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2022年7月の読書メーターまとめ

やいっち
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15
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感想・レビュー
15
ナイス
5712ナイス

2022年7月に読んだ本
15

2022年7月のお気に入られ登録
4

  • あっくん
  • Kircheis
  • 原玉幸子
  • esop

2022年7月にナイスが最も多かった感想・レビュー

やいっち
最後は退屈で流してしまった。肌合いが合わない。伊坂幸太郎ら作家陣も称賛するのだから、優れた作品なのだろう。  だが、推理小説に限らず、「月のように死んで,生まれ変わる」というから輪廻転生なのだろうか、こういった純粋小説からは食み出す意匠を採り入れる作品の通弊として、人間探求の切っ先の鋭さが撓んでしまう気がしてしまう。  書き手として小細工に神経が奪われていると感じる。直木賞なら泥臭くてももっと人間味を描いてほしかった。
が「ナイス!」と言っています。

2022年7月にナイスが最も多かったつぶやき

やいっち

昨日は法要終了で脱力感にどっぷり。一晩過ごし、御供えの果物や法事の3段重を食べたら、少し元気に。よし、書斎の片付けと掃除 やりましたとさ。午前中に終えて(終わったことにして)、法事のために買い替えたエアコン作動。これからはここで読書と居眠り。

昨日は法要終了で脱力感にどっぷり。一晩過ごし、御供えの果物や法事の3段重を食べたら、少し元気に。よし、書斎の片付けと掃除 やりましたとさ。午前中に終えて(終わったことにして)、法事のために買い替えたエアコン作動。これからはここで読書と居眠り。
やいっち
2022/07/10 13:01

画像左下は、ロッキングチェア。二代目。帰郷してからは、リクライニング一本槍。ロッキングチェアは、父の書斎でお蔵入り。久々日の目を見るか。

やいっち
2022/07/10 23:13

パグ猫さん 咄嗟に思い立って敢行。汗だくになるなんてびっくり。始めたら、やることが一杯。午後は、書斎で。まだ馴染めない。徐々に慣れていくかな。

が「ナイス!」と言っています。

2022年7月の感想・レビュー一覧
15

やいっち
中村氏のエッセイ本は好き。『ピアニストという蛮族がいる』や『アルゼンチンまでもぐりたい』などを読んできた。達筆だし勢いがある。ピアニストとして一流なんだろうが(吾輩が評価をするのは僭越)、達意の文章で率直、正直。ユーモアのセンスもたっぷり。
やいっち
2022/08/01 03:01

音楽にも疎い小生は、ピアニストたちのコンクール事情が知れて、なんだか複雑な心境になった。既に30年以上の歳月が流れ、状況はすっかり変わっているのだろう。コンクールの数がやたらと増え、仮に優勝しても飯が食える保証はない…。

やいっち
2022/08/01 03:02

時代は移り変わっている。ロシアは世界の音楽界での位置をどう変えてしまったのか…。駅や空港ピアノで、演奏を披露して立ち去っていく姿は、颯爽としているが、いざプロを目指すとなると、想像を絶して大変談だろう…素人は気楽に楽しめばいいのだろう。

が「ナイス!」と言っています。
やいっち
期待に違わぬ内容だった。「“知の巨人”が、テクノロジーや政治をめぐる難題から、この世界における真実、そして人生の意味まで、人類が直面している21の重要テーマを厳選。正解の見えない今の時代に、どのように思考し行動すべきかを問う」というもの。
やいっち
2022/07/26 22:18

世界を知ること。世界を知りたいという猛烈な欲求。哲学を志向する人間は中学か高校の頃に、何よりもそのことに関心を持ってしまう。我輩ですら、そうだった。高校二年の頃に、中央公論社から世界の名著シリーズが出た際は、刊行順に買っては読んでいった。一冊読み終えるのに一か月を要した。鉛筆を片手に書き込みを厭わず…。

やいっち
2022/07/26 22:19

世界の中にいる自分。というか、私は何処にいるのか。吾輩は二つの障害を抱えていて、一つは誰の目にも明らかであり、一つは自分ですら気づかないほどに深甚なものだった。その後者に吾輩は孤絶を強いられた。誰と居ても、一人でいても私は泥沼の中で喘ぐばかりだった。 以下: http://atky.cocolog-nifty.com/bushou/2022/07/post-026306.html

