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2024年10月の読書メーターまとめ

薦渕雅春
読んだ本
12
読んだページ
3785ページ
感想・レビュー
12
ナイス
527ナイス

2024年10月に読んだ本
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2024年10月のお気に入り登録
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  • hiace9000

2024年10月のお気に入られ登録
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  • るる

2024年10月にナイスが最も多かった感想・レビュー

薦渕雅春
スピノザはオランダの哲学者。著書に『エチカ』などがあり、非常に難解らしい。主人公の雄町哲郎は京都の町中で働く内科医。以前は大学病院に勤務していた。妹の死に伴い一人の身となった小学生の甥っ子を引き取り一緒に暮らすこととなり原田病院に移った。「地位も名誉も金銭も、それが単独で人間を幸福にしてくれるわけじゃない。人間はね、一人で幸福になれる生き物ではないんだよ」甥っ子に向き合いながら、大学病院での医療とは違う医療と向き合いながら、そして色々な人間関係と向き合う〈マチ先生〉医療は病気を見るのでなく人を見るのだと。
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2024年10月にナイスが最も多かったつぶやき

薦渕雅春

2024年9月の読書メーター 読んだ本の数:11冊 読んだページ数:3377ページ ナイス数:483ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/360981/summary/monthly/2024/9

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2024年10月の感想・レビュー一覧
12

薦渕雅春
初めて読む作家さん。主人公の名前は冬至。いちばん上の姉の名は春香、春分の日に生まれたから。二番目の姉は二歳年上、二月生まれだが秋穂という。兄が生まれたのは春香の二年後の五月だったが、春の次だからという理由で夏生(なつき)と名づけられた。冬至の誕生日が十二月なのはたまたま。そんな話は『九月姫とウグイス』の話に似ているという。本文中にも出て来て、タイトルとも関係してる〈いつも月夜に米の飯〉という諺は知らなかった。本著はどこに向かっているのか掴み所がなく少し苦手な分野だった。この感じが良いのかもしれないが・・・
hiace9000
2024/10/31 13:32

とはいえ、多作な寺地さんのうち私の読了はおそらく12作品です。ジェンダー、差別、格差、普通とは…などがどの作品にも通底するテーマのように思います。『水を縫う』『ガラスの海を渡る舟』『ほたるいしマジカルランド』『声のありか』などが個人的なお薦めです。もちろん近著も追いかけている作家さんです。お気に入り登録ありがとうございました。

