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2024年3月の読書メーターまとめ

MINA
読んだ本
58
読んだページ
13053ページ
感想・レビュー
20
ナイス
685ナイス

2024年3月に読んだ本
58

2024年3月のお気に入られ登録
5

  • パトラッシュ
  • るる
  • 中丸
  • 市村憲永
  • 轟直人

2024年3月にナイスが最も多かった感想・レビュー

MINA
昭和初期、男の局部を切り落とした衝撃的事件という断片的な知識しか無かった。まさかその阿部定事件が、作家デビュー30周年記念大作として描かれるとあっちゃ読まずにいられない。半端なく分厚くて読む前は尻込みしかけたけど、読了まで時間はかかったものの案の定ページを捲る指が止まらずイッキ読みだった。すごかった…末路はともかく、ある意味でまさしく究極の愛なのかも。なんか、その狂おしい程の独占欲は理解出来るな。改めて表紙いいなあ。ズブズブと沈み堕ちていくが如く、二人だけで永遠に一緒にいる情念が伝わってくるようだった。
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2024年3月にナイスが最も多かったつぶやき

MINA

読書メーターにて恩田陸新刊のサイン本当たった〰️✩°。⋆⸜(* ॑꒳ ॑* )⸝自分への最高の誕生日プレゼントになったや🎂

読書メーターにて恩田陸新刊のサイン本当たった〰️✩°。⋆⸜(* ॑꒳ ॑*  )⸝自分への最高の誕生日プレゼントになったや🎂
まーちゃん。
2024/03/27 13:00

おめでとうございます🎶嬉しいよね!!

