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2022年2月の読書メーターまとめ

amanon
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感想・レビュー
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2022年2月に読んだ本
15

2022年2月のお気に入られ登録
3

  • Jssca1917117
  • tetekoguma
  • とせ

2022年2月にナイスが最も多かった感想・レビュー

amanon
未消化感が強かったので、再再読。聖書のパロディ箇所は前回より気がつくようになったものの、やはり良くわからない…というのが正直なところ。それでも、気になる記述が目につき、かなり付箋を貼ることになったが。結局、ツァラトゥストラって何者?何故に弟子を持つことになったの?超人って一体どんな人?と良くわからないことだらけ。ここはあえて、煙に巻かれたままで、ニーチェの言葉遊びと戯れていればいいのか?訳者はとりあえず楽しんで読むことを推奨している。でも次はあえて、眉に皺を寄せて読むような訳で再度挑戦してみるかな…
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2022年2月にナイスが最も多かったつぶやき

amanon

久しぶりの5千ページ超え。昨年後半の不調は一体何だったんだろう?と改めて不思議になる。今年はコンスタントに本を読んでいきたいな。 2022年1月の読書メーター 読んだ本の数:17冊 読んだページ数:5167ページ ナイス数:179ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/4147/summary/monthly/2022/1

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2022年2月の感想・レビュー一覧
15

amanon
この討論から今や二十年以上…今時の若い人達がこれを読んでどんな印象を抱くのだろう?刊行当時で既に今更感があったはず。実際に読み返してみて、インテリ親父が小難しい言葉を使って観念論を弄んでいるという印象を受ける人が大半ではないか?そして「やっぱりこれだから左翼・全共闘は…」という結論に至りそうな気がする。ただ、同時にこの討論の参加者達は大変な時代を生き、それこそ実存をかけてその場に対峙していたという印象も拭えない。それに未消化部分も多く、要再読かも。廣松への言及が多いのが意外でもあり、また興味深かった。
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amanon
『純粋〜』って、こんなにサクサク読み進めることができたのか!理解の程は怪しいが、平易な訳文と補註で、読了へのハードルがグッと下がる。細かいところは気にせずに、まずは全巻読破を目標にひたすら読み進めるという感じか。また、本文の紙数をやや控えめにして、解説にかなりの頁を割いているのも個人的に嬉しい。これで更に『純粋〜』がとっつきやすいものになった。その解説で、カントの主張の重要性、当時における先見性と危うさについて述べられているのが興味深い。時間というものの厄介さについて改めて認識。この辺り再考の余地あり。
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amanon
こんな論文を書く学部生がいるのか…学生による論文というだけでなく、一つの読み物として十分通用するのが凄い。あえて意地悪な見方をすれば突っ込みどころも散見されるが、それは野暮というもの。というより、自分の学部生時代の体たらくぶりを思いだしてつい赤面してしまうという方が大きい(笑)。個人的には最後の「メノナイト」の突っ込み不足が残念だったか。著者は大学院在籍中だとのことで、更なる発展を期待したい。人文学系大学の弱小化が叫ばれる中でこのような本が出た意義は大きい。この流れが今後も続くことを強く望んでやまない。
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amanon
数年前に読んでいたのを完全に忘れていた(笑)。別の本で読んだ内容とかなり被っているな…という感じで。それはともかくとして、マルクスと宇野理論で日本の近現代経済史を読み解くその手際はかなりスリリングで飽きさせない。初読の際と同じくほぼ一気読み。また、共産国にかなりの問題があったとはいえ、資本主義国に福祉重視へと促したという点、また共産国崩壊によって新自由主義が跋扈したと言う点を鑑みるに、共産国にも一定の意味があったのでは?と思わされた。当分続きそうな資本主義という流れ。それといかに対峙していくか?難問。
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amanon
自分も中学生の時にこんな講義を受けたかったな…と思うことしきり。また、多くの本を読んでも、読解力が欠ける人が少なからずいるという指摘にドキリ(笑)。著者が推奨する要約と敷衍を果たして自分はどれだけできるだろうか…と。できたら、同じ主旨で大人向けに行った講座を本にして欲しいとも思わされた。本編の講義はもちろんだが、本書の肝はやはり終盤の受講生へのメッセージか。比較的恵まれた境遇にある彼らに決して奢ることなく、また逆コンプレックスに陥ることなく、地に足を着けて生きろと諭す。当たり前のことだが難しいと痛感。
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amanon
文章読本の類って、こんなに出ているんだ…というのがまず驚き。その数多ある文章読本を精緻に読み解き、そこにある共通点や差異を詳細に分析していく作者の手際に驚嘆。代表的な読本を手始めに様々な読本にツッコミを入れていく前半は抱腹ものだが、作文教育の歴史を綴った後半はかなり読み応えあり。これは国語教育に携わる人必読ではないか?作文教育一つをとっても、イデオロギー的な抗争やいわゆる大人の事情が大きく作用していたというのは、さもありなんではあるが、やはり驚き。読書感想文奨励の背景も興味深い。続編を期待するが、無理か…
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amanon
