読書メーター KADOKAWA Group

2024年7月の読書メーターまとめ

薦渕雅春
読んだ本
13
読んだページ
3917ページ
感想・レビュー
10
ナイス
514ナイス

2024年7月に読んだ本
13

2024年7月のお気に入られ登録
1

  • ざちまる水産

2024年7月にナイスが最も多かった感想・レビュー

薦渕雅春
初めて読む作家さん、だと思う。時代小説らしく苦手な分野ではあるが直木賞受賞作との事で借りてみた。最初は読みづらかったけど中盤あたりから段々と引き込まれて行った。これは何か裏がありそうだな、と感じながら・・・。第五章までは色々な人が「木挽町の仇討ち」について語っているのだが、終章「国元屋敷の場」でもってカラクリが明らかになる。終章を読み進めて行くと共に少しは予想もついたが。この最後の章があってこその直木賞受賞作かと。本著のモチーフとなった史実があったのか?どうかは知る由もないがフィクションとして面白かった。
が「ナイス!」と言っています。

2024年7月にナイスが最も多かったつぶやき

薦渕雅春

2024年6月の読書メーター 読んだ本の数:7冊 読んだページ数:2563ページ ナイス数:355ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/360981/summary/monthly/2024/6

が「ナイス!」と言っています。

2024年7月の感想・レビュー一覧
10

薦渕雅春
今年の4月に刊行された書き下ろし。著者の作品を読むのは何作目だろう? 交通事故の被害者同士の入れ替わりもの? 年齢はひと回り離れている女性同士、1人は両親を亡くし、1人は頸椎損傷の大怪我で首から下が麻痺して自発呼吸もできなくなるほどの重い障害を負った。心を寄せ合う2人の温かいストーリーかとは思ったが、色々と仕掛けが!?まずは身体が麻痺して動けない人・咲子が茜の身体に乗り移ってるのかと思ったらそうではなく、茜の方にもうひとつ別の人格〈サキ〉がいた。後半は少しは予想がついた展開もあったもののよく練られていた。
が「ナイス!」と言っています。
薦渕雅春
「小説宝石」に2022年1・2月号から2023年5・6月号に掲載されてたもの。昨年に購入してから積読状態だったが、この間『鎌倉うずまき案内所』を読んで著者の作品を読みたくなり読了。『鎌倉うずまき案内所』とも少し似たような感じでもある。5話からなる短編集のような形で少しずつ登場人物が繋がってるところも著者の得意とする所か。「日の出公園」にいる「カバ」ただ乗るだけのよくあるアニマルライド。「人呼んで、リカバリー・カバヒコ」「・・・カバだけに」自分の体の治したい部分と同じところを触ると回復するって言われている。
が「ナイス!」と言っています。
薦渕雅春
福祉ライブラリーで新刊コーナーに文庫本としてあったので借りてみた。単行本として出てた時はノーチェックだったのか? こんなにも面白いのに・・・。6話からなる短編集の形を取っているが、登場人物が上手く繋がっていて、時間を、歴史を遡るように描かれているのが何とも上手い!こういうストーリーの展開は著者の得意とする所か?真骨頂と言った感じもする。第3話あたりでは登場人物が出て来た時に何となく繋がりが分かったような感じもあったが、序盤のユーチューバー・ヒロチューの辺りは全くの予想外だった。所々読み返しながら楽しんだ。
が「ナイス!」と言っています。
薦渕雅春
初めて読む作家さん、だと思う。舞台は東京のタワーマンション、そこに住む人たちの話。最初はタワーマンションでのありがちな高層階のセレブな家庭と下層階のいわば無理してタワーマンションを買った人たちとの軋轢が描かれてるのかと思ったが、意外と?そんな事もなく、人それぞれに悩みも苦悩も抱えているんだな、と分かったり、子供同士は親が考えているよりも純粋に接しているんだな、と感じたり。〈息が詰まるようなこの場所〉という著述は意外なところで出て来たが、父親も母親も、ある意味子供たちもみんなそういう事を感じてたのか、とも。
が「ナイス!」と言っています。
薦渕雅春
ミステリーでもなくファンタジーでもない純粋な青春モノだったか。コロナ禍が始まった 2020年の春、登校や部活動が次々と制限される中、茨城県の高校生、渋谷区の中学生、長崎県・五島列島の高校生が偶然にも不思議な縁で繋がり遠距離ながら活動を共にする。「趣味っていうと軽く聞こえるかもしれないけど、案外、人生を豊かにするのは、そういう役に立たないところにある興味や好奇心なんだよ。オレだってそうだ」若者達の活動と温かく見守る大人達。夏の「スターキャッチコンテスト」で盛り上がりそこで終わりかな、と思ったら続きがあった。