が「ナイス!」と言っています。
やいっち
『広場の孤独』『漢奸』での芥川賞作家だが、肝心の小説は入手は難しい。若いころに読んだきり。未だに再読が叶わずにいる。高岡市の出身だが、大きな括りでは富山県出身の作家ということもあり、『ゴヤ』四部作や『定家明月記私抄』(正続)あるいは『方丈記私記』など、かなりの著作を読んできた。
やいっち
2022/07/26 22:17

戦争を知る世代の作家ということもあり、戦後の日本での国際派作家の堀田氏は吾輩にとってもある種の指針で在り続けた。  この上は、何とか早く、『広場の孤独』『漢奸』などを入手できるよう、願っている。

が「ナイス!」と言っています。
やいっち
車中にての楽しみに読んでいた。画像も豊富で気が付くと読了していた。23日の土曜日、未明だった。  書店で生物学の書架を物色していて、稲垣 栄洋,三上 修共著の『身近な雑草の愉快な生きかた』が目につき、手にした。すると、そばに本書が。買う気もなく、ただパラパラと捲っていて、ツバキの章が目に飛び込んできた。
やいっち
2022/07/26 15:53

我が家の庭には種々雑多な植物が。中でも、山茶花や椿が植物に疎い自分には気になる存在である。どうして雪の積もる時期に敢えて咲くんだろう。雪の季節は庭は白黒の世界に埋まる。そんな中、孤軍奮闘じゃないが、山茶花と椿は晩秋から初春まで花を咲かせて、淋しい色の庭を彩ってくれる。

やいっち
2022/07/26 15:53

そうだ、前々から椿などの花の謎を知りたかったのだ。ネットで調べれがおおよそのことは分かるが、せっかく目についた本なのだ、これも何かの縁だろう、買うしかない。  ということで、感想などは野暮だろう。動物とは違う植物の生存戦略は、我々の想像を超える。ただただ感嘆するばかり。

が「ナイス!」と言っています。
やいっち
「歴史とは、人と物が時間軸・空間軸の中をいかに運動したかを記述するものである。(中略)日本史の「未解決事件」に「科学」を武器に切り込む!」というもので、「【謎の一】邪馬台国はどこにあったのか?」は、「古代史最大の謎に、皆既日食の観測と『魏志倭人伝』の科学的解読から迫」るもの。
やいっち
2022/07/22 00:43

結構宣伝してたし、読書メーターでも話題になってたね。面白かった。船の専門家ならではの説得力。

Koning
2022/07/22 01:13

続編出てると気づかぬままでw

が「ナイス!」と言っています。
やいっち
実に面白かった。訳も的確だしこなれている。ポピュラーサイエンス本だが、話題が豊富なので、読んで楽しめた。皮膚…肌……化粧などに関心のある方には実用の書としても読めるかもしれない。刺青の話題も興味深い。
やいっち
2022/07/18 02:01

「「自分」が皮膚の内側に隠れていると思ったら大間違い。皮膚こそ、自分そのものであり、つねに私たちを語っている。」皮膚は、「多彩なやり方で私たち自身を形作っている。そして、健康、美容といった生活面はもちろんのこと、「哲学や宗教、言語にまで、単なる物質的なあり方をはるかに超えた影響力を及ぼしている」と著者は言う。

やいっち
2022/07/18 11:06

おりしも本書を読了する日の午後、庭仕事で右手の人差指に怪我。剪定鋏の使いすぎで指の皮が剥がれた。6ミリ×3ミリ。当日の夜は水洗いも沁みて痛かった。翌日の今日は水洗いはそれほど傷まずできた。皮膚の大事さ、回復力を痛感。

が「ナイス!」と言っています。
やいっち
日本軍が関わった従軍慰安婦については夙に知られているが、「終戦からわずか三日後の一九四五年八月一八日、内務省警保局から全国の知事に秘密の指示が発せられた。それは、進駐軍向けの性的な慰安所を速やかに設けよという指令だった。特殊慰安所RAAである」という事実はあまり知られていないのではないか。パンパンは映画にもなったくらいで世に知られているが、この特殊慰安所RAAはその前史のようなものか。
にゃーご松崎
2022/07/19 19:58

女性の悲鳴を聞きつけ飛び出して行った男たちは兇弾の音と共に二度と家に戻れなかった。夜の叫び声と発砲音が占領日本のもう一つの顔なのだ、と何かの本で知った。それが度重なると男たちはみな頰被りして家に篭った。 若い娘らの貞操のための国策の赤線地帯であり沖縄に基地を集中させた一面もあるだろう。 私たちは頰被り族の末裔だ。

