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2024年5月の読書メーターまとめ

わたー
読んだ本
47
読んだページ
11213ページ
感想・レビュー
47
ナイス
1822ナイス

2024年5月に読んだ本
47

2024年5月のお気に入り登録
1

  • つじ みやび

2024年5月のお気に入られ登録
3

  • ⚓️☄️👾🔫🎲
  • くりんとん
  • つじ みやび

2024年5月にナイスが最も多かった感想・レビュー

わたー
★★★★★このシリーズを最後まで読ませてもらえて良かった。再び関係をやり直すための告白。返事を保留されてたままの冬のもとに、糸から謎解きゲームの案内が届くことから始まるシリーズ最終巻。作中人物の言葉を借りるならば読者である私を含めて、「本当に男って馬鹿ね」。謎解きゲームという一見するとポップで、これまでと同じような遊び心のあるツールの裏に隠された彼女の本当の想い。その一端に触れるたびに、ラブコメの熱に浮かされた頭に冷や水をぶっかけられたような気持ちになった。
わたー
2024/05/22 12:42

そしてそんなサインを一番近くで受け取っていながら、この期に及んでまだ彼女の真意を汲み取れない冬くんに殺意さえ抱いた。でも、そんな愚かであった自分の、優しさに見せかけた残酷さをようやく理解して、それでも彼女と共にあろうとボロボロになりながら前へ進んだ冬くんのカッコ悪くて超カッコいい姿が最高だった。また、糸ちゃん側の視点、彼女の想いが入ることで、これまでは物語の一側面しか見えていなかったのだと理解させられるのも良かった。見え方が変わったからこそ、

わたー
2024/05/22 12:42

一人と一人が二人として寄り添い合いながら生きていくことをより強く感じたのだと思う。発売前は「4巻」ではないことに違和感を覚えていたが、終わってみればこれは「終」としか表現できないなと。もう何回言ったかわからないけど、持崎湯葉、一生推すわ。

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2024年5月にナイスが最も多かったつぶやき

わたー

2024年4月の読書メーター 読んだ本の数:69冊 読んだページ数:15672ページ ナイス数:1891ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/471107/summary/monthly/2024/4

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2024年5月の感想・レビュー一覧
47

わたー
★★★★★面白かった。自暴自棄になっていた美織を連れ戻したことでようやく日常が帰ってきたかと思いきや、怜太が暴力事件を起こして停学したとの情報が入ってくる。ことの真相を確かめるべく彼と接触した主人公たちだったが、どうやら彼はそのまま学校を辞めるつもりで…という怜太回。離れていった怜太を連れ戻すために、河原で殴り合いの決闘をするとか、令和ぞ?と思わず言いたくなるほど青臭い展開で良かった。まあ、ループのアドバンテージ全く関係ないけどね、青春バカの夏希はもうこれでいいんだと思わせてくれているから勝ちだなと。
わたー
2024/06/06 22:43

個人的にこの巻で一番良かったのは、夏希が秘めていた想いを言い当てたあとの、陽花里の一言。メインヒロインを張るに相応しい、一本通った芯の強さを感じさせてくれて思わずニッコリ。ところで、今回で仲良しグループ内の地雷は凡そ起爆しきったと思うのだが、どう続けていくのだろうか。

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わたー
★★★★★原作既読。原作挿絵の雰囲気を崩さずに、それでいて漫画としてしっかり面白く描いている。これはいいコミカライズだった。特にアニー回をコミカルに描いているところが良かった。
が「ナイス!」と言っています。
わたー
★★★☆☆色々とツッコミたいことはあるけども、頭空っぽにして楽しめる作品だった。異世界のエルフさんから頼まれたことで、自分の身体とエルフさんの身体が入れ替わった主人公が、そのまま動画投稿サイトで配信を始めてしまうという配信系を題材にした作品。エルフであるという常人よりも遥かに高い身体のスペックを使って、FPSやゲーセンで遊んでいる姿が描かれており、視聴者と配信者がワイワイやりながら何かをすることに慣れ親しんでいる方にとっては面白いのかなと。ただ、TSしてマイルドになっているとはいえ個人的には主人公の、
わたー
2024/05/31 23:52

クッソ脳天気なところが気になった。ほんとに君、現代を男性として生きてこれたの?また、肉体のスペックが上がったところでゲームの腕前には影響しないと思うのだが…

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わたー
★★★★★ラブコメの皮を被った現代ホラーなんじゃないかな。面白かったけども。主人公にはストーカーがいて、どうやら彼の失くした鍵を使って、不在時に部屋へ侵入しては家事をこなしているらしい。実利をとって放置していた彼だったが、ある日、ルーティーンと異なる行動をしたことで彼女と鉢合わせてしまう…という作品。ストーカーに気づいて、隠しカメラで証拠も押さえたのなら通報一択なのよ。そこは百歩譲っても、鉢合わせた後になし崩し的に半同棲生活にはならんのよ。というツッコミ不在のヤベーヤツmeetsヤベーヤツを
わたー
2024/06/03 07:41

