読書メーター KADOKAWA Group

2024年3月の読書メーターまとめ

Cinejazz
読んだ本
70
読んだページ
4714ページ
感想・レビュー
70
ナイス
2719ナイス

2024年3月に読んだ本
70

2024年3月のお気に入り登録
7

  • ぶぶ ひこ
  • ナオフミ
  • toshi
  • Rose Blue
  • Midori Matsuoka
  • ナキウサギ
  • シンプルねこ

2024年3月のお気に入られ登録
8

  • 上空弘育(ひろじー)
  • ぶぶ ひこ
  • ナオフミ
  • toshi
  • Rose Blue
  • Midori Matsuoka
  • ナキウサギ
  • シンプルねこ

2024年3月にナイスが最も多かった感想・レビュー

Cinejazz
仇討ちの舞台は、江戸・木挽町(東銀座界隈)の芝居小屋「森田座」の裏通り。時は、賄賂・裏金・官製談合の悪評高い田沼意次時代を過ぎた、睦月晦日の亥の刻(1月30日午後10時前後)。「我こそは、伊納清左衛門が一子、菊之助。その方、作兵衛こそ我が父の仇。いざ尋常に勝負!」 みごと仇討ちを成し遂げた美少年菊之助の快挙に、芝居見物帰りの人々から賞賛を浴びた。・・その二年後、菊之助の縁者だというひとりの侍が事件の顚末を知るため、木挽町を訪れる・・・その真相に、やるせぬ哀哭と情念が交錯する、絢爛豪華な人情大時代劇。
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2024年3月にナイスが最も多かったつぶやき

Cinejazz

2月のマイベスト:『羊と鋼の森』(宮下奈都)、『地図と拳』(小川 哲)、『火星の人』(アンディ・ウィア-)、『チャンス』(ユリ・シュルヴィッツ)、『なみだは あふれるままに』(内田麟太郎) 2024年2月の読書メーター 読んだ本の数:66冊 読んだページ数:5557ページ ナイス数:2829ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/52329/summary/monthly/2024/2

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2024年3月の感想・レビュー一覧
70

Cinejazz
〝いつものんびりの<ナマケモノくん>へのジャングルの仲間たちからの質問・・・「オイ!なんで、そんなにゆっくりなんだい?」「なんで、そんなにのんびりなんだい?」「なんで、そんなにおっとりなんだい?」・・・「それが、ぼくのやり方さ。 ゆっくり、のんびり、おっとりが好きなのさ」・・・〟ゆっくりがいっぱいの<ナマケモノ>が、何かに襲われたとしたら、短剣のような鉤爪のある腕の一撃で敵にダメ-ジを与えることが出来るようで、厳しい生活環境で生きぬくための、大いなる偽装なのかもね。
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Cinejazz
〝「テスカトリポカ(Tezcatlipoca)」とは、古代アステカ神話の黒神であり、全ての闇を映しだして支配する「煙を吐く鏡」として崇められ、人間の生贄を求めたところから、キリスト教宣教師から悪魔と見做されていた〟・・・資本主義社会で暗躍する凶悪犯罪(麻薬密売、臓器売買)の主犯格(バルミロ・カサソラ)は、メキシコでの対立組織との抗争の果てにメキシコから逃走、潜伏先のジャカルタで日本人の臓器ブロ-カ-と出会い、日本へ・・・。少年院出のコシモとの出会い、テスカトリポカによるマインドコントロ-ル↓
Cinejazz
2024/03/24 08:47

→孤児の心臓密売、裏切者の殺戮と人身御供・・・。人間の残虐さを極点にまで描きだし、読者が抱く嫌悪感をも恐れず、直木賞と山本周五郎賞をW受賞した、悪夢にうなされ災病まれる作品。

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Cinejazz
風が地球を旅して輪る・・・広がる海、さまざまな土地、人々の暮らし・・・あたたかい光の中で生まれた風の眼をとおして旅する世界を、詩的な情感で描かれた、大人の絵本(英文併記)。🌬
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Cinejazz
〝ぼくが、広場で遊んでいたら<黒いマントのおじさん>が、大きな鞄と小さな鞄を手に持ってやって来た。 おじさんはマントを脱ぐと、小さい鞄から出した笛を吹き始めた。いつの間にか、小鳥たちや町の人たちも集まってきた...つぎに、おじさんは、大きなカバンから気球を膨らまして「乗るかい?」と、ぼくに言った...ぼくは、大空へ飛び立った! ところが、大きな鳥が近づいてきて、気球をつっつきはじめた・・・!〟少年とおじさんの出会いと触れ合いをあたたかな目線で描いて、2000年度ボローニア児童賞大賞を受賞した絵本。🎈
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Cinejazz
〝ぼく、冬のすごく寒い日に「雪ダルマ」つくるの、だ―い好き! でも、お日様がポカポカ照ると、ぼくの雪ダルマ、融けちゃうんだ・・・融けない雪ダルマだったら、いつも遊べるのに!・・・〟雪ダルマと凧あげて、プールに飛びこみ、ビーチで砂遊びして、ハロウィ-ンには、友だちの家をまわって、キャンディをたくさん貰って歩くの!・・・「雪ダルマ」シリーズの第3作目も、アヒル、ウサギ、ネコ、テラノサウルスが隠れてるぞ! ⛄☃🌞
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Cinejazz
〝「クリスマス・イブの日、ぼくは雪ダルマをつくった。でっかくて、まん丸のを。緑の手袋に、赤いマフラ-。帽子にヒイラギも飾った。ほら、今にも動きだしそうだよ。どんなこと、するつもりかな?...ぼくが、クリスマスのご馳走を夢見て眠る頃、雪ダルマは走り出す。通りを抜けて・・・」〟街の広場では、あっちからも、こっちからも、仲間たちがあつまって来た。友だち見つけて、手を振る雪ダルマ。家族そろってやって来た雪ダルマ。みんな嬉しそう「ホウ!ホウ!ホウ!」雪ダルマサンタの明るい声! とびっきりの夜だ!☃️
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Cinejazz
〝「寒い日、ぼくは雪ダルマをつくった。でっかくて、まん丸いのを。でも次の日には、昨日と全然ちがう姿になってた...帽子はずり落ちてるし、腕もだらんと下がったまま・・・いったい夜の間に、何があったんだろ? 雪ダルマはね、きっと、動きだしたんだ! 辺りが真っ暗になってから!」〟・・・夜の公園に集合した雪ダルマたちは、雪ダルマママたちがつくったアイスココアを飲みながら、跳んだり跳ねたり、雪ダルマ競争がはじまった!・・・絵の中に隠れた、ネコ、ウサギ、サンタクロ-ス、ティラノサウルス、見つけられるかな?
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Cinejazz
〝江戸の町の若夫婦に赤ん坊が生まれたが、食べ物を買うお金にも困ってしまった ...お金は出来たのかい?」「できない」「僅かばかりのお金も出来ないのかい?」「あっちこっち、廻ったんだよ」「お金が出来ないなら、豆腐の角に頭ぶつけて死んじまいな!」「・・・ほんとに死んじまいたいよ」 ...“おい、死ぬんじゃないよ“ ...「誰だい?」 ...“死神だよ” 〟・・・身投げ寸前に死神に助けられ、金儲けの裏技を教わった男が、自分の寿命を金と交換してしまうという、江戸落語の絵本版。
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Cinejazz
〝道具屋さんと云うのは、昔からあった商売で、良いものを見つけて、安く買って、それを高く売れば儲かるのですが、旨い話は、そうざらにありません... ある日、田舎を歩き回っていた道具屋が、江戸への帰り道に、一軒の茶店に立ち寄ります...その店の猫がおまんまを食べていたのは、「絵高麗の梅鉢」という凄く高価な茶碗だと気づいた道具屋は、何とかそれを手に入れようするのですが・・・〟落語の演目「猫の皿」が、木版画の豊かな味わいを添えて、絵本になって登場!人間国宝・柳家小三治監修の年齢を問わず楽しめる落語絵本です。
とよぽん
2024/03/19 19:10