やいっち
2022/07/19 20:39

同感です。心して生きないと。

が「ナイス!」と言っています。
やいっち
1922年(大正11年)7月9日に鴎外は亡くなったので、今年は没後百年。関連の本は各種出ているが、読みやすそうなので、本書を手にした。  実際、伝記ではなく、小説仕立て。でも、小説でもない。なので、登場する人物らの喋りは、作り事と受け止める。事実関係だけを追うように心がけた。
やいっち
2022/07/18 02:07

エリートの自覚というか、プライドの高さは凄まじい。よく言えば責任感なんだろうが、下手すると間違いを決して認めない(本人以上に)指導される国民の不幸につながりかねない。きわどいところだ。

やいっち
2022/07/18 05:07

鴎外が陸軍の白米主義をあくまで正当化(上司を守るため)。海軍が麦飯で脚気による死者数を激減させているにも関わらず。陸軍(上司)のメンツ。その為に陸軍の死者数は数万人。この絶望的頑なさは万死に値する。鴎外の全集に手が出ない大きな理由だ。

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やいっち
「キャバクラやアダルトビデオなど、夜に深く迷い込んで生きていた頃、闇に落ちきることなくこの世界に繋ぎ止めてくれたのは、付箋を貼った本に刻まれた言葉だった――。」とある。軽薄なのか冒険心や親や学校社会への反発心、あるいは同世代の女子への見栄や流行を追うマインドの突っ張り合いなのか。だからってAV嬢までやるのか。までという言い方に偏見があるのか。
やいっち
2022/07/15 10:58

パグ猫さん「涼美さんがゲスト出演されているYouTubeを観ました。古舘さんとの対談は良かったです。」 なるほど。

やいっち
2022/07/15 11:56

「涼美さんは、経歴で売っている感じがします。」涼美さんと出版社の利害が一致してるからね。話題性に偏ってる。とりあえず評論はもういいかな。小説は……いつか暇になったら。

が「ナイス!」と言っています。
やいっち
訳者あとがきによると、二〇一七年三月、ある医療系サイトに驚くべき記事が載った。「カナダの集中治療室勤務の医師らの報告によると、臨床死に至ったある患者が、生命維持装置を切ったあとも十分三十八秒間、生者の熟睡中に得られるものと同種の脳波を発し続けた」という。  本作は、このニュースに興味を引かれた作家エリフ・シャファクが、「人はそのわずかな時間に何を思うのだろう? もし人生を振り返るのなら、どんなふうに? という想像をもとに描きあげた、ひとりのトルコ人女性の物語である」とか。
やいっち
2022/07/10 12:38

番号札が付きたてられている → 番号札が突き立てられているだけ

やいっち
2022/07/10 19:43

誤字を訂正。

が「ナイス!」と言っています。
やいっち
(前略)「生物の形や行動はすべて物理法則に支配され、決められていることを明らかにする画期的な科学本。DNAや細胞などのミクロから動物の生態、人間と地球外生命までを科学で解き明かす」という趣旨の書は、生命進化に偶然性(や中には神秘性)の類いを思い入れしたい向きには、題名からして拒否感を抱かせるかもしれない。
やいっち
2022/07/08 22:12

本書は、本文は300頁ほどだが、原注が充実してて、少なくとも翻訳されている箇所は欠かさず読むものだから、内容の濃さもあって、読了に1週間以上を要した。でも、それだけの中身の濃さだった。今年に限れば、物理学(生物学)でのブライアン・グリーン著『時間の終わりまで 物質、生命、心と進化する宇宙』以来の、今年の収穫の書だった。

やいっち
2022/07/08 22:12

著者は言う:「生物は、物理法則と調和し、それに促されるように振る舞う分子の集まりだ。宇宙のほかの場所でもそうだろうと予想している。この挙動全体のなかで、このプロセスを進める生物はそれ自身が物理法則に縛られる。本書では……私たちが生命と呼ぶことにした繁殖と進化が可能な物質の普遍性に、もっと注目していきたい」。

