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2024年9月の読書メーターまとめ

薦渕雅春
読んだ本
11
読んだページ
3377ページ
感想・レビュー
10
ナイス
482ナイス

2024年9月に読んだ本
11

2024年9月にナイスが最も多かった感想・レビュー

薦渕雅春
初めて読む作家さん。著者紹介を見ると、最近Netflixで見ている「ノッキンオン・ロックドドア」の原作者と知る。「小説 野性時代」とかに掲載されてたものと、書き下ろし「フォールーム・ポーカー」からなる。どのストーリーも面白かった。主人公の射守矢 真兎(いもりや まと)は鋭い観察力、推理力、そして大胆な実行力で色々なゲームを勝ち上がる。色々なゲームを発想した著者も凄いが、それをもとに繰り広げられるゲームが文句なしに面白く、読んでるだけで手に汗握る感じ。仕掛けが必要だったりするのは無理かも、だがやってみたい。
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2024年9月にナイスが最も多かったつぶやき

薦渕雅春

2024年8月の読書メーター 読んだ本の数:11冊 読んだページ数:3419ページ ナイス数:472ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/360981/summary/monthly/2024/8

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2024年9月の感想・レビュー一覧
10

薦渕雅春
小学3年生になる頃に、今までにない感染症が流行し、生活環境が変わってしまった2人の少女、冴と心晴(こはる)を中心に描かれる。それぞれの章が交互に著される中、時代的に十数年後の描写が混じって出て来て最初はチョッと戸惑う。全員では学校に行けなくなったりオンラインでの授業になったり、学校生活が大きく制限される中、新しい出会いがあったり少し人間関係につまづいて上手く行かなくなったり。人それぞれ様々な経験を経ながら、自分の進む道を手探りではあっても見つけて行く。私たちの世代は、と一括りには出来ない確かな自分達の道。
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薦渕雅春
初めて読む作家さん。面白かった。冒頭が〈Postlude 後奏〉で始まり〈Interlude 間奏〉を挟み、そして最終楽章を経て〈Prelude 前奏〉へと繋がる凝った作りか。冒頭「この板で最後に作品を生みだしたのは2020年ーーーもう30年も前のことになる」とだいぶん未来の設定だと分かる。それは、東山冴理はじめ主な登場人物が2000年前後に中学から高校へと青春を生きている世代の設定だったからか。2人の女性作家とその周りの人達、特に高校時代から冴理を尊敬し編集者になってからも寄り添った茉莉の存在は大きい。
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薦渕雅春
著者の作品と言えばデビュー作であり、映画化されて大ヒットした『君の膵臓をたべたい』が最も印象に残る。その他の作品も幾つか読んでいるがデビュー作はどの衝撃はないかな。本著は大学時代からの友人に告白させて、そして断るというチョッと不可解な動機が。なかなか内容に入り込めなかったが、大学時代から続く男女6人の親友関係は羨ましくもある。それぞれが皆を大切にしている事が伝わってくる。少し現実的ではないな、と思う展開や人間関係、終盤にはどうなるのだろう?と興味も湧いてきた。大学時代から社会人になっての青春モノみたいな。
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薦渕雅春
「歴史に触れて疑問を抱く。そして、自分なりに推察する。専門書を読んで知識を得る。ーーー 仮に物証はなくとも、行動パターン、過去の経歴、身体的特徴などさまざまなものから人物像の輪郭を限りなく明確にしていく。いわば、それは歴史上の人物のプロファイリングである。」 著者は織田信長、豊臣秀吉、徳川家康はじめ8人の武将を取り上げている。最後、8人目の石田三成は武将というイメージよりは参謀、秀吉の右腕といったイメージが強い。アメリカ人にとっても信長は一番人気、との事。今回、真田広之さんのSHOGUNで人気も変わるか?
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薦渕雅春
知り合いの老女がひったくりに遭い、捕まえようと後を追う春風(はるか)とそこにたまたま居合わせたらしき高校生の錬。そこは一旦犯人らしき目星がついて落ち着いたかと思ったら、別の詐欺にまつわる話が。2つの流れがどこで混じり合うのかと暫くは読み進める。250ページあたり、全体の6割くらいの所で全貌が見えて来たか?と思ったのだが、その後も二転三転する感じ。タイトルの「金環日蝕」の意味は掴みどころがなかったが後半の文章が印象的。〈まるでオセロのようだ。白と信じていたものが次々とひっくり返り、見る間に黒く染まっていく〉
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薦渕雅春
著者の作品はそんなに多くは読んでないが、本著はタイトルに興味があり借りてみた。「歴史小説」と「時代小説」と違いはあるようだが、そんなに厳密に区分されてる訳でもなさそう。著者曰く、「実は歴史小説と自己啓発は相性がいい」とのことで、「自己啓発は、どちらかというと西洋医学や栄養ドリンクに近いイメージであり、即効性が大きな特徴」「歴史小説には漢方薬的な良さがあります」とのこと。私はミステリーとかが好きで、歴史小説はチョッと手を出しづらい感があったのだが、著者が色々な作者・作品を紹介してくれているので読んでみたい。
本読むおっさん(Lester_the_Nightfly)
2024/09/12 11:00

