2月のマイベスト:『羊と鋼の森』(宮下奈都)、『地図と拳』(小川 哲)、『火星の人』(アンディ・ウィア-)、『チャンス』(ユリ・シュルヴィッツ)、『なみだは あふれるままに』(内田麟太郎) 2024年2月の読書メーター 読んだ本の数:66冊 読んだページ数:5557ページ ナイス数:2829ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/52329/summary/monthly/2024/2
→孤児の心臓密売、裏切者の殺戮と人身御供・・・。人間の残虐さを極点にまで描きだし、読者が抱く嫌悪感をも恐れず、直木賞と山本周五郎賞をW受賞した、悪夢にうなされ災病まれる作品。
この話知ってると思ったら映画観たんだ。映画は1940年のドイツ軍によるパリ占領から始まる。占領軍に協力させられたフランス警察がパリ中のユダヤ人を丸いアリーナみたいな所に閉じ込めて子供なら脱出できると子供達だけでスイスを目指す。そんな映画だった。
12月の上旬にフィンランドのロヴァニエミ郊外のサンタクロース村へ行った事がある。北緯66度ここから北極圏のライン上だ。アイスランドより少し北。太陽は1日4時間水平線を掠める様に横へ動く。目的は日本へクリスマスプレゼントを送るためだ。中には大柄な白い長い髭をしたお爺さんが、子供達を膝に乗せお願いを聞いていた。外にはトナカイ達。世界中に夢が届く様にと思った。
私には毎年10日ほど夏を過ごしに田舎にあったうちにやってくる従姉妹が居た。彼女の母親は私の母の妹で二人はとても仲が良かった。うちにはおばあちゃんが居た。従姉妹はおばあちゃんに会いに東京から来ていたのだ。おばあちゃんと呼ばれる年齢に近づいた彼女に昔この絵本みたいな経験なかった?と聞いてみたいし、彼女に孫達へ「おばあちゃんも子供の頃このご本のようなことしてたのよ」と語り聞かせてほしいような絵本である。作者の名前も名画を連想させるね♪(´ε` )
→背景に、きっ怪さとユーモアが交錯する人間のうらおもて、小気味よいスト-リ-展開にミステリの風味が醸し出す、直木賞作家・米澤穂信さんの連作短編の奇妙な味に舌鼓みを打つ!・・・そして、終章 「Iの喜劇」 に至っての衝撃のドンデン返し! ・・・ 「やられたわ!」と、思わず膝を打つ!!
→これからも元気でいてね」 そう思っているのです・・・〟人はいつか死に、残された周りの人は、その人の死を心の中で反芻し、生きていく。 命はめぐり、繋がっていくのです――。
→あたりが、ごわごわする。 見ると何匹か動物が寝ている。 ゴロゴロと喉を鳴らしながら、ぼくのお腹にのってきた・・・〟 ほんわりとした暖かさに包まれる、癒しの絵本。
「ぼくのお腹にのってきた」昔母方の祖母の家に犬と猫が居た。猫は警戒心の強い生き物である。なでなでしようとすると逃げて行く。ところがこたつで横になった途端腰の上に乗ってきた。まあ暖かいとこが好きだから。「おまえはさっきの無愛想な猫ちゃん?」重かった・:*+.\(( °ω° ))/.:+
→綴られた異色のノンフィクション。〝喉の手術が、あたしの人生を変えたと思う。声が変わってしまったんだよ。全く違う声になっちゃったの。一生懸命歌ってきたから、あたしのいいものは、出し尽くしたと思うんだ。それでも歌うことはできるけど、燃えカスの、余韻で生きていくことになっちゃう。そんなのは嫌だよ・・・全てが虚しくなって、もう、どうでもいいっていうような気持になって・・・ぼんやり、死のうかな、なんて思うようになりはじめて・・・〟62才で自死に追いこまれていった、無念の侘しさと寂寥感に苛まれた声が木霊してくる。
風の吹くまま 気の向くまま CinemaとJazzバラ-ドに 酔い痴れながら 思いの丈を綴った読書遍歴・・・
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