この落語はNHKのラジオ番組で聞いたことがあります。猫に小判ではなく猫に絵高麗の梅鉢ですね。茶店の主人が一枚上、で面白かったです。

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Cinejazz
〝敬愛する同志スタ-リン閣下 幸せな子ども時代を過ごせていることを、あなたに感謝します。 ぼくは、今の世界で一番民主的で進歩的な国、ソビエト連邦で暮らせて幸せです。資本主義の国の子どもたちの暮らしがどれだけ大変か、本で読んだことがあります。ぼくはこのソビエト社会主義共和国連邦で暮らせない子どもたちが、可哀そうだと思います・・・〟独裁者スタ-リン時代の密告、監視社会の恐怖を描いた、ロシア系ユダヤ人作家のニュ-ベリ-賞を受賞した衝撃作。 スタ-リン主義が息づく、現ロシアの独裁政権に慄かざる得ない。
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Cinejazz
〝「そろそろ冬支度をしなくっちゃ」呟いたお母さんに、弟は尋ねました「冬支度って、なあに?」お兄さんが答えてくれました「新しい春を迎えるために、暖かい寝床を探すんだよ」・・・熊たちは、山を目指して歩きはじめました...池の近くの分かれ道までくると、お兄さんは立ち止まって「ここからは、独りで行くよ」泣きそうな顔になっている弟に、お母さんは優しく微笑みかけて「お兄ちゃんは、大人の熊になったのよ」「もう、会えないの?」お兄さんは弟の頭をなで「また会えるよ。来年の春、森でね」〟・・・別れと再会の季節が巡ります。🐻
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Cinejazz
〝河で溺れかけていたライオンの赤ちゃんを救って、家に連れて帰ったお父さん。お父さんの坊やは、赤ん坊に<ワンダ>と名前をつけて、ふたりは朝から晩まで一緒に遊ぶ、大の仲良しになりました。駆けっこしたり、絵本を読んだり、夜空の星を数えたり・・・。ある晩のこと、ワンダが眠りにつくと、お父さんが坊やの傍へやって来て「あした、ワンダを草原に帰してくる・・・ワンダの家族は、草原にいるんだよ」お母さんが言いました「ここは、ワンダのおうちじゃないのよ」〟・・・家族を探し求め続けたワンダと坊やとの再会・・・その愛情物語。
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Cinejazz
〝「あっ、こんな処にお墓が・・・」お父さんが教えてくれた「これはね、エリザ・シドモアっていうアメリカの女の人のお墓だよ」「どうして、日本にアメリカの女の人の、お墓があるの?」「それはね・・・」お父さんの話しがはじまった〟・・・明治の初めに来日し、日本の風景の美しさ、桜の美しさに感動した、アメリカのジャ-ナリスト・エリザ.R.シドモア(1859-1928)が、ワシントンD.C.のポトマック河畔に平和の願いをこめて桜並木を作ろうと尽力した、海を超えた桜の木の物語です。🌸
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Cinejazz
デパ-ト地下商品街(デパ地下) の「和菓子補・みつ屋」のアルバイタ-、ふくよかな梅本杏子(愛称:アンちゃん)を中心に、まろやかな舌触りと爽やかなミステリ-の風味を包みこんだ、ユーモアとペーソスに溢れた5篇の連作短編集。 ・・・“菓子が泣く” “腹切り“ “辻占” など、聞き慣れない「和菓子専門用語」による濃い味付けで、物語の奥行きが更に愉しめる、美味しい和菓子のお店です。「はい、いらっしゃいませ。今日はいかがいたしましょう」・・・。
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Cinejazz
〝ある日、男は、町の真ん中の空き地に、石を積み始めました。冬の寒さを凌ぐ場所が、欲しかったのです。男は、絵描きでしたが、描いた絵はまったく売れず、紙や絵具を買うお金も無くなり、住んでいた家からも追い出され、道端で暮らすようになっていたのです...来る日も、来る日も、石を積み続けた男の姿を見て、町の人たちは彼を応援するようになり・・・〟みなし児の境遇を不憫に思った男と、その男の子との石積みの共同作業をとおして、人生の哀感と物づくりに執念を燃やす人の姿に共感を覚える大人の絵本。
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Cinejazz
〝野良犬のケンは、町の仲間たちと、近頃この町にやって来た<あしなが>の噂話をしています。「でっかい家に棲んでて、すごいご馳走を食べてるんだって」「子犬や子猫を食べちゃうんだって」「かっこいいけど、最低のやつ」...ケンは、みんなの噂話を鵜呑みにして、悪いイメ-ジをつくりあげていました。ところがある日、<あしなが>の真の姿を知ったケン。...心の中で何かが変わり始めたのでした〟・・・「嫌なやつ」が「友だち」に変わった日、真実をみる目の大切さを教えてくれる訓話絵本。🐕
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Cinejazz
〝俺たち、寿司好き<寿司ねずみ>。寿司ネタを盗みにやって来た。抜き足、差し足、忍び足・・・だけど、寿司ネタの方が手ごわすぎた! タコの吸引力と足八丁技、エビとアジの強力キック、イカの墨攻撃、マグロの噛み技アタック攻撃!・・・ なにもかも思うようにいかないねずみ達、その涙ぐましい努力に笑えてしまう<はらぺこめがね>の寿司喰えない、一貫の終わり。🍣
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Cinejazz