が「ナイス!」と言っています。
やいっち
最後は退屈で流してしまった。肌合いが合わない。伊坂幸太郎ら作家陣も称賛するのだから、優れた作品なのだろう。  だが、推理小説に限らず、「月のように死んで,生まれ変わる」というから輪廻転生なのだろうか、こういった純粋小説からは食み出す意匠を採り入れる作品の通弊として、人間探求の切っ先の鋭さが撓んでしまう気がしてしまう。  書き手として小細工に神経が奪われていると感じる。直木賞なら泥臭くてももっと人間味を描いてほしかった。
が「ナイス!」と言っています。
やいっち
古代史の本を読むのは吾輩の読書の一環。当然ながら先史時代の本も。というより、有史以前の時間の厚みが恐らくは有史の形へも土壌になって影響していると思えるからだ。  研究者らの地道な発掘や研究の積み重ね。その積み重なりが本書の題名のように、『日本の先史時代 旧石器・縄文・弥生・古墳時代を読みなおす』ことに繋がるのだ。
やいっち
2022/07/04 00:53

「宮内庁は墳丘縁辺部の護岸工事を計画し、平成30年には状況把握のため周濠のすぐ外側の「堤(つつみ)」を発掘、今秋ごろから再び同じ堤を調査する予定。墳丘発掘も視野に入れており、巨大古墳の実態解明につながる壮大なプロジェクトになりそうだ。」

やいっち
2022/07/04 21:44

ただ、多くの天皇陵の浸食被害が心配だ。

が「ナイス!」と言っています。
やいっち
仕事の合間に読む本ではないのだが、読めば読むほど文科省教育の抱える問題の根の深さに憂鬱になった。  現政権の教育行政や現場への政治介入は、まさにその行政の渦中…中枢にいた方たちだからこそ危機感を覚えさえるものだったようだ。教育勅語の問題、紋切り型の教育体制を変えたくない現場の先生方、多様な生き方より東大一直線の狭い視野、でもそのほうが、頭ごなしの政治体制には都合がいいのだろう。
やいっち
2022/07/04 00:51

本書は、過日、「前川喜平氏の講演会に行ってき」て、その会場で購入したもの。彼らはマスコミ界、特にテレビやラジオからはパージ状態だろうから、講演会に足を運び、本を買う形でささやかなりとも応援したかった。  寺脇 研、前川喜平の両氏に内田 樹が加わることで論議に幅が出た。そうでなかったら、やや論議に硬直さを感じたかもしれない。

が「ナイス!」と言っています。
やいっち
(前略)主人公に限らず登場人物の誰もが(少なくとも)心に傷を持つ。恐らくは親たちも。作者の目線は若い人たちに焦点が向いている。誰もが癒されない、誰にも理解されないと思っている。大人には分かるはずがない。周囲の大人の善意も素直には到底、信じられないし受け入れられない。拒否さえする。
やいっち
2022/07/04 00:49

分かり合えることはありえないことなのか。善意はありえないことなのか。そんな無邪気な問いはお門違いなのだろう。  実は大人たちこそ、抱えてきた数々の傷が心身の内に澱のように淀んで生きている。汚れた大人…。分かるからこそ子供らへ手を差し伸べる。でも、大人の手は皺だらけで傷だらけで節くれだっていて、醜いのだ。そんなお前に柔らかな心の何が分かる?!

やいっち
2022/07/04 00:50

齟齬は永遠に続く。齟齬は肥大する。齟齬は捻じれのままに誰も彼もが深い夜空の星となって永遠の誰にも届くことのない孤独を煌めかせるしかないのだろうか。

が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2015/03/04(3587日経過)
記録初日
2005/04/30(7182日経過)
読んだ本
1831冊(1日平均0.25冊)
読んだページ
640187ページ(1日平均89ページ)
感想・レビュー
1708件(投稿率93.3%)
本棚
12棚
性別
血液型
A型
現住所
富山県
外部サイト
URL/ブログ
http://atky.cocolog-nifty.com/bushou/
自己紹介

読むこと、書くこと、居眠りすることが好き。生活のために仕事も。家事や庭仕事もなんとか。
読書は雑食系かな。でも、読めるのは月に十数冊なので、実際には幾つかのジャンルに限られてるみたい。
苦手なのは、専門書や法律、マニュアル本など。
小説やエッセイを書いたりしてます。
バイクでのミニツーリングを折々。
グルメ、スポーツ、コンサートも楽しみたいけど、仕事や家事でなかなか実現しない。昨年(23年)末、薪ストーブ設置。庭木の枝葉を焚き火代わりに燃やしてます。薪はなくて柴だけなので、心底寒い時だけ。焔と共に柴の燃えてはぜる音が心地いい。


外部ブログも20年以上になりました:
日々の日記:「壺中山紫庵」 http://atky.cocolog-nifty.com/bushou/
創作の館:「壺中方丈庵」 http://atky.cocolog-nifty.com/houjo/

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