子どもの頃、ミミが亡くなってから猫を飼っていない。 猫を処方してください。必要な人には見える路地。訪ねれば開く扉。京都。独特な時間と空間の流れを感じる。また読みたい。お腹に顔を埋めたい。(涙)猫の気持ちはどうなんか聞きたい。

おばけが出ると評判がたち、たった5人の小学校になって廃校がチラつく桜小学校。かほる校長先生は噂のおばけ達に手伝ってもらいながら学校を盛り上げる。怖くない、意地悪をしない愛すべきおばけ達。かほる校長の久しぶりの先生としての姿も好感が上がる。あっぱれである。面白かった。そして、ジーンときた。ケイゾウさんの市川さんが作者。なるほどなあ。良かったです

理瀬の短編集。最初のは記憶が蘇ってきた。暗幕の内で物事が進む様だ。重い。この後、どう進んで着陸させるのか。楽しみでもあるが、早くしてほしいな。

斉藤先生、新作！という思いで読んだ。が、お仕事本だった。そして字がかなり大きい。目指す仕事がはっきりしている時どうやって進むかを具体的に教えてくれる。道筋もだが、心構えも示す。方法より気持ちの部分が興味深かった。そこが子どもにも伝わるといいな。

ウェルズは凄い。何もかもが今あるものの原点になる物語だ。背筋の寒くなる未来。人間はどうなるか？更にこの星(地球)はどうなるか？二度目の旅でどこに行ったのだろう。もしやウイーナを助けに…なんてのは甘っちょろいメロドラマだな(笑) とにかく驚かされ読む手が止まらなかった。面白かった。

この、魔法街の住人たちシリーズは実に面白い。本シリーズの十年屋より好きだわ。ちょっと読んだことのあるエピソードもあったけど、後半になるほど繋がって盛り上がる。佐竹さんの絵も素敵。とてもぴったりしている。読んで良かった。

ウェルズの宇宙戦争、面白かった。初めて読んだが、私達の宇宙人のイメージはこの話から来ているのだと実感した。そしてトム・クルーズが描いた映画、宇宙戦争は原作をリスペクトしてあることも感心した。一気に読ませる名作でした。おすすめせねば！

向う見ずな皇女、透子が自分達を裏切って敵方についた家臣を追う。何かのツテがある訳でもなく取り敢えず出奔したものの、次々と危険なめに会いハラハラする。敵方を憎むだけの透子に別な側面からのものの見方を教えたのは、猿楽師の少年、鬼夜叉と若き将軍、義満。若い人が中心なのでテンポ良く進むがもう少し宗良親王と兄の帝の思いが語られると透子の行動にも共感でき深い物語になったかもな。でも面白かった。

雅な転校生、たかこ。「わたし」をしっかりと持っている。ストーリーはクラスのあれこれでありがちなのに、平安が絡むと世界観が広がる。体育の時に先生が長い髪を編み上げるのも、クスリと笑える。日本は素敵な感覚を持っていると思える。そしてぼくは「僕」をしっかりと持っている。囲碁に強くなるラストはお見事。あっぱれである。

世界名作ホラー。「猿の手」は因果応報、自業自得。そう思っても人とは浅ましく愚かものだと思わせる。深いところから這い上がってくるような恐怖を感じる。

更に濃いい2巻。本人は気づいていない奥の感情を揺すぶられ猫を処方される。ボクとカツラ(メット)のように引き合うような強く深い結び付きを感じる。ああ、ベルベットのような艶やかな身体を撫で、猫を吸いたい。ニケ先生の話を聞いて、千歳さんに叱られたい。処方してください。

子どもの頃、ミミが亡くなってから猫を飼っていない。 猫を処方してください。必要な人には見える路地。訪ねれば開く扉。京都。独特な時間と空間の流れを感じる。また読みたい。お腹に顔を埋めたい。(涙)猫の気持ちはどうなんか聞きたい。