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2023年3月の読書メーターまとめ

Ikutan
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感想・レビュー
23
ナイス
2387ナイス

2023年3月に読んだ本
23

2023年3月のお気に入られ登録
3

  • gonzalestaro
  • yoshida
  • 轟直人

2023年3月にナイスが最も多かった感想・レビュー

Ikutan
競技クイズの番組の決勝戦であり得ないことが起こった。まだ一文字も問題が読まれないうちに回答した対戦相手が正解し、優勝したのだ。クイズプレイヤーの三島は、ヤラセが疑われるこの不可解なできごとの真相を解明しようと、対戦相手の調査に乗り出し、決勝戦を一つずつ振り返る。いやぁ、知らなかったよ。クイズプレイヤーの世界と彼らの思考。スポーツの世界と同じように研ぎ澄まされた集中力と高い技術、正解にたどり着くまでの緻密な思考過程。驚くことが多くて、興味深く読み進めた。もちろん、ミステリとしても最後まで楽しめた。
ぶちたま
2023/03/08 09:40

Ikutanさんの大賞予想は当たりそう?私は全制覇してないけど「汝、星のごとく」かな。今、「月の立つ林で」読んでるけどコレも良さげやね。

Ikutan
2023/03/08 22:44

ぶちたまちゃん、一番人気は『汝、星のごとく』かな。でも私は『月の立つ林で』が一番好きやわ。衝撃的なラストの『方舟』や『真相をお話しします』も話題になったよね~。『ラブカは静かに胸を打つ』はしみじみよかったし、寺地さんも好きな作家さんなので応援したいけれど、派手さがないからどうやろか。いやぁ、どの作品が大賞でも納得やね。難しい(≧▽≦)。

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2023年3月にナイスが最も多かったつぶやき

Ikutan

2月のまとめを。印象に残ったのは、読友さんに教えて頂いた『雪ぼっこ物語』と『年月日』読メのお陰で出会えた素晴らしい作品でした!新刊では辻堂さんと窪さんが良かった。トールペイントでは薔薇のコロコロケースが完成しました。クロッカスも咲いて春間近〜♪今月もよろしくお願いします😊2月の読んだ本の数:25冊 読んだページ数:6676ページ ナイス数:2569ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/408178/summary/monthly/2023/2

2月のまとめを。印象に残ったのは、読友さんに教えて頂いた『雪ぼっこ物語』と『年月日』読メのお陰で出会えた素晴らしい作品でした!新刊では辻堂さんと窪さんが良かった。トールペイントでは薔薇のコロコロケースが完成しました。クロッカスも咲いて春間近〜♪今月もよろしくお願いします😊2月の読んだ本の数:25冊 読んだページ数:6676ページ ナイス数:2569ナイス  ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/408178/summary/monthly/2023/2
Tomo
2023/03/05 14:34

バラの絵が素敵🥰これはお部屋に飾りたくなるコロコロケースだね!先月は6冊共読があったよ(⁎˃ᴗ˂⁎)今月もよろしくね〜💕

Ikutan
2023/03/05 17:40

Tomoちゃん、わーい、共読が6冊も‼たなかひかるさんの『ねこいる!』楽しかったよ(*´・ω-)b今月も宜しくね( `・∀・´)ノ ヨロシクー

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2023年3月の感想・レビュー一覧
23

Ikutan
争いが激しくなったその昔、館内の本が燃え尽きてしまわぬよう、図書館の中庭に全ての本が埋められた。その中庭に蒔いたオレンジの種が芽吹き、たわわに実る大きな木となった。だから、このオレンジには物語が宿っていて、このオレンジで作った果実酒を飲めば頭の中で物語が始まる。手のひらサイズ、いつもながらのハイセンスな装丁。ページを捲ると珠玉のショートショートが、ぎゅーっと詰まっていて、ちょっと不思議な物語の世界に引き込まれます。『ジョー·バンセン』『眼鏡の二人』『カウントシープ』『常夜灯が好きな天使の話』がお気に入り。
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Ikutan
今回の寺地さんは読み進めるのが辛かった。生まれて直ぐに遠縁に引き取られた祐希は、その後、行き場のない母子のための施設『のばらのいえ』で育つ。そこに、新たに問題を抱えた兄妹、保と紘果がやって来る。この施設、建前とは全く異なる内情。承認欲求を満たしたいだけの経営者。全ての仕事を押し付けられる祐希。何とか逃れた祐希だったが..。時代を前後して描かれる執着や支配という歪な人間関係やヤングケアラーの問題。紘果の真実に驚いたけれど、祐希の思いが通じてよかった。尊重がなきゃ愛じゃないのだ。二人の未来を信じて本を閉じた。
Tomo
2023/04/04 01:28

