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2025年11月の読書メーターまとめ

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2025年11月に読んだ本
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2025年11月のお気に入られ登録
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  • 葵
  • Hiro

2025年11月にナイスが最も多かった感想・レビュー

MINA
45年前に書かれた作品の新装版。BSの『あの本、読みました?』でノミネートされていたので母から借りてみた。とある無名の陶芸家が作った美しい青磁の壺が、様々な人の手にわたり数奇な旅をしていく13の短編集。最初は古びた、今となっては云わば忌避するような慣習等々ばかりでページをめくる指は幾度も止まってた。でもこれはタイトル通り青い壺が主役でその他は総て背景くらいに考えてみたら、意外にスイスイ読破出来た。昭和という事で価値観とかだいぶ古いことを差し引いても、お金や愛・生活に対するままならなさは現代と同じなのよね。
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2025年11月にナイスが最も多かったつぶやき

MINA

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2025年11月の感想・レビュー一覧
15

MINA
実家近くのジュンク堂にて、ちくま文庫フェアが展開されていて帯に魅了され購入。今迄はここでこの本の存在を知っていても何かしんどそう硬そう…と興味すら湧かなかったけど、今の私にはきっと必要な一冊だった。きっと誰しも多かれ少なかれ「傷」を抱えている。外傷、目に見えない傷、人を傷つけたことによる傷、または傷つけられた傷…等々。傷に寄り添って生き続けることが肝要なのだ。人生における多くの選択は、案外「それ自体どちらを選んでも大差がないような選択の積み重ね」というY字路の連続ってのはすごく腑に落ちたし私もそう思う。
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MINA
45年前に書かれた作品の新装版。BSの『あの本、読みました?』でノミネートされていたので母から借りてみた。とある無名の陶芸家が作った美しい青磁の壺が、様々な人の手にわたり数奇な旅をしていく13の短編集。最初は古びた、今となっては云わば忌避するような慣習等々ばかりでページをめくる指は幾度も止まってた。でもこれはタイトル通り青い壺が主役でその他は総て背景くらいに考えてみたら、意外にスイスイ読破出来た。昭和という事で価値観とかだいぶ古いことを差し引いても、お金や愛・生活に対するままならなさは現代と同じなのよね。
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MINA
何だこれは。新感覚のとてつもない驚天動地な面白さが詰まった短編集だった。どの話もめっちゃくちゃ意外性ありまくりのどんでん返しに驚かされカタルシスがすごい。なんとなく表紙のカッコ良さに惹かれて買った感じだったけど、想像を遥かに超える満足感だわ。帯通り、まさしく「ミステリーをベースにしたホラー、サスペンス、SF、ファンタジー」と珠玉の物語たち。幽霊話が多くおっかなかったけど、どの話も結局のところヒトの底知れなさや純粋なる悪意が一番恐ろしい。確かにこれまた帯通りどれも“怪”事件だな。著者の作品もっと読まねば!
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MINA
作者の哲学エッセイ本、もっと読みたいと思ってたのとタイトルに惹かれて購入。<念入りに>散歩してみたくなったし、喜びや満足感は誰かと分かち合えても「さみしさとは、決して共有できない、わたしだけのもの」ってのも心に沁みたな。心の奥の如何ともし難いさみしさがしんどかったけど、自分だけのさみしさを大事にしていけばいいと思えてすごく良かった。くよくよ思い悩むネガティブな感じではなく、もっと純粋に真っ直ぐにいつも見過ごし続けてる景色や物事たちについてじっくりゆっくり考えながら生きてみてもいいのかも…と思えた。
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MINA
一週間の帰省から戻り働いたりアニメ消化したりで、1週間ぶりの本読破。新聞記事にて母に買ってもらった一冊。アンソロジーだしなんとなく文庫棚探して店の人に聞いたら、なんと新発売の単行本でびっくりしてたり。真っ赤な装幀が印象的でなんとも趣があってステキだ。とりたててテーマも設けず、自由に超豪華な30人もの作者たちによる短編の贅沢な競演である。読み応えあって面白く、どの作者さんの話も意外性あったりで大満足。 このシリーズ、他にも手を出してみたくなる。
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MINA
タイトルの“翠雨”をまず知らなかった…。草木の青葉に降る雨のことだそうな。母が感動し熱烈に紹介されて、手に取る。 なるほど、確かに、これはすごい。戦後の厳しい道のりの中、日本人女性科学者として道を切り開いた覚悟と信念の物語。伊予原さんだからこそ記せた彼女の足跡な感じする。「何で雨が降るのだろう」という純粋な疑問がそもそものきっかけ、か。私も小学生の時疑問に思ってたことが懐かしい。
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MINA
ついに。シリーズ3作目にして完結編を読み終えてしまい、とてもさみしくなってる。「いま起こっていることだけじゃない。これから起こることも、すべてが正解なんだ」のおじいちゃんが今は亡き彼らに語る言葉に胸を打たれた。連作短編に見えた長編、真犯人や諸々の真相には何かいまいち釈然とはしないが。普段温厚でも何かのきっかけで陰惨な犯行に及ぶことあるんでは?とか。楓が岩田と四季のどちらを選んだのか知れたのは良かったな。そっちなんかい!て感じではあるけども。究極の安楽椅子探偵であるおじいちゃん、名探偵のままでいてほしい。