見せられて、これはこういう作品なんだなと、悟りの境地へと至った。キミタチお似合いだよ。末永く幸せにな。続きがあるなら読みたい。

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わたー
★★★★★べしゃべしゃに泣いた。やっぱり紺染幸先生なんですわ。1巻と同様、様々な過去を持つ人たちがソフィのサロンを訪れる。時に親身に、時に叱って、彼らに寄り添うソフィ。そんな彼女のまごころが紡いだ縁が、ソフィの症状を治すことのできる人物にまで収束していく。あまりにもあまりにも良い。また、1巻では薄めだったソフィ自身の恋愛模様も、彼しかいないと思わせてくれる展開を見せてくれたのが良かった。1巻時点から想像は容易なのに、そんなの関係ないとばかりに物語の持つパワァでぶん殴ってくるの最高すぎるんよ。大満足。
が「ナイス!」と言っています。
わたー
★★★★★完結。原作の巻数が少ないとはいえ最後まで描き切ってくれてよかった。大勢のファンの前で自分の性嗜好をカミングアウトした朋香に触発され、自分ももう一度両親たちと向き合うことにした愛結だったが…という内容。もうね、二人揃って言った幸せになるという言葉が全てを示していたと思う。
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わたー
★★★★★これはまたハチャメチャに濃い作品が出てきたなあと。朗らかで親しみがある所謂、オタクに優しいギャルである是洞さん。映画オタクである主人公にも優しい彼女であるが、主人公はそんな彼女に軽蔑の眼差しを向けられたいと欲していた。そう、彼は文学部改め「ドM倶楽部」に所属する真正の変態だったのだ、という導入で始まる謎部活学園青春モノ。この時点でかなり倒錯的ではあるが、キャラ同士の掛け合いの軽妙さもあってか読み味としては軽め。なのに、ブッ込まれるコメディ描写の一つ一つが非常に濃くて、正直、
わたー
2024/05/29 17:38

この序盤のあらすじを忘れていたまである。まさかポコジャカ、ヒロインが生えてくるなんて思わないじゃないか。というか、主人公を狙う恋のライバルがいるとわかるや否や、積極的に攻勢をかけてきてバチバチにさや当て…いや切った張ったをやるとか想像の斜め上過ぎてゲラゲラ笑った。プレゼンバトルは斬新が過ぎるのよ。台風のように読んでる間はその勢いに翻弄されるのに、読み終わってみればカラっと爽快で良いもん読ませてもらったなと思わせてくれる作品だった。続きも読みたいなあ。

が「ナイス!」と言っています。
わたー
★★★★☆インスタントに楽しめた作品だった。婚約者はおろか親兄弟からも愛されなかった主人公。自分の、所謂、断罪イベントをキッカケに、以前から慕っていたヒーローからの過剰なまでの愛に気が付き結ばれるという物語。序盤はよくある悪役令嬢転生モノかなと思っていたのだが、二人が想いを交わしてから一変。主人公の悪口を言っただけで相手を惨殺する沸点低め愛重めヒーローと、未来視の力によってその未来をやんわりと回避しながらもまんざらでもない主人公という、余人の入る余地のない世界が繰り広げられてていて良かった。
わたー
2024/05/31 23:53

決して分量は多くはないのにすごく濃かった。

が「ナイス!」と言っています。
わたー
★★★★★すごく染井由乃さんの作品を読んでいると感じる物語だった。数々の実績をあげたことで聖女に内定していた主人公。しかし、異母姉に聖女の座と、淡い恋心を募らせていた王太子の伴侶の座を奪われてしまう。失意のなか、暗殺者に命までも狙われた彼女を救ったのは、自分を陥れたはずの王太子で、彼の手により離宮に軟禁されることから始まる物語。序盤から情報量が多い。順当にいけば結婚していた相手を、敢えて軟禁するという王太子の行動に引っかかりを覚えたものの、まあ染井さんのことだからまたヤンデレ的な視野狭窄故の行動かなと、
わたー
2024/05/31 08:14

ある種の信頼をしていたので特に問題はなかった。叶えたい願いのために、聖女になろうと幼い頃から努力してきた主人公の頑張りを台無しにし、自分こそが真の聖女であるという尊厳を踏みにじることも是とする、利己的で純粋な愛。いやあ、著者の作品に求めていることを120%で返してくれていて思わずニッコリ。ラストの展開も、最後まで自分のことしか考えていない、全くブレない姿が描かれていて良かった。主要人物たちが幸せになったし、これはどう考えてもHAPPY END。