〝ある処に、とっても仲の悪い姫たちがおりました。ふたりは、いつも喧嘩ばかり。似た者どうしの<じゃがいも姫>と<さつまいも姫>です。 二人の喧嘩は、蒸かしたら、どっちがホクホクか? 姫どうしで意地を張り合ってます! さて、おいも対決の行く末は、絵本を開いてのお楽しみ〟・・・食べることに、ひたすら執念を燃やす<はらぺこめがね>サンの美味しい芋の絵本。🍠
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Cinejazz
〝ほら、見て! わたしの自転車。空色の自転車。わたしは、自転車に乗って、冒険の旅に出るのよ。たったひとりでね・・・。 私の自転車には、ふかふかベッドに、お風呂、トイレにキッチン、プールもつけるわ! 木を植えて、ブランコも忘れずにね。牧場も図書室もあるの・・・。だけど、わたし、やっぱり行くのやめるわ。何故だかわかる? だって、この自転車、みんなと一緒のほうが楽しそうなんだもの! 「かわりばんこで、自転車こぐのよ」と、お友だちが言ってくれました。「ありがとう、よろしくね」〟可能性無限大の夢いっぱい絵本。🚲
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Cinejazz
〝「よ~いどん」で、走らなくて、いいんだってにゃ~。好きなところからで、いいんだってにゃ~。飛んだって、登ったって、何回休んでも、いいんだってにゃ~。にゃ~にゃ~、泣いても、迷っても、選んだ道、いいんだってにゃ~。助けてもらっても、助けるのも、いいんだってにゃ~。何番でも、いいんだってにゃ~・・・こんな大会、待ってたんだにゃ~! みんなメダルが、貰えますにゃ~ 〟ネコたちのゆるゆるさに、ほっこり緊張がほぐれる、無理せずがんばろう! 絵本。
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Cinejazz
〝渇いた風にのり、どこからか太鼓の音が聞こえてくる...特別な朝がきた。祭りの朝だ。隣の村から、そのまた隣の村からも、太鼓の音といっしょに、大勢の人たちが集まってくる...グン ゴト パグン ゴト パ、グン ゴト パグン ゴト パ...大地の恵みにありがとう。命の連なりにありがとう...太鼓たたき、太鼓たたく、みんな踊り、みんな踊る。環になって、和になって・・・〟西アフリカの大地から聞こえる「聖なる太鼓」の音は、そこで暮らす人々の、喜びと感謝の高揚感が響きわたる命のリズム。
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Cinejazz
〝大型ネコ科の動物5人組が揃っているところに遭遇した、子猫のサイモン。「こんにちわ。ぼく、サイモンです。 ぼくたち、似てますね!」 嬉しそうにサイモンが言うと、ライオンと虎とチータ-とピュ-マと黒豹は大笑い!「似てる? 俺たち、似てるところなんか、あるか?」...サイモンは、しょんぼり言いました「へんだなあ。似てると、思ったんだけど」・・・〟いばっていた5人が、サイモンの言うことをよーく聞いてみると、思いがけない展開に! ・・・差別と偏見、そして気づきの絵本です。
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Cinejazz
〝ちゃぷ、ちゃぷ、ちゃぷん、バケツがやって来た...「バケツのお化け」略して「化けバケツ」登場! ...だっば―ん、転んでしまって、妖怪沼の出来上がり。 ヤマネコが「キャッ!」、フクロウが「ホーホ-」、象も狼も登場して、妖怪沼は大賑わいの夜・・・〟次々と現れる月夜の不思議、お化けの散歩、夜の闇の中で蠢く、コミカルなお化けたち・・・<軽部武宏>さん描く妖怪絵本。
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Cinejazz
〝日暮れの町、帰らず遊ぶ子供たち、柳の木が垂れる池の黒い水面、坂道の屋台の長い影、だあれもいない帰り道「いっしょに行こう」と箱男の声・・・夜更けの町を、ぽろんぽろん、そこのけそこのけ、帰り道・・・〟うなされてしまう怖い絵本。 よい子は、決して〇〇しないでね!
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Cinejazz
〝満月の夜がきた。さぁ、出発しよう...よい子はぐっすり、寝ている時間...夜の空気は、ひんやりしていて気持ちいい。連れってあげるから...どこへ?!・・・〟満月が妖しく輝く夜、木馬を曳いて、家をそっと出て行く子ども。 幻想の世界に遊び戯れる子どもたちの不気味なあどけなさ。妖しさ充満<軽部武宏>サンの夜の絵本。
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Cinejazz
〝子どもの為に描かれた絵本であっても、大人が読むと人生について深く考えさせられたり、問題解決のヒントを得られたりすることがある。 そう気づいたことで、私の絵本を見る目が変わりました 〟・・・建築技術者の著者が、わが子の誕生で絵本と出会いと触れ合いを重ねて、大人達に絵本を読むようになり〝絵本を媒介とした、人と人を繋ぐワークショップ「絵本セラピー」〟を手がけるに至るまでを語った、心を元気に導いてくれる「絵本の読み薬50冊ブックリスト」の付いた処方箋本。📖
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Cinejazz
1939年8月、第二次世界大戦前夜のパリ。 あるユダヤ人一家の父親が、ナチス支配下の秘密警察に拉致され強制収容所に送られた。 とり残された母親の決断は、三人の娘をユダヤ人迫害の嵐から遠ざけることだった・・・「しっかりしなきゃ。わたしが泣いたら、誰が小さい子たちを慰めるの?」〝この物語は、子どもたちだけでスイスの国境をめざした、命がけの逃避行と、手をさしのべてくれた人たちの記憶を物語った、ユダヤ人少女ファニ-の驚くべき実体験〟をもとに編纂された、涙と感動に震えるノンフィクション・ノベルの秀作。
洋書好きな読書モンガー
2024/03/11 21:13

