読書メーターあなたの読書量を記録