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2022年11月の読書メーターまとめ

八岐
読んだ本
25
読んだページ
7527ページ
感想・レビュー
24
ナイス
272ナイス

2022年11月に読んだ本
25

2022年11月にナイスが最も多かった感想・レビュー

八岐
ネタバレ★★★★☆ これはーグサグサ来た。ぐあぁぁぁ、傑作だぁ。恋人だのというきっちりした枠に入れず曖昧に気楽に楽しけりゃいいだけの関係で緩く繋がろう、というあらすじだもんだから肩肘張らずにユルユルと娯楽するだけのお話かと思ったら、肝心のメインの二人が現実に押しつぶされかかって瀕死じゃないですか。特に糸の方が精神的に限界ギリギリ踏み外している状態。そんな中で二人での無駄なくらいの時間がまさに糸の命綱になっている状態。人は心が死ねば死ぬし、心が救われれば生きていけるんだなあ、というのが伝わってくる。
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2022年11月にナイスが最も多かったつぶやき

八岐

2022年10月の読書メーター 読んだ本の数:34冊 読んだページ数:10090ページ ナイス数:303ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/4751/summary/monthly/2022/10

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2022年11月の感想・レビュー一覧
24

八岐
ネタバレ★★★ 思った以上におじさんがチュートリアルする話だった。元々の人の良さもあるんだろうけれど、下らないダークサイドに落ちようとした時に、どちらかというと普通の人の当たり前の善意と行き合って、悪い事をするよりも相手も自分も笑顔になれる良い事をする方が気持ちいいという側の現実に立てたというのは幸いでしたね。優しい世界である。依頼された実況の仕事の為に、一通りのスキルを実際に習得して試してみる、という地道な勉強を欠かさないあたり、本当に真面目な人なんだよなあ。
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八岐
ネタバレ★★★☆ 最期まで自分をおじさんと言い続けたのは、ギンジロウの矜持か愛か。男の子が父親を殺して大人になる父親殺しの宿命を、文字通りの形で哀しく麗しく描く物語。ハナコが特に理由もなく主人公に惚れたのは何ぞと思ったけれど、終わってみると紐も重石もないそれこそが無償の愛に見えてくる。彼女の語る幸せの証明にも見える。だからこれで良かったのだろう。しかし不死人の殺し方というのは色々とあるけれど、ハナコのそれは殆ど無効化されてしまいそうでこれはたちが悪いぞ。
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八岐
ネタバレ★★★☆ 「ママ」呼びにはひっくり返ったわっ、機神ちゃん見縊ってた。こいつはとんでもない逸材だw マスターに忠実な機械と、隙あらばママ扱いして甘える所存のロボ子とではキャラ立ちが別次元ですもんなあ。セリアさん、意外と人誑しなのよね。メイドちゃんに竜姐さんにと目を掛けられ可愛がられてますし。しかし不死王、完全に敵が間抜けで別の存在と勘違いしているかと思ったら、まさかの本物。レオニスがショタとして蘇ったのは単に可愛いからじゃなかったのか。そう考えると女神も単体とは限らないんですよね。面白い事になってきた。
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八岐
ネタバレ★★★ デスゲものというと、絶望恐怖決意勇気、正負様々な感情を揺さぶり、狂気と正気の狭間に読者までをも引き摺り込む事で作中にのめり込ませていくものが王道だと思うのだけれど、本作は敢えてか主人公含めてキャラに感情移入させる事を求めていなかったように思う。ユウキ、もっとデスゲ職人みたいなプロフェッショナルかと思ってたんだが、言うほど練達でもないみたいだし他にも類似の人が沢山登場するので独自性はあんまりないんですよね。そのなんとなくで死の遊戯に勤しんでいる事が特徴かもしれないが、何れにしてもあまり惹かれなかった
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八岐
ネタバレ★★★★☆ お前のような新米冒険者が居るかッというお話。前半ののんびりと実家で過ごす話も家族との仲の良さも相まって味わい深かった。新人だけどめちゃ強いというのは腐るほどあるけど、新天地に着いて早々、マフィアさながらの他の地元のクランのボス達と膝つき合わせて、同格としてアングラの秩序について鞘当する、というか政治的交渉駆け引きで蹂躙する新人駆け出し冒険者とか居ねえよ! クラン作る前から地元の勢力の顔役の一角になっちゃってるじゃんw これで冒険者活動としては新米のやる雑用ばかりを楽しんでるとか詐欺じゃん!
