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6月の読書メーターまとめ

やいっち
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6月に読んだ本
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6月のトップ感想・レビュー!

やいっち
コンピュータが作られた当初は、ただの計算機。単調な計算を代行する、ほんの補助の機械のはずだった。それがほんの数十年のうちに、人間社会に不可欠な存在となった。コンピュータを見下す数学者をも納得させるような機能の可能性を信じ、実際、今日のコンピュータの土台を作ったのフォン・ノイマンであり、チューリングなのである。ノイマンは不世出の天才で、軍事に携わることも厭わなかった。原爆はもちろん、水爆の開発にも深く関わった。
やいっち
2017/06/23 20:20

ビキニ環礁の悲劇となった水爆実験にも立ち会い、被爆し、それが原因で亡くなってしまった。因果応報なんて陳腐なことを書きたくないが、数学者として大成することもありえたのを、敢えて世の数学者が見下す応用の分野へ進出し、能力の限りを尽くし、結果、自らが成功に導いた水爆の惨禍の余波を受けたのは、悲劇なのは事実だろう。それはともかく、コンピュータの今日の姿は、さすがのチューリングやノイマンも予見できたのだろうか。

やいっち
2017/06/23 20:20

そしてオンとオフ(ゼロとイチ)で計算のみならず記憶も可能になるというコンピュータの構想を最初に抱いたライプニッツの天才ぶりは改めて凄みを感じる。どれほどの天才なのか、想像を絶するよ。

が「ナイス!」と言っています。

6月のトップつぶやき!

やいっち

昨日、ある人と雑談していて、いろいろ興味深い話を伺うことができた。その方は、富山市の郊外、むしろ山に近い地域で生まれ育った。近いこともあって、しばしば山へ山菜取りに出かけた。熊に遭遇することも珍しくはなかった。でも、昔は、(本州に生きるツキノワグマ)熊は、人間を見ると逃げるのが普通で、などなどいろいろ伺った。そんな中、熊の体臭は凄いもんだとも言っておられた。風下に自分がおれば、一キロ離れていても匂いに気づくと。

やいっち
2017/06/25 17:20

熊の生息するフィールドを歩く経験が豊富だと、ツキノワグマの体臭を知っていて、その独特な匂いで存在に気づくらしい。最近は、熊も人間を怖がらなくなってきた。里のほうの人間の供するエサの旨みに気づいてしまったこともある。鈴やラジオの音くらいでは平気になりつつあるとも。となると、人間が熊の存在にいち早く気づくのが一番だろう。その手段として匂いが役に立つかもしれない。ワンちゃんに同行してもらうのがいいのかもしれないが、技術者に匂い探知機(熊センサー)を作ってもらうことは可能なのではなかろうか。

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6月の感想・レビュー一覧
8

やいっち
30年以上ぶりの再読。当時、どんな感想を抱いたか、覚えていない。自分の勝手な性癖で、小説を読む判断に文学性をつい求めてしまうが、これはないものねだりなのだろう。人間を都合のいいように、予め階層化(用途の細分化)して試験管ベビー風に作る。国の、よかれと思う政策だ。男女の生々しい交合からの子供なんて卑猥な世の中。男女は刹那的な交合のみに快楽を求める。人間に精神性など無用の長物なのだ。
やいっち
2017/06/27 13:23

今日、妊娠して生前の検査で異常や求めない性の子供だと生まない傾向になっているとしたら、ディストピアが今、すでに進行しているということなのか。昔もだが、今も薬物に依存する人々が増えている、さらに思想傾向が国に不都合なものを予め排除する世の中になりつつあるとしたら、この小説のにひくなはずのビジョンが現実のものとなっていることになる? アイロニー物語として未だに色褪せないのは、さすがというべきか。ただ、小生はかなり飛ばして読んだ。現在の世の中はもっと深刻な問題(経済格差や宗教民族対立など)があると思うからだ。

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やいっち
日本は東京(などの大都会)への一極集中がどんどん進んでいる。その東京も、遠からぬ将来、人口減少や高齢化社会の重みという課題を迎える。その地方版が富山市で進行している。コンパクトシティという名目のもと、限られた人口を路面電車の路線など、駅周辺に集めようとしている。結果、(富山市街地から見た)地方の疲弊が加速している。本書は1971年に書かれた本。そのころは高度経済成長期で、高速道路が縦横に作られ、新幹線が持て囃され(夢の超特急!)、市街地開発が進み(農村の疲弊などなど)、里山の減少が加速化した。
やいっち
2017/06/25 17:07