これは読むのが苦しい作品だったね💦寺地さん、いろんな作風を試そうとされているのかな?

Ikutan
2023/04/04 07:11

Tomoちゃん、うん、うん、いつもとは違う寺地さんで、しんどかった。作風を変えつつ、人の内面を抉り、突き付けてくるところは、変わらないかも。

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Ikutan
黒ずくめの長身でイケメンの男性が、共通して登場するファンタジックな九つの短編。神出鬼没な彼は、傷ついた人や悩んでいる人に寄り添い、前向きな気持ちにしてくれる不思議な存在で、韓流スターをモデルにしているらしい。いやいや、非の打ち所の無い清廉潔白な、井上作品には珍しいキャラですね。「人を探しているんだ。大切な人を。」というお決まりの謎めいた台詞が、更に彼の魅力を効果的に引き立て、読者を引き付けますね。もちろん、いつもながら、洗練された文章は読みやすいし、江國さんのようなお洒落な各タイトルもぴったりで素敵。
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Ikutan
オレンジページに掲載された33のショートストーリー。三つずつ登場人物が共通になっていて、11の様々な暮らしの場面が食べることを中心に描かれる。家族であったり、兄弟だったり、友人だったり。誰かと食卓を囲むことで、心は癒され、元気がわいてくる。そしてそれは、記憶や思い出に繋がり、その人の人生を彩っていくんですね。角田さんですから、そんな場面を切り取るのが上手い。さらっと読めるけどほんわか心が温かくなる物語ばかり。特に実家の取り壊しを描いた最後の『食卓の記憶』は胸がじーんと熱くなった。たくさんの挿し絵もいいね。
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Ikutan
銀座の街が大好きだという小野寺さんが、東京23区のそれぞれの町で、家賃5万円以内の物件を選び、周辺を散策するというSUUMOタウン連載のエッセイ。それぞれの町の図書館を訪ねたり、公園に立ち寄ったり。毎回ランチのお店とカフェも紹介されています。土地勘の全く無い東京でしたが、地図を見ながら読み進めるうちに、一緒に散歩している気分に。小野寺作品の舞台があちこちに登場するのも楽しいし、小野寺作品以外にも『食堂のおばちゃん』の舞台などのイメージも沸いてきますね。お陰で知らなかった東京が、ちょっと身近になりました。
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Ikutan
いつもながらの美味しそうなお料理と気さくな面々の明るい店の雰囲気に、心ウキウキ。さっちゃんもすっかり『はじめ食堂』に馴染んだようですね。相次ぐ物価高に頭を悩まされていたけれど、さっちゃんのアイデアはナイスだったね。もう、『はじめ食堂』に欠かせないメンバーだね。もちろん、万里君も時々登場してくれる。『八雲』での修業も順調のようだし、苦手な魚も食べられるよう頑張っていて、今後が楽しみ。今回、焼酎が色々紹介されていたけれど、お酒はあまり呑めないので残念。その分、お料理は興味深く拝読。鶏じゃが作ってみよう。
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Ikutan
働く男性を主人公にした五つのお話。お目当ての彩瀬さんと一穂さん、夏川さんは既読。高齢者医療の現場を描いた夏川さんの『ダリア·ダイアリー』は、今回も高齢化社会へ重いものを突き付けられた。初読みの小山健さんはマンガでびっくり。出版社で働く山形さんと後輩のハナちゃんの会話のみで描かれた『osaka,sora』は、大阪弁でいい味がでている。ただ、字が小さくて老眼には辛い。古市さんの『彼は本当は優しい』は中年アナウンサーが主人公。改憲論争や認知症の母親のことを絡ませて考えさせられることが多かった。
Tomo
2023/03/26 16:57