が「ナイス!」と言っています。
わたー
★★★★★原作既読。原作では語られていなかった部分を補完する描写を入れつつ、漫画としてきちんと面白いものに仕上げる、実に力のこもったコミカライズだ。白エルフ共による民族浄化作戦によって故郷を追われたダークエルフ。オーク王によって、オルクセン王国に拾われた彼女たちがその進んだ文明を目の当たりにする、という原作1巻序盤をコミカライズ。一番の見どころである軍事演習についてはまだこれからだが、原作に対する深い理解によって描かれたであろう緻密な描写は、既に作品が山場を迎えているかのようだ。続きも大いに期待している。
が「ナイス!」と言っています。
わたー
★★★★★面白かった。作中で主人公の言っていた、「先輩というのは、後輩から親しげに接してもらえると喜んじゃう生き物なんだ」という言葉がこの作品の全てを象徴していると言っても過言ではない。内申点のために打算で生徒会長をやっている主人公が、教師に喫煙の濡れ衣を着せられている後輩のギャルを助けたところ、彼女に懐かれたことから始まるラブコメ。著者の前作同様、メインの登場人物たちによる軽妙な掛け合いが非常に心地よくて読みやすかった。また、口では内申点稼ぎといった露悪的なことを言うくせに、その実、道理の通らない
わたー
2024/05/29 16:18

理不尽な出来事に対して迎合することを良しとしない高潔さが行動に現れているのも良かった。そして、後輩が二人とも可愛い。特にギャルの萌仲。生来の明るさ真っすぐさの中に、わずかに諦観という闇がにじむという塩梅が人間臭くて絶妙。思わず彼女の恋路を応援したくなるね。続きも楽しみ。ところで、前作に出ていたミニスカちゃんが今回も登場していたが、こういった他作品との繋がりをさりげなく入れてくれるの好きなんだよなあ。

が「ナイス!」と言っています。
わたー
★★★☆☆熱烈なレビューを見かけたので興味を持って読了したのだが、素材の良さを十全に活かしきれていない感じが強かった。正体不明の少女と大学生の青年との同居生活を描く異種婚姻譚的な物語。彼女が人ならざるモノだとわかっていながら、彼女の抱える孤独に寄り添うために共に生活しようとする。そういった共依存めいた関係性は面白かった。だが、彼女の成り立ちや教授からのカウンセリングなど、既に読者がわかっている情報を改めて描いているため冗長だなと。それらは最小限にして、もっと二人にフォーカスした内容にしてほしかった。
わたー
2024/05/28 09:12

また、人外のモノに対し寛容すぎる脇役たちは違和感の方が強かったし、同居まで許す主人公のバックボーンが何なのかわからなかったのもモヤモヤする。物語の構成というか、1冊におけるペース配分に改善の余地があるように思えて、そこまでのめりこめなかったのは残念。

が「ナイス!」と言っています。
わたー
★★★★★ごじょー君よぉ…お前、そういうところだぞ……渾身のハニエルの衣装を手に、いざ初めての冬コミへ。ごじょー君が海夢ちゃんに頼むのはたった一つ。そこに込められた思いを正確に汲み取り、キャラを着てみせた彼女の才能の片鱗はゾクゾクした。だけどさあ、なんでそれを見てあんな表情を浮かべるんだよ…良くないよそういうところ。半分はお前の作った神懸った衣装のお陰だろうがよ…お前までキャラの外見に引っ張られてどうするんだよ、海夢ちゃん自身を見てやれよ。前巻であんなにカッコ良かったのにお前お前お前ぇええええ…
まっさん
2024/05/27 13:28

心が…しんどいです…😭

わたー
2024/05/27 13:30

ほんそれ。これを仕事の前に読んでしまった私よ……

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わたー
★★★★☆電子専売とはいえ、二人の物語をキリのいいところまで描いてくれたのは良かった。同棲、初めてのクリスマス、そしてもう一人の「佐藤一」とのバスケ対決。様々な出来事をダシにして、ひたすらいちゃいちゃするカップルを見せつけられるという胸やけがするぐらい甘ったるくて、でも幸福に満ちた姿が描かれていて良かった。もう一人の「佐藤一」が底抜けにイイ奴な真の陽キャで、彼自身も「二番目」と揶揄する噂を気にしていたという人間関係の外側に悪意があるという展開は、個人的な好みに合致していた。
わたー
2024/05/30 12:09

ただ、明らかになにか物語を抱えている雰囲気を醸し出していたサブキャラたちにほぼフォローがないまま終わってしまったことは残念かな。まあ、WEB版を読めばいいのであれば些細なことではあるが。次回作にも期待している。