この話知ってると思ったら映画観たんだ。映画は1940年のドイツ軍によるパリ占領から始まる。占領軍に協力させられたフランス警察がパリ中のユダヤ人を丸いアリーナみたいな所に閉じ込めて子供なら脱出できると子供達だけでスイスを目指す。そんな映画だった。

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Cinejazz
〝少年クリスは、宇宙飛行士を夢みています...自分のベッドで寝ようとしますが、部屋の中は真っ暗で、いつエイリアンたちが襲ってくるかと思うと眠れぬ毎日でした。・・・ある日、アメリカの宇宙飛行士の月面着陸のTV映像見たクリスは、宇宙があんな暗闇とは知りませんでした。それ以来、闇は怖くないんだと思えるようになり、 宇宙の闇を研究しようと決心したのです〟・・・カナダ人初の宇宙飛行士となったクリス・ハドフィ-ルドの少年時代の体験です。 ~「夜の闇は、夢を生み出し、朝の光は、その夢を実現するためにある」
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Cinejazz
〝リュシ-と弟のユリスは、窓の外を眺めています「雪 降らないかなあ・・・」でも、雪は降りそうにありません「雪の降らないクリスマスなんて、プレゼントのないクリスマスみたい」・・・そこへ、パパがリボンのついた箱をもってきました「アイスランドの伯母さんから、プレゼントだよ!」「わあ、すご—い! スノ-ド-ムだ! あら、この家、うちにそっくりじゃない!?」・・・その夜リュシーがスノードームをふってみるとドームの中の雪が舞い上がり、二人の寝室が真っ白の雪景色に・・・〟夢のファンタジ-へようこそ!
洋書好きな読書モンガー
2024/03/11 09:28

12月の上旬にフィンランドのロヴァニエミ郊外のサンタクロース村へ行った事がある。北緯66度ここから北極圏のライン上だ。アイスランドより少し北。太陽は1日4時間水平線を掠める様に横へ動く。目的は日本へクリスマスプレゼントを送るためだ。中には大柄な白い長い髭をしたお爺さんが、子供達を膝に乗せお願いを聞いていた。外にはトナカイ達。世界中に夢が届く様にと思った。

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Cinejazz
〝毎年、夏になるとね、一週間の間、わたしは お婆ちゃんの家で過ごすの。お婆ちゃんちでは、早起きをして、自転車に乗ったり、水遊びしたり、ベリーを摘んだり、絵を描いたりするのよ。...お昼を食べたら、必ずお昼寝をするの。お婆ちゃんちで お昼寝をしてるとね、いつもびっくりするようなことが起こるのよ。 お昼寝する部屋の、水色の窓を開けると、そこには...「すごい景色が ひろがってるの!」〟窓を開くと、ルソ-、モネ、ゴッホ、北斎など名画の世界が現れる、想像力がふくらむ絵本です。🖼
洋書好きな読書モンガー
2024/03/11 12:26

私には毎年10日ほど夏を過ごしに田舎にあったうちにやってくる従姉妹が居た。彼女の母親は私の母の妹で二人はとても仲が良かった。うちにはおばあちゃんが居た。従姉妹はおばあちゃんに会いに東京から来ていたのだ。おばあちゃんと呼ばれる年齢に近づいた彼女に昔この絵本みたいな経験なかった?と聞いてみたいし、彼女に孫達へ「おばあちゃんも子供の頃このご本のようなことしてたのよ」と語り聞かせてほしいような絵本である。作者の名前も名画を連想させるね♪(´ε` )

