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2024年3月の読書メーターまとめ

勇魚
読んだ本
10
読んだページ
2398ページ
感想・レビュー
10
ナイス
383ナイス

2024年3月に読んだ本
10

2024年3月のお気に入り登録
1

  • chie

2024年3月のお気に入られ登録
3

  • chie
  • 轟直人
  • ミノムシlove

2024年3月にナイスが最も多かった感想・レビュー

勇魚
ネタバレ★★★★☆良かった。定時制高校を舞台にそれぞれ事情を抱えた年齢も様々な生徒たちが研究者兼教師の藤竹を触媒にして火星のクレーターについて実験していく連作短編集。伊与原氏ならではの地学の知識をもとに書かれているが全体として人情噺。読んでいて登場人物と一緒に悲しんだり喜んだり感情を揺さぶられてラストでほろりとする、重松清っぽい作風だと思う。主要キャラの岳人がいい味出しているしフィリピーナの”ママ”や町工場を経営していた長峰・・藤竹目線のパートは少しネタバレが過ぎると思ったが藤竹の昔の体験は心が痛む。これって→
が「ナイス!」と言っています。

2024年3月にナイスが最も多かったつぶやき

勇魚

2月は月初ばたばたしてたのと中旬に体調崩してたのとで冊数は少なめ。珍しく小説中心で再読の篠田節子「仮装儀礼」に浸りまくりました~。写真は水栽培のヒヤシンス、今は花が終わり茎が長く伸び庭に埋けられてます♪2024年2月の読書メーター 読んだ本の数:7冊 読んだページ数:2664ページ ナイス数:311ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/419092/summary/monthly/2024/2

2月は月初ばたばたしてたのと中旬に体調崩してたのとで冊数は少なめ。珍しく小説中心で再読の篠田節子「仮装儀礼」に浸りまくりました~。写真は水栽培のヒヤシンス、今は花が終わり茎が長く伸び庭に埋けられてます♪2024年2月の読書メーター 読んだ本の数:7冊 読んだページ数:2664ページ ナイス数:311ナイス  ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/419092/summary/monthly/2024/2
nue
2024/03/01 19:18

体調は大丈夫ですか?どうぞご無理なさいませんように!

勇魚
2024/03/01 22:03

nueさんお久しぶりです😄新型コロナになっちゃってしんどかったのー。風邪よりだいぶしんどいなぁっていう体感でした。半月経ってもまだ咳が出ますね。

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2024年3月の感想・レビュー一覧
10

勇魚
★★★★☆面白い。ギリシャ神話や北欧、ケルト、インド古代エジプト、中国、メソポタミア、日本、マヤやアステカと各地・各文明の神話を取り上げてアウトラインをざっと教えてくれる。このシリーズ全般そうなんだけどもっと知りたい~ってとこで終わるのよね(笑)そういう人は参考文献へGo!エジプト九柱神の図が私は非常に興味深く、山岸凉子先生の「イシス」の世界や!と興奮して読む(オススメ)。ギリシャ神話にはかなりの頁数を割いていてわかりやすいんじゃないかな。北欧神話はほぼ知らないので興味津々、ケルトはあしべゆうほ先生の→
勇魚
2024/03/30 17:51

続き)「クリスタル☆ドラゴン」の世界やー!そして山岸凉子先生の「妖精王」も・・神話っていろんな物語のモチーフとして使われているから、神話についての知識は本読みにはけっこう重要だと思ったね。素敵な教室シリーズの中でもかなりおすすめな1冊。

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勇魚
★★★☆☆荻原氏の庭仕事日記。と思って読み始めたら庭仕事以外のエッセイがたくさん入ってるー。色んな媒体に書かれたエッセイをまとめた1冊ね。冒頭に極小農園日記(畳二畳ぶん)、間に色々挟んで最後に書きおろしで現在(出版時)の農園日記。庭の話だけたくさん読みたかったな。オヤジ風の語り口は面白くもあり辟易もする^^;ご本人によるイラストが上手い。ナズは地味とかキュウリは生長が早くて手間もかかるとかトマトは難しいとか首肯しまくり。そ、苗を選ぶ(とかどれを間引くか)のが難しいし真剣勝負だよね。もちろん花も育てるよね。
勇魚
2024/03/28 17:10