が「ナイス!」と言っています。
わたー
★★★★★まっすぐ面白い…か…確かに面白いが、捩れて捻くれた結果、なんかまっすぐっぽく見えてるだけのような気もする。所謂、エロゲ世界に転生した系の作品なのだが、主要人物たちが組織のために自分の命を捨てがまることに何の躊躇もしない、エログロバイオレンスなハードコア世界観というところが特徴的。エロは添え物でグロ描写でR18指定されただろ、と思わず何作品かタイトルが頭によぎった。主人公は洗脳教育をうけているものの、前世である現代社会の倫理観を失くしておらず、カルト集団に対して生理的な嫌悪感を抱いているのがミソ。
わたー
2024/05/28 10:22

その中途半端に傍観者気質なことは序盤こそ鼻についたが、甘さが後半のカギになっていたのは良かった。また、忘れちゃいけないのがメインヒロインであるヨアンヌちゃん。原作ゲームでは好感度を上げると四肢切断待ったなしなほど思考回路はサイコなのだが、くそ雑魚チョロインで初心なところ可愛すぎんか。リアルで関わり合いがないからこその感想だとは思うけど。カタツムリとかエンゲージフィンガーとかドン引きだけどね!これがまだ序の口らしいので続きも楽しみにしたい。

が「ナイス!」と言っています。
わたー
★★★★★やはりコミカライズとしてのクオリティがバチクソ高い。ロクな装備もないまま始まったクマ型ボスモンスターとのバトル、他の元ALOプレイヤーたちとの接触、そして独りで渇きと闘うシノン。未だ最低限の生活環境すら整っていない序盤も序盤なのに、なんだったら原作で既に読んでいるはずなのに、ワクワクしっぱなしだった。ラストには待望のあのオネーサンまで登場して、次回からの活躍がより楽しみになった。
が「ナイス!」と言っています。
わたー
★★★★★面白かった。キーボードと出会ったことで音楽にのめりこむ主人公が、ヒトカラを楽しんでいたヒロインの歌う歌声に魅了され、彼女と共に音楽ユニットを作ろうとするボーイミーツガール。自分の運命に出会ったとばかりに、ヒロインと音楽をやることだけを考える主人公の熱意が、自己肯定感低めで諦観にまみれていたヒロインの心を溶かしていって、やがて彼女の持っていた才能を花開かせる。悪者が誰一人としていない、奇を衒っていない真っすぐな王道青春モノとしてひたすらに爽やかで良かった。
わたー
2024/05/28 10:24

彼らの前に立ちはだかる障害は決して少なくなかったのに、その全てを解決してみせて、無理を感じさせなかったストーリーテリングも良かった。冒頭で描かれていた彼らの数年後(?)の未来に至るまでにはまだ遠く、これからも様々な障害が彼らの前に立ちはだかると思うのだが、彼らならば大丈夫だと、明るい未来を感じさせる物語だった。とはいえ続きは出してほしいので期待している。

が「ナイス!」と言っています。
わたー
★★★★★面白かった。通学時に同じ電車に乗ることが多くて気になっていた、誰も寄せ付けないような美貌を持つ女の子。ある日、彼女を痴漢から助けたことで交流が始まるラブコメ。よくある、クールな彼女が自分にだけ別の顔を見せる系のギャップラブコメかと思っていたのだが、バーナーで炙ったのかと思うぐらい氷が融けるのが早かったのには流石に笑った。また、印象的だったのは彼女が恋心を自覚した後のシーン。彼の周りを善意で引っ掻き回そうとしていた親友くんの思惑に乗っかり、それを利用して彼との関係性を強固なものにする。
わたー
2024/05/24 17:56

それが唆されたとしても、やってのけてしまう強かさが良かった。彼との交流によって隠れていた彼女の素の一端が見えたようにも思えて、ただの甘えたがりなだけじゃないのだなと。ラストはやや唐突でベタではあったものの、想像していた通り収まるべきところに収まったので良かった。個人的な事情になるが、最近、筆舌に尽くしがたいアレな親がでてくる作品にばかり当たっていたので、この作品のように互いを思いやるが故にすれ違う、ぐらいのぬるめの温度感は正直助かった。

が「ナイス!」と言っています。
わたー
★★★★★面白かった。これは正しく純愛の物語だ。「アンロウ」と呼ばれる異能者たちの起こした犯罪を、同じく「アンロウ」の女の子たちと主人公との二人組で解決していくバディ・クライムサスペンス。所属する組織に尋問を受ける主人公の回想として、各ヒロインとの4つの短編を中心に語られるという少々特殊な構成ではあるものの、1つの短編につき1人のヒロインにフォーカスしているため、彼女たちの為人、なぜ主人公に執着するのかを短いながらも的確に描いていたのは良かった。というか、4人が4人ともに魅力的に描きつつ、
わたー
2024/05/23 13:41

