先月は私的に読書メーター登録10周年、感想800件目の登録と節目の月でした。継続することの動機付けとして節目を意識するのは大事ですね。これからもよろしくお願いします。涼しくなってきて、読書の秋に向け良い本との出会い、良い読書が待っていそうな予感。楽しみ~ 2024年9月の読書メーター読んだ本の数:7冊読んだページ数:2046ページナイス数:1172ナイス★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/498200/summary/monthly/2024/9
宵待草様。何時もコメントありがとうございます。『稲垣足穂さん』は、私にも難解でした。「変に解ろうとしない方がかえって良いのかもしれませんが」などとコメントに書いてしまっています……(-_-;)。「実際にやる事と出来る現実の狭間」の中での優先度……悩ましいですよね。私は取りあえず日々リストアップして優先度を決める作業をしています。あまり考えずに最低限しなければいけないことをして、あとは気の赴くままにやりたいことができればと思いますが、難しいです。連休は良い天気になりましたね。ゆったりお過ごしくださいませ。
追伸 玄趣亭さんと同様に、毎月・毎週・毎日とリストアップして記し、自分に取っての優先順に、終わった事を消去する方法は、若い頃からの習いですが、やはり良い様です!💫 有り難うございます!🙋 昨日から、好きな歌人:水原紫苑の、歌集を読みながら、師:春日井建の歌風が受け継がれて居る事に、何だか嬉しく成りました!🍀 宵待草
tonpie様。日本文化を解く鍵として各時代に残っている様々な日記をドナルド・キーンは読み込んでいるようです。以前彼の著作『石川啄木』を読みましたが、その中でもローマ字日記を高く評価していたのが思い起こされます。また、松岡正剛が始まりである日記文学『土佐日記』において、既にフィクショナルな要素を含んでいることを指摘していたのも思い出しました。おっしゃるとおり日記文学が私小説にも結びつく視点もあるかと思います。
読書メーター活動休止期間に読みました。レビューを残していないので、自分がどのような印象を持ったのか、クリアには思い出せません。でも、玄趣亭さんのレビューを拝読して「あぁ、そうそう」と少し蘇りました。本文から引用されている部分にも、読みながら「うん、そうやね。その喩え方、好きやなぁ」と感じたのを懐かしく思いました( ´ ▽ ` )
ガーネット様、コメントありがとうございました。通信制高校のことや読書との関わりは著者の体験を反映した作品のようですね。魅力的な題材の作品ですが、まとまりに欠ける印象もありました。引用した箇所でも少し回りくどい感じがしましたし……でも、「回り道が一番近い」と作者が語っているので、沙羅も万葉も悩みながらも自分の道を進んでいくのでしょうね。
自然との結びつきという点で科学と詩、あるいは科学と哲学も同じ所から出発し、行きつく先も同じではないかと述べる文章(『詩と科学』『科学と哲学のつながり』)。あるいは自然科学の研究であっても真か偽かという以外に美か醜かなど科学者の美意識の問題があるという文章(『自然美と人間美』)。この辺りは理系文系の垣根を感じさせない論考として、もう少し深く知りたいところだ。
千夜千冊で松岡正剛が引用した湯川秀樹の発言が忘れ難い。「科学者というものは、女の足の指を舐めるようなところがなくてはあかんのです」。まるで谷崎潤一郎みたいな発言!著者のイメージが変わるようなそんな文章に本書で出会えるかと思ったが流石にそれはなかった。もう一つ「素粒子の奥にはハンカチがたためるくらいの大きさの空間がある」という発言にも出会えず。松岡正剛は直接湯川秀樹に出会って話を聞いているので、その印象に基づいた湯川秀樹の世界と本人の文章とでギャップを感じてしまうのは仕方がないか。
小田島訳に続いて松岡和子訳を読む。お二方ともシェイクスピア全作の翻訳者。本作が古典的な価値を持つ作品である証か。本書は1993年上演舞台のためにアクティング・ヴァージョンを訳出したもの。新潮文庫版に比べスクリーンによる演出はカットされている他、ト書きの省略、台詞の改変なども。台詞の言い回しは本書の方が親しみやすい。一方で役者のやり取り中でのト書きは省略されている部分が多く、ジムとローラの場面などでは、ジムの台詞に対するローラの態度や反応がよくわからない。読み手は想像力を働かせることが必要となる版でもある。
読了後、本棚に埋もれていた田島博一訳の新潮文庫を見つける。小田島雄志訳より前のもの。数十年前、こちらで読んでいた。田島訳も上演用の台本を元にした版で、スクリーンを使った演出は用いられていない。また、松岡訳とも異なるテキストのようで、台詞が少し違っている。最後にトムは観客に挨拶をするような台詞で終わるのだ。こうなると、訳の違いというより読んだ版によって本作の印象が変わってしまうことになる。何だか悩ましい。テキストの異同を明記した版が出版されると良いなぁ。大変そうだけど。
昨夜の読書会では、貴重な資料を頂きありがとうございました。また、共楽会でご一緒できればと思います。折々、玄趣亭さんのレビューを拝読させていただければと存じます。よろしくお願いいたします。
Major様。先日はお疲れ様でした。コメントありがとうございます。テネシー・ウイリアムズが三島由紀夫と対談していた資料が図書館にあったので、紹介しました。アメリカの南部文学が繊細すぎる感受性とそれによる生きづらい魂という点で日本文学と似ているとのテネシー・ウイリアムズの指摘興味深かったです。その後太宰治に誤爆してしまったのは……(^^;)。今後ともよろしくお願いします。
一介の本読み。
バイトしていた書店も無くなり、図書館で働いていたことも今は昔……
職場にあった書庫の夢は未だに見つつ、身の回りに本だけが残り、今も増殖しています。
積読本、読みたい本は多すぎるので登録は限定に。
感想・レビューは2014年9月読了分から。
多くの本で、感想で書き切れなかったことをコメントでつけ加えています。それぞれ途切れないようにまとめていますので、よろしかったらそちらもご覧いただければ幸いです。
基本的に本は購入して読みます。購入した以上は、なるべく楽しむ方向で本の感想をまとめています。
古書店で本を入手することが多く、流行りものには疎く、本の森を適当に彷徨っていますが、見かけることがあったら声をかけてやってください。
更新はPCにて。タイムラグ生じますが、ご容赦下さい。
画像はビアズリー「詩人の残骸」より。
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