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2024年10月の読書メーターまとめ

khi
読んだ本
19
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感想・レビュー
18
ナイス
214ナイス

2024年10月に読んだ本
19

2024年10月にナイスが最も多かった感想・レビュー

khi
90年代に発表された有名なミステリ。あらすじにもある通り、「殺人鬼が自分の模倣犯を追う」設定が憎い。その時点で、この作品の面白さはある程度確定されたと思う。ネタバレを見てしまう前に読んでほしい。
が「ナイス!」と言っています。

2024年10月の感想・レビュー一覧
18

khi
ネタバレ競走馬を愛する人々を描いたヒューマンドラマ。宮本輝の名作、「優駿」を思い出しながら読む人も多そう。僕もそうだった。馳さんにノワール小説のイメージしかなかったので、「大丈夫か、、?」と思いつつ読んだが、思いの外しっかりと楽しめた。タイミング良く発生する地震や、アッサリと物語から退場するヤクザが物語にチープさを加えた感はあるが、個人的には許容範囲。登場人物の書き分けや人物造形が見事さは、馳さんの力量を示すのに十分。ベタな恋愛要素も個人的にはアリ。
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khi
若き天才数学者を描いた一冊。大学生活を描いた青春群像劇でもあるけれど、全体的にどこか悲しさが漂う物語。高校2年生で数学を諦めた自分でも十分に楽しめたけれど、数学のバックグラウンドがある方ならばより楽しめると思う。著者の非凡さを見せつけた鮮烈なデビュー作。無駄のそぎ落とされた文章が美しい。物語の内容うんぬんよりも、個人的には文章の巧さの方が印象に残った。森見さんの解説も良き。
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khi
ネタバレ2006年に出版されたロングセラーの改訂版。題名通りの内容。要点のみをズバリまとめた本ではないので、冗長に感じる人もいるかもしれないが、個人的には楽しく読めた。以下メモ。お金の価値は未来に行くほど小さくなる/独身者や子供のいない夫婦、高齢者や資産家に生命保険は意味がない/年金と資産運用で生活するしかないリタイヤ後は、誰もが1人の投資家になる/経済的な目標が生涯年収の最大化なら、生涯共働きを超える人生設計はない/
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khi
2人の天才医師を描くヒューマンドラマ。最新鋭の手術ロボット「ミカエル」を絡めた院内政治の要素もあり、全体として読み応えのあるエンタメに仕上がっている。警察や司法、極道モノを得意とする著者には専門外の内容のはずで、読み始めるまでは「大丈夫かな?」ど心配していた。その個人的な心配は全くの杞憂で、結果的に柚月さんの確かな力量を改めて感じた。どんなジャンルを書いても安っぽくならず、ちゃんと面白い。僕にとっては是が非でも新刊を追いたいと思える、多くはない作家の1人。
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khi
ネタバレ世界一幸福度が高い国とされているフィンランドの高校で、どのような事が教えられているか解説する本。教育が価値観や人格の形成に大きな影響を与えている事が分かる。日本は決まりを教える、フィンランドは本質を教えるという対比が印象的。以下メモ。日々の選択があなたの人生を形成する/小さな積み重ねが人生に大きな意味をもたらす/人は人生の異なるステージに位置し、価値観も異なる/すべての人生の選択は価値観によって生まれる/貧しいのは多くを望むこと/利己的に幸福を求める人からは幸福は逃げていく/
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khi
ネタバレ長い物語が終わった。事実を基にした小説なので、ハッピーエンドでないが、個人的にはアリ。一瞬もダレることなく、物語の世界の没頭できた。唯一残念だった点は、3巻と4巻で主人公の影が薄かった事。私利私欲にまみれ腐りきった組織を描いた3巻以降よりも、前半のアフリカ篇が好きだった。
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khi
4巻読了。巻を追う毎にテーマが大きくなり、主人公である恩地の存在感が薄れているのはやや残念。国民航空再建のため、外部から招聘されたまともな経営者と、腐敗し切った幹部達の対比が鮮やか。どこまでが事実なんだろう。最終巻へ。
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khi
ネタバレ誰よりもハードワークされてきたであろう勝手なイメージと、似つかない題名に惹かれて購入。ソニー元社長の平井さんによる、20〜30代のビジネスパーソンに向けた一冊。以下メモ。流されるように人生の選択をしても、その道を選んだのはあなた/仕事は自分のやりたい事をする手段、会社は取引相手/自分にとって大切なものを、大切にするために働く/会社が自分の世界の全てになっても、幸せなことはない/全ての時間はあなたの人生を良くするために使われるべき/5年後、10年後のあなたは、今日からの積み重ねによって形成される
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khi
第3巻読了。日本人ならほとんどの人が知っているであろう、123便墜落事故が描かれる。主人公の恩地は、遺族の世話役という過酷な任に就く。何故だろう、明らかに1、2巻とはどこか違う小説のような印象を受けた。それは、この3巻が極めてノンフィクションに近いフィクションだからだろう。著者の明らかな意思を感じた。本作は内容が内容で、読み進めるのがとにかく辛かった。恩地を主人公とする小説としては、1、2巻の方が面白く読めた。4巻へ。
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khi
ネタバレ著者の「数値化の鬼」が良かったのと、「検討しますは全裸より恥ずかしい」というコピーに惹かれて。ビジネスにおける意思決定の難しさや、意思決定の方法論に関して、普段ぼんやりと感じている事を言語化してくれた感がすごい。意思決定が必要な時は、「即答・情報不足・期間を設定するの3つに分ける」はとても良いなと感じた。明日から実践したい。印象的だった個所をコメント欄に。
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khi
シリーズ2作目読了。会社に冷遇され続け、僻地駐在を続ける主人公。前作に続き、自分がアフリカ駐在しているかと思うくらい、物語の世界にのめり込めた。この没頭感は癖になりそう。
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khi
現日本航空を舞台にした、壮大な物語のはじまり。戦後の日本的大企業に翻弄されながら、自分の矜持を貫く主人公が眩しい。まるで自分が近中東に駐在している気持ちになった。それだけ、どっぷりと物語の世界に浸かれたのだろう。今まで読む機会が無かった山崎豊子作品だけど、もっと早く読めばよかった。半分くらい読み進めた時点で、迷わず2巻をアマゾンで注文した。
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khi
いつもの堀江節。何冊も著書を読んでおり、内容や主張は想像できるが、手に取ってしまう。ただ、インデックス投資に関する考えに関しては、他の著書やメディアでの発言と異なる点のみ気になった。共著を出した他、メディアで共演が多かった経済評論家:山崎元さんに話を合わせていたのかもしれないが。印象的な内容をコメント欄に。
khi
2024/10/06 16:37