破綻なくまとめているのは純粋に凄い。何作も新人賞受賞作読んできたけど、普通の新人はそのあたりとっちらかるのよ。内容も実に外連味たっぷりで良い。世界一有名な私立探偵リスペクトであろう、人格破綻者かつ生活破綻者なのに少ない情報から犯人像をプロファイリングしてみせるべらぼうに高い推理力、洞察力を持つ人物を登場させていること然り、軍医あがりの語り部然り。異能バトルかと思いきや結局、モノをいうのは格闘術なところとかも良かった。そして、最終的には愛の話に落としたことも私好みでよい。ただ、残念なところはあらすじと

わたー
2024/05/23 13:41

作品に対するプロモーション。電撃小説大賞受賞作のテンプレそのままのような、間違ってはいないけど作品の良さを購買層へ訴求できていない、痒い所に手が届かないものになっていたのはちょっとなあ。あらすじ読まない方が余計なノイズが少なくていいまである。また、「追想」という単語はもういなくなってしまった者たちへの追悼がニュアンスに入っていて、しっとりめの作品を想起させるのでこの作品には合わない。だって、主人公が「追想」している近くで、当の本人たちは誰が彼を助けるのか正妻戦争してるんだよ?せっかくの新人賞受賞作なのに…

が「ナイス!」と言っています。
わたー
★★★★★このシリーズを最後まで読ませてもらえて良かった。再び関係をやり直すための告白。返事を保留されてたままの冬のもとに、糸から謎解きゲームの案内が届くことから始まるシリーズ最終巻。作中人物の言葉を借りるならば読者である私を含めて、「本当に男って馬鹿ね」。謎解きゲームという一見するとポップで、これまでと同じような遊び心のあるツールの裏に隠された彼女の本当の想い。その一端に触れるたびに、ラブコメの熱に浮かされた頭に冷や水をぶっかけられたような気持ちになった。
わたー
2024/05/22 12:42

そしてそんなサインを一番近くで受け取っていながら、この期に及んでまだ彼女の真意を汲み取れない冬くんに殺意さえ抱いた。でも、そんな愚かであった自分の、優しさに見せかけた残酷さをようやく理解して、それでも彼女と共にあろうとボロボロになりながら前へ進んだ冬くんのカッコ悪くて超カッコいい姿が最高だった。また、糸ちゃん側の視点、彼女の想いが入ることで、これまでは物語の一側面しか見えていなかったのだと理解させられるのも良かった。見え方が変わったからこそ、

わたー
2024/05/22 12:42

一人と一人が二人として寄り添い合いながら生きていくことをより強く感じたのだと思う。発売前は「4巻」ではないことに違和感を覚えていたが、終わってみればこれは「終」としか表現できないなと。もう何回言ったかわからないけど、持崎湯葉、一生推すわ。

が「ナイス!」と言っています。
わたー
★★★★★今回も良かった。3日目の戦闘シミュレーション終了。他班がチカへ対策入れられたことで思うように成績が振るわなかった二宮班にフォーカスしつつ、次の試験にむけての準備回。こんなにも地味な展開なのになんでこうも面白いのか。同じチームだった自分たちを頼らずに出奔した鳩原さんに対して、二宮さんが何も思うところがないわけがなくて、というか彼には珍しく歳相応にイラついているようにも見えて、大きな感情を匂わせてくるの本当に好き。後半は、またもトリオン量という才能の差によるハンデを与えられながらも、
わたー
2024/05/22 12:02

思考を巡らせて対抗策を模索するオッサムの姿が印象的だった。

が「ナイス!」と言っています。
わたー
★★★★★李牧の策によって信が戦局に影響しないところへ隔離されてしまう。作中でも言われていたが、隔離しないといけない相手だと認められたのは実力を伸ばしてきた証左だが、気が付いた時には序盤戦なのに大乱戦でここからどうなるのか楽しみ。
が「ナイス!」と言っています。
わたー
★★★★★可愛らしい絵柄とえっちい展開ですっかり騙されそうになるが、後輩に手を出してセフレになったり、彼女からもらったお金で風俗に行ったり、クズ度がまた更に上がったなと。いいぞもっとやれ。なんだか嬢側も彼女に入れ込んでいるような様子もあったし、幼馴染探すとかもう関係ないよね。楽しいからいいけど。
が「ナイス!」と言っています。
わたー
★★★★★トラウゴットの側近辞任にまつわる顛末と、アナスタージウスとエグランティーヌの恋愛模様に巻き込まれる話を収録。原作再現度の高さも素晴らしいが、やはり目をみはるのは背景作画の緻密さ。原作では小説媒体だということもあってどうしたって情報量が不足しがちな部分をしっかり埋めつつ、それでいて違和感なく仕上げている点が凄い。
が「ナイス!」と言っています。
わたー
★★★★☆面白かった。親との確執によって衝動的に家出をしてしまうヒロイン。そんな彼女の姿を見かねた主人公が、同盟仲間として彼女と共に家出をすることになる2巻。親の庇護下でしか生活を許されていない未成年者に対して、この仕打ちは同じ大人としてさすがに無いと、ヒロインの母親に対するヘイトがたまってヤバかった。これ系統の毒親、物語内で見かけるたびに憤っているような気がする。自分の心を守るために、泊まる場所にすら難儀する不自由な状況に陥りながらも、自分たちが抱きつつあった気持ちを再確認するキッカケになったのが救い。
わたー
2024/05/31 08:07