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Cinejazz
〝エミリの家は、赤い山の麓です。山には、花も緑もなく、天辺に木が一本生えています。その木の横に、ひとりの男の子がいます。あたまには、ひょろりと、長い棘が生えています...エミリは、その男の子に会いに行きました「ねえ、一緒にあそばない?・・・」 男の子は、山の枯草で、エミリに花束を作ってくれました 「まあ、ありがとう! ねえ、あなたのこと、ボノムって呼んでいい?」・・・〟「ポノム」は、フランス語で「小さな男の子」の意味と紹介されてあるとおり、メルヘンチックで柔和な大人の絵本です。
が「ナイス!」と言っています。
Cinejazz
昭和61年2月、殺人罪など前科10犯の男(仮名・山川 一)が、極寒の旭川刑務所から刑期満了で出所した。 東京の身元引受人の弁護士を頼り、人生を再出発しようと職探しを始めるが、世間の規範への順応が難しく、衝突と挫折の繰り返しに紋々とする日々。・・・前科者の社会復帰に立ち塞がる「日常生活」のぶ厚い壁、不遇の境遇(私生児、無戸籍、孤児院、極道) ・・・いたたまれぬ苦しさに息詰まる、佐木隆三著の衝撃のノンフィクション・ノベル。
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Cinejazz
〝今年の夏も、爺ちゃんちに、従弟たちが集まった。今日から夏休みが終わるまで、子どもたちだけでお泊りだ。爺ちゃんちは、ぼくんちのマンションとは全然違う、大きな茅葺屋根の家だ...みんなで隠れんぼしたり、ドッジボールをして遊んで いると...何かおかしいと思うようになった「なんか、ひとり多くない?」・・・〟「座敷わらし」との不思議な出会いを、<うめはら まんな>サンによるモノクロの銅版画で描かれた、ゆとりの絵本。
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Cinejazz
〝ゆきちゃんがポストを覗くと、空色の封筒の中に、空色の便箋。書いてあるのはたった一言「もうすぐ春がきます」「・・・お父さん、春がきた!」 目をとじると、お日様に照らされたところが、じんわり、あったかい。 薄いピンク色の靄のなか、ゆきちゃんは「これが、春か!」と思いました・・・〟季節の移ろいごとに、ゆきちゃんの家のポストに届く「空色の手紙」・・・季節がめぐり届いたのは「もうすぐ、冬が来ます。お誕生日おめでとう!」・・・愛情あふれるハートフルなお話絵本です。💌
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Cinejazz
〝風の強い夜。明かりがパチンと消えました。<すみちゃん>とお母さんのお家も、真っ暗。海辺の小さな町は、停電になったのです「こわい!」すみちゃんは、目をとじました。その時「ぼくと友だちになると、怖くないよ」「・・・だあれ?」「まっくらぼん!」〟停電になった夜、突然現れた不思議な坊や。 <まっくらぼん>の背中に乗せられて、夜空から眺める街の風景になぜか癒される、二人の小さな冒険のお話し絵本。🌃
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Cinejazz
〝ある処に蜜柑が暮らしておりました。ある日の朝は、いつもと違っていました 「あ~~~~~っ!! 実がいなくなっちゃった!!!!」 そういえば・・・蜜柑の実が「ぼくたちも、たまには外に出てみたいなぁ」と言っていたことを思いだしました。「あいつら~~~! 外の世界は危ないんだぞ!」・・・蜜柑は、いや、蜜柑の皮は、皮を探しに走りだしました・・・〟リンゴやバナナ、馬や猿たちと出会いながら疾走する蜜柑の皮の冒険スト-リ-は、おとな子どもも、笑って愉しめる奇想天外な絵本。🍊
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Cinejazz
〝気持ちのいい朝の海で、猫が釣りをしている。「こんな大きな魚が釣れたんだけど、重くて大へん。だから、釣り竿は置いてきた」・・・猫は、大きな魚を肩に担いで、二本足で歩き始めた・・・鼠がびっくりして見ている。その鼠は、魚に簡単に食べられてしまったが、猫は気が付かずにいる・・・次々と登場する兎も、犬も、狸も、豚も、ゴリラも、みんな食べられていき…。魚がどうしてこんなにも大きくなったのか? 猫にはさっぱり、分からない・・・〟猫が魚を喰い、人を喰った、大人の絵本。🎣🙀
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Cinejazz
仇討ちの舞台は、江戸・木挽町(東銀座界隈)の芝居小屋「森田座」の裏通り。時は、賄賂・裏金・官製談合の悪評高い田沼意次時代を過ぎた、睦月晦日の亥の刻(1月30日午後10時前後)。「我こそは、伊納清左衛門が一子、菊之助。その方、作兵衛こそ我が父の仇。いざ尋常に勝負!」 みごと仇討ちを成し遂げた美少年菊之助の快挙に、芝居見物帰りの人々から賞賛を浴びた。・・その二年後、菊之助の縁者だというひとりの侍が事件の顚末を知るため、木挽町を訪れる・・・その真相に、やるせぬ哀哭と情念が交錯する、絢爛豪華な人情大時代劇。
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Cinejazz
毎年、世界中の子どもたちに、Xmasプレゼントを配るサンタの橇を曳く「トナカイとサンタ」の始まりのお話しを、イマジネ-ション溢れる美しい絵で紡がれた美麗な絵本。・・・<トナカイのダッシャ->は、動物サーカスで飼育されていました 「いつかここを出て、ママとパパの生まれた北極にいけますように」・・・ いつものように北極星に願いをかけた夜のこと、白い馬の曳く大きな橇とサンタが、現われたのでした・・・!
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Cinejazz
村の外れの小さな家に、お爺さんとお婆さんが2匹の猫と暮らしながら、藍染めの伝統の技を伝える跡継ぎがないことを悩んでいました...ある日曜日の散歩道で、ふたりは、捨てられて汚れた赤い髪の人形を見つけ、家で綺麗に洗ってあげました...一夜明けてると、人形はお腹を空かせた女の子に変わっていました! 喜んだ夫婦は「光の少女」を意味する「アポレンカ」と名付け、工房での生活が始まりました...宇宙のように深い藍の染液の青を目にしたアポレンカは、自分の使命を悟り、藍染めの伝統を守ろうと決意するのでした・・・。
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Cinejazz
「すきま時間」って、知っていますか?・・・地面は暗く、空はほんのりと明るい、全てのものが静かな、青い世界の訪れを待っている時間・・・悲しいような、嬉しいような毎日、それは、まるで、あったのか、なかったのかさえ、わからないような儚い時間・・・太陽の時間と、闇の時間のあいだの、ほんのわずかな時間、青いオーバ-の襟元のマフラ-を長いピンで留め、何も書いてない小さな本を右手に持ち、竹馬に乗って静かにやって来る「すきま時間」のお話し絵本。 幻想の世界で戯れる夢のファンタジ-。
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Cinejazz
平安時代末期の歌人<西行>が、有馬温泉に近い「鼓ケ滝」を訪れた際に詠んだ和歌『音に聞く 鼓ケ滝を うち見れば 川辺に咲きし たんぽぽの花』が名歌となって生まれたいきさつを、ユーモアたっぷりに語られた講談の一席です。
が「ナイス!」と言っています。
Cinejazz
