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2024年5月の読書メーターまとめ

MINA
読んだ本
76
読んだページ
16740ページ
感想・レビュー
21
ナイス
686ナイス

2024年5月に読んだ本
76

2024年5月のお気に入られ登録
3

  • 中玉ケビン砂糖
  • Kokopelli
  • バス

2024年5月にナイスが最も多かった感想・レビュー

MINA
発売前から楽しみにしてた一冊、ついに読み終えてしまった寂しさ。ずっと気になってた二人の中学時代を知れて満足。シリーズ通して小市民目指すのは中学時代の反省から、てのが前提にあるので…確かに昔の小鳩君の、むしろ年齢相応の痛々しい空回りっぷりに納得。自意識の肥大さと虚栄心が暴走気味で、いまの達観しどこか老成してるようにも見える小鳩君の過去と思えば可愛げさえ感じられる気がする。20年の時を経てようやく終章、に相応しい素敵なラストだった。小鳩君と小山内さんに幸あれ!てかアニメ化夏編で終わるなら二人の別離で終了…?
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2024年5月にナイスが最も多かったつぶやき

MINA

2024年4月の読書メーター 読んだ本の数:102冊 読んだページ数:18448ページ ナイス数:600ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/421586/summary/monthly/2024/4

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2024年5月の感想・レビュー一覧
21

MINA
オ〇ム真理教を彷彿とさせるような…とあるカルト教団の信者である女が何も知らないまま事件の実行犯とされ17年もの逃亡生活を描いた物語。運命に翻弄され名前を変え人生を諦めながらも、色んなモノに手を伸ばし続けた彼女が逞しい。ただ、プロローグがあるならエピローグはほしかったな。捕まったその後とか。彼女は一体なんの罪で裁かれるのか。子とは産み別れ、最愛の男とは生き別れ…それでも、と名を変え住む場所を変え生きてゆく姿には勇気が貰える。登場人物皆どうしようもなく難儀で、だからこそどうか生き抜いてほしいと祈りたくなる。
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MINA
帯通り、まさしく“強炭酸エナドリ短編集”。偏見、思い込みをこれでもかとぶっ潰していく様が痛快。『王様のブランチ』で紹介されて以来たのしみにしてた最初のラーメン屋の話が面白かった。一見すごく遠回りなようでいてとても真っ当なやり方で、復讐として社会的に相手を殺すのか。2つ目の〈BAKESHOP…〉もすごい。安易に誰かに物をあげることで解決したくなるその気持ちが理解出来るだけに、頬を張られた感じ。ただ全編に言えることだけど、現状何も根本的には変わらなくともほんの少しだけ希望が垣間見えるラストに安心出来た。
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MINA
『理想的本箱』で先週紹介されてたので購入。とても好きな小説で、3回目の再読である。番組の言葉を借りると、“失恋のショーケース”な一冊。自分をふった相手が、次の物語では語り手としてふられるというなんとも因果な面白さ。まさしく恋は盲目、という感じ。 恋すると時にそれが全てのように感じられ自分自身をほぼ全て捧げてしまい迷走してしんどくなる。そして本気になればなる程に空回り。それでも、彼ら彼女らは失恋しても元いた場所より少し進んでるように見える。つらくとも一歩でも進むことを諦めない彼女たちに勇気を貰えた。
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MINA
女性刑事さんは『絶叫』の綾乃なのね。帯に惹かれて手に取るも、読後改めて我に返った状態で帯見ると被害妄想だなぁと。ただ、読んでる間はのめり込見すぎて、彼らの絶望に共鳴し過ぎてなかなかにしんどかった。私自身はロスジェネ世代でも幸いにも何とか引きこもりでもなかったけれど、彼らが抱く希死念慮や息苦しさには痛いほど現在進行形でわかってしまう。ネグレクト、8050問題、囲い屋ビジネス…。他人の目が怖くて被害妄想気味になり引きこもり転落、か。ひとつ足を掛け違えてれば私も彼ら同様…と他人事ではなく感じられ怖くなったり。
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MINA
何故か倉庫から現れた仏像を神社に返却するため、山梨から青森へ家族で疑念に満ちたドライブ。が、物語の中盤でドライブ終了してしまいそこから二転三転。ドライブ最中も疑心暗鬼にはなってたけど、それとは別に更にきちんとミステリー仕立てになっていて見事に騙されたや。あすなと賢人の論説が少々めんどくさくもあったけど、なるほど喜佐家の奇妙な捻れが明かされると納得。「家族」に囚われ過ぎた彼らの末路がかなり皮肉だけど、これはこれで一つの彼らの正解なのよね。ラスト、周の選択によって一波乱あるのかは少し気になる。
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MINA
アガサ・クリスティのかの作品タイトルのオマージュ、かな。なので、タイトルでまず目が惹かれる。何度も騙されたしオチも凄い。招かれた客それぞれが犯人を炙り出すため策を策を弄してくのがたのしい。最初の犯行が描かれるのが黒ページで雰囲気あるし、QRコードや挟まれる写真での邸宅の様子…以前『王様のブランチ』で観たので知ってはいたけどこれが作者の自宅ってのに何よりたまげる。実際に吹雪の中、作者仲間や編集者たちを館に集める趣向してたりするのか妄想膨らむわ。館もの、不思議と食傷にはならず案外ずっと読んでられるのかも。
