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ネタバレ表紙のイラストがとても良い。眉美以外のメンバーの首に鈴。なんだかんだ言われながらも「眉美ちゃん愛されてるなぁ」と思わずにはいられませんでした。有終の美は飾れなかった。終わりだけど終わりじゃない。もう「少年」でもない。それでも指輪学園のこの美少年探偵団がずっと続いている、変わっていない、終わっていないと感じられて切なさが軽減され(いい意味で)すっきり読み終われました。

美少年蜥蜴【影編】 (講談社タイガ)西尾維新

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あらすじ・内容

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コメント(0)2022/03/05

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ネタバレ消えた団員たちを探して野良間島へと向かう眉美。突出した才能をもつ子どもたちを集めた学園の皮肉な結末…喪失と埋没。「わたしなら、輝いていなくても、彼らのことを見つけられる。美しくなくても、少年でなくても、探偵でさえなくても―わたし達はチームだ。」団員を探すため力を使いついに視力を失なってしまった眉美。その「視線」を感じ眉美を見つけた団員たち。胎教委員会へ次回どんな美しい逆襲撃が繰り出されるか楽しみ。

美少年蜥蜴【光編】 (講談社タイガ)西尾維新

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あらすじ・内容

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コメント(0)2022/03/05

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ネタバレ「LGBTに寛容な世の中になってきたとはいえ、まだまだ世間は偏見に満ちている。」母親、息子、母親の友人、父親、息子のボーイフレンドそれぞれの視点からなる物語。笑って読める部分もあればそれぞれに感情移入して苦しくなる部分も。一番印象的だったのは他人なら受け入れられてもそれが身内だとしたら簡単にはいかないということ。子どもには「普通に」幸せになってほしいという親心。葛藤しながらも両親が懸命に2人を受け入れようとするところに救われる気持ちがした。1人でも味方がいるということがどんなに心強く救われることか。

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ネタバレ短編宇宙という本で緑と楯を知り読んでみた。時は2055年、未来東京の高校生男子2人の話。同性同士の恋愛に戸惑うような人物・心情については描写があまりなくて、未来の日本が同性同士の恋愛が当たり前の世の中になっていたらいいという願いもこめられているのかなと勝手に思ってしまった。家族との問題を抱え愛されたくてたまらない緑の気持ちが痛いほど伝わってきたけれど、それを包み込むようなやわらかな楯の存在がなんだかとても救いだった。楯が大好きすぎる緑の心の声も面白かった。大学生になった2人も気になってしまう。

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ネタバレひとりだけど、ひとりじゃない。とんでもないM計画…結果的に、眉美が自身を美少年探偵団のチームの一員として改めて自覚できた結果に終わり良かった。今回は他メンバーの出番は(眉美の脳内仮想○○は除いて)ほぼなかったので、番外編の、みんな勢揃いでアフタヌーンティーしながら推理遊びの話も楽しく読めた。推理としては嘘の美術館の事件も面白かった。美術館がカメラ撮影を禁止している理由の1つを知るきっかけになったり。

美少年М (講談社タイガニA 9)西尾維新,キナコ

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あらすじ・内容

ナイス ★3

コメント(0)2022/02/24

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ネタバレ前作を読んで気持ちが楽になったのでこちらも手に取ってみた。最後に出てきた『フランシス・ハ』の話が好き。「時には与えられた枠(現実)に自分を合わせる柔軟さが必要」。以下、他好きだった箇所。「どれを選んだとしても、僕らはいつも間違ったほうに来てしまうものだ。」「だから絶えず軌道修正しながら進んでいくのが人生なのかなと思う。」「素朴に、分相応に暮らしたい。いつでも気軽に、身軽に生きたい。」誰かに認められるより自分が認められる自分だけの人生を歩みたい。

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ネタバレひとりひとり違う状態が「ふつう」。「みんな同じ」のほうが不自然。優しく心に染み渡る言葉がたくさん出てきた。ガラス工房で働く兄妹がちょっとずつお互いに影響を与え、ちょっとずつ変わりながらお互いの様々な面を受け入れていくところが好き。記憶は薄れていく、だから人は物にその記憶を託す。忘れたくないことを忘れないように。

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イラストが可愛くて色づかいも好き。よく思われたくて他人優先にして自分に対して申し訳ない日があったり、自信なさそうにする姿が恥ずかしいかったり、いろんな不安にがんじがらめになるときもあるし…仕事、恋愛、人間関係…30歳でも様々なことに悩むし、みんなそういう一面があるとわかっただけでもなんだかほっとする。そして美味しいご飯やおでかけ、友達との付き合いなど楽しみを見つけて、幸せを少しでも多く感じられる30代を過ごしたくなる。