想定外に平明な語り口で、ほぼ一気読み。概ね興味深い内容だったが、個々のタームについての理解があやふやなまま、読み飛ばした感があり。再読の必要ありだな…と思っていたが、実際巻末で再読の必要性を示唆する記述があった(笑)。日頃、何気なく使っている言葉や思考法。それを殊更にいちいち厳密に考える必要性はないが、ここぞという時には、やはり「ちょっと待てよ」と眉に唾をつけて考えてみなければいけない…そういう場合に、クリティカルシンキングが必要とされるのでは?このコロナ禍のような状況ではなおさら。参考図書も読みたい。
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amanon
ついこのあいだ読んだばかりなのに、「こんな内容だったっけ?」と余計に煙に巻かれた気分に…というわけで少しも理解が深まった気がしない。キリスト教及び聖書のパロディ的要素があるのは認識できるが、それによってニーチェは何を言わんとしているのか?それぞれの読者の解釈に任せるということなのか。ただ、前回読んだ時よりも、付箋を貼った箇所が多い気がするので、何がしか読みが深まったということか?読み進めていくうちに、原書と対応させながら読んでみたいという誘惑に駆られたくらいだから、ニーチェの毒に当てられた可能性あり。
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amanon
一応は全ての宗教をフラットにして考察すること前提になっている宗教学という学問。しかし、その初期時代はやはりキリスト教中心であったという事実が重たい。そもそも近代の学問が西洋中心である以上、その宿痾は逃れがたいのだが、それをいかに相対化するかが、課題となってくるわけで。オットーも、そうした意識が少なからずあるということも伺える。また、そうしたキリスト教中心という姿勢がありながらも、東洋の宗教に真摯に対峙する直向きさには感動さえ覚える。ヒンドゥー教に新たな興味がわくのと同時に『聖なるもの』を読み返したくなる。
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未消化感が強かったので、再再読。聖書のパロディ箇所は前回より気がつくようになったものの、やはり良くわからない…というのが正直なところ。それでも、気になる記述が目につき、かなり付箋を貼ることになったが。結局、ツァラトゥストラって何者?何故に弟子を持つことになったの?超人って一体どんな人?と良くわからないことだらけ。ここはあえて、煙に巻かれたままで、ニーチェの言葉遊びと戯れていればいいのか?訳者はとりあえず楽しんで読むことを推奨している。でも次はあえて、眉に皺を寄せて読むような訳で再度挑戦してみるかな…
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amanon
七年ぶりの再読。受講者のレベルの高さに驚愕。一体、どんな経歴の持ち主が集っているのか?ということが気になった(笑)。それはともかくとして、『資本論』全体のエッセンスを凝縮させて語りつつ、神学的知識や俗っぽい話も織り交ぜる聞き手を飽きさせない手法に脱帽。今一度『資本論』に挑戦したい気にもなったが、引用されているその文体の晦渋さに思わず怯んでしまうのも確か。また、『資本論』を巡る論争史が面白い。竹中平蔵氏が『資本論』を深く読み解いた上で、今のスタンスに至ったというエピソードには驚き。多様な読み方が可能なのか。
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amanon
ダンマパダという初期仏教の重要な経典を精読する内容かと思いきや、著者自身が言及している通り、かなり脱線が多い。話があちこちに飛ぶ傾向があるが、それはそれで楽しめたか。とにかく著者の軽妙洒脱な語り口が魅力。それと同時に、仏教の魅力も伝わってくるのはさすが。仏教信者ではない人に仏教の魅力を伝えることができる。それだけでもすごいことなのかも。そういうことができる背景にあるのは、著者の他の宗教に対する深い知識と理解、そして尊敬の念だと思う。ただ、経典を理解するには音読が必須なのだが、そこを怠ったのが、残念。
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amanon
三島由紀夫についてかなりのページが割かれているのに、ちょっとびっくり。これ程、内田氏が三島について語っているのは、恐らく初めてだったので。それと氏が小津の映画を初めて見たのが、大人になってからだという事実にもびっくり。また、氏がどれ程小津の映画を慈しんでいるかを痛感するのと同時に、自分自身の小津の映画に対する憧憬が増幅してくるのを如実に感じることになる。恐るべし、小津。ただ、『お茶漬けの味』で度々言及される「ノンちゃん」が鶴田浩二が演じる青年だという説には肯首しがたいが。これは、一度確認し直す必要あり。
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amanon
学生の頃に読んでおきたかったと思うことしきり。そして同時にこういう論文の書き方イロハを知らずに、学生時代に論文を書いていたという事実に、思わず赤面してしまう。というより、本来なら高校時代からレポートの書き方を指南すべきだよな…と思わされた。それと、読書感想文の弊害についての言及も興味深かったか。個人的には読書感想文、書くのも読むのも嫌いではなかったのだが。それにしても、論文の書き方という固いテーマについて、つい吹き出してしまうほどユーモラスな語り口で綴ってしまう著者の筆致に驚愕。講義も受けてみたいかも。
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amanon
概ね興味深く読めたが、今一つ食い足りないというのが正直なところ。タイトルがちょっと盛りすぎだし、本のチョイスもいささか首を傾げざるを得ない。そもそも知的教養に欠けたヒトラーの著作を教養書として推薦するのはいかがなものか?それだけでなく、今一つ一般向けでない書物の割合が多いのが気になる。気になるいえば、著者の文章に今ひとつキレがないというか、日本語の表現としてどうか?と思える記述が散見されるのは、何なのか…個人的には『移動祝祭日』と『本居宣長』が気になったか。後、ナポレオンの最初の奥さんの悪女ぶりに驚愕。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2008/06/26(5833日経過)
記録初日
2008/06/01(5858日経過)
読んだ本
3081冊(1日平均0.53冊)
読んだページ
989683ページ(1日平均168ページ)
感想・レビュー
3029件(投稿率98.3%)
本棚
7棚
性別
血液型
O型
職業
専門職
現住所
京都府
外部サイト
自己紹介