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MINA
立場や境遇は千差万別なれど、皆それぞれの場所で精一杯戦ってるのだ、と改めて痛感。最初は家族経営のブラック気味の会社での、時代遅れの古臭い考え方のオンパレードにとにかく息が詰まってた。けど徐々に、そんな汚泥しきった環境に飲み込まれずに異を唱え続けた主人公に勇気を貰えた。汚れた何かが心に降り積もってく気がしても、見て見ぬふりをした方が楽だったり、時に違和感を声に出してみたりする。正解はなくとも、抗い続けていきたい。こまどりのように、「わたしも、ここにいる」て密やかに主張していかねば、なんて。
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MINA
前作からの、まさかの続編でうれしい。とはいえ前作ほぼほぼ覚えてないのがちと残念ではあった。今作もとびきり面白かった。表紙のエリス、やっぱめちゃ妖艶で綺麗!二つ目の〈労災〉が特に好き。労災認定されるミステリはいくつか目にすれど、まさかのラストが苦くない新鮮な展開で…なんていうか、目から鱗状態。そゆ解釈の“復讐”もあるのね。「相手の一番嫌なことをする」か、なるほど。ただ〈親友〉は結構苦い。是非とも引き続きシリーズ三作目を待ちたい。もし続くなら再登場してほしい新キャラ達もいて、今後も目が離せない。
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MINA
ネタバレ話題になっててずっと気になってたけど、実物の人間が表紙だとなんか生々しくて避けてた。でもついに『王様のブランチ』で紹介されPVも観て興味持ち購入。いや、本当、めちゃくちゃ面白かった!物語の前半では、男子高校生のノリやテンポがとにかく楽しくて読みながら笑ってた。しかし後半。PVで観て覚悟してたつもりやったけど、その100倍くらいしんどくてエグくて刺さった…!ラグビー部辞める口実の件も事故の真相も、すごくよく気持ちが分かってしまうだけにつらい。ラスト…和久津と山田の熱量に、魂の叫びにひたすら圧倒された。
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MINA
Brother編と二冊で対を成すという、なかなかに実験的な小説。往復読みが絶対オススメ。四兄弟編は亡き母親に絡めた謎に終始してたのに対し、こちらの三姉妹編は商店街そのものの謎に食いこんでてどちらかというとこちらの方が面白いかも?とはいえ最終的な黒幕や真相は四兄弟編で明かされてたので、甲乙つけがたいものがある。読み進めるうち彼ら彼女らが接点を持っていくのもたのしい。まさか万穂の姉までもが…ストーカー千草には是非とも痛い目見てほしい。それにしても、なかなかに因果な商店街だなあ(笑)
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MINA
Sister編との往復読み。すごい。「事件は同じで明かされる真実は違う」てどゆことか、パラレル的な?と思ったら。上手いこと謎を補完し合いつつも、それぞれちゃんと彼らの物語として成り立ってる。Sister編でも同じよな感想書くかも(笑)亡くなった母親を相当慕ってる様子の四兄弟、マザコンと称するのは少々酷か。3つとも、彼らが挑む話の中でそれぞれ母親の幻影求めてるな、という印象。やっぱ交互読みすると確実に2倍楽しめるわ。頭が切れるけど最終的にオイシイとこは良太に持っていかれ、どこか残念な学太がかわいらしい。
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MINA
二人の中学生探偵が、春休み中に近所で巻き起こるささやかな謎に、調査員である“名探偵”と共に挑んでいく。本当に小さな、何気ない謎ばかりなのだけど読み進める程に夢中になっていた。ただ…ちょっと人物相関図がややこしくて幾度か混乱した。表紙、おばあちゃんいっぱいでかわゆい。やっぱ大崎梢、ビター要素はありつつも全体的に目線がどことなく優しいような気がする。今津さんの「誰しも事情や背景がある」て台詞通り…まさかの真実にはびっくり。アナグラムを使う人の心理って、元の名前を完全には手放したくないってことなのかな、とふと。
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MINA
ネタバレ「何気ないひと言が、殺人鬼を生んだ」て帯に釣られて購入。大量殺人をして自殺した男の動機に迫る物語。彼が小学校時代に苛められた原因を作った罪悪感から、彼の半生を探る安藤が主な語り手。素人の甘い探偵活動もどきが続き、話の着地点が見えない故に必死でイッキ読み。ただ…読みながら、何だか自分自身も糾弾されてるようで少しばかり胸が苦しくなったり。他人を全く傷つけずに生きてきたとは到底言えないとふと…。結局のところ、他人の痛みを思いやれない想像力不足が提起されたラストには少しモヤモヤ。なんか不完全燃焼感がすごくて…。
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MINA
ネタバレ面白すぎてイッキ読み!獄中死した父親の冤罪を晴らすため、自ら薄氷に飛び込んだ兎となった息子。叔父を殺した疑惑で捕まり警察官の苛烈な尋問を受けるところから始まる本作。これはどんでん返しとも違うし、万事解決というラストでもない。むしろ背筋がうすら寒くなるような、是非の分かれるラストだった。でもなんていうか勧善懲悪の趣もあって、カタルシスを得られてスッキリした。敢えて言うなら終始手のひらで踊らされてたことになる謙介が、ちょっぴり哀れではある。そしてリベンジに燃える、三人の執念がもはや怨念じみててこわいわ…。
