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2025年1月の読書メーターまとめ

ガクガク
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感想・レビュー
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2025年1月に読んだ本
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2025年1月のお気に入られ登録
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  • 有坂汀

2025年1月にナイスが最も多かった感想・レビュー

ガクガク
ネタバレ箱根駅伝の本番スタート。番組制作の放送局の話をサブストーリーで描くことで、まさに実況の臨場感がダイレクトに伝わる。それにしても「箱根」は特別なんだと改めて思う。あの中継番組がなければ、そこまで全国的な注目にはならなかったかもしれない。各区間毎に走る選手がクローズアップされて、その都度こぼれそうになる涙をこらえないといけない。六区の猪又丈、七区の佐和田晴、そしてアンカーの青葉隼人。彼らのこの日までの人生が、辛島アナの絶妙の実況でハイライトされる。何よりすごいのは、甲斐監督だ。記録や順位に関係ない胸熱の物語。
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2025年1月にナイスが最も多かったつぶやき

ガクガク

【抹茶読書会】あ~完全に出遅れた~正月早々に『箱根駅伝』が読めて感動しました! アルフォート濃抹茶をつまみながら。

【抹茶読書会】あ~完全に出遅れた~正月早々に『箱根駅伝』が読めて感動しました! アルフォート濃抹茶をつまみながら。
ガクガク
2025/01/12 22:54

くたなおさん、ありがとうございます。

ガクガク
2025/01/12 22:55

ゆきちさん、こんばんは。早く手にできるといいですね~

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2025年1月の感想・レビュー一覧
17

ガクガク
ネタバレ東日本大震災で痛恨の経験をした津波予測。その実現困難な予測システムの開発に挑戦するはみ出し者の科学者たちの奮闘を描く物語。読み始めて途中で気がついたけど、中のタイトルページに『ウミツバメ』の略図が載っている。実生活に役立つ科学や技術、まして災害や防災に直結するものとなると、携わる科学者や技術者の意識や心構えが重要だ。この小説に登場する人たちは、その大切なことを忘れなかった者たち。綱渡りのような開発の結果が現実の津波予測につながって死者が出なかったのは本当によかった。この技術モデルが実在することにも驚いた。
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ガクガク
ネタバレ巳年なので読んでみた。20年前に発行された本なので、現在の奄美の森とハブがどんな状況になっているのかわからないが、かつていた伝説のハブ捕り名人、森さんの話はとても興味深く読んだ。簡単な捕獲器を持ち草履ばきですたすたと奄美の森に入って行く名人。独自の捕獲技でいとも簡単にハブを捕まえてしまう。マングースを持ち込んだ人間は愚かだが、人間の都合で生態系に色々と介入していくのは、本当に難しいことだ。「奄美の森はハブが守ってきた」。確かにそうかもしれない。奄美が世界遺産に登録された今、貴重な生物が生き残ることを願う。
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ネタバレ乾ルカはたぶん初読。誰かと一緒にいるのがものすごくストレスになる主人公の少女、蒼( あお)。彼女がなりたいものとして焦がれ続ける『夜間街光調査官』。成長するにつれ、そんな職業は存在しないと思いつつも、辛い時にはいつもすがってしまう妄想だ。優しさに見せかけて常にストレスを与え続け蓄積させて来た母への葛藤。ようやく巡り逢えた「一緒にいたい」と思える存在。あり得ない存在だった職業が現実に見えてきたラストには読者としても救われる思いがした。母親からのストレスにいつか爆発するんじゃないかとハラハラしながら読了した。
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ネタバレいもとようこさんの「日本昔ばなし」シリーズの一冊。天狗のうちわだと思っていたけど、天狗の「葉」うちわ。金色の方であおぐと鼻が伸び、銀色の方であおぐと縮む超ユニークなアイテム。ごさくさん、まんまと天狗をだまして葉うちわを手に入れる。さっそく自分の鼻で試してウキウキ、ルンルン。次は誰かに試していたずらしたくなる。運悪くいたずらされて鼻が伸びちゃったのは長者の美しい娘。この娘の鼻を縮めて、まんまと娘の婿におさまる。婚礼の宴で飲み過ぎたごさくさんは、嫁さんに鼻を伸ばされて、雷さんのところに行っちゃいましたとさ~。
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ガクガク