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八岐
ネタバレ★★★ JDに一体一体にこれだけ個性と意識と感情があったら、そりゃ感情移入してしまいますよ。少なくとも意識レベルで人間と見分けがつかないもんなあ。アイリスが人間ではなく非常に人間に近い有機物によって構成されているJDである、というのが罷り通っていた時点で、何ほどの違いがあるのだろうか。肝心の人間が主人公含めて数人しか出てこなかったので、JDの社会的な扱いに付いて実感を得られなかったのだけれど、もうちょっと人間が直接戦場に出る事の異常さが伝われば良かったのだけれど。戦闘シーンなんか面白かったです。
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八岐
ネタバレ★★★★ あれ? すぐに京都鬼嫁学園日誌が始まるんじゃないんですかぁ!? ミズクとの決着は早々に学校の卒業と故郷浅草からの旅立ち、新しいそれぞれの日常のはじまりを描く後日談、というよりも間奏というべき穏やかで平和な描写が沁み入りました。青春の終わり、という台詞がありましたけれど、過去にケリを付けて…というよりも受け入れて糧にして今の自分達の確かな一部にして未練を晴らして、気持ちよく振り返られる過去になり、そうして未来に辿り着いて歩いて行く、そんなエンドに心温かくなりました。
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八岐
ネタバレ★★★☆ これは面倒くさいことになってたんだな! 英雄も魔女も、お互いに対して言ってる事は正論なんだけど、お互いに自分が歪んでいる事に自覚がなく棚に上げて言ってるからオマエが言うな、と説得力がなくなっちゃってるんですね。相手がオカシくなってる事は分かるのに、自分の事は分かんないもんなんですね。お陰で拗れる拗れる。でもそうやる事でお互いの異常性が浮き上がってきたからこそ、比奈が第三者としてびしっと指摘叱咤出来る余地が生まれたと思えば無駄ではなかったのだろう。しかしあれだけ全身全霊投げ売ってまだ友達なんかぃっ
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八岐
ネタバレ★★★☆ 情報諜報を司る、本来なら腹心中の腹心というべき宮廷伯が信頼出来ないというのは辛いなあ。個人ではなく皇帝座に忠実というのを理解していれば信用は出来るのかもしれないけど、情報系は二系統以上はやはり欲しい。愚弟のフリをする必要がなくなり、漸く皇帝親政を始められる段になったけれど、反抗勢力の炙り出しにも内部の引き締めにも非常に慎重で事を急く事無く勝てる可能性を限りなくあげる事に終始する辺りにカーマインの性格が伺える。だからこそ生き残れたんだろうけど。
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八岐
ネタバレ★★★☆ 悪徳貴族な父親に虐げられた結果、性格が拗じくれるのは兎も角、父への復讐の為に民を慈しむ優れた領主となり幸せになってザマァしてやるという方向にねじれたのは面白いなあ。決して慈愛に目覚めて心から民を幸せにしたいと願っているのとは違うんですよね。あくまで父への反対方向に突き進んでいるだけの情念、真実はマチルダへの愛情だけじゃなかろうか。だが、彼に救われた新たな領民達には彼の真実なんて関係ないんですよね。思惑や由来が何だろうと彼が皆が幸せになる施政を行おうとして有言実行してるのは間違いないのだから。
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八岐
ネタバレ★★★☆ 濃厚なガールズラブの気配。その代わり、猫要素がだいぶ減っていた気がするが、次の巻で凛音の心に届く猫要素があるんだろうか。心が凍りついて停止していたのがアーニャなら、凛音は耐えず強い力で押し潰されて拉げていると言えるだろう。恨み辛みを吐き出すのは闇が深いとも言えるが、まだ痛みを感じられ辛いと思える健全さがある、壊れていないとも言える。彼女に愛を届けられるのは明良なんだろうが、それには明良の刹那的な生き様がネックとも言える。果たして、愛を与え続けられる親に彼女はなれるのだろうか。
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八岐
ネタバレ★★★★ あの雑誌、結果として何一つ間違いなくバッシュを導いたんだよなあ。内容何も間違ってなかったですし。バッシュは男を上げただけじゃなく、オーク族の品格そのものを引き上げた訳ですし。戦後の平和は果たして虚構なのか。それを現実にするべく奮闘する者もいれば、偽りの平和に絶望して立ち上がろうとする者もいる。じゃあ個人的な目的で動いているバッシュが小さい男かというと、そうじゃないんですよねえ。彼もまたオークとしての在り方を越えて他種族との融和を嫁取りという形で歩んでいる未来志向の英雄だからこそカッコいいのだ。