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MINA
子どもは親を選べない。愛と罪は別で、愛情が少しでもあるからこそ親の罪を憎みきれずにしんどくなる。その一方で、だからこそ。血の繋がりなぞなくとも、頼りなくとも確かに存在する絆というものに支えられ今日と明日を生き直させてくれるのだな。最後に正道が見た、母親が最期に見たのと同じ景色はきっと本当に綺麗だったんだろうな。ただ、とはいえ。連作短編集で、どれも皆手元から幸せが逃げていくラストで…読んでて内容の良さより苦さしんどさが勝ってしまってあまり私はこの物語好きじゃないかも、と思ってしまった。
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MINA
ずーっと気になってて半年以上、ようやく読めたこのミス大賞受賞作。 文庫グランプリは二冊とも刊行されてすぐ読んでたのにな。ライトな読み心地で、とても読みやすかった。バイト先のパン屋さんでの、些細な違和感から謎を瞬時に見事なまでに解き明かし結果的に彼らを力づけて背中を押していく主人公が頼もしい。クロワッサン、どちらからいつも食べてたっけな~。カレーパンにシナモンロール、フランスパン、チョココロネを無性に食べたくなる。
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MINA
ずっと読みたかった1冊、期待を遥かに超えて人として尊ぶべき何か基本的根幹的な何かを教えてもらったような感じがする。医療で人は救えない…技術や知識だけでなく、あくまで人が人を救うのだ、と。圧倒的な技術力がありながらも、己の譲れない哲学を何よりも大切にしているマチ先生。エピクロスの提唱する快楽、少しでも苦しみのない穏やかさを私も大切にしていこうと心から思う。どこまでも自分自身や、大切な誰かにそっと寄り添っていきたくなる物語。過酷な医師の現場事情のことは難しいけど、目の前のことに真摯に向き合っていけめすように。
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MINA
ネタバレ前作に引き続き、めちゃくちゃ面白い。前作は集団自殺に連続殺人犯とハラハラしたけど、今作は様相が異なりナツの精算しきれなかった過去が時を超えてキャンプ場で襲ってくるような感じがした。歪みきった生育環境が生み出したストーカーメンヘラこじらせた友だちが、まさかそのまま成長して現れるとは。どんな立派で目を引く肩書きよりも、なっちゃんの友だちってだけで良かったのに。そりゃそんなことを本人から言われれば、確かに心折れるよな。命がけのケンカには、胸を打たれた。病んでても壊れきってたとしても、友だちは友だちなんだな。
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MINA
期待通り、物語の吸引力が凄くて思わず夢中でイッキ読みしていた。何年もひきこもり状態な5人が、親から大金をせしめた悪徳業者によって強引に九州の“研修施設”へ連れていかれてしまい…。ひきこもりを描いた数々の物語の中で、一番好きかも。彼らを、分かりやすく暴力や反発を親に向ける反社会性的に描かれがちだけど、この物語ではそうではなかった。ひきこもる彼ら自身も、ちゃんともがいて苦しんでいる。その姿には、共感出来たし何なら他人事でなく私もそうなってたかもとさえ、考えてしまった程だし。エピローグには本当に救われた。
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MINA
医師の診断に納得いかなくて、次々と病院を渡り歩くのが“ドクターショッピング”なら、タイトルはその神さま版だというそうな。信仰心、信篤心というのとは違うとおろで、自分自身のための願いを聞き届けてくれそうな神さまに祈りたくて、国外国内の神社仏閣・教会を巡る者たちを描く短編集。幸せになりたい、赦されたい、縁切りをしたい…等々各々の願いを叶えてくれる都合の良い神さまは何処にいるのかしら。わかるな~。私も近所で大小問わず祈る場所があれば、何のどんな神さまかも知らず自らの心の平穏のためにとにかく祈ってしまう。
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MINA
ネタバレ帯いわく、ぶっちぎり第1位での受賞という第71回江戸川乱歩賞受賞作てのにも全力で頷ける圧倒的リーダビリティ。王様のブランチでも特集され、ダ・ヴィンチでもプラチナ本に。表の世界でどれだけ成し遂げても空虚な凄腕営業マンが、ひょんなことから窮地に陥り殺し屋に営業する羽目になり…とここまででも充分に目を惹く展開。が、真なる面白さはここからだったなんて凄すぎる…本当にハラハラさせられまくりで、彼がまさか裏社会で見事なまでに覚醒してしまうとは、最高過ぎる。ラスト一言には拍手喝采したいくらい痺れたわ。
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MINA
ネタバレうわぁ、うわぁ……。最高に好きだわ。とてつもなく面白い。偏見や先入観を逆手に取った、企みにまみれた伏線づくしの構成。年齢差、双子、人形とな…確かに些細な違和感はいくつかあったように思う。見事にしてやられた。何度も読み返して違和感が如何に思い込みによるものだったのか、確認して愉しむ。三件の依頼そのものも面白かったのに、第五章…驚きの連続過ぎて、心臓バクバクする(笑)実行犯と真犯人2人の悪質な恋情だけでも、タイトル回収充分だった気もするのに、エピローグが!拍手喝采と、感動するレベルで萌え死んだわ…。これは凄い
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2014/01/04(4356日経過)
記録初日
2014/01/01(4359日経過)
読んだ本
7264冊(1日平均1.67冊)
読んだページ
1605791ページ(1日平均368ページ)
感想・レビュー
3187件(投稿率43.9%)
本棚
12棚
性別
年齢
40歳
血液型
B型
職業
主婦
現住所
新潟県
自己紹介