が「ナイス!」と言っています。
薦渕雅春
読んでて美味しい気持ちが盛り上がって来る、今すぐにでも食べたくなる!文章、絵も楽しいが何と言っても写真が美味しそう。おつまみは「料理」にあらず「娯楽」なり・・・おつまみは6つの「軸」でできている・・・〈塩気〉〈香り〉〈食感〉〈うま味〉〈刺激〉〈温度〉とのこと。自分では料理をしないが、これからは「おつまみ」は作れた方がいいのかも。〈ゆで焼きウィンナーに辛子〉〈蒸し焼きウィンナーに粒マスタード〉とかお酒に合わせて対比してくれているのも面白い。〈巻き豚バラもつ鍋風〉〈ベーコンレタスしゃぶしゃぶ〉とかも気になる。
が「ナイス!」と言っています。
薦渕雅春
直木賞受賞作の『月の満ち欠け』からもう7年にもなるんだ、との感。本著も入れ替わりがある意味テーマにもなってる感じだが『月の満ち欠け』もそう言った感じだったかな、と。〈今年の冬、彼女はおまえの子供を産む〉奇妙なメッセージを受け取った「丸田君」冒頭からなかなか理解し難い内容で始まったストーリーだが、読み終えてもう一度振り返ってみると様々な仕掛けに気付く。この文章を書いている「私」が重要な役どころなのだろうが終盤まで分からなかった。丸田誠一郎のマルセイ、丸田優のマルユウ、言葉遊びから始まったようなストーリーか。
が「ナイス!」と言っています。
薦渕雅春
楽園とは太平洋戦争勃発直前の南洋サイパンの事。横浜で英語教師をしていた麻田健吾はある任務を持ってサイパンへ降り立つ。喘息を持ち仕事も休みがちだった麻田に同級生から仕事の斡旋があった。表向きは南洋庁サイパン支庁庶務係として。しかし実は日本海軍のスパイという密命を帯びていた。上司の指令をそつなくこなし信頼を得るのだが、麻田はアメリカとの開戦は避けるべきだと考えていた。開戦直前の緊迫感が随所に出ている。本著の〈肝〉は終盤、第四章「花」と終章にあると思う。そこで麻田が命の尊さを考えていたこと、行動が描かれている。
が「ナイス!」と言っています。
薦渕雅春
初めて読む作家さん、だと思う。時代小説らしく苦手な分野ではあるが直木賞受賞作との事で借りてみた。最初は読みづらかったけど中盤あたりから段々と引き込まれて行った。これは何か裏がありそうだな、と感じながら・・・。第五章までは色々な人が「木挽町の仇討ち」について語っているのだが、終章「国元屋敷の場」でもってカラクリが明らかになる。終章を読み進めて行くと共に少しは予想もついたが。この最後の章があってこその直木賞受賞作かと。本著のモチーフとなった史実があったのか?どうかは知る由もないがフィクションとして面白かった。
が「ナイス!」と言っています。
薦渕雅春
著者の作品としては『店長がバカすぎて』や今期テレビドラマ化されて始まった所の『笑うマトリョーシカ』が思い浮かぶが、『笑うマトリョーシカ』とは全く違ったテイストの作品だったか。本著は産経新聞大阪版に連載されてたもののようだが、大阪が主な舞台となっているし盛り上がっていたのでは、と。小さい頃から野球をやってて将来も有望な選手と思われていた秋山航太郎、特待生で高校に進むものの怪我との戦いも。もう1人の主人公、母親の秋山菜々子。神奈川から大阪に移り住み航太郎と共に甲子園を目指す。母と息子の、周りの人達との良い話。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2013/05/29(4199日経過)
記録初日
2012/12/12(4367日経過)
読んだ本
2094冊(1日平均0.48冊)
読んだページ
686169ページ(1日平均157ページ)
感想・レビュー
2041件(投稿率97.5%)
本棚
119棚
性別
年齢
61歳
血液型
A型
職業
役員・管理職
現住所
香川県
URL/ブログ
http://www.facebook.com/profile.php?id=100004106894349
読書メーターの
読書管理アプリ
日々の読書量を簡単に記録・管理できるアプリ版読書メーターです。
新たな本との出会いや読書仲間とのつながりが、読書をもっと楽しくします。
App StoreからダウンロードGogle Playで手に入れよう