【ねこのオーランドーシリーズ】アラビアンナイトのように、猫の冒険物語に。登場するキャラが多くて混乱してしまう。ファティマに乗らせてもらい、あちこち旅をしてみたいものだ。

アルマンドがフェデリカを妻に望んだ理由を聞き、アルマンドの気持ちを受けとめるが、婚姻関係を続けるか気持ちが定まらない。高位貴族の重症患者を診るため、立ち入らない王城深く入り込む。アルマンドは信頼しつつも大事を取る行動は、フェデリカの身重な体と危険に踏み込ませない気持ちの現れ。ゼーガ神殿からの危機感もあって、微妙な立場に。

小学３年の時に、静岡市の公会堂で市内小学校合唱コンクールにクラスで出場した。その時に他の小学合唱が「沼のばあさん」の歌劇をした。物語を創作音楽に乗せて、沼の主の河童と沼のばあさんの大蛇との死闘シーン(と言っていいのか)の合唱は迫力満点で、うちの「森のくまさん」合唱は ほとんど霞んでいた(笑 読友さんのコメ見て 本があるのを知り読んだが、娘のお父さんの放蕩ぶり(歌劇は省かれていた)に、こんな話だったんだと知った。乳飲み子を残されたばあさんが痛々しい。

「竹取物語」を秋野不矩の絵で。表紙はハッキリとしてるので 秋野不矩には見えにくいが、“あまのころも”を着たかぐやひめ(天人)は、秋野不矩のふわふわっとした絵姿になっている。五人の公子候補と帝が出て来るくだりを、子どもに分かりやすい物語となっていて、解説では「富士山の伝説説話で結ぶ」とあるが、最後の富士山頂の話は絵本には出てこないのが残念。

静岡新聞社。静岡県読み聞かせネットワーク編集、清水達也 再話、近藤至弘 絵「ふしぎむすめ物語」３編の静岡県東部(富士市)「かぐやひめ」中部(静岡市)「大利力女房」西部(浜松市)「片葉の葦」女の人の主体のお話で「ふしぎむすめー」という話はない。「かぐやひめ」は はしょってあって、10ページで終わる。３篇共に中途半端な感じ。

電子で読んだけど、こんな表紙だった？と紙本を再読。

宮崎の中華料理店「喜楽園」　写真家の吉田亮人氏の実家を取材。夫婦で出勤、掃除に料理の仕込み、開店、昼休憩、夕方からまた開店と一日が長い。うちの近くに中国人夫婦の中華料理店がある。ここの唐揚げ定食が美味しい。今度じっくり見よう。

相変わらず凪の笑い。初田先生がボスからバスへ昇格。背後霊か甥っ子君。女子高生の観察日記。楽しかった。

料理とは実験みたい。ケーキの砂糖はグラニュー糖とあるが「普通の砂糖で良いんじゃないか」と思っていた。クッキーに上白糖は96.3ニュートン、グラニュー糖は80.4ニュートン、粉砂糖は71.9ニュートン(1ニュートンは、1 kgの質量を持つ物体に1 m/s2の加速度を生じさせる力)と。ボテッ(上白糖·甘味が強く､長く残る)、サクッ(グラニュー糖·甘味があまり続かない)、ボロッ(粉砂糖·甘味が続かない)の違いか。米粉のパンは出来たては美味しいが、時間が経過すると味が落ちるという。いろいろ試したくなる。

隣市図書館リサイクル本「PRINCE GOES TO THE LAND OF GIANT」王子は300人のおともをつれて行くのだが「300人も必要か？」と突っ込みを入れたくなった。牧野氏の談「西遊記」の如来の手の掌から飛び出すことが出来なかった孫悟空の話しを元に「世界は大きいか小さいか。途方もないのホラ話につきあって想像する快感と、ばかばかしい愉しさが出ればよい」そうだ。「てんを おしあげた はなし」(再話)も面白かった。0→31ページ

隣市リサイクル本。菅瞭三(かん りょうぞう)さんの子どもを連れて父母のいる田舎での思いを絵本に。登場するおじいさんは、菅さんの理想の姿かもと、“作者のことば”に記してあります。広縁があるのがいいなあ。0→32ページ

隣市図書館のリサイクル本「最後の一葉」O•ヘンリ＊大久保康雄訳とあったのでお持ち帰りしたのだが なんか違う。高史明氏の解釈、要約した文章だった。「生きることー」を取りあげた短編をまとめ、紹介本だと思った。「タイトル･作者･訳者」を最初に表記すると勘違いしてしまうではないか。残念だがリサイクル本棚へ返却。

小学校の花壇に咲いてました。黒い実を割って白粉に。熱帯アメリカ(メキシコ)原産で、江戸時代に渡来した植物だとは知らなかった。おしろいばなの花弁に見えるのは“がく”、蝶ではなく“スズメガ”が花粉を媒介してくれる。花の筒とスズメガの口(ストローのように伸びる)は同じ長さだという、相互作用なのか。身近な植物だが奥が深い。

異人池の歴史を遡って資料を集めて、時間経過を優しい水彩画で表す。12歳頃に池を泳いで作中の池の井戸を探検したのは凄い。植生や動植物の移り変わりが、荒地から池の出現、農地から宅地へとの変化が面白い。新潟県は標高0と聞いたが、低地を開拓して農地や宅地を広げたのだろうか。新潟は行ったことがないので、佐渡などを回ってみたいものだ。

３年生読み聞かせ。大半が「知ってる!」でも読み進めていくと「こんな話しだった？」という声がチラッと。最後にヤギが踊り出すとこで「どっちが悪いのかわからない」と。ヤギの顔がデビル(悪魔)に見えるからか。去年のコメにもあるとおり井戸で水を飲むのには無理がある。絵では井戸の水位がマックス(満ち溢れている)、その水位だと周りの地面も水で満たされてしまうことに。絵本でも正しい絵で表現して欲しい(ホフマンの「七わのからす」は最悪)