☆ 横レス失礼します。ご感想を読んで一冊思い浮かんだ本がありましたので,紹介させてください。『人生を豊かにする歴史・時代小説教室』(安部龍太郎、門井慶喜、畠中恵著 文春新書1357)。駄文失礼。

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薦渕雅春
著者のデビュー後、間も無くの頃の作品。2018年「永遠についての証明」で第9回野性時代フロンティア文学賞を受賞してデビューした翌年の作品。剣道がテーマとなっているのだが、最近の作品とはイメージが全く違う感じ。少し重い感じで進むのだが、人間の描写、心情の描写は細かく丁寧に描かれていて読み応えがある。倉内 岳と辰野和馬、自分ではどうする事も出来なかった因縁のある2人。決勝戦での2人の試合の様は大げさすぎる描写にも思えるが、2人が背負って来た人生から双方ともに解き放たれるよう。エピローグでアッと思わせてくれる。
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薦渕雅春
初めて読む作家さん。著者紹介を見ると、最近Netflixで見ている「ノッキンオン・ロックドドア」の原作者と知る。「小説 野性時代」とかに掲載されてたものと、書き下ろし「フォールーム・ポーカー」からなる。どのストーリーも面白かった。主人公の射守矢 真兎(いもりや まと)は鋭い観察力、推理力、そして大胆な実行力で色々なゲームを勝ち上がる。色々なゲームを発想した著者も凄いが、それをもとに繰り広げられるゲームが文句なしに面白く、読んでるだけで手に汗握る感じ。仕掛けが必要だったりするのは無理かも、だがやってみたい。
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薦渕雅春
南方熊楠、名前は聞いたことがあったけど何を成し遂げた人なのかは? って感じだった。〈知の巨人〉とか言われてたのだろうか? 和歌山の出身だということも知らなかった。学校にもろくに行かないが、植物、菌類はじめ様々なものを収集し、世界の全てのものを知ろうとする普通では考えられない〈知〉への貪欲さか。子供の頃から「頭のなかで複数の声が喚きだすのは、いつものことだった。別の人格というのではない。声の主はいずれも熊楠自身であり、声こえの間に主従の別はない」本人が言うところの「鬨の声」に悩ませられながらも数奇な人生を。
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薦渕雅春
第一話 入院患者と見舞客 から始まって、第七話 夫と妻 まで様々な間柄でやり取りされる交換日記をテーマにした話。連作短編集というほどに繋がっている訳ではないが、最後まで読んでみるとその繋がりに意味を感じてしまう。叙述トリックかのようにミスリードされてしまう点もあったが、読み終えるとそこにも深い意味を感じる。それぞれの話でドンデン返し的な驚きや、なるほどという気づきがあり、読めば読むほど面白くなり一気読みだった。第一話から想像を超える内容・展開だったが、1番印象に残ったのは 第五話 加害者と被害者 だった。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2013/05/29(4198日経過)
記録初日
2012/12/12(4366日経過)
読んだ本
2094冊(1日平均0.48冊)
読んだページ
686169ページ(1日平均157ページ)
感想・レビュー
2041件(投稿率97.5%)
本棚
119棚
性別
年齢
61歳
血液型
A型
職業
役員・管理職
現住所
香川県
URL/ブログ
http://www.facebook.com/profile.php?id=100004106894349
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