〝江戸・本郷二丁目の豪商<花屋喜兵衛>のひとり娘<お花>は、たいへん器量よしで、縁談の話しがひっきりなしにありました。お花は、店の下働き<飯炊きの源助>に惚れていたので、すべての縁談を断っていました。けれども、父親から頭を下げられ、商いの親同士で決めた縁談に渋々同意せざる得ませんでした・・・〟これが悲劇の始まり、いや、「人間万事塞翁が馬」〝いいことがあれば、悪いことがある、悪いことがあれば、いいことがある” の諺を絵に描いたような、町人と武家社会が交差する、義理、人情、泣かせ涙の講談からの一席です。
が「ナイス!」と言っています。
Cinejazz
〝アルメットは、とっても貧乏。うちも無ければ、親もいない。ぼみバケツの残飯を食べ、捨てられた車の中で眠る。あちこちで、誰も欲しがらないマッチを売って、どうにか毎日を暮らしている・・・飢えと寒さに追い詰められたアルメットは、死に物狂いで祈った「どうか、あと少しだけ生き延びさせて。お菓子を一口、七面鳥かハムを一切れ、味わう間だけでいいのです。どうか、私の願いを、だれか聞いて!」・・・〟<トミ-・ウンゲラ->作、<谷川俊太郎>訳による、貧困や飢餓が蔓延る社会の断面が描かれた、現代版マッチ売りの少女の物語。
が「ナイス!」と言っています。
Cinejazz
〝オーランド-は、メキシコに棲む禿鷹です。 ある日、オーランド-が砂漠の上を飛んでいると、男の人が地面に倒れている人をみつけました。持ち物の中を見てみると、奥さんと子どもと思われる写真が出てきました。 オ-ランド-は、どうにかしてあげようと、荷物をバンダナに包んで、家族を探すために飛び立ちました・・・〟勇敢で心やさしい禿鷹オ-ランド-の活躍を描いた<トミ-・ウンゲラ->の拍手喝采したくなる傑作絵本です。
が「ナイス!」と言っています。
Cinejazz
〝アデレ-ドのパパとママは、びっくりしました。 だって、娘の背中に翼がついているではありませんか!...アデレ-ドは、ずんずん大きくなって、空を飛べるようになりました。アデレ-ドは、鳥や飛行機が砂漠を飛んでいくのを、毎日眺めていました...ある日、パパとママにお別れのキスをして、旅に出ることに・・・〟フランス生まれの絵本作家<トミ-・ウンゲラ->が素朴なペン画で描いた、心あたたまる空飛ぶカンガルーの冒険絵本です。
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〝むかし昔、ずっと田舎の静かな処に「小さいお家」がありました。それは、小さい綺麗なお家でした。しっかり、丈夫に建てられていました。小さいお家は、長い間、丘の上から周りの景色を眺めながら、幸せに暮らしてきました...やがて、道路が敷かれ、高いビルが建ち、周りが賑やかな町になるにつれて、小さいお家は、雛菊の花が咲く丘を懐かしく思うのでした・・・〟 時の流れとともに移りゆく風景を、郷愁のこもった詩情ゆたかな文章と絵で描かれた、絵本作家バージニア.L.バートン(1909-1968)の名作絵本です。🏡
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〝まっ黒なネコがいました。 黒いことが、とても気に入っていました。 ある日、黒いネコは、尻尾の先が、黄色くなってきたことに気づきました。 尻尾の黄色がドンドン広がっていくと、尻尾はネコに逆らって、勝手に動くようになりました。 ネコは、右に回り、左に回りして、自分に従わせようとしますが、かないません。ついには、仲間のネコに噛みついてもらいました。 「ギャオ—ン!」 尻尾と一緒に叫び声をあげてしまい、泣き崩れてしまうのでした・・・〟 「異質なもの同士の共存」をテーマに描かれた寓話絵本です。😿
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〝「ふあ—、ねむい なあ・・・」<熊のエドワ-ル>と<兎のアルマン>の凸凹コンビが退屈しています...「そうだ! アルマン、旅にいこうよ」「旅って、どこに?」「世界を一周するのさ」「エドワ-ル、ほんきかい?」「えっ、もう行くの? ぼくも 行くよ!」・・・〟世界一周の旅に出たエドワールとアルマン。ところが地面は動くし、海には落ちるし、気球で空を飛んだりと、旅というより危険がいっぱいの冒険に呑み込まれていく二人でした。色彩鮮やかな絵を見ながら、理屈抜きで愉しむファンタジ-絵本です。🐇🐻
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〝青い海、金色の砂浜にやって来たのは、<熊のエドワ-ル>と<兎のアルマン>です。「砂浜にお城をつくろう。はじめに、お堀をほるぞ!」「でも、ちょっと深すぎないか、エドワ-ル?」...「アルマン、りっぱなお城ができたぞ!」「でも、ちょっと高すぎないか、エドワ-ル」...「このお堀の水路は、海まで続いているんだよ。満潮になったら、海の水が入ってくるのさ」「でも、ちょっと海まで遠すぎないか、エドワ-ル?」・・・〟砂のお城に大量の海水が流れ込んだきて、沖に流されてしまった凸凹コンビの行方や如何に?🐻🐰
が「ナイス!」と言っています。
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〝鼻のあたまにヒゲのある「ジャリおじさん」は、いつも海を見て暮らしていました。ある日のことです。クルリと後ろを振り向くと、ずうっと黄色い道が続いているではありませんか!...なにか、ピンク色のが、のそのそ、こっちへやってきます「これは ワニさん」ジャリおじさんは「ジャリジャリ」と挨拶しました。つぎに出会ったのは、「青ゾウさん」とドンドコドンの「太鼓おじさん」・・・「そろそろ、ご飯の時間ジャリ」・・・ジャリおじさんの不思議な冒険の旅は続きます〟変なおじさんを取り巻く、可笑しな可笑しな世界です。
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〝遠くの方から、男の子が飛んできました! 頭がゴムでできている「ゴムあたまポンたろう」です! 。山にポン!とぶつかると、ボールのように空を飛んでいきます。ゴムの頭は、どんなものに当たっても、痛くありません。大男の角や棘でいっぱいのバラの花園など、頭をぶつけながら、ポンたろうの旅は続きます・・・〟第4回日本絵本賞を受賞した、絵本作家・長 新太さん(1927-2005)の世界一周そらの旅絵本です。
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〝ぼくは、弟と森の散歩に行きました。そして、どっちが速いか、森の奥まで駆けっこしました...ぼくがピュ-ッと走ると、弟はたちまち見えなくなりました...いつのまにか、不思議な森に、たったひとりに...。ぼくは怖くて「おーい」って呼んでみました。すると、暗闇から「おーい」って声が、あっちからも、こっちからも聞こえてきて、何か得体のしれないものがとんできたのでした!・・・〟ちょっと怖いけど、また行きたくなるような、森の絵本です。
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山あいの荒廃した集落「簑石(みのいし)」。六年前に無人となり、一度死んだこの村に定住者を募るため、市長肝いりの「Iターン支援プロジェクト」が実施されることになった。 移住者を迎え入れる業務を担当するのは、新設なった「甦り課」。 定時退社励行、やる気の薄い課長<西野秀嗣>、左遷意識をもつ純粋公務員<万願寺邦和>、裁けた新人類<観山遊香>の三人。彼らが向き合うことになったのは、問題を抱えた「移住者」たちとの折衝、摩擦の緩和、「謎?」の解明だった! ・・・過疎化する地方自治体、留まらぬ限界集落の社会問題を↓
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2024/03/03 07:52