本書は父の蔵書の中から見つけた本。小生が大学生となり仙台へ向かった年に刊行された本である。息子のいなくなった家で父(母)は何を思っていたのだろうか。父母の旅行好きはその頃から始まっていたのか。仙台へも夫婦で訪ねてきたっけ。さて、富山市のコンパクトシティ構想は、市長の二期目を迎え、ますます具体化しそうである。駅周辺だけの賑わい、しかも、駅への人の出入りが多い時間帯だけの賑わいに過ぎないと、市民は気づいている。でも見て見ぬふりをしている。寂れ行く山村の荒廃や対策には、市街地で上がる税金を補助金などで給付する。

やいっち
2017/06/25 17:11

そんなことで山村が、里山が守られるわけがない。本書が書かれて45年以上を経過した。これから本書で紹介されている峠道や部落などは、どれほど残っているのだろうか。峠道が消えていくとは、どういうことか。人体でいえば、動脈しかない身体ということになる。毛細血管のない体。それは、人体の指先足先、手足、体表、それどころか眼も歯も毛髪も爪も何もかもが壊疽し壊死していくことを意味しないか。志ある人に、本書で紹介されている峠道を訪ね歩いてほしい。あるいは全国のそれぞれの地域の山村や里山を歩いてみてほしい。特に若い人に。

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やいっち
コンピュータが作られた当初は、ただの計算機。単調な計算を代行する、ほんの補助の機械のはずだった。それがほんの数十年のうちに、人間社会に不可欠な存在となった。コンピュータを見下す数学者をも納得させるような機能の可能性を信じ、実際、今日のコンピュータの土台を作ったのフォン・ノイマンであり、チューリングなのである。ノイマンは不世出の天才で、軍事に携わることも厭わなかった。原爆はもちろん、水爆の開発にも深く関わった。
やいっち
2017/06/23 20:20

ビキニ環礁の悲劇となった水爆実験にも立ち会い、被爆し、それが原因で亡くなってしまった。因果応報なんて陳腐なことを書きたくないが、数学者として大成することもありえたのを、敢えて世の数学者が見下す応用の分野へ進出し、能力の限りを尽くし、結果、自らが成功に導いた水爆の惨禍の余波を受けたのは、悲劇なのは事実だろう。それはともかく、コンピュータの今日の姿は、さすがのチューリングやノイマンも予見できたのだろうか。

やいっち
2017/06/23 20:20

そしてオンとオフ(ゼロとイチ)で計算のみならず記憶も可能になるというコンピュータの構想を最初に抱いたライプニッツの天才ぶりは改めて凄みを感じる。どれほどの天才なのか、想像を絶するよ。

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やいっち
数学は門外漢の小生。高校三年の夏まで大学は物理学か数学を志望していたが、才能のなさに諦め、哲学科へ志望を変更した。それでも、数学への憧憬の念は消えない。折々、数学や物理学の本を読んで渇きをいやしている。数学でも幾何学の方面が好きで、数論は苦手だったが、本書を読んで幽かながら奥深さや面白みを味わえた。渇きをいやすほどには理解が及ばなかったけど、いいんだ。
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やいっち
分厚い本。しかも、初めての作家。かのアジェンデの娘さんだという情報を得ただけ。が、冒頭の数頁どころか、数行も読まないうちに、これは読むべき本と実感。ある程度の水準を保った記述がどの頁を捲っても恵まれる。あの『百年の孤独』を思わせるのは事実だし、一部には模倣が多いという意見もあるらしい。小生に言わせれば、とんでもない! 似て非なる世界を現出させているではないか。マルケスが苦手で描かなかった心霊術の世界も、登場人物次第では当たり前の日常として淡々と描いていく。
やいっち
2017/06/21 13:49

心霊術と近代科学とが奇妙に混淆する南米。そうした世界だからこそ、マルケスの『百年の孤独』やドノソの『夜のみだらな鳥』や、本書などが生まれるのだろう。日本は明治維新がある意味、一時的に成功しすぎて、廃仏希釈などで古き良き人間性を圧殺してしまった。漱石にしろ鴎外にしろ、西欧近代の小説をどう理解し受容し、日本の独自性を築くかに苦闘した。だが、彼らは僻地や地方に残っていただろう心性には目を向けきれなかった。わずかに、藤村の『夜明け前』などに維新の陰で押し潰されていった、革命の陰に蠢く人物群を描いたばかり。