一度借りたんだけど、読む時間が取れなくて、再予約中😅私も夏川さんと一穂さんが既読だったよ。彩瀬さんと古市さんが楽しみ♪小山健さんは初めて知ったんだけど、漫画が入っているとびっくりするよね〜(⁎˃ᴗ˂⁎)

Ikutan
2023/03/26 18:05

Tomoちゃん、再予約中なんだね~☺そうなの、漫画が入っていてびっくり。彩瀬さんはイマドキな感じで、イクメンのお話だよ。楽しんでね🎵Tomoちゃん、『私たちの金曜日』は読んでいたよね😃そちらは、手元にあるので、そのうち追いかけるね(*^ー^)ノ♪

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Ikutan
毎回楽しみにしている宇佐美さんの新刊。大手新聞社松山支局のベテラン記者·弘之、銭湯経営者·邦明、その銭湯で釜焚きの仕事をする·吾郎、銭湯の常連客で邦明の古くからの友人·富夫。還暦前後の四人のおっさんの元に瀬戸内銀行の女性行員がやって来る。瀬戸内銀行は邦明が融資を依頼していた銀行だ。彼女は、事故死とされた担当行員の死が殺人だったという。調べることで見えてきたのは大きな金融犯罪。彼ら四人の背景が丁寧に描かれ、複雑なストーリーで読み応えあり。ただ、今回は金融犯罪ということで、いつも程には夢中になれなかったなぁ。
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Ikutan
いやぁ、トトちゃん可愛い~‼カラフルな写真がたくさん載っていて、眺めているだけでも癒される。特にまぶしくて目隠ししているトトちゃんが可愛い過ぎる。一軒家に引っ越したことで新たな顔を見せてくれるトトちゃん。新居でおきたトトちゃんと角田家の庭にやって来たねこたちの事件の数々。今回も角田さんのトトちゃんへの愛が溢れているというか、もう、だだもれ(笑)。そっか、愛猫家の愛情は我が子意外にも注がれるんですね。ノラたちに小屋を作ってしまうご主人にびっくり。新薬開発支援のために多額の寄付金がすぐ集まるのも凄いですね。
Tomo
2023/03/23 20:12