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八岐
ネタバレ★★★★☆ これはーグサグサ来た。ぐあぁぁぁ、傑作だぁ。恋人だのというきっちりした枠に入れず曖昧に気楽に楽しけりゃいいだけの関係で緩く繋がろう、というあらすじだもんだから肩肘張らずにユルユルと娯楽するだけのお話かと思ったら、肝心のメインの二人が現実に押しつぶされかかって瀕死じゃないですか。特に糸の方が精神的に限界ギリギリ踏み外している状態。そんな中で二人での無駄なくらいの時間がまさに糸の命綱になっている状態。人は心が死ねば死ぬし、心が救われれば生きていけるんだなあ、というのが伝わってくる。
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八岐
ネタバレ★★★☆ ビークヘッドとして悪徳の街を駆ける少女未那。しかし本来の彼女は銃声に怯え暴力に竦み、頭を抱えて蹲って動けなくなるような、そんな暴力の世界に似合わない臆病な普通の少女なんですよね。そんな彼女が母の仇を追い、しかし復讐が目的ではなく秩序を取り戻す為という空虚にも思えるお題目で臆病な心を押し殺して危地に飛び込んでいくのは狂気めいたものを感じていたのだけど……。未那は仇と相対し真実と悪の都に生きる者達の悲哀を知って、真に戦う理由を見出すのだ。そうか、これはヒーローの誕生譚だったのか。
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八岐
ネタバレ★★★☆ ふぁー!? いや、立花さんガチで怖いんですけど。復讐、じゃなくてこれは好きな人を守る為の殲滅戦なのか。社会的抹殺の仕込みをこれだけ時間と手間をかけて丹念にやるの、情念が重すぎてホント怖いんだけど。その情念が向かう先である主人公の葉君は逆にふわふわと綿雲のように軽く大らかだ。何も考えてないんじゃ、と思いそうになるが、温和で楽天的で人を悪く見られないほんわかと明るい好人物である。ラストで新を自ら声を上げて庇う姿を見ると受動的で流されやすい訳ではないんですよね。本当の意味で好かれる人物だわこれ。
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八岐
ネタバレ★★★☆ 前作もだこれ不幸の元凶、神じゃないか。退社を認めず借金で縛るブラック企業かよ。明らかに自由意志や愛情を許さず認めず、白痴の従順を強要する邪悪なんだよなあ。神様なら愛を与えろよ、なんで呪いと憎悪を広めるんだよ。その意味では主要の四人こそが、人の生き様の善なる規範だろう。愚かで眩しい生き様だ。他の三人のみならず、ファーヴニルですらそうだ。喩え感じる心が無くても、彼は夢を追い続けた。愛を欲し続けた。彼は人を好きになるという事を意思を願いを、尊び守り貫いた。嘲り裏切らなかった。それがとても眩しい。
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八岐
ネタバレ★★★☆ 見てくれさえ可愛ければ中身がおっさんでも少女は少女。まさに可愛いは正義! 正義の味方というのはおこがましいけれど、クリスティ達は国家の兵士というよりも、往年のハリウッド映画の素朴な正義に準じる主人公にそのまま則ってるんですよね。せめて大人の責任として子供を守る者でありたいという。メアリーの専属やってるのもそういう嫌いがありますしね。てかこの世界、国家元首はみんなデザチルなのか!?細けぇ事は良いんだよ、というハリウッド映画ばりのイケイケドンドンなノリは健在。このまま子供たちの守護者となっていくのか
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八岐
ネタバレ★★★★ ひゃーーっ、メチャクチャ面白楽しかった。一巻ではココ様の破茶滅茶さを教会内部が抑えきれずに頭抱える、という展開が主だったのですが、王太子であるセシル王子を追い込んで王弟が取って代わろうという陰謀が発生した事で、ココ様の大暴れが王弟派に差し向けられる事に。もう王弟殿下が政治的にも精神的にも肉体的にもフルボッコ、煽られ嬲られ捻り潰され、ココ様もうやりたい放題の痛快ザマァ劇。王弟も野心ばかり肥大化させ庶民出身のココを見下す輩なだけに、カタルシス堪んなかったです。王子もいい女の趣味してるよなあ。
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八岐