そしてヒロインが姉、母親と立て続けに向き合うのだが、母親のあまりにもアレな態度に更に怒りが増したのでそちらはさておくとして、薄々感じていた姉の真意は非常に良かった。これまでの関係を取り戻すかのように密な交流を始める姿は良かった。ただ、1巻で描かれていたような逃避による緩やかな停滞から、状況が目まぐるしく変わっているので、早くもまとめに入っているような気がしてならない。更に、今回も蚊帳の外にされた義妹ちゃんの扱い……この対応は悪手なんじゃないかな。次巻で爆発しそう。

が「ナイス!」と言っています。
わたー
★★★★☆面白かった。夜のコンビニで出会ったのは深窓の令嬢として扱われるヒロイン。しかも彼女は教室でのイメージと異なるギャルファッションに身を包んでいて…と始まるラブコメ。自分の見た目と趣味嗜好とのギャップに悩む彼女の、ありのままを受け入れて認めてくれる主人公。しかも彼は一目で自分の正体を見破っただけでなく、かつて自分の窮地を救ってくれた過去まである。数え役満ですねわかります。ようやく掴んだきっかけを逃すまいとグイグイくる彼女との密やかな交流は、主人公が鈍すぎんかと思いつつも、温かでとてもいいものだった。
わたー
2024/05/30 11:04