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MINA
本屋大賞、翻訳小説部門首位。敢えて時間かけて読んでたくらい、ずっとこの世界観に浸っていたいと思えた素敵な物語。勿論まず、本好きにはたまらない。疲れてる時も、この本の表紙を見てるだけでも少し癒されていた。そして何か誰かと比較し走り抜ける日々から立ち止まって、ゆっくり深呼吸する大切さを教えてくれる。登場人物皆、傷つき迷いながらも自分の中だけの正解を信じて一歩ずつ前へと進んでいく。本屋大賞発表日に図書館ですぐ借りれたけど、いまやすごい予約数(笑)でもこの本、改めて買ってずっと手元に置いときたい気もする…。
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MINA
なんとも力強いシスターフッド小説。それまでの自分自身に見切りをつけた70歳女二人の逞しい自由を求める旅路が描かれる。何歳になっても、まだまだこれからなんだってできるのだな。彼女たちの、腹を括った感じの行動力がすごい。いったんそれまでの自分をリセットして、覚悟を決めてみれば案外何にでもなれるしどこまでも行きたいところに行けちゃうのかな。ラスト、いきなりの由奈視点には戸惑ったけどまぁその後の二人ってことなのよね。私は彼女たちの半分ちょいしか生きてないとしみじみ痛感。なんとか彼女たちのように精一杯楽しんでいこう
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MINA
発売前から楽しみにしてた一冊、ついに読み終えてしまった寂しさ。ずっと気になってた二人の中学時代を知れて満足。シリーズ通して小市民目指すのは中学時代の反省から、てのが前提にあるので…確かに昔の小鳩君の、むしろ年齢相応の痛々しい空回りっぷりに納得。自意識の肥大さと虚栄心が暴走気味で、いまの達観しどこか老成してるようにも見える小鳩君の過去と思えば可愛げさえ感じられる気がする。20年の時を経てようやく終章、に相応しい素敵なラストだった。小鳩君と小山内さんに幸あれ!てかアニメ化夏編で終わるなら二人の別離で終了…?
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MINA
ネタバレいや~面白くてイッキ読み!島といえば、とばかりに一人ずつ死んでいく類のミステリー。ミスコンの最終選考で集められた7人の美女が…。犯人の動機が意外で新鮮。怨恨や憎悪以外で…なるほど~。ただ1つツッコむなら、ラストで助けられた八人目の彼女…しれっとしてるなあと。姉妹で了承の上なのか色々考えてしまう。読後、表紙&裏表紙の7人を何度も見返してしまう。女だらけでも、過不足なく違和感なくたのしめた。作者らしく女たちの醜い部分が全開。ただ、私にとっては後味悪いイヤミスではなかった。むしろ逆に上手いなあ、と感心してたわ。
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MINA
新作、冬に挑む前に4年ぶりにシリーズ復習ひとまず秋以外完了。 美味しそうなお菓子の名を冠した短編4つ。どれも密度の濃い、唸らされるミステリーだった。ささやかだけど確実に存在するような、悪意の数々により複雑になる日常の謎を、二人が解き明かしてく過程が時になかなかややこしくはあるのだけど面白い。小佐内さんと小鳩君のコンビが癖になる。(天然)ボケとツッコミ感が…。狼の手網を狐がそれとなく握ってるような?でもなんだかんだで、二人ともまだまだ小市民への道は険しそう(笑)それにしてもどの犯人も陰湿なのよね~。
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MINA
受刑者を、刑務所でなくバベルの塔のような豪華絢爛なユートピアに住まわせたら…という発想が面白い。一部をAIが作成したことで話題になってたけれど、読んで納得。物語自体というより「AI」の台詞として引用が太字で書かれてるのね。その塔を建築した成功した女性建築家、その若い恋人である美青年、レイシストである三流ジャーナリストと個性豊かな面々の視線がなんともシニカルでそこが少し好きかも。サラの誤解招く例の発言、自分が生み出した創造物(建築物)に人が出入りするのだし確かに言わんとすることは分かる。言葉って難しいね。
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MINA
ネタバレ『このミステリーがすごい!』文庫グランプリ受賞作。大学内での凄まじいコンゲームっぷりが面白い。キャラの強い人たちが多くいる中で、最も暗躍した人物に驚かされた。表紙の、主人公二人が必死に足掻いてる中最終的にまんまとしてやられた様が微笑ましくてかわいらしい。大学で特に優秀な通称“三賢人”も、ある意味で彼はその上を軽やかにいったような様が痛快。瀧井朝世さんの解説とても良かった。彼らの知性溢れる議論の数々に魅了された。普段なーんとなく違和感抱きモヤモヤしてる事柄や感情を、上手く文章化してくれた気がする。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2014/01/04(3819日経過)
記録初日
2014/01/01(3822日経過)
読んだ本
6038冊(1日平均1.58冊)
読んだページ
1342664ページ(1日平均351ページ)
感想・レビュー
2844件(投稿率47.1%)
本棚
12棚
性別
年齢
39歳
血液型
B型
職業
主婦
現住所
新潟県
自己紹介