やいっち
2017/06/21 13:52

感想を書けるほど読み切れてはいないが、他でも書いたように、長編を読了した充実感をたっぷり味わうことができた。マルケスの「百年の孤独」に劣らない傑作だ。彼女のほかの作品を読みたいと思った。筆力や語りのうまさは、たまたま傑作が生まれたのではのではなく、生まれるべくして生まれたと思わせられたからね。

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やいっち
すでに十年二十年前に書籍や写真などで世に知らされているはずの縄文土器や土偶についても、見たことがない、あるいは、見たのに右の耳から左の耳を素通りしていったらしい、素晴らしい土器土偶の写真がいっぱいあった。  縄文も、縄文時代の人たちが自らの体中に入れ墨をしていることとの相関をもっと考えるべきだと、改めて突き付けられた気がする。  我々が勝手に呪術的とか呼称する世界が、彼らには、リアルな世界だったのだということの重みは、想像をはるかに超えて痛切なものがあったのだ。
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やいっち
今朝、読了。やはり、岡本綺堂の捕り物帳は絶品だ。江戸の雰囲気が濃厚に感じられる。図書館から駆り出して読んで魅了されて以来、折々、読んできた。わずか五年前にも、今度は書店で買ってきて楽しんだ。語り口の粋なところ、いかにも世間通、人間通、それでいて人情味があって、読んで安心感を覚える。
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やいっち
科学が題材だが、まさに文系のものも読める、話題豊富な読み物である。 高校だと、物理化学と総称するが、物理は好きだったが、化学は苦手だった。化学式もだが、実験が怖かったような気がする。 といっても、受験校だし、そんな危ない実験を授業でやるはずもない。きっと、自分で好きで読んでいた科学(化学)の本で、下手にいろんな薬剤を混ぜたりすると、急に煙がモクモクと立ち上がり、それどころか、急激な化学反応で、最悪ドドーンと爆発もあり得るとか、毒性のガスが発生するとか、そんな中途半端な情報にビビッてしまったのだろう。
やいっち
2017/06/02 21:22

大学生になって錬金術の本を読む機会に恵まれ(フロイトからユングへと関心が移り、当然の流れのように、錬金術の世界に迷い込んだ)、中世から近世にかけて西洋では多くの学者が錬金術に熱中したと知った。かのニュートンすらも、生涯錬金術の研究に没頭したのは有名な話。  西洋には、錬金術という化学(科学)の前史たる分厚い研究の蓄積がある。周期律表を満たす元素の大半は西洋の研究者が同定した。

やいっち
2017/06/02 21:22

わが日本(東洋)は、その恩恵を明治以降に受けることになる。  対して、西洋の科学の歴史は試行錯誤の蓄積だし、本書のような本も話題豊富となるわけである。  小生は、化学実験のうさん臭さに(自分の無知を棚に上げて)ビビってしまって、高校以来、ずっと敬遠してきたが、世の中、吾輩みたいな臆病者ばかりじゃない、ヒュー・オールダシー=ウィリアムズのように果敢にその世界に飛び込み魅了される人物もいるわけである。

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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2015/03/04(874日経過)
記録初日
2008/07/02(3310日経過)
読んだ本
292冊(1日平均0.09冊)
読んだページ
108851ページ(1日平均32ページ)
感想・レビュー
232件(投稿率79.5%)
本棚
10棚
性別
現住所
富山県
外部サイト
URL/ブログ
http://atky.cocolog-nifty.com/bushou/ 
自己紹介

読むこと、書くこと、居眠りすることが好き。
読書範囲は、哲学や文学から物理学や天文学、生物学、古代史、考古学、絵画や音楽と幅広く。
苦手なのは、法律やマニュアル本など。
自分で小説やエッセイを書いたりしてます。
旅行やグルメ、スポーツ、コンサートも楽しみたいけど、こっちはなかなか実現しない。

外部ブログも10年以上になります:
日々の日記:「壺中山紫庵」 http://atky.cocolog-nifty.com/bushou/
創作の館:「壺中方丈庵」 http://atky.cocolog-nifty.com/houjo/