ただ、主人公を迫害してもいいとするクラス内の雰囲気や、回想にしか登場しないくせに常に影がチラつく老害教師がノイジーだったかな。

が「ナイス!」と言っています。
わたー
★★★★☆バニンジャに惹かれて読了。想像以上に絵面がヤバかった。忍者の卒業試験として、一般の高校で学生生活を送る主人公。そんな彼のもとに、彼の所属する組織と対立関係にある組織の抜け忍が転校してくることから始まる忍者コメディ。テンポの良い会話劇によって、「楽しい」を提供してくれている作品で、忍者なのに全然忍べていないし、目撃者は催眠術で記憶消せばいいと思っている節があるので無茶苦茶やってるはずなのに、妙な引っかかりもなく読めたのが良かった。主人公がキメるところではしっかりキメてくれたところもポイント高い。
が「ナイス!」と言っています。
わたー
★★★★☆付き合うまであれだけもだもだしていたのに、第二部になった途端、ヒロインの両親に挨拶に行くだと!?いや、大人のカップルだし不思議ではないのだが、急にギアが入ってどうした???と困惑はした。
が「ナイス!」と言っています。
わたー
★★★★☆有希が原作以上に可愛く動いていておじさんもニッコリ。
が「ナイス!」と言っています。
わたー
★★★★★大人と子供の狭間で様々な屈託を抱える高校生たちと、彼らの通う学校の用務員のお姉さんとの交流、と呼べるほど深くはなくてだけどきっと彼らの糧になっているような、そんな曖昧な関係を描いた作品。高校生だった時分に読みたかったな。
が「ナイス!」と言っています。
わたー
★★★★★ようやく主人公と有希との真の関係性が明かされて、物語がスタートラインに立った感じ、とても良かった。
が「ナイス!」と言っています。
わたー
★★★★★元グラドルだが今や定職なし、酒カス、パチンカスの三重苦を背負うすみれちゃんと、彼女をコス同人の世界で再び輝かそうとプロデュースする従弟との成り上がりもの(に今後なるはずの物語)。従弟くんはZ世代真っ只中の冷めた少年かと思いきや、実はかつての彼女の姿に魂を灼かれてしまったことがモチベーションだったのが良かった。コメディパートも良かったし、これは続けて読んでいきたい。
が「ナイス!」と言っています。
わたー
★★★★☆アーリャさんの構ってコールが可愛すぎやしないか?漫画になったことで破壊力が増している気がする。有希との関係は、原作既読勢なので安心して見ていられるな。
が「ナイス!」と言っています。
わたー
★★★★☆秋の代行者がテロリストに連れ去られたことで、かつて春の代行者が連れ去られたときの各人の心の傷が想起させられる内容になっているのだが、未だに引きずっている過去が暗くならないわけがなくて、そろそろカタルシスが欲しいところ。
が「ナイス!」と言っています。
わたー
★★★★★前回が前回だっただけに物語の核心へ迫る話ではなかったことは残念だが、ジョーカードーパントとして独り、裏風都に残ったときめと、表の風都から事件解決に奔走する翔太郎が、場所こそ違えど共闘する形になっていたのは良かった。
が「ナイス!」と言っています。
わたー
★★★★★2巻も面白かった。部長まで女装することになるというまさかの展開に、イオンモール的な田舎のクソデカショッピングモールでの初ライブと、場当たり的というかグルーブ感というか、実に楽しそうな学生生活な感じがして良かった。ニコとクロエもなし崩し的にドル研に染まってきたし、新たな部員候補も増えたしで、次回も楽しみ。
が「ナイス!」と言っています。
わたー
★★★★☆檸檬in主人公に、主人公の友人が惚れてしまうという展開。状況がぐちゃぐちゃになっていて非常に良かった。今回で一旦は収拾がついたのもよかった。
が「ナイス!」と言っています。
わたー
★★★☆☆だいぶ原作には登場しないキャラが増えてきたなあと。まあ、この作品にはゆったりまったり路線でやってもらえればいいかな。
が「ナイス!」と言っています。
わたー
★★★★☆原作は長らく積んでしまっているものの、評判がいいことは知っていたので漫画版をまずは読了。魔女と傭兵。立場は違えど自分の命が全く尊重されない世界で生きてきた二人が、新天地で新たな生き方を模索するというもの。まだ序盤だが、魔女さんが生き生きと描かれていて良き。
が「ナイス!」と言っています。
わたー
★★★★★ここにきて石平少年のルーツにまつわる話を、読書感想文に絡めてしてくるとか、やるなあ。読書感想文は、いまでこそこんな感じでレビューを書いているものの、学生時代は石平少年と全く同じ考えで嫌いだったなと。
が「ナイス!」と言っています。
わたー
★★★★☆結婚をするも、お互い公務で忙しかったことでなかなか二人だけの時間を取れていなかった主人公。そんな折、シトエンへの婚約破棄に対する謝罪の場が設けられることになり、新婚旅行も兼ねて彼女の母国へ出向くことになる2巻。今回も主人公の心の声が駄々洩れな地の分は健在で良かったのだが、ストーリー的にはなにも進んでいないのがなんだかなあと。純粋にイチャイチャを楽しむには邪魔が多く、読者には刺客がわかっていたのでハラハラを楽しむには物足りない、なんとも中途半端な感じ。
が「ナイス!」と言っています。
わたー
★★★★★今回のメインはチアちゃん。思わず、どうしてこうなったと言いたくなる展開で面白かった。どんどん外堀が埋まっていっているのでこのまま結婚までしちゃえばいいんじゃないかな、と無責任なことを言ってみる。それにしても、タガが外れた前髪ちゃんが全方位に迷惑をかけていてヤバすぎ。手綱を握るはずの先生が腎虚で死にそうになってるし……それだけ在学中の3年間で溜まっていたってことだろうな…
が「ナイス!」と言っています。
わたー
★★★★★面白かった。著者の作品には久しぶりに触れるが、確かな面白さを感じる内容だったと思う。クラスの人気者を親友に持つ主人公とヒロインが、それぞれの憧れの人ともっと自然に交流するために同盟を結ぶことから始まるラブコメ。どちらも気になる存在になっていくのも納得なほど結愛ちゃんもあまりちゃんも可愛いのだが、そんなことより主人公がいい奴過ぎるところに目がいった。相手の事情を考慮したうえで独り善がりにならない方法で助けてみたり、知らない人たちから詣でられるという状況でも誠実に対応したり…絶対にモブではないだろ。
わたー
2024/05/23 21:35

この自己認識の低さが今後の物語のカギになってきそう。また、結愛と勇星の二人も、何かしらの屈託を抱えていそうなのでそのあたりにも期待したい。ただ、この1冊だけでは良くも悪くもプロローグといった感じが強いのが気になったかな。

が「ナイス!」と言っています。
わたー
★★★★★マネジメントゲーム編が一段落し、次なる生徒会役員選挙にむけての接続回。とはいえ、盛り上がりに欠けるかといえばそんなことはなく、日常回に近い場面を入れつつ、ラブコメとしてヒロインたちとの関係をキチンと描いていたところは良かった。特に、前回ラストで成香がかましたキスについてなかったことにはせず、寧ろ自分なりに誠実に向き合い、今時点での答えを出してみせたところは彼らしくて良かった。朴念仁の主人公に意識させることに成功したことで成香が一歩リードしたのに対し、一番アドバンテージがあるはずの雛子が
わたー
2024/05/11 21:40