ネタバレ★★★★ 陽キャだからと言って必ずしもコミュ力が高い訳じゃないのですね。距離感がバグってるのはちゃんとした友人関係を構築してこれなかったからなのか。このヒロインの綾乃は、多くの人に囲まれながらも、人の集まりの中でボッチだったと言えるのでしょう。そんな彼女が、人を避けて独りでいるボッチである主人公とふとした事で繋がって、二人はボッチではなくなった。一方的にベタベタしてくるように見えて、凄く切実で必死で一生懸命に縋り付いてくる彼女に、不器用で辿々しくも懸命に応える京介。
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八岐
女の子たちは可愛いですね。主人公も素朴で素直な人柄の好青年。ただ個人的に、自分の力量を客観的に把握できていなかったり、特に理由もなく人から向けられる感情を自己完結で決めつけて一顧だにしない、人の話を聞かない、頑として耳を傾けずに自分の思い込みを譲らない人は無神経な人間に見えてしまうので、どうにも好ましく思えないんですよね。ちょっと自分には合いませんでした。
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八岐
ネタバレ★★★★ 彩音さん、めちゃ浮かれてるやん!! 悪役令嬢呼ばわりされて腫れ物扱いだった彼女。これマフィアのボスの娘並の怖がられ方でほぼ誤解なのだけど、喧嘩売られたら絶対買う娘なんですよね。あと舐められたら殺す、とまでは言わないけど、煽りも混じえながらの徹底殲滅戦。そうやって戦う事で自分を守ってきた娘だったんですね。しかしそれは孤独と引き換え。マトモに友人も居なかった彼女が、浩之ちゃんと打ち解けていくにつれて彼に惹かれ夢中になっていく様子が初々しくてとても可愛い。意識が徐々に変わっていく描き方が流麗で素敵。
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八岐
ネタバレ★★★☆ 独特の雰囲気のある主人公だなあ。どこか古風な喋り方や言い回し、趣味のセンスもクラシックと大正時代の書生を思わせる風情がある。これメガネかけてたら鬼畜眼鏡系統だろ。ヒロインの方も他人に一切興味がなく孤独をあいするガチの独り身。そんな二人だから、全く余人を介さない二人きりの時間空間になってるんですね。他人を必要としない二人が唯一夢中に請い求めるのがお互い。という訳で徹底した二人きりの世界になっている。ここまでモブ皆無のヒロインと主人公二人だけのイチャイチャというのも珍しい。
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八岐
ネタバレ★★★☆ まさか、レント達を狙った刺客と仲良くなってしまうとは思わなかった。異能者集団という特異な暗殺者達を激戦の末に捕縛。何気に今までで一番厳しい戦いだったんじゃないだろうか。手加減抜きだっただけによく死ななかったな爺さん。てっきり根の深い陰謀に巻き込まれるのかと思ったけれど、辿った枝の先が思わぬ所に通じていて、いやこれはマジでびっくり。冒険者ギルドもこれ一筋縄ではいかん組織だよなあ。ともあれ、ギルド長とも面会できてようやくマルトに帰還する事に。あっち新迷宮誕生で盛り上がってたんだっけ。
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八岐
ネタバレ★★★★☆ これバルバロスだよね!? と思わず目を凝らしてしまうほど、身なりを整えるとかなりのものになってしまったバルバロス。こいつさー、ほんとにさー、シャスティルの事好きすぎじゃね?中身はギラギラした野心たっぷりの魔術師なのは変わらないのに、もう考え方の基準がシャスティルがどう思うかなんですよね。これザガンも似たようなものだけど、王様であるザガンがネフィ以外にも目を配っているのに対してコイツはガチでシャスティル一本だからなあ。なのになんでまだグダグダ言ってるんだコイツはw いい加減観念しろってお話w
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2008/07/17(5764日経過)
記録初日
2000/01/07(8878日経過)
読んだ本
13725冊(1日平均1.55冊)
読んだページ
3513940ページ(1日平均395ページ)
感想・レビュー
2927件(投稿率21.3%)
本棚
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性別
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B型
外部サイト
URL/ブログ
https://yamata14.livedoor.blog/
自己紹介

ライトノベルの感想ブログをやっております。約4000の感想記事がございますので、お探しの本の感想があればどうぞご検索ください。

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