読書メーター KADOKAWA Group

2023年の読書メーターまとめ

qwer0987
読んだ本
146
読んだページ
53797ページ
感想・レビュー
146
ナイス
2445ナイス
月間平均冊数
12.2
月間平均ページ数
4483ページ

年間・読書メーターまとめ

年間でナイスが多かった感想・レビュー

qwer0987
読んでいる間『スラムドッグミリオネア』を思い浮かべた。人生で得た経験からクイズの解答を見つけていくというスタイルは相通じるものがあり、クイズを通して自分と相手の人生を垣間見ていく流れは良い。またクイズ問題で解答者がどんなことを考え問題を答えているのかもわかりかなり奥深い。クイズは知識だけでなく多くの推理も必要となる。そしてそれが問題を読まれる前になぜ正解を出せたかという問いの答えにもなっているのだ。その論理的な解答と視点の鮮やかさは抜群に上手くて感服する。小川哲の才能を知らしめる見事な構成の作品であった。
が「ナイス!」と言っています。
qwer0987
ネタバレ前作を知っているだけに、城塚翡翠のぶりっ子っぷりに1話目、2話目とイライラしながら読んだ。けどそのキャラ造形が3話目の違和感の伏線になっているとは思いもよらなかった。『信用ならない目撃者』はともかく上手かった。犯人を追い詰めきれないと思わせておきながらそれはミスディレクションで、すでに最初の段階で犯人がボロを出している。色々完全に騙されたけれどその構成は見事で、こんな叙述トリックもあるのかと素直に感心した。『雲上の晴れ間』『泡沫の審判』もキャラにはイラっとしたがミステリとして十分面白い作品であった。
が「ナイス!」と言っています。
qwer0987
ネタバレドラマ版でも感じたことだが、何でこんな方法を使うの?とそのトリックの必然性を疑いたくなるようなものが多かった。結局理系的知識をトリックに織り込み、それを理系的発想で解決する、というコンセプトありきで物語がつくられているから、そんな無理が生じるのだろう。だけど東野圭吾なだけにさすがにどれもそれなりに楽しめる。湯川先生のキャラが立っているのも良い。今は福山雅治で当て書きしているらしいが、佐野史郎を元にしたと思って読むと、また違った印象を持てた。
が「ナイス!」と言っています。
qwer0987
裕福な重度障害者の女性が主人公だ。彼女の生活は多くの不便を抱えており、体が動かない分ままならないことが多い。彼女はネットでエロ小説を書きながら、そのままならない状況に毒を吐いている。その様にはユーモアがあって良い。そんな彼女は妊娠し堕胎することを考える。彼女の人生は生きるために壊れていっているようなもので、出口がない分その考えに救いを求めたのだろう。口腔性交の場面はやや引いたけど、彼女なりの切実さも伝わってきて痛ましかった。ともあれ重度障碍者の生々しい声を聞いた気がした。
が「ナイス!」と言っています。

年間でナイスが多かったつぶやき

qwer0987

再読だが『ジェイン・エア』のすばらしさにこの歳で気づけた。19世紀の女性でありながら自らの人生を切り開くジェインの格好良さがすばらしい。『烏に単は似合わない』のエンタメ性も見事。他『シンデレラはどこに行ったのか』『逆賊と元勲の明治』の順で楽しめた。 2023年11月の読書メーター 読んだ本の数:13冊 読んだページ数:4543ページ ナイス数:163ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/51204/summary/monthly/2023/11

が「ナイス!」と言っています。
qwer0987

今月の白眉は『帰らざる夏』。陸軍幼年学校という閉鎖空間での心理が読み応えあり。『街とその不確かな壁』もさすがの一品。春樹らしい世界観と前向きな最後は良。再読の『ズッコケ文化祭事件』『うわさのズッコケ株式会社』『ズッコケ結婚相談所』は児童文学の佳品と気づけた。 2023年4月の読書メーター 読んだ本の数:11冊 読んだページ数:ページ ナイス数:190ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/51204/summary/monthly/2023/4

が「ナイス!」と言っています。
qwer0987

今月は『自転しながら公転する』『82年生まれ、キム・ジヨン』が良かった。前者は30代女性のリアルな恋愛模様が、後者は女性の生きづらさを描く切実な内容が心に残った。また再読の『羊をめぐる冒険』『ダンス・ダンス・ダンス』が傑作であることを再確認した。 2023年3月の読書メーター 読んだ本の数:10冊 読んだページ数:4082ページ ナイス数:184ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/51204/summary/monthly/2023/3

が「ナイス!」と言っています。
qwer0987

今月の白眉は『正欲』と『夜中に犬に起こった奇妙な事件』。両者とも常識をゆさぶるような強い力がある。前者はセックスの真似事のシーンが美しく、後者は主人公と親たちとのすれ違いの悲しさが忘れがたい。二十年ぶりに再読した『嵐が丘』も傑作と再確認できた。 2023年9月の読書メーター 読んだ本の数:11冊 読んだページ数:4584ページ ナイス数:186ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/51204/summary/monthly/2023/9

が「ナイス!」と言っています。

年間で読んだ本146elkイメージ

1月12

2月14

3月10

4月11

5月14

6月13

7月9

8月16

9月11

10月12

11月13

12月11