ネタバレ恐ろしく感想を書くのが難しい。二度読だが、たぶん三度読んでも書きづらいと思うけど勇気を出して書く(笑)。詩的散文といえばいいのだろうか。だがストーリーもきちんとあってやはり小説だ。産後まもなく早世した姉についての生死を、「白」のイメージで様々に連想し、自分の代わりに姉が生きていたらと仮定する。灰塵から全てを創造した特異な街ワルシャワで、何度も何度も繰り返し生きていた姉を妄想する。テレビの読書番組でいとうせいこうが「極限まで削ぎ落とした表現」と言っていたが、その分読者に委ねる余白がとても大きいということだ。
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ガクガク
ネタバレ「小さな石のかけらから46億年に及ぶ地球の歩みを垣間見ることができる」、まさにその通りだ。私たちの周りにある石は、そういう意味で「小さな地球」なのだ。石は面白い、石には色々な鉱物が入っている、宇宙からやって来る石もある。古い石は地球の年齢とほぼ同じ、山のような大きな石もあれば小さな砂粒も石。動物たちは石を道具として上手に使う、もちろん人は石をもっと色んなことに使って役立てている。何より石は美しい。そして石は、とてつもない時間をかけて形を変え循環する。それは地球の歴史そのもの。最終ページには美しい石の数々。
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ネタバレ穴の中は、一体どうなっているのか?どんなものがいて何をしているのか、そんな好奇心に応えてくれる絵本。リンゴの穴の中、壁の下の穴の中までは予測の範囲。リコーダーの穴には誰がいる?耳の穴の中は、突然恐怖のSF世界になる。もっと色んなものの穴の中をのぞいて見ると、鼻毛を刈る小人、虫歯をほじくるモグラ、トイレ掃除をするタコまでいたりする。そしてこの絵本の穴に入り込んだら・・・そこは「穴場レストラン」。今まで登場した穴の中の住人たちがテーブルを囲んで美味しそうなドーナツを食べてる。穴の外に出る方法はクジラの潮吹き。
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ガクガク
ネタバレはらぺこのライオンと色んな種類の動物が同じ場所に一緒にいる。このシチュエーションでその後どうなるか、という話です。まあ、予想通りライオン以外の動物は少しずつ減っていくよね。で最後はライオンとカメだけになるけど、ライオンが真っ暗な部屋に移動して電気をつけると、何とハッピーなサプライズ!なーんだ、そうだったのかと安心させといて、やっぱり・・・残されたのはバースデーケーキとカメだけ。そして最後の最後に遅れてやって来たのは? 時空を超えた究極のどんでん返しにビックリすること間違いなし。最後に笑うのはカメさんです。
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ガクガク
ネタバレあの「成瀬」の宮島さんが今度はどんな話で楽しませてくれるのかと、期待をふくらませつつ読む。独身のしがないwebライターが、仕事絡みでひょんなことから婚活業者の婚活パーティーを手伝うはめに。そこには数々のカップルを誕生させてきた伝説の「婚活マエストロ」と呼ばれる女性スタッフがいた。婚活の具体的シーンの展開を楽しく読みながら、二人の仄かな恋の行方からも目が離せない。そのマエストロにはある特殊な能力があった。そして主人公にも、婚活スタッフとしての優れた適性があることがわかる。婚活旅行で琵琶湖に行くのはご愛嬌だ。
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ネタバレタイトル通り卵から生まれる瞬間がメインだけど、どんな卵があるのか、卵を産む生き物、巣づくり、卵の中についても分かりやすい説明がある。あとは、1ページずつその生物の卵が生まれる瞬間を解説。ただどうしても鳥類が多くて、似たり寄ったりの感じ。気づいたことは、どの鳥たちも、卵の殻をつつき始めてから完全に出てくるまで、もの凄い時間がかかるということだ。ザラに2日や3日もかかる。それこそ生まれる時の最初にして最大の試練だ。この試練を乗り越えなければ、この世に生存することはない。コーンスネークの卵はマシュマロみたいだ。
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ガクガク
ネタバレ箱根駅伝の本番スタート。番組制作の放送局の話をサブストーリーで描くことで、まさに実況の臨場感がダイレクトに伝わる。それにしても「箱根」は特別なんだと改めて思う。あの中継番組がなければ、そこまで全国的な注目にはならなかったかもしれない。各区間毎に走る選手がクローズアップされて、その都度こぼれそうになる涙をこらえないといけない。六区の猪又丈、七区の佐和田晴、そしてアンカーの青葉隼人。彼らのこの日までの人生が、辛島アナの絶妙の実況でハイライトされる。何よりすごいのは、甲斐監督だ。記録や順位に関係ない胸熱の物語。
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ガクガク
ネタバレ今年の箱根駅伝の興奮も冷めやらぬうちに本書を読む機会が巡ってきた。何よりこういうスポーツものは、基本的に爽やかで、あんまり裏やドロドロしたものがなくいいね。箱根駅伝をテーマにした本は他にも読んだけど、池井戸さんの新たな主役は「関東学生連合チーム」と、中継番組を制作する放送局の視点を入れたこと。主役になれないチームたちを主役にし、伝える側の人々の視点で、視聴者でもある読者の感情をうまく取り込んだと思う。余談だが、今年の学生連合チームに、妻の元職場の上司の息子さんが出場していて、その力走を密かに応援していた。