MINA
2024/03/27 15:50

ありがとうございます😊めちゃくちゃうれしいですから⸜(*ˊᗜˋ*)⸝献本当たるの初めてですし、しかもそれが私の大好きな作家さんなので余計に…(⁎ᴗ͈ˬᴗ͈⁎)✨

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2024年3月の感想・レビュー一覧
20

MINA
初めての作家さん。デビュー二作目ということだけれど、とにかく凄い。言葉の一つ一つが綺麗で耽美で、そして構成も面白いし少々残酷ともいえる物語自体の吸引力たるや。なんなら1ページ目から繊細な表現力や世界観に没入してた。復讐劇ではあるものの、どこか耽美で魅入られる。明確に怨念じみたじとっとした殺意というより、歌うように愉しげに復讐相手を壊していくような。図書館本だけど、だからこそ出会えた。鮎川哲也賞受賞作の前作もチェックしていきたい。ラスト、殺し残しのあと一人をつい期待してたけどよく考えればあれで良かったな。
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MINA
どの話もラストが容赦がなくて好きだわ。久々に比嘉姉妹に野崎に会えて嬉しい。謎を追い、途中まで理屈で解かれていけど最終的には得体の知れないホラーで唐突に幕を締める感じがちょっと心臓ひやっとするけど、それがまたクセになる。特にやっぱ表題作がダントツで面白い。ミステリー仕立てっぽくしながら最後の最後で急にホラー!てのがたまらん。カタルシスやハッピーエンドとはある意味対極な感じさえするくらいで怖いのだけど、最高にたのしめた。ただ〈とこよだけ〉で、真琴どうした?大丈夫か?なにがあった?とハラハラしちゃってた(笑)
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MINA
昭和初期、男の局部を切り落とした衝撃的事件という断片的な知識しか無かった。まさかその阿部定事件が、作家デビュー30周年記念大作として描かれるとあっちゃ読まずにいられない。半端なく分厚くて読む前は尻込みしかけたけど、読了まで時間はかかったものの案の定ページを捲る指が止まらずイッキ読みだった。すごかった…末路はともかく、ある意味でまさしく究極の愛なのかも。なんか、その狂おしい程の独占欲は理解出来るな。改めて表紙いいなあ。ズブズブと沈み堕ちていくが如く、二人だけで永遠に一緒にいる情念が伝わってくるようだった。
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MINA
今回は豪華な短編集。ほんと毎回表紙が麗しい。〈霖雨がやむとき〉清霞の過去は新鮮やったし完璧超人な今になるまでの過程が描かれていて未熟で半端っぷりが親近感持てるくらいだったしなんならずっと過去気になってたので読めてスッキリ。〈愛の証〉クセ強過ぎな清霞の両親。なんて言うか、おぞましいくらい狂気的に両想いで凄かった。短編は少しWebで読んでたかも。もちろん清霞と美世、相も変わらずより一層微笑ましい。だが。上2つの書き下ろし以外は、改めて読むと多少話が薄いように感じてしまった。もはや良い意味でバカップルとさえ…。
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MINA
すごいものを読んだ…。帯に寄せてる作家陣が豪華で思わず購入。読んでて驚く程に、圧倒的に残虐で邪悪。けれどグロテスクやホラーて言葉だけでは到底片付けられず、どこかしら甘美でもある地獄遊戯。帯通り、とある一行を境に進化し続ける物語に目を離せなかった。物語と共に歩み、物語の中の彼らにより救われ現実で前を向いて歩めるよう、希望を紡ぐとはまさにこういうことなのかも。圧巻。4467作品の頂点にして最大の問題作らしい。電撃小説大賞大賞作、これからも注目していこうかしらん。買って良かったし、この物語に出会えて良かった。
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MINA
本屋大賞ノミネートされてから気付けば既刊3冊全部読んじゃってたや。今年出発される完結編2冊待ち遠しい。前2冊同様、今作も読み終えた後あまりの圧巻さに呆然とした。読後もほぼ同じで…胸が締め付けられ切なく哀しく寂しくつらい、けれども物語として最高に美しい終わり方としか言いようがない。時に安易なハッピーエンドよりもよっぽどこちらの方が、と思えるほどに。今風に言えばある種のメリバかな?最終巻では一体何十、百何年後まさか数百年後になるのかしらん。リーアンて一体何者だったのか…?前2冊で言及された赤子はどこへ???
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MINA
29人ものあらゆるジャンルの作者による、豪華なアンソロジー。共通するのは、一行目が必ずタイトルの言葉から始まるということのみ。失恋、裏切り、猿の手、SF、歴史モノ……と幅広く贅沢に堪能出来た〰️!『黒猫…』に続いて今回も最高。私の知らない作者も多くいて新鮮に楽しめた。初めての嘘、てだけでここまで…と唸らされたな。たまに理解しきれないものもあったけど、ほとんどは数ページの短編でよくぞここまで、てくらい面白い。なのて特に誰のが、て挙げるのは難しいけど、三津田信三がラストなのは上手いなあと感じ。
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MINA
いやはや、久々の中山七里やったけど流石はどんでん返しの帝王だわ。たまらん。そして今作、タイトルからしてとてもタイムリー。多忙な職務をAIに任せればとても便利にはなるが、だからといって範囲を限定せず総てを頼ってしまってはどうなってしまうのか…と警鐘を鳴らしていて少し考えさせられた。 程良い距離感でAIとはあるのが理想だけど、たしかに近年便利さを追求し過ぎて何かしら人の領域が侵されてるような感覚を抱いちゃってるし。尊属殺人についても一考出来たな。いつか人の感情や新しく創造することもAIが出来てしまったら…。
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MINA
こんな料理番組あったら絶対観たい。レシピ自体ではなく、1960年代今よりずっと男尊女卑が激しい時代に、すべての抑圧された女たちが奮起していけるようなエールに満ちた番組だ。全世界600万部突破と帯にあるけれど、きっとそれだけ現代でも多かれ少なかれ理不尽を強いられる女たちに刺さったということなのかも。困難な時代で、しんどい…過酷過ぎな境遇に負けずに自分を貫き通した、強く逞しい凛としたエリザベスの勇姿に見惚れた。読み進めるうちどこで着地するんだろう?と思ってたら、見事に勧善懲悪なラストでスッキリ。
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MINA
めっちゃくちゃ、思わず笑ってしまえるくらい面白いミステリー4編。どれも一種の多重解決ものとも言えるのかも。どんでん返しというより、まるでオセロのように次々立場や構図が入れ替わるのが痛快でたのしい。〈危険な賭け〉よくあるハードボイルド風かと思いきやまさかの反転。〈二○一一年度入試という題の推理小説〉これが1番お気に入り。試験前の注意書きがまんまやから余計にリアルめいてて噴き出した。卓上扇風機私も気になったなーと思ったり予備校てああいうインパクト重視過ぎな言葉遣いしそう〰️とかツッコミ所満載。あと表紙好き。