トトちゃんファンブックみたいで楽しかったね〜(*ฅ́˘ฅ̀*)♡みんなの祈りを込めた腎臓病の治療薬が早く完成するといいね。

Ikutan
2023/03/23 21:47

うん、うん、写真もいっぱいで楽しかったね~☺愛猫家のパワーは凄いね。病気で苦しむ姿を見るのはほんと辛いから、動物用の治療薬が開発されるのは嬉しいね‼

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Ikutan
今日も南星屋の店先には開店待ちの客が列をなす。彼らが楽しみにしているのは、店主の拵える諸国の銘菓。店主の治兵衛と娘のお永、孫のお君、そして治兵衛の怪我をきっかけに働き始めた雲平。今回は、そんな南星屋に新たな珍客、鹿蔵が。参勤旅の同行で得た旅先での菓子のことを教えてくれるという。ところがこの男、江戸が大火に見舞われた夜、奉書に包まれた文を託して姿を消してしまう。気になるのは、鹿蔵の安否と正体。文の内容。火事との関係。いやぁ、南星屋の大ピンチだったんだね。お君ちゃんにはハラハラさせられるなぁ。次作も楽しみ。
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Ikutan
六つの架空の法律のもとで繰り広げられる架空の世界の物語。被告がネコで原告がボノボ。命権が与えられた動物による動物裁判。自家醸造が認められ、そのまま自身の評価に繋がるお酒造りに翻弄される主婦。バーチャル世界を主たる生活圏とした人々が南極で独立宣言。過労死撲滅ために徹底された企業の労働者管理。感染症対策で加速された現金廃止。認知症予防のための『健雀法』のもと、賄賂代りに利用される接待麻雀。いやぁ、奇想天外な発想が楽しい。どのお話もピリリと現代社会に風刺を利かせ、軽快な筆致でサクサク読めちゃう。面白かった~。
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Ikutan
東大生と東大卒の作家さんたちのアンソロジー。登場人物も東大生か卒業生なので、高ーい偏差値の彼らの日常やそんな彼らだからこその悩みが描かれていて、なかなか興味深い内容。市川さんは入学当時の事件を絡めた読み応えありのミステリ。地震予知に纏わる知識を散りばめたのは伊与原さん。新川さんは軽快な文章で一番読みやすかったけれど、ウ◯コの連発にはちょっと..。(^^;東大生女子を描いたのは辻堂さん。結城さんは今回もびっくりのどんでん返し。それぞれ個性が出ていますね。浅野さんは初読み。考えさせられる内容で今後が楽しみ🎵
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Ikutan
愛の溢れた六つの短編は、原点回帰とのことで村山さんらしさがいっぱい。動物にも物にも惜しみなく注がれる愛に、読み進めるうちに幸せが満ちてくる素敵なお話ばかり。初めは『晴れた空の下』の扉絵に戸惑ったのですが、読み終えればそのキュートな絵がぴったりで、その後は毎回扉絵を眺めて、どんなお話なのかと想像するのも楽しかった。動物が好きなので、どのお話も心に響いてよかったけれど、切り口が異色の『グレイ·レディ』が一番お気に入り。読了後は″ナンタケット·バスケット″検索してしまいました。
Tomo
2023/03/18 18:08

『グレイ·レディ』良かったよね❣️私もナンタケットバスケットを検索して、「高っ!」ってなったよ😆

Ikutan
2023/03/18 22:01

Tomoちゃん、『グレイ·レディ』素敵なお話でしたね~☺ナンタケット·バスケットは、美しさにうっとり♡(*´-`)値段にびっくり!(°Д°)でしたね(笑)

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Ikutan
騒動の宝庫、おけら長屋は今日も賑やか。今回も色んなことに首を突っ込む万松コンビ。彼らの周りでは、笑いあり、涙あり。『まいわし』では黒石藩の赤鰯こと赤岩兵介の危機にハラハラ。『かんざし』ではお糸と文七が大ピンチ。そんな時には長屋の面々の情の厚さが胸に染みる。『おてだま』では、新たにおけら長屋に越してきた女が忽然と消える事件が発生。不穏な終わり方で心配したけれど『うらかた』ですっきり。一番印象に残ったのは『かんざし』。紫月花魁の覚悟と秘めた熱い思い。切ない幕切れに胸が熱くなった。
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Ikutan
八巻は敵討ちのお話『すけっと』から。どうなることかと思ったけれど、事の真相にほっと胸を撫で下ろす。桑原肥前守の粋な差配がお見事。続く『うらしま』では、お栄ちゃんの言葉にしびれた。『ふところ』では、万松のふたりが、関取『大巌』を勝たせるために策を巡らす。相変わらず不純な動機と作戦だけどこのふたりは憎めないのよね~。『さしこみ』では相生町で何と人質事件が発生。小心者の信之介が巻き込まれる。八巻で一番よかったのは、ラストの『こしまき』。犬好きには堪らないねぇ。名犬″富士″の活躍に胸が熱くなった。
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Ikutan
楽しみにしていたしをんさんのエッセイ。脳みそを1ミリも使わず書いたという内容はするすると読みやすくて、しをんさん自身の突っ込みに、いつもながら何度も笑っちゃいました。虫との戦いには、しをんさんの植物に対する愛情の深さを感じ、旅のエッセイには旅情をかき立てられます。『忘れがたきご亭主』の話には大笑い。いるねぇこういう人。私もこの話は忘れられないと思う。(笑)即身仏については知らなかったので勉強になりました。お母様やお父様、お祖父さまとのエピソードも微笑ましくていいね。肩の力を抜いて楽しめるエッセイ。大好き♡
Tomo
2023/03/12 13:30