アプローチに迷走しているのは、真剣な彼女に悪いと思いながらも思わず笑みがこぼれた。ラストではシリーズで初めて、明確に敵対関係になりそうな人物も見えてきて、今後の展開にも益々期待している。

が「ナイス!」と言っています。
わたー
★★★★★面白かった。秋期限定栗きんとん事件の下巻が出てから15年。四部作を締めくくる待望の1冊。高校三年生の冬。受験を間近に控え、小鳩君と小佐内さんの互恵関係に終わりが見えてきた矢先、小鳩君が轢き逃げ事件にあってしまい重傷を負うことに。病床で彼は、小佐内さんと出会って互恵関係を結ぶに至った、3年前の轢き逃げ事件にまつわる苦々しい失敗の記憶を回想する。やがてそれは……という内容。終盤の畳みかけるような真相の開示は、ここまで漫然と読んできた小鳩君の入院生活が根底から覆されという、得も言われぬ快感が
わたー
2024/05/09 11:20

伴っていて非常に良かった。正直、中盤までは入院生活の描写は細かすぎると思っていたのだが、そのような感想を抱いた人にこそ最後まで読んでもらいたいなと。ただ、ジャンル自体がミステリなことでネタバレ無しでレビューすることがただでさえ難しいのに、そのせいでよりネタバレに配慮しなくてはならず、このような迂遠な物言いでしか薦めれないことがもどかしい。読んで。

が「ナイス!」と言っています。
わたー
★★★★★冬期限定ボンボンショコラ事件刊行を機に積読消化。小市民シリーズは、秋期限定栗きんとん事件を発売したてに読んだっきりだったので、15年ぶりになるのだろうか。なんだか同窓会に参加したかのような懐かしささえ覚えた。本作は春期と夏期の間に起こった4編の事件について描かれる短編集。彼らの目の前に提示されたささやかな謎に対し、可能性を一つ一つ検証していくことでその謎が生まれるまでの背景が浮き彫りになっていく。さらりと読めてしまえるのに、シリーズの雰囲気や二人の関係はきちんと描写されていたので、冬期を読む前の
わたー
2024/05/08 19:16

リハビリにはもってこいだった。これで後顧の憂いなくボンボンショコラを食せるというもの。

が「ナイス!」と言っています。
わたー
★★★★★面白かった。まさかこんなに感動して泣かされるとは思わなかった。婚約破棄されたうえ借金まで背負わされた主人公。父親からも見放され、借金のカタ同然に婚約させられた先は、好色のブタ公爵と悪名高い人物のもとだったことから始まる物語。実の父親から棄てられる描写が序盤からかなりキツかったのと、婚約支度金に関する違和感があったのだが、序盤を読んだだけではマイナスだと捉えていた事象をああも見事に回収してみせてくれたのは見事と言う他ない。めっちゃっこよかった。安心して最後まで読んでほしい。
わたー
2024/05/02 20:47

終盤の展開をネタバレなしで、かつ魅力的に語れる自信が全く無いのでとにかく読んでとしか……主人公の辣腕ぶりとか、もふもふとか、自分を肯定してくれたヒーローとのラブ要素とか、確かに面白かったけどもそれらはこの作品の本質ではなくて、とある愚かな男が、己が全てを賭して幸せを与えた物語だったなと。その生き様に深く胸を打たれて、涙が止まらなかった。次回作も期待している。

が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2014/06/12(3818日経過)
記録初日
2013/10/01(4072日経過)
読んだ本
7785冊(1日平均1.91冊)
読んだページ
1780853ページ(1日平均437ページ)
感想・レビュー
7776件(投稿率99.9%)
本棚
9棚
性別
職業
技術系
現住所
静岡県
外部サイト
自己紹介

ライトノベルが好きです。最近はライトノベルばかり読んでいます。読メ登録は2014年6月からです。
常に面白いラノベに飢えており、積ん読が沢山あるのに新作に手を出したりしています。気軽にお気に入りしていただけると嬉しいです。
ちょこちょこと感想をあげていきますが、基本的に採点は甘めです。自分が後で見やすいためだけに、星5段階で評価しています。

好きなシリーズ
キノの旅
その他時雨沢作品全て
俺ガイル
SAO
AW
HO
禁書
ロウきゅーぶ
天使の3P
青春ブタ野郎
ウチの娘~
エロマンガ先生



好きなシリーズは多いので隙を見て更新していきます。
(2017年1月更新)

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