→背景に、きっ怪さとユーモアが交錯する人間のうらおもて、小気味よいスト-リ-展開にミステリの風味が醸し出す、直木賞作家・米澤穂信さんの連作短編の奇妙な味に舌鼓みを打つ!・・・そして、終章 「Iの喜劇」 に至っての衝撃のドンデン返し! ・・・ 「やられたわ!」と、思わず膝を打つ!!

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江戸時代の終わりに、京橋の<武隈文右衛門>という強い相撲取りがいた。能登の漁師のせがれ<長吉>は「腹いっぱい食べられる」というので、武隈親方に弟子入りするが、あまりの大食漢ぶりで破門・・・。行くあてもなく、川に身投げしようとした長吉「せめて最後に腹いっぱい食べよう」と宿屋に立ち寄り、出されたご飯を食べるわ食べわ! その食べっぷりに驚いた宿の主人は、長吉から事情を聞き、死ぬ気でもう一度相撲の修行をしないかと諭すのだった・・・。やがて長吉は、六代目横綱・阿武松緑之助となって大成するという、人情苦労話しの一席。
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〝お江戸は下谷にある小間物屋の<若狭甚兵衛>は、女房の<お里>と離縁し、<お絹>を後妻にした。独りになったお里は、根津の長屋で<お花>を出産する...子に恵まれないお絹は、甚兵衛をそそのかし、お花を我が子にせんとするが・・・〟南町奉行・大岡越前守の裁きは・・・ 「両名、立ませい! どちらがより強い情愛があるか、お花の手をとって、自分の方に引き寄せてみい!」・・・「痛いよ―、おててが痛いよ―、おっかさ―ん」と、お花は泣き叫ぶ・・・人のやさしさを推し量り、人情味あふれる名裁きに酔いしれる講談絵本の一篇。
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お江戸・日本橋の呉服屋「越後屋」で、長年、荷担ぎ人足をしている弥五郎という、馬鹿が付くほどの正直者がおりました。夏まっ盛りのある日、本所の中野郷まで荷車を曳いてやって来た与五郎「あ-、疲れちまった 涼しい処で一休みだ」と、南蔵院のお地蔵さんに寄りかかり 「この荷物、よろしく頼んます」と、いつしかぐっすり眠りこんでしまいました...目が覚めた時には、反物をのせた荷車ぐるみ、影も形もなく...「弁償できぬなら、お前が盗んだものとして、お上に訴えてやる!」と、息まく越前屋の主人。...弥五郎の兄弟分の善太郎に↓
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2024/03/07 07:37

→導かれて、南町奉行所・大岡越前守のお白洲へ。・・・さて、さて、驚きの大岡裁きとは・・・?!。

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〝むかし昔の中国に、パオアルという男の子が、お父さん、お母さんといっしょに、古い屋敷で暮らしていた。...商いのため、お父さんが出かけた、ある夜のこと。妖しいキツネがお母さんをたぶらかしに! お母さんは、髪を振り乱し、泣いたり笑ったりして、気が変になった・・・!〟 ひとりでキツネ退治しようと奮闘する勇敢なパオアルのお話しは、中国の魔物・仙人・妖怪・幽霊を題材にした『聊斎志異』からの一篇です。
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〝ぼくが、何を造ってるか、きみは分かるかい? 父さんも、母さんも知らないだ...ヒコーキだよ。 ほんとうに空を飛ぶ、ヒコ-キだよ...飛ぶんだ ブル ブルル ・・・ワア—、墜落だア—・・・今度は、失敗しないぞ!あがれ、ぼくのヒコ-キ、あがれ・・・父さん、母さん、ほら、見て!ぼくは飛んだんだ!・・・〟「ぼく」の独り喋りで、お話しが展開する<佐々木マキ>さんの、アニメチックな華麗な絵本です。
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〝森の外れの丘の上に、小さな休憩所がありました。 ある日、綺麗好きのウサギさんが、掃除しににやってくると...休憩所の伝言板に「あいたい」の文字を見つけます。 コリスとクマくまくんを相手に「誰に、会いたいんだろう?」と話していると、いろんな動物たちが雨宿りにやってきました。 動物たちは、それぞれに会いたい誰かのことを思って、語りはじめたのでした・・・〟『いちばん しあわせな おくりもの』を描いた<宮野聡子>さんが「みんな会えたらいいね」と思うやさしい気持ちが描かれた、寂しさを慰められる絵本です。
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〝森のはずれに、二つの家がありました。小さな切り株は、コリスの家。大きな洞穴は、クマくんの家です...コリスは、のんびり屋のクマくんが大好き。クマくんも、元気なコリスが大好きです...「ねえ、クマくんに、なにか贈り物をしたいな。 クマくんが欲しいものって、なあに?」「欲しいもの?すぐには思いつかないよ」クマくんは、のんびり答えました。 自転車は?毛糸のセータ-は?、花束でも?... クマくんは何にもいらないと言うのです。 さて、その理由とは・・・!〟優しい気持ちに充ち溢れた、美しい絵のお話です。
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〝「つられたら食べちゃうぞ〜」と言いながら、大きな口をあけて<つられたら食べちゃうぞオバケ>がやってきた! 子どもたちは、恐くて逃げまわりました。「あのね、ほんとに食べる訳じゃないよ。みんなと、つられたら食べちゃうぞ遊びをしたいんだよ」と、オバケが言いました。 そのうちに、オバケの口のなかに入っちゃうのが楽しくなってしまい…〟子どもたちと奇妙なオバケとのふれ合い、母子のふれ合いを通じて、生き生きとしたコミュニケーションの楽しさを体験できる、奇抜な発想の絵本。
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〝街の広場の塔のてっぺんに、ダルトリ-という名の一羽のフクロウが、街を見下ろしながら暮らしておりました...夜空にうかぶお月さまが、青白く痩せてくると、ダルトリーは心配して、塔のてっぺんに林檎をおきました。でも林檎は、次の日には、いつもなくなっていました。ダルトリ-は、お月さまが食べてくれたのだと思っていました。 はたして林檎は、ころころと街の通りへと転がっていって・・・〟想いのこもった小さな林檎が、街に住むみんなに幸せを運んでいく・・・味わい深い絵で描かれた、ほのぼの物語絵本。
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〝誰もいない夏の夜の砂浜。海の中から何かがやってきました。ウミガメのお母さんです。卵を産みにきたのです...生まれた子ガメたちは、小さなひれをパタパタさせて、明るい海に向かって歩き始めます。 壮大な自然の旅のはじまりです。日本から一万キロ離れたカリフォルニアを目指して・・・〟絵本作家・鈴木まもるサンの、厳しくも豊かな自然を生きるウミガメ生態が描かれた、雄大な自然界の物語絵本。
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〝夜が明ける。そのすこし前「いのちのふね」は、空の上から降りてきます...たくさんの人が、気持ちよさそうに、船の中に入っていきます。 歳をとって動けなくなった人、重い病気だった人、可愛がられていた犬や猫もいます...世界中のどんなところにも、その船は飛んでいきます。 大きな事故や戦争のあった処にも...みんなを乗せた船は、大きな雲の中に入っていきま。 船から下りると、今までと同じように笑ったり、話したり、楽しかった事、あなたのことを思い出すのです。 「あなたの気持ち分かってる。 大丈夫、今まで有り難う。↓
Cinejazz
2024/03/02 08:25