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ガクガク
ネタバレ【第172回直木賞候補作を読む】5作目、コンプリート。徳島藩の「阿波宝暦明和の変」の史実をベースに、読みごたえのある歴史活劇エンタメに仕立てた作品。莫大な借財を抱える藩の藩政改革を企図する若手藩士に迎えられた直情型の藩主、蜂須賀重喜。彼らの改革を阻む五家老と藩乗っ取りを狙う元盗賊の大坂商人の智謀策略が渦巻いて、さらに藩主と藩内の確執も絡まって、先の展開がなかなか読めず。とても面白いのだが、史実があるのですっきりした結末にはならず、シビアな最後になるのはリアリティがある。それにしても藩主は強烈な個性の主だ。
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ガクガク
ネタバレ大人にとって、雪は交通麻痺や農作物への被害など冬の生活に深刻な影響を与えるものでしかないかもしれない。だが、子どもにとってはとても楽しみなものでもある。と言ってもそれは雪がたまにしか積もらない地域のことかもしれないが。本書は雪が積もった日の朝に、子どもが体験する純粋な喜びを素直に描いている。そう、そんな子には「雪の声」が聞こえるのです。ウキウキと踏みしめる雪に、寝っ転がって全身に感じる雪から、その声は聞こえてくる。雪もまた少年の声を確かに聞いている。静かな雪の朝、雪は自らが包んだ世界の声を聞いているのだ。
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ガクガク
ネタバレ人間社会に疲れたら、稲垣先生の著書を読むといい。植物学者である先生は、植物や動物の世界の実態や、それぞれの生物の生存戦略に目を向けることで、私たちがいかに人間という狭い世界の中に捕らわれ過ぎて生きているかを気づかせてくれる。個性の数は無限大、ふつうや区別、境界なんて本当はない、ナンバー1になれるオンリー1のポジションを探せ、フィールドは自分で作る、敗者が進化する、弱いことが強さ・・・とても示唆に富むフレーズばかりだ。「生きる目的がわからない」などという生き物は一つもいない。雑草のように空を見上げてみよう。
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ガクガク
ネタバレ両親を亡くし人と深く交われない孤独な弁護士、村瀬快彦。そんな彼が20年も音信不通で、傷害致死罪で服役していた従兄弟、蓮見亮介の仮釈放の身元引受人になる。亮介はなぜわざわざ快彦を指名したのか。彼の犯した殺人の真相は?快彦の母の自殺と快彦の出生にまつわる謎。亮介と快彦の奇妙な同居生活が始まるが、快彦の同級生やその友人たちと関わりが生まれるうちに、様々な疑問や謎がほどけてゆく。快彦も亮介も自らが作ってしまった籠の中に捕らわれ続けてきた。出生や過去を変えることはできないが、今から先の未来を変えていくことはできる。
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ガクガク
ネタバレ今年1月で阪神・淡路大震災から30年。神戸出身の著者がデビュー前に書いたものを小説として上梓した。小説ではあるが、コアな部分はおそらく著者自身の体験にあるのだろう。発災から数日後、母や祖父母の元へ大量の飲料水や食料を背負って救援に向かった六日間の記録。神戸は、私の母方の祖父母や叔父・叔母、父方の親戚たち、さらには妻の両親や弟も暮らす街だ。幸いに怪我や亡くなったりする人はなかったが、震災後の不自由な暮らしは本当に大変だったろう。水や食料品は宅配便で何度か送ったが、もし自分が救援に行ったらどう感じただろうか。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2013/04/24(4317日経過)
記録初日
2013/01/01(4430日経過)
読んだ本
1925冊(1日平均0.43冊)
読んだページ
427365ページ(1日平均96ページ)
感想・レビュー
1925件(投稿率100.0%)
本棚
22棚
性別
血液型
O型
職業
事務系
現住所
熊本県
自己紹介

 小さな町で小さな読書会を開いています。
 「読書メーター」は個人の読書記録として、また選書の参考に活用しています。
 読友さんの読書を巡る興味深い様々な話題や、読書とは関係ない趣味のつぶやきも大いに楽しませてもらっています。

 私自身は、ジャンルにとらわれず興味を抱いた本には何にでも手を出す雑食派の読者です。熊本弁でいうところの「わさもん」(新しもの好き)です。とは言え、手にする本はやはり小説が中心ですが、自然科学や社会科学系の新書、絵本、コミックなども積極的に読んでいます。
 読友さんの感想やコメントなども参考にしながら、より充実した楽しい読書ライフを過ごしたいと思っています。

 読書のほか、登山(最近不安を抱えつつの単独行)と水泳(普段プールで泳いで年1回Open Water Swimmingの大会に出る)が趣味です。星空の下、一人テントの中で読む探検紀行とか、最高のひとときです。

 プロフィール画像は、2013年秋に訪問したスロベニアの首都リュブリャナで見かけた書店のディスプレイです。自宅ではこんな書棚に囲まれて、住む街にはこんな書棚のある本屋さんがあればいいなあ、という密やかな希望を込めて。

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