仕事の話で、アイディアが湧かない時は机に向かうんうん言っててもだめ、とにかく動く。歩く。環境を変える。ってのは確か脳科学的にも正解な気がする。出歩く暇もない時はとにかく何か文字を打ち込む・・手を動かしているうちに脳が動き出す、これって私もよくやるんですよ(短歌や俳句を作るとき)。うんうん頷いて読了。

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勇魚
★★★★★短編6編。河野多恵子初読み。めっちゃ面白いし尖ってるし内容ヤバいし文それでいて文章は上品。読んでいて混乱するくらい。直接的な性描写はないのにふんわりとヤバめの性行為を書いてる(よね⁈)。「幼児狩り」女児が異常に嫌いで男児に異常に執着する女が怖いし内面描写や恋人との関係が面白くて目が離せない。「劇場」低身長の男性とその妻に執着し色々深みにはまっちゃう女。表現の妙に拍手。「塀の中」1944年、学徒動員の工場内での女学生たちの秘密。当時の女学生のリアルな描写と(たぶん作者の体験もあると思う)重い記憶→
勇魚
2024/03/24 16:48

続き)がもう、破綻に向かうしかないだろと思ってイッキ読み。これは辛いなぁ。しかも男児に執着するのは作者の気持ちの投影なのかと考えちゃう(この1冊の他の作品もだし)。「雪」年より小さく幼い女性と母親との秘密。サスペンス風味で非常に良い。山岸凉子先生で漫画化したら似合いそう。「蟹」出ました男児に執着する女!海辺での蟹取り描写なんだけど内面描写がほんと上手いな。「夜を往く」仲の良い2組の夫婦のちょっと危うい関係をある夜の描写で表現する。上手いなー。作者、物語に自分の性癖ダダ洩れな感じするんだけど大丈夫だった?

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勇魚
★★★☆☆時間って何だろう。改めて考えると深いテーマの1冊。とにかく写真が美しいのとQ&A方式でサクサク進むので読みやすい。1時間が60分(60進法)なのは古代メソポタミアで60が神聖な数字だったからなんだってー。分割しやすい数字だし(なるほど)。1億年前の1日は23時間20分、タイムマシンを作ることはひょっとしたら可能かもしれない・・いろんな”時間”に関するトピックがどんどん出てきて気づいたら読了。このシリーズは気軽に読めるのがいいところ。
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勇魚
ネタバレ★★★★☆良かった。定時制高校を舞台にそれぞれ事情を抱えた年齢も様々な生徒たちが研究者兼教師の藤竹を触媒にして火星のクレーターについて実験していく連作短編集。伊与原氏ならではの地学の知識をもとに書かれているが全体として人情噺。読んでいて登場人物と一緒に悲しんだり喜んだり感情を揺さぶられてラストでほろりとする、重松清っぽい作風だと思う。主要キャラの岳人がいい味出しているしフィリピーナの”ママ”や町工場を経営していた長峰・・藤竹目線のパートは少しネタバレが過ぎると思ったが藤竹の昔の体験は心が痛む。これって→
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勇魚
ネタバレ★★★★☆1943年5月、カリフォルニアに住む日系3世アデラは物理学者の恋人とともにニューメキシコの極秘の研究所へ向かった・・乾いたメサの台地にどんどん研究施設が建ち世界中から学者とその家族、ペットがやってくる。男たちの研究内容は極秘で家族にも明かせない。その生活を作者は女たちと犬たち、働きに来ているプエブロ族を軸に描いていく。施設の外に動物病院、妻子帯同、アメリカはやっぱすげえなと思う。研究所内に祈りの場を作り、プエブロの村に行き、サンタフェまで車を飛ばし買い物、郵便は全て1つの私書箱、現住所は秘密(続
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勇魚
★★★☆☆4大文明にはじまりアステカ、マヤ、インカ、古代ギリシャ、長江・・きれいな写真が魅力のこのシリーズ、今回も眺めて楽しめる。冒頭にあった年代チャートが一番わかりやすかった(別地域の文明それぞれどの時期かと調べるのが面倒)。黄河文明より長江文明のほうが起源が古いとか、B.C5000年頃の稲作文化とか(四大文明は小麦栽培)三星堆から出た遺物のビジュアルを見るとワクワクするなぁ。あといつも思うのが昔の知識人ってすごいね。どうやって星の運行や暦の計算してたんだろう。あとマヤでの生贄にもちらっと触れててよい。
勇魚
2024/03/13 16:57