薦渕雅春
2024/11/01 12:54

こちらこそありがとうございます。参考にさせていただきます。今後ともよろしくお願いいたします。m(_ _)m

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薦渕雅春
「一月一日は言わずもがな元日で、僕ら喜佐家にとっては家族解体の三日前であった」正月から家族みんなが引っ越してバラバラに住む事となった喜佐家。ところが元日に片付けをしていた所、倉庫に見慣れぬ巨大な木箱を発見する。その中にはニュースで流れた【青森の神社から盗まれたご神体】にそっくりなものが。父が持って来たらしい、と考えた家族は車で青森の神社まで返しに行こうとする。突拍子もないストーリー、道中の色んなハプニング、ドタバタ劇で終わるのか?誰が犯人なのか?謎を抱えつつ、家族の在り方、家族って何?を考えさせてくれる。
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薦渕雅春
10年程前の作品。書き下ろし。『ロスト・ケア』で第16回日本ミステリー文学大賞新人賞を受賞し、その後だけに注目されてた作品なのかも。WOWOWで主演・尾野真千子さんでドラマ化もされてたよう。520ページあまりの大作で面白かった。主人公の鈴木陽子、平凡な人生を送るのかと思っていたら、どこで間違えたのか波瀾万丈の人生へと突入して行く。保険会社勤務からデリヘル嬢へ、そして保険金殺人まで。歌舞伎町を示した言葉が印象深い。「昼、サラリーマンが稼いだ金が、夜、風俗嬢の手に渡り、朝、ホストに飲まれる」陽子の壮絶な人生。
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薦渕雅春
北川景子さん主演でやってたテレビドラマは見てた。それがもう9年前くらいだった。重要な役どころの妹分・峰森琴葉は川口春奈さんが演じてた模様。「対探偵課」という新しい部署で探偵の仕事をすることとなった紗崎玲奈にはある目的があった。過去にストーカーによって殺された妹の咲良の居場所を犯人に伝えたと思われる探偵を見つけ出すこと。探偵モノ、推理モノという割にはヴァイオレンスな内容。玲奈は狙われて命の危険にもさらされる。抜群の推理力と行動力で悪者を追い詰めて行くのだが、罠に嵌り琴葉とともに大ピンチ。この続編があるのか。
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薦渕雅春
著者の作品はあまり読んだことがなかった。色々な賞を受賞されてて名前はもちろん知っているけど。もしかしたら初めて読むかも。600ページあまりの大作、しかし文章・表現に無駄だと感じるところがなく、上手いなぁ と感じた。主人公の伊藤 花、恵まれた家庭環境で育った訳ではなく、高校の時に家を出て黄美子と一緒に暮らすことに。同世代の娘も合流して〈れもん〉というお店をやってた頃は良かったが、ビルが火事に遭ってからは大変。〈れもん〉を再開させたいからお金は稼ぎたいが・・・。20歳前からの数年間の波瀾万丈の人生を描いてる。
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薦渕雅春
今年に入ってから読み始めた作家さん、本著が4冊目か。著者の作品はチョッと難しいイメージがあるが本著は読みやすかった。小旅行というか旅をしてる作品も多いような気がする。主人公は高校生の 佐田 誠、そしてクラスメイト。誠はあまり人と交わろうとはせず、クラスに友達と言える人も果たしているのかどうか? たまにズル休み的に学校を休んだり、その欠席の電話に出てくれる女性教師とは何となく気が合ってるような気がしたり。修学旅行で東京方面に行く事となり、班ごとの1日の自由行動をどうするか、でクラスメイトとの間が縮まったり。
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薦渕雅春
冒頭の殺人シーンが、どの事件なのかを読み違えていた。連続殺人事件に注目して情報を集めたり調査に乗り出すフリーライターの小崎涼太。そのキッカケとなったのはアパートの隣人である漫画家アシスタントの女性・土屋からの、被害者の女の子が隣のマンションに入って行くのを見たとの情報。そのマンションには小崎の姉が住んでいて、調べていくとそのマンションに犯人が居るのでは? との疑いが。土屋も少し前から行方不明になっていて、もしかしたら調べているのを気づかれて犯人に襲われたのでは? と。25年ほど前の連続殺人事件との関係は?
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薦渕雅春
10年ほど前の作品。書き下ろし。主人公の山崎ミチルはちょうど私と同じくらいの世代、少し年下か。女子大を卒業して超売り手市場の就職活動からバブル期を社会人になってすぐの頃に過ごす。しかし、今は彼氏と別れ、というか初めて相手から振られ仕事まで辞めてしまうという生活に陥ってしまう。そこからの立ち直りが気持ちいいし、スカッとした気分になる。昔の彼氏や社会人時代にお世話になった大先輩にも連絡を取ってご飯をご馳走になろうという逞しさ。40代半ばになって今までとは違う人間関係の中でも上手くやれて新しい自分を見つけ出す。
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薦渕雅春
なかなか面白かった。ラスト、謎解きはチョッと肩透かしを食らったようでもあり・・・けど、予想してなかった自分に迂闊だったと反省の気持ちが。東京オリンピック 2020 での総理大臣を狙ったテロをテーマに描いている。「小説推理」2016年11月号〜2017年10月号に掲載され、2018年末に単行本化されたもので、まさかオリンピックが1年延期されるとは思ってもいなかったか。プロのスナイパー、コヨーテ、狙撃だけでなく様々な策略を張り巡らしミッションを果たそうとする。警察との手の内の探り合い、最後に勝つのはどっちだ!
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薦渕雅春
スピノザはオランダの哲学者。著書に『エチカ』などがあり、非常に難解らしい。主人公の雄町哲郎は京都の町中で働く内科医。以前は大学病院に勤務していた。妹の死に伴い一人の身となった小学生の甥っ子を引き取り一緒に暮らすこととなり原田病院に移った。「地位も名誉も金銭も、それが単独で人間を幸福にしてくれるわけじゃない。人間はね、一人で幸福になれる生き物ではないんだよ」甥っ子に向き合いながら、大学病院での医療とは違う医療と向き合いながら、そして色々な人間関係と向き合う〈マチ先生〉医療は病気を見るのでなく人を見るのだと。
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薦渕雅春
高校1年生の織川詩音は、絵画の全国コンクールで優秀賞を受賞する。その数ヶ月後、父親で小学校教師の織川俊英が自宅のすぐ近くで刺殺される。その事件ともう1人の主要な登場人物・椎野流夏がどう繋がってくるのか? 序盤から中盤までは全く掴み所がなかった。難航する捜査の中、あまり刑事らしくない星野警部が登場。それまでとは異なる視点で事件の真相へと近づいて行く。そうするうちに今度は流夏の父親がトリカブトの毒で殺されてしまう。ストーリーの展開、事件の繋がり、解決へと向かう着眼点にも強引な点を感じるが、よく練られていたか。
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薦渕雅春
「日刊ゲンダイ」に 2020年10月〜2021年4月まで連載されたものを加筆修正して今年の5月発刊で単行本化されたもの。安楽死なのか自殺幇助なのか、それとも殺人なのか? ドクター・デスは前作で逮捕されたのだと思うが、模倣犯の登場か! 本著の中では JKギルドと名乗る犯人が三度犯行を試みるのだが、三度目での不手際が少し気にかかった。著者ならではのドンデン返しがあるはず、と思い終盤まで読み進めて行くと怪しい人物が何となく浮き上がって来た。細かいところは流石に違うものの、終盤の展開はある程度予測の範囲内だった。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2013/05/29(4198日経過)
記録初日
2012/12/12(4366日経過)
読んだ本
2094冊(1日平均0.48冊)
読んだページ
686169ページ(1日平均157ページ)
感想・レビュー
2041件(投稿率97.5%)
本棚
119棚
性別
年齢
61歳
血液型
A型
職業
役員・管理職
現住所
香川県
URL/ブログ
http://www.facebook.com/profile.php?id=100004106894349
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