2024年9月の読書メーター 読んだ本の数:49冊 読んだページ数:10853ページ ナイス数:942ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/471107/summary/monthly/2024/9
してしまうのは流石に読んだことがない。そこからほぼ各章1回は致していて、主人公たちがそういうことに興味あるお年頃なので納得はできるが、盛りすぎじゃないか君たち…ただ、別にパートナーがいてその人を裏切っているわけでもなく当人たちが合意の上だし、爛れているとは思っても不純だという印象は持たなかった。加えて、高校生らしい惚れた腫れたを主人公に近しい人物たちが繰り広げていることも、このエグみの薄い読み味に繋がっているように思えて良かった。主人公の抱えているトラウマとかヒロインの事情などにはまだ踏み込んでおらず、
ここから如何様にも転がっていけると思うので期待している。ところで、主人公カップルがどうなろうとも今のところどうでもいいが、莉子ちゃんには幸せになって貰いたい。彼女が報われないのはないよ…晃成がその辺の女にホイホイ食われそうなほど脇が甘いのだけが心配ではあるけど…
それはさながら、大型のワンコを彷彿とさせて、彼女と出会うまでは恐怖政治を布いてきたことなど微塵も感じさせないほっこり具合。主人公の方も、顔の良い彼に創作意欲を刺激されて、彼のことなどお構いなしに創作活動に打ち込む姿も良かった。おもしれー女と様子のおかしいイケメンのカップル、大好物なんですわ。で、二人の交流が増えていくなかで、自然に相手への好意を抱くようになって、でも主人公に踏ん切りがつかなくて両片思いみたいな関係になっていくのも、また良い。
終盤に起こったトラブルを解決するために、主人公が覚悟を完了させて、心地よいだけの関係から一線を自ら超えたのも素晴らしい。彼は彼女じゃなきゃダメだし、彼女もまた彼でないとダメなのが感じられるお話だった。大満足。
心を許していく過程がとても良かった。特に、最初こそエドワードに対して何気なく言った「エドワードはてんさいです」という言葉に、次第に言外の意味、感情表現に乏しい彼女なりの巨大な感情が乗っかってくるのがとても良い。また、終盤にエドワードがいなくなったことで、これまで見たこともないようなギャン泣きするところも、彼に対する愛の重さを感じてニッコリ。そのシーンはハレのちハレタ先生のイラストがまた良いのよな。続きにも期待。
無精ひげを生やしたまま、好きな人に告りにいくんじゃないよとか、彼の行動全てにツッコミを入れたくて仕方なかった。だけど、そんなみっともなくてカッコ悪くて、自分の手から離れた途端、大切なものに気づくようなダメダメな彼が、最後の最後で間に合ってみせたところは良かった。良い作品を読ませてもらった。それにしても、ラストにガガガのあの作品とあの作品に喧嘩売るのはやめなさいよ。笑っちゃったじゃん。
とのバトルが勃発するのだが、それがまた凄絶で…きっかけこそヨアンヌの暴走だったが、1巻で主人公が覚悟を決めたことがまさかこんな状況を生むなんて誰が想像できただろうか。主人公がヒロインと衝突したのちに分かり合う、ラブコメでよく見かけるありふれた展開なのに、自分の存在をベットして肉体を切り刻み精神を擦り減らして、物理的に一緒になることで分かり合うとか見たことないよ。そして、最後には主人公の思惑ごとまるっと受け止め切ったヨアンヌの愛よ。これはまごうことなき愛の物語だった。3巻も読まねば。
という、かなりの俗物的な思考の持ち主。そのせいもあってか、ファルーンにすぐに馴染んで、より称賛を浴びれる手法で治癒魔法をかけていたのには笑った。またなし崩し的に5人目の妻の座に収まろうとする強かさも良かった。続きも楽しみ。
戦略的にどう攻め込んだのかはわかるものの、局地的に、戦術的にどのような動きがあったのかがわかりにくかった。著者が非公式でSNSに上げている各軍の配置図をできれば収録してほしかったのが正直なところ。戦史として描いている点も裏目に出ている気がする。しかし、後半の、屑鉄戦隊にフォーカスした海戦は熱くて良かった。彼我の戦力差は覆せずとも、祖国のために、後に続く者たちのために、敵のアキレス腱を断ってみせた姿のなんと気高きことか。4巻も楽しみにしている。だが、文章が欠けていたり、何か所も文字化けしている点は
実はヒロインはとある問題を抱えていて、主人公がそれを解決しようとする展開はベタではあったが、その問題が重すぎず、さりとて当人にとってはとても大事なことで、確かに主人公が影響を与えたことで解決したのだと納得できるものだったのも良かった。最終的にヒロイン側の好意が天元突破したことでああいった行動をとっちゃうことも非常に良かった。ヒロインが光属性カテゴリであるということに一切の疑問の余地はないけれども、それが決して記号的になっておらず、等身大の一人の少女として好感が持てた。物語的にはスタートラインに立った感じ。
続きもたのしみ。それはさておき、ヒロインの兄周りの伏線…あの因縁はヒロインに与えられるものなんだよ。よほどお兄さんとの間に運命的な繋がりが出来ちゃってるよと笑った。あれだけあからさまに伏線張るならば今回で回収してほしかったと思いつつ、回収したらしたで主題がブレそうなのでいい塩梅だったのかなとも思った。
彼女が悪評を払拭するために才能でゴリ押しするのは理解はできるが共感は難しいとか、終始、地に足がついていないように思えた。なので単純な物語の好みとして私とは合わなかったかなと。