楽しかったねー(⁎˃ᴗ˂⁎) これまでのエッセイで、しをさんの家族も強者だなと思っていたけど、お祖父さんもすごかったね!笑 孫に虫除けスプレーの代わりに殺虫剤をかける場面で噴いちゃったよ😂忘れがたきご亭主も可笑しかったね❣️イセエビ食べたい〜🦐

Ikutan
2023/03/12 16:13

Tomoちゃん、楽しかったね♡茶渋に拘るお祖父さんも、旅先でのお父さんとお母さんの会話も目に見えるようでクスクス笑っちゃったよ~。うんうん、私も、3000円だけど2500円だったイセエビ(笑)食べた〜い(⁠≧⁠▽⁠≦⁠)

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Ikutan
現代社会の闇に多くの警鐘を鳴らす相場さん。今回は北海道を舞台に、政治と癒着した鉄道開発に鋭い視点を投げかける。田川信一シリーズのスピンオフとのことで、主人公は『アンダークラス』で田川と一緒に捜査をしたキャリア警官の樫山。前任者の急な辞任で北海道警捜査二課長に着任した樫山。現場は汚職事件の捜査が進み、贈収賄側同時逮捕目前。そんな時に、下戸の国交省の役人が転落死をしたという不可解な事件を耳にする。独自で調査に乗り出した彼女が辿り着いたのは..。モヤモヤだけれど、今回は少し期待のできるラストかな。読み応えあり。
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Ikutan
ねずみ小僧のお話『ねずみや』から。評判の悪い金持ち相手に盗みを働き、貧乏人にお金をばらまくねずみ小僧。庶民は喜ぶが、盗人は盗人だ。お染さんの平手打ちと根本伝三郎の粋な仕事にスカっと爽快。『ひだまり』では、聖庵先生の過去に胸が熱くなる。『しらさぎ』ではあの箱入り娘、志摩屋のお嬢様が再登場。芝居を通じて繋がった姉妹の物語に涙しつつ、今後のお嬢様の動向が気になります。続く『おしろい』ではコントのような掛け合いに笑っちゃう。ラストは、再度ねずみやの登場する『あまから』で一件落着。芋の甘辛煮が食べたくなりますなぁ。
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Ikutan
お気に入りの『アミの会』のアンソロジー。今回はお金がテーマということで、ゲストは原田ひ香さん。百万円の宝くじが当たった60代主婦。早期退職し投資の運用益などで生活するFIREを目指す夫。ゲーム課金や買い物の依存症。棚からぼたもちを待つニート。夫の自殺でパニック障害になってしまった主婦等。様々な立場の人たちのお金に纏わる悲喜こもごも。何れも面白かったけれど、一番は福田さんの『わらしべ長者のつくりかた』ですね。主人公にかけたじいちゃんの言葉が素晴らしくて、これは、若い人にもおすすめの作品でした。
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Ikutan
競技クイズの番組の決勝戦であり得ないことが起こった。まだ一文字も問題が読まれないうちに回答した対戦相手が正解し、優勝したのだ。クイズプレイヤーの三島は、ヤラセが疑われるこの不可解なできごとの真相を解明しようと、対戦相手の調査に乗り出し、決勝戦を一つずつ振り返る。いやぁ、知らなかったよ。クイズプレイヤーの世界と彼らの思考。スポーツの世界と同じように研ぎ澄まされた集中力と高い技術、正解にたどり着くまでの緻密な思考過程。驚くことが多くて、興味深く読み進めた。もちろん、ミステリとしても最後まで楽しめた。
ぶちたま
2023/03/08 09:40

Ikutanさんの大賞予想は当たりそう?私は全制覇してないけど「汝、星のごとく」かな。今、「月の立つ林で」読んでるけどコレも良さげやね。

Ikutan
2023/03/08 22:44

ぶちたまちゃん、一番人気は『汝、星のごとく』かな。でも私は『月の立つ林で』が一番好きやわ。衝撃的なラストの『方舟』や『真相をお話しします』も話題になったよね~。『ラブカは静かに胸を打つ』はしみじみよかったし、寺地さんも好きな作家さんなので応援したいけれど、派手さがないからどうやろか。いやぁ、どの作品が大賞でも納得やね。難しい(≧▽≦)。