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MINA
競馬🏇のことはまるで分からないだけど、それでも伝わってくるものがあり最後には胸が熱くなってた。山王社長から受け継がれる想い、彼の複雑な血筋、そして知らなかった馬主(ウマヌシ)のこと、ジョッキー(騎手)…馬を中心に様々な人たちの熱狂が聞こえてくるようだった。第2部、山王社長とはまるで違う二代目に翻弄され時に混乱しながらも、ブレない忠誠心を持ってマネージャーを務め続けているクリスを労わってあげたくなる。タイトルが、表紙通りの少し歪な家族像でもあり愛馬の名前ってのがテンション上がった。競馬今度観てみようかな。
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MINA
帯通り、たしかに短編の名手だわ…!10編全てがめちゃくちゃ面白い。正確には、得体の知れないゾワゾワ感が続きラストでゾッとさせられるのがたまらないし終いにはその感じがクセになってた。敢えて選ぶなら〈ぴぴぴーズ〉〈ケータリング〉〈フリップ猫〉が特に好き。良い意味で、ラストがおぞましくて(笑)あまりに面白過ぎて読み終えてしまうのが惜しくて、わざとゆっくり読んだりしていたくらい。これはちょっと、作者の世界観にもっとどっぷり浸りたいので著作他にも手を出したい。
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MINA
ネタバレやっぱ作者の作品好きだなぁ。去年から結構作者の作品多く手にし再読したりでハマってる気がする。なんていうかいつも抱いてる私自身の虚無や絶望とかが、文章化されてる感覚がある。今作、同性同士の恋愛がテーマってことでぼんやりと想像してたドラマより、もっと繊細でどうしようもないことばかりでそれがとても良かった。男同士の恋愛はBLとして半ばファンタジー的に消化され気味な昨今やけど、やはり現実はまだまだ周囲の無理解で窮屈な思いを強いられる。何だか駆け落ちみたいなラストやけど、親をも皆大事にしたいからこそ苦しいのよな…。
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MINA
ネタバレ前作復習しといて本当に良かった〰️!猫と本が共通してるだけで、他は完全に物語としては独立してるのかと思いきや…!淡く期待はしてたけど、嬉しすぎる繋がり。ありがたや、尊い。二代目 、成長しててカッコいいな。今作は喘息持ちの中学生女子が主人公のため、より一層冒険譚の趣やファンタジー色が濃くて楽しめた。私も根本では自分本位やし話題本中心に読んでるからなんかちょっと居た堪れない気分になってたり……。どんな時も希望を捨てないこと、かー。『トム・ソーヤーの冒険』然り、 名作古典もっかいちゃんと手に取っていかないとな。
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MINA
まさかのシリーズ新作(というかシリーズだったのね)が発売されて狂喜乱舞なので、7年ぶりに再読。もう本当に本好きにはたまらん、の一言。何で本を読むのか。最近考えることなのだが、私の場合本をいくら読んだって現実の自分は知的でもないし物知りでもなんでもない。息を吸うように本を手に取ってしまう、その理由がまさしくここに描かれていると言っても過言ではない。何冊も読むための速読や採算取れる本…等々と綺麗事とか理屈やなくただ本が好き。それだけで充分なのだ。いつでも物語は私の味方だし物語に触れていれば孤独ではないのだ。
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MINA
なかなかに頭を使う特殊設定ミステリー。タイトル、なるほどそゆことかー。細かい理屈全てはとてもじゃないけど、理解はしきれない。ただ犯人のどうしよもない動機は分からなくもないし、そして冒頭とラスト。もはやSF。 結局のところ、ちと乱暴に言えば… とても壮大な規模の、純愛が描かれていた。
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MINA
ネタバレ前作を読み返しといて良かった。引き続き、古典名作推理もののタイトルが列挙され手に取りたくなる。認知症、タイムトラベルしてると思えれば確かに少し見方が変わってくる。前作での犯人も登場し、ハラハラが止まらない。のだが…正直、全体的に今回は前作より入り込めなかった。なんだろう?安楽椅子探偵としてもいくらなんでもちょっと出来過ぎな感抱いてしまって。前作は去年もこの前の再読時も面白く読めたのに残念。岩田の台詞回し冗長でイライラさせられるし四季は回りくどくてなんかめんどくさい。九鬼もなんか頭悪そうな立ち回りに思えて…
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MINA
他人を真に理解することは幻想なのか。なんらかの「解釈」をしていると「錯覚」してるだけなのかもしれない。それでも、向き合おうとすることを軽々に諦めるのは尚早なのだ。そんなことを言われた気がした。何事も、まずは模倣から。ラストの景色に圧倒された。私も突端からの景色を見てみたい。いままで読んできたクラシック音楽テーマにしてきた作品とは少し毛色が違うように思う。しょっぱなから、オリジナリティ全否定やもんな。でも確かに、先入観による集団幻想を味わってるのかもしれないってのには頷ける部分がある。
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MINA
本屋大賞ノミネート作。子供向けと侮るなかれ、ちゃんとしっかり大人でも愉しめるミステリだった。失礼ながら、何故児童書がランクイン?と手に取るのちと躊躇ってしまっていた自分をぶん殴りたい(笑)いやー、「読者への挑戦」まであって本格的!あと絵がめちゃくちゃかわいい。プールに浮いてる金魚の絵、幻想的で素敵。巻末のミステリクラブ部室、秘密基地みたいで最高だわ。シリーズあと2冊も読んでみたくなった。子どもがミステリを読み始める入門書としても良さそう。にしても真相、犯人の必死な様子を思い浮かべると少し微笑ましい。
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MINA
ネタバレ前作からおよそ100年後のレーエンデが描かれる。ユリアが「レーエンデの国母」で、 ルチアーノは「残虐王」と彼らの行く末を初めに明かされ……。兄エドアルドの空疎な人生、テッサの奔放さ強さ逞しさに気高さ、ルーチェの賢さと一途さ…と彼らの生き様、そして絶望の深さに圧倒された。終始気を抜けない面白さで没入してた。前作ユリアの子がこれからもシリーズ通して鍵となるのかしらん。まさか百年経ってもそのままとは。ウル族…前作でユリアをあんな目に合わせた報いのような気がした。レーエンデに真の自由は果たして訪れるのか。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2014/01/04(3766日経過)
記録初日
2014/01/01(3769日経過)
読んだ本
5929冊(1日平均1.57冊)
読んだページ
1317751ページ(1日平均349ページ)
感想・レビュー
2809件(投稿率47.4%)
本棚
12棚
性別
年齢
39歳
血液型
B型
職業
主婦
現住所
新潟県
自己紹介