そのプレイスタイルも独特…というかガッツリ人間性が出ちゃっていて、コードネームでそんな勝ち方見たことないとか、チャオチャオを壺振りの要領で出目の操作とか、プレイしたことあるからこそ、逆に新鮮に楽しめた。ボドゲーマには読んでもらいたい作品。これは今後とも応援していきたい。
TCGのルールをざっくりとしか説明していないところだろうか。やはり読者としては、カードゲームの面白さよりも、それをダシにした人間ドラマの方が読みたいので、この粒度感にしてくれたのは寧ろ良かった。ただ、遊戯王やデュエマと比較してルールの解説をしたり、遊戯王の有名なシーンを引き合いに出して登場人物たちにアドバイスしたりしているので、前述の通り、読者に求めるハードルが高いんじゃないかなとは思った。
また、2周目のアドバンテージのお陰で凄そうに見えているだけで、その実、結構なポンコツだぞコイツ…とジワジワわかってくるところも、寧ろ彼女の魅力として映って良かった。主人公の方も、憧れと現実の彼女の姿との乖離なんて関係なしに彼女の全てを受け入れようとする、高校生離れした包容力を見せてくれたのもよかった。確かに、二人の関係は1周目とは異なるのかもしれない。でも変わってしまった、変えてしまったことを恐れるのではなく、たった一度きりの高校生活を謳歌してほしい。そう素直に思わせてくれる作品だった。
蓋を開けてみれば、男女が惹かれあっていくというありふれた、だけど当人たちにとってかけがえのない恋のお話だった。そのラブコメとしての描き方は、長年、作品を発表してきたベテランの貫禄があって、安心して読み進められた。その点については言うことないのだが、前述の装飾、ラブコメ以外の部分に対して、徹底してフレーバーテキスト以上の意味を持たせていないところに物足りなさを感じてしまった。妙に語呂が悪いのに頻出単語な「IW禍」とか、人類の敵であること以外書かれていない「外敵」、戦争の期間は短いのに学徒動員までされている
などはまだ許容できる。ただ、今回の山場にも少なからず関係している、未来視の詳細、特に「見た未来は絶対なのか否か」に対してのエクスキューズが少なすぎる点が気になる。それが明らかにされていないことで、最後の主人公の行動が、それまで終始冷静だったのに急に大博打をうったように思えて、勝算が見えないままヒロインのトラウマ級になりかねんことを実行したとしか思えないんだよなあ。確かにその行動をとるしかなかったとは思うが…とはいえ、彼らのラブコメはもっと見たいので、続きも読みたいと思う。
できていたが、それでも、少なくとも彼の曝されている状況に、このころから既に忸怩たる思いを抱えていたことがわかったのは良かった。紙幅の大部分を月と太陽コンビ視点の話で占めているように感じたが、個人的には彼女たち以外の視点の話に注目したい。特に、前述の通りmikuriママ。本編でも断片的に語られていた彼女の最初の娘、脱サラのお姉ちゃんにあたる方とのエピソード、そして、それを踏まえてみた脱サラとのエピソードは涙無しには読めなかった。ママぁ…こんなの、本編で、彼女が転生してママと再会する話を書いてくれなきゃ
いかんですよ……酢昆布ネキとの絡みもよかった。また、駄馬とガチ恋ネキのリアルでの話が描かれていたのも良かった。というか駄馬くんさあ、リアルとネットでギャップがありすぎるだろ。と、大いに楽しめたので、これからも定期的にまとめていってほしい。聞くところによると、4巻の店舗特典の女帝の話が良いらしい?ので。
そんな悪意にまみれた人物の抱える心の闇を的確に見抜き、即オチ2コマかなと思える速度でガチ恋勢に変えてしまう脱サラ……思わず笑った。流石、配信以外は高スペックなだけはある。また、今回のメインとなる問題に対して、神坂の考えることなどお見通しとばかりに釘をさす仲間たちの姿が良かった。あんだーらいぶってやっぱりいいハコだな。で、前述の通り、シリーズ1カッコいい姿を見せてくれた後に、あの誰得ASMRよ…やっぱり脱サラは脱サラだなと、なんだか安心さえした。なんだろう、親心のようなものさえ芽生えたのを自覚していて、
ライトノベルが好きです。最近はライトノベルばかり読んでいます。読メ登録は2014年6月からです。
常に面白いラノベに飢えており、積ん読が沢山あるのに新作に手を出したりしています。気軽にお気に入りしていただけると嬉しいです。
ちょこちょこと感想をあげていきますが、基本的に採点は甘めです。自分が後で見やすいためだけに、星5段階で評価しています。
好きなシリーズ
キノの旅
その他時雨沢作品全て
俺ガイル
SAO
AW
HO
禁書
ロウきゅーぶ
天使の3P
青春ブタ野郎
ウチの娘~
エロマンガ先生
等
好きなシリーズは多いので隙を見て更新していきます。
(2017年1月更新)
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無精ひげを生やしたまま、好きな人に告りにいくんじゃないよとか、彼の行動全てにツッコミを入れたくて仕方なかった。だけど、そんなみっともなくてカッコ悪くて、自分の手から離れた途端、大切なものに気づくようなダメダメな彼が、最後の最後で間に合ってみせたところは良かった。良い作品を読ませてもらった。それにしても、ラストにガガガのあの作品とあの作品に喧嘩売るのはやめなさいよ。笑っちゃったじゃん。