「のび太はタイムマシーンに乗って時代を超えて。どこでもドアで世界を回る。ー僕は本を開いてそれをする。」
瀬尾まいこ『図書館の神様』のこの一文が私が本を読む理由のほぼ全てです。

⭕️ちなみに。特に好きな10冊というものを考えてみた。深い意味はない。
①『ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。』辻村深月
②『王国』よしもとばなな
③『殺しの双曲線』西村京太郎
④『マリオネットの罠』赤川次郎
⑤『女のいない男たち』村上春樹
⑥『殺人依存症』櫛木理宇
⑦『さがしもの』角田光代
⑧『チョコレートコスモス』恩田陸
⑨『恋する寄生虫』三秋縋
⑩『抱擁、あるいはライスには塩を』江國香織

ちなみに好きな言葉は
“Live as if you were to die tomorrow. Learn as if you were to live forever.”「明日死ぬと思って生きなさい、永遠に生きると思って学びなさい」

物語の中に入ると、追体験できる気がするし、想像力が豊かになると信じてw
手元に未読の本が無いと落ち着きません(-"-)v

色んな本を読んで、自分の人生がもっと豊かなものになって、強くたくましく生きられるように。
自分の想像力だけは欠かさないように☆

自分の残りの人生であと何冊読めるかと思うとワクワクします。

近頃このページにメモっとかないと読んだ本の内容を片っ端から忘れていきます。なので現在自分の脳の衰えを感じてきたので治療的な意味での読書記録をつけることにしてます。。。

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