「のび太はタイムマシーンに乗って時代を超えて。どこでもドアで世界を回る。ー僕は本を開いてそれをする。」
瀬尾まいこ『図書館の神様』のこの一文が私が本を読む理由のほぼ全てです。

⭕️ちなみに。特に好きな10冊というものを考えてみた。深い意味はない。
①『ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。』辻村深月
②『王国』よしもとばなな
③『殺しの双曲線』西村京太郎
④『マリオネットの罠』赤川次郎
⑤『女のいない男たち』村上春樹
⑥『殺人依存症』櫛木理宇
⑦『さがしもの』角田光代
⑧『チョコレートコスモス』恩田陸
⑨『恋する寄生虫』三秋縋
⑩『抱擁、あるいはライスには塩を』江國香織

ちなみに好きな言葉は
“Live as if you were to die tomorrow. Learn as if you were to live forever.”「明日死ぬと思って生きなさい、永遠に生きると思って学びなさい」

物語の中に入ると、追体験できる気がするし、想像力が豊かになると信じてw
手元に未読の本が無いと落ち着きません(-"-)v

色んな本を読んで、自分の人生がもっと豊かなものになって、強くたくましく生きられるように。
自分の想像力だけは欠かさないように☆

自分の残りの人生であと何冊読めるかと思うとワクワクします。

近頃このページにメモっとかないと読んだ本の内容を片っ端から忘れていきます。なので現在自分の脳の衰えを感じてきたので治療的な意味での読書記録をつけることにしてます。。。

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