ギリシャ近辺についての文化の変遷についてはもっと詳しく読みたかった・・っていう人はそれぞれの専門書へGo!って感じなんだよね。ワクワクする入門書、それがこのシリーズ。

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勇魚
★★★★☆高橋源一郎氏の毎日新聞での人生相談、2冊め。1冊めも良かったけど2冊めもいいね。人生相談って基本的に相談してくる人に寄り添うんだろうけれど相談によってはそうでないところもいいな(あまりに周囲に対して勝手なふるまいを長年してきた人とか)。横暴な夫に長年我慢してきた妻に対し、自立してきた人たちは準備をしてきた、あなたはそれを怠っていた、死ぬまで我慢でいいんですか?と問いかけててこれはキツいなぁとタメイキ(でも、そのとおり!)。他にも「救うべきなのは、あなたが殺した過去のあなた(長年の夫の浮気案件)」
勇魚
2024/03/11 17:48

続き)とか、容赦ないんだけど本質的には優しい回答が多くってじっくり読んだ。自死した子への気持ちについてや子を置いて死ぬのが辛い、など重い相談が多いんだけどさすが人生経験豊富な回答者だなぁとしみじみ。これは毎週紙面で読むのが楽しみになると思うね。

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勇魚
ネタバレ★★★★★綿矢りさで一番好きかも。コロナ禍真っただ中の2022年の冬に夫が駐在する北京へ向かった菖蒲(あやめ)36歳。冒頭のマウンティング女子会描写から飛ばしてる。狂暴?な飼い犬ペイペイもいい味出してる。中国入国から(隔離期間のあれこれ)北京のあれこれ、ネット通販や広大な北京でのお買い物、観光、外食にウーバーイーツ(的なもの)、ヨーグルトなど日常の食べもの・・これは現地にいた人じゃないと書けないね。そういうルポ的な側面と、菖蒲という最強女子のキャラが面白くて年上の夫とうまくいかなそうでうまくいっててでも→
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勇魚
★★★★☆短編11編収録。そうきたかと唸るミステリあり「バルセロナの書盗」「断崖」史実に基づく物語あり「ペテルブルグの漂民」聖書をもとにした物語あり「ニコデモ」そして一番多かったのが自分の体験を基にしたであろうエッセイ風の物語でどれもするする読めた(読みやすいのは大きな美点!)淡々とした筆致が小沼丹の持ち味なんだろうな。独特のカタカナ表記も味があるが(ランデ・ブヴ、ステエク、ケエブル等)英文学者でもあると知り聴こえる通り書いてた気がする(笑)ナザレのイエスに私淑するパリサイ人ニコデモの物語がいちばん好き。
勇魚
2024/03/04 17:39

ロンドンに滞在していた頃の思い出「緑色のバス」は読んでいて彼の地の空気を感じた。いいなぁこういう海外住まいのエッセイ。「断崖」は今でも通用するミステリ短編だと思う。学生時代の思い出「ドビン嬢」もいい。小沼丹は百年文庫所収の「白孔雀のいるホテル」で知り今回小学館のP+DBOOKS(ペーパーバックのレーベル)で見かけて手に取った。面白かった・・このレーベル、今は入手しにくい昔の作家を扱っていてセレクトがいいのでまた読んでみよう。

が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2013/12/28(3777日経過)
記録初日
2013/12/30(3775日経過)
読んだ本
1456冊(1日平均0.39冊)
読んだページ
378153ページ(1日平均100ページ)
感想・レビュー
1456件(投稿率100.0%)
本棚
33棚
性別
血液型
B型
職業
その他
自己紹介

こんにちは、勇魚(いさな)です。
大きな子どもいます。
犬2匹もいます。かわいい。

読書メーターには、基本的に漫画本以外を登録しています。漫画大好きなんだけどね。

好きな作家さんはたくさん。
基本、女性作家さんのをよく読みます。
ジャンルではSFがいちばん好きです(が、読む冊数は少ない・・・)
今まで読んだ小説の中でいちばん好きなのは、坂東眞砂子さんの「旅涯ての地」。(絶版・・・!泣)
詩歌、美術本好きです。
自然科学のアウトリーチ本も好物です。

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