志波には環紀と是非とも幸せになって欲しいですね。
が「ナイス!」と言っています。
tan
犯行と犯人が分かっていてもパーティーの参加者全員が共犯者かも知れないというアガサクリスティーの日本版のような展開。東野作品は複雑なはずなのになぜか読みやすくてページが進んでしまう。幸せな富裕層に見えても誰もが表の顔と裏の顔を持っていて、加賀の推理でどんどん謎が明らかになっていくが、これで終わりかとおもいきや、ラスト、「あなたが誰かを殺した」のタイトルに納得。最後の最後まで面白かったです。映像化間違いなしの作品ですね。
が「ナイス!」と言っています。
tan
事件の結末は予想通りでしたが、テーマそのものはなかなか興味深い内容でした。AIが雑務を軽減したりとコンピュータ的に使われるのはアリかと思いますが、人に代わって人を裁く時代がやってくるとは思いません。以前、TVで「その人の情報全てをAIに読み込ませてもう一人の自分を作ってリモート会議に参加させる」というのをやってましたが、そもそも自分の趣味趣向ましてや性癖など全て明らかにする人っているでしょうか?心情も日々変わるものです。裁判官こそ最後までAI化にならない仕事だと思います。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2013/01/19(4116日経過)
記録初日
2013/01/05(4130日経過)
読んだ本
1013冊(1日平均0.25冊)
読んだページ
294482ページ(1日平均71ページ)
感想・レビュー
999件(投稿率98.6%)
本棚
9棚
性別
血液型
A型
職業
専門職
自己紹介

せっかく読んでも、記録に残さないと記憶に残らず残念に思っていたので、読メがあって大助かりです。
 読メを始めて、全く知らなかった作家さんの本に出会ったり、興味のなかったジャンルに挑戦するようになったりと、自分の幅が広がってとても嬉しく思っています。
 たくさんの読書家さんともつながりたいので、よろしくお願いします。

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