企業間の株主の持ち合いは大株主を生ませないため/所有と経営の分離には大きく反する/銀行の窓口においてある金融商品はすべてゴミと思っていい/退職金制度は企業にとって都合が良い/自分らしい働き方を模索することに、人生の充実がある/マイホームに特別の思い入れがないなら絶対に買ってはいけない/1等地を除き、持ち家の価値は買った時がピーク/住宅ローンは人生の選択肢をせばめる/マイホームを買ってよい人は損をする覚悟のある人だけ/

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khi
90年代に発表された有名なミステリ。あらすじにもある通り、「殺人鬼が自分の模倣犯を追う」設定が憎い。その時点で、この作品の面白さはある程度確定されたと思う。ネタバレを見てしまう前に読んでほしい。
が「ナイス!」と言っています。
khi
ネタバレ世界的に存在感を増すインドを、様々な角度から解説した本。著者は元NHKニューデリー支局長の広瀬さん。2024年現在のインドが良く分かる。特に、中露との関係性が興味深い。以下メモ。インド系の政治家が存在感を増す英国と米国/人口比で言うと、権威主義国家で暮らす人が民主主義国家で暮らす人よりも多い/中国のインド洋での海軍強化に警戒するインド/グローバルサウス諸国へ禁じ手を用いて、関係を強化してきた中国/それに対し、地域リーダーとしての確立を目指すインド/インドは核保有国ながらも、8/6に連邦下院で追悼黙禱する
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khi
ネタバレ1日のたった2時間、自分の幸せのために過ごす事を提唱する本。良くある自己啓発本で目新しさはないが、納得できる内容が多くて、良い振り返りになった。以下メモ。やらなくて良い、無駄なことをしない/自分でコントロールできる事に労力使う/小さな幸せで毎日を埋める/1年の300日がむなしいのならば、大きな事を成し遂げても幸せではない/幸せになるため自分軸の成功を見つける/幸せと一時的な快楽を見分ける/小さな積み重ねは、あなたをとんでもないところまで連れていってくれる/緊急ではないけど重要なことを継続しる
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khi
ネタバレざっくり言うと、同調圧力がに流され自分の意見を持たない人生を辞めて、自分の人生を切り開いていこう的な本。ややクセのある個所も目立つため、好みは別れそう。しかし、印象的な内容も多くて内容は好き。以下メモ。スキル獲得は会社に頼らず、自分でリスクを取って機会を獲得する必要有/日本は、全員一致のプレッシャーで自己判断を抑制してしまう社会/人生を自分でコントロールするためには、リスクをとって選択肢を増やす/
が「ナイス!」と言っています。
khi
不朽の名作をハヤカワ文庫で。10代の頃に読んだ記憶があるが、内容を完全に忘れていたのは幸運だった。有名すぎる作品が故に、多くのミステリに本作のトリックが応用されているため、真相が分かった後の驚きは少なかったのも事実。ただ、緊張感や世界観を保ったまま、クライマックスへ突き進む構成は見事。翻訳ミステリ特有の読み難さを感じたのは序盤だけで、その後はクリスティの世界を堪能した。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2013/08/14(4121日経過)
記録初日
2013/10/20(4054日経過)
読んだ本
1003冊(1日平均0.25冊)
読んだページ
344128ページ(1日平均84ページ)
感想・レビュー
882件(投稿率87.9%)
本棚
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