 ハンパ者を自称しつつも、何だかんだと某グループホームにて介護の仕事をこなしつつ、空いた時間を読書に充て、一応悠々自適な日々を過ごしているつもり。
 好きな音楽は、フー、キンクス、ビートルズ、フリー、ルースターズ、村八分、ティラノザウルス・レックス、ザッパなどのロック、マイルス、コルトレーン、ビリー・ホリデイなどのジャズ。後、ゲンズブール、バルバラなどのシャンソンもちょっと囓った。それから一時期はグールドによるバッハ演奏に結構はまってた。
 好きな作家、よく読んでいた作家は、倉橋由美子、高橋たか子、大江健三郎、町田康、中上健次、津島佑子、古井由吉、高橋和巳、島田雅彦、島尾敏雄、安部公房、三島由紀夫、橋本治、村上春樹などの戦後作家。後最近の作家で読んでいるのは、森美登見彦、平野啓一郎、阿部和重、西村賢太、多和田葉子、中村文則、柴崎友香、村田沙耶香など。
 海外の小説家でわりによく読んだのは、ジュリアン・グリーン、セリーヌ、モーリヤック、ヴァージニア・ウルフ、バルザックくらいか。
 小説以外で好きなのは、エックハルト、シモーヌ・ヴェイユ、内田樹、佐藤優、須賀敦子、白洲正子など。

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