→これからも元気でいてね」 そう思っているのです・・・〟人はいつか死に、残された周りの人は、その人の死を心の中で反芻し、生きていく。 命はめぐり、繋がっていくのです――。

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〝ある日ぼくは、山の中で道に迷ってしまいました。雪も降ってきて、寒くて、とっても疲れて歩いていました... 一本の大きな樹があり、ドアがついています。ぼくは、すこし休ませてもらおうと、ドアを開けました ・・・「寒いからドアを閉めて、こっちにおいで」 暖炉の火が赤々と燃えてます 「ここに坐って、暖まりなよ」 暖炉の前には兎が坐って、ずっと火を見ています「疲れたら、休めばいいんだ、無理しないで、じっとしていば元気になるさ」 ・・・暖炉で燃える炎を見ているだけで、気持ちがおちつき、暖かさが伝わってくる。背中の↓
Cinejazz
2024/03/02 08:19

→あたりが、ごわごわする。 見ると何匹か動物が寝ている。 ゴロゴロと喉を鳴らしながら、ぼくのお腹にのってきた・・・〟 ほんわりとした暖かさに包まれる、癒しの絵本。

洋書好きな読書モンガー
2024/03/02 10:11

「ぼくのお腹にのってきた」昔母方の祖母の家に犬と猫が居た。猫は警戒心の強い生き物である。なでなでしようとすると逃げて行く。ところがこたつで横になった途端腰の上に乗ってきた。まあ暖かいとこが好きだから。「おまえはさっきの無愛想な猫ちゃん?」重かった・:*+.\(( °ω° ))/.:+

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この絵本の見開きページの左には「へいわ」を、右のページには「せんそう」のボク、ワタシ、父、母、家族、道具、行列、樹、海、夜、雲の絵・・・左右のページを比べて見ると「平和と戦争の違い」が、見えてくる・・・「味方の顔」と「敵の顔」、「味方の朝」と「敵の朝」、「味方の赤ちゃん」と「敵の赤ちゃん」・・・敵も味方も違わぬ、真の平和の姿に気づかされる<谷川俊太郎>作、<Noritake>絵による「平和と戦争」の大人の絵本。〝戦争が終わって、平和になるんじゃない。 平和な毎日に、戦争が侵入してくるんだ〟~ 谷川俊太郎
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〝お母さんは戦争が始まってから、ずっと軍需工場で働いていてて、お父さんは戦地で戦っている。あたしはもう赤ちゃんじゃないから、お母さんが働いている間、近くの学校の教室の片隅に坐って、お母さんのお迎えを待っている。小さなノートを広げて・・・。あたしロザリーは、自分に指令を出し、秘密の任務につく「大尉」になり、敵を見張りながらノートの上で作戦を練っている・・・〟 戦争の暗い影に怯えながら毎日を生き、真実を切実に望んだ少女ロザリ-の姿、悲しみに耐えながら娘に寄り添う母親の愛情、↓
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2024/03/01 09:34

→学校の先生や生徒たちの思いやりが、切なく心にしみわたる珠玉の物語。

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〝広い海の真ん中の小さな島に、一匹のイグアナが、何不自由なく暮らしていた。ある日、羽を傷めたカモメが落ちてきた。イグアナは、薬になる葉っぱを揉んでやり、浜辺にうちあげられた魚を与えて、カオメが回復するのを、じっと待った...心やさしいカモメは、イグアナにいろんな質問をし、春の歌を歌い、遠い国の話をして、イグアナ自身も気づいていない孤独や寂しさを理解する...やがて、カモメが旅立つ別れの日。イグアナの胸におしよせた思いとは・・・〟↓
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2024/03/01 09:28

→絵本作家<内田麟太郎>作、動物肖像彫刻家<はしもとみお>による、儚くも眩しい出会いと別れの物語絵本。

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昭和の演歌(怨歌)歌手として、18才でデビュ-した藤圭子(本名:宇多田純子.旧姓:阿部純子)が、28才で芸能界を去る決意をした・・・。 その年(1979)年の秋、「ホテル・ニュ-オ-タニ」40階のバ-で、ウォッカ・トニック(火酒)のグラスを傾けながら、ルポライタ-・沢木耕太郎(当時31才)が単独インタビュ-を試みた。彼女の生立ち、父親のDV、デビュ-前後の生活、結婚とスピ-ド離婚、歌手をやめ何処へ向かうのか、などの問いかけに、純朴だった彼女の声の記録を、聞き手と語り手の会話部分だけで↓
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2024/03/01 09:21

→綴られた異色のノンフィクション。〝喉の手術が、あたしの人生を変えたと思う。声が変わってしまったんだよ。全く違う声になっちゃったの。一生懸命歌ってきたから、あたしのいいものは、出し尽くしたと思うんだ。それでも歌うことはできるけど、燃えカスの、余韻で生きていくことになっちゃう。そんなのは嫌だよ・・・全てが虚しくなって、もう、どうでもいいっていうような気持になって・・・ぼんやり、死のうかな、なんて思うようになりはじめて・・・〟62才で自死に追いこまれていった、無念の侘しさと寂寥感に苛まれた声が木霊してくる。

が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2010/02/13(5212日経過)
記録初日
1966/03/01(21267日経過)
読んだ本
8050冊(1日平均0.38冊)
読んだページ
1681476ページ(1日平均79ページ)
感想・レビュー
3641件(投稿率45.2%)
本棚
21棚
性別
血液型
O型
自己紹介

風の吹くまま 気の向くまま CinemaとJazzバラ-ドに 酔い痴れながら 思いの丈を綴った読書遍歴・・・

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