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Ikutan
村田さんの短編集は初めて。最近はめったに書かないそうで、最終話以外は初出が1986年から1994年の作品ばかり。戦後の北九州を舞台にした作品が多く、村田さんの幼少時代が色濃く反映されている。運動会が地域の一大イベントで、映画が人々の一番の娯楽だった時代。当時のトイレ事情を絡めた『Oオー』と『雷蔵の闇』、更に『流れる火』は、ノスタルジーが溢れている。異色の『熱愛』はドキドキしたよ。『耳の叔母』はタイトルからして不思議。『花陰助産院』と『惨惨たる身体』も味わい深い。やっぱり上手いなぁ。どの作品もよかった。
ちゃちゃ
2023/03/05 18:01

I kutanさん、こんばんは♪村田さんの短編集で新刊とは珍しいなぁと思ったら、今までの作品をまとめたものだったんですね。私もあの独特の村田ワールドが大好きで、今作も読んでみたいです。レビューに惹かれてポチッと登録させていただきますね🙋‍♀️

Ikutan
2023/03/05 18:14

ちゃちゃさん、どの作品も味わい深く、ノスタルジーを感じられる作品でした。ちゃちゃさんの感想楽しみにしていますね(#^.^#)

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Ikutan
近所の老女のひったくり事件がきっかけで知り合った、大学生の春風と高校生の錬。落ちてたストラップから犯人探しを始めたふたり。一方、貧困に苦しむ理緒はバイト先で出会ったカガヤという男に誘われ、怪しい仕事を引き受ける。別々のエピソードが繋がった先には、社会の闇が。特殊詐欺や倒産詐欺。その巧妙な手口に圧倒される。訳ありの錬の正体が知りたくてページを捲る手が止まらない。後半、明らかになったひったくりの真相に唸る。タイトルや挿画から想像していた内容とは違っていたなぁ。複雑に絡んだストーリーは読み応えありで面白かった。
Tomo
2023/03/05 14:29

これが900冊目かなー😊表紙から受ける印象と内容はちょっと違うよね。もう少し若い人が手に取りやすい表紙の方が良い気がしたよ。最初は爽やかな青春ものかと思ったけど、読み応えある作品だったね!

Ikutan
2023/03/05 17:57

Tomoちゃん、こちら読了したのは3/3だったので(いつもレビューは遅れがち(^_^;))共読900冊目は辻堂さんの『答えは市役所~』ですね。次はTomoちゃんからの900冊目が何になるか楽しみ🎵そうだよね。この本、表紙から、もっと硬くて難しい内容だと思ったけど、一気読みの面白さだったよ(*´・ω-)b

が「ナイス!」と言っています。
Ikutan
百貨店の外商員の活躍を通じて、上流階級の世界を描いたシリーズ第4弾。今回は福丸百貨店と菊池屋の合併の話から始まる。アイデアと真心で顧客の心を掴んできた静緒も、アラフォー中間管理職。相変わらず顧客の要望に心を砕くが、合併に伴う社内政治に巻き込まれ、二人の部下を指導するという重圧が加わりとうとう..。いつもながら上流階級の方々の世界を覗くのは楽しい。ただ、出てくるブランドはさっぱり分からない(笑)。頑張る静緒を応援したいけれど、無理は禁物ですね。今回、枡家のポイントが上昇。そして驚きのラストで次回が楽しみ。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2013/11/15(3979日経過)
記録初日
2013/11/07(3987日経過)
読んだ本
3252冊(1日平均0.82冊)
読んだページ
929086ページ(1日平均233ページ)
感想・レビュー
3160件(投稿率97.2%)
本棚
10棚
性別
血液型
A型
職業
専門職
現住所
大阪府
自己紹介

本を読んでいると本当に知らないことばかりだなと思います。知識はもちろん 考え方、価値観、言葉、表現・・・
読書を通じて、無限の世界を彷徨いながら、新しい何かに出会えるのは素敵なことですね。
そして、そんな楽しみを皆さんと共有できるのは読メのおかげです。
ナイスやお気に入り登録ありがとうございます。
これからもよろしくお願いいたします(^_^ゞ
2014 8 31

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