「のび太はタイムマシーンに乗って時代を超えて。どこでもドアで世界を回る。ー僕は本を開いてそれをする。」
瀬尾まいこ『図書館の神様』のこの一文が私が本を読む理由のほぼ全てです。

⭕️ちなみに。特に好きな10冊というものを考えてみた。深い意味はない。
①『ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。』辻村深月
②『王国』よしもとばなな
③『殺しの双曲線』西村京太郎
④『マリオネットの罠』赤川次郎
⑤『女のいない男たち』村上春樹
⑥『殺人依存症』櫛木理宇
⑦『さがしもの』角田光代
⑧『チョコレートコスモス』恩田陸
⑨『恋する寄生虫』三秋縋
⑩『抱擁、あるいはライスには塩を』江國香織

ちなみに好きな言葉は
“Live as if you were to die tomorrow. Learn as if you were to live forever.”「明日死ぬと思って生きなさい、永遠に生きると思って学びなさい」

物語の中に入ると、追体験できる気がするし、想像力が豊かになると信じてw
手元に未読の本が無いと落ち着きません(-"-)v

色んな本を読んで、自分の人生がもっと豊かなものになって、強くたくましく生きられるように。
自分の想像力だけは欠かさないように☆

自分の残りの人生であと何冊読めるかと思うとワクワクします。

近頃このページにメモっとかないと読んだ本の内容を片っ端から忘れていきます。なので現在自分の脳の衰えを感じてきたので治療的な意味での読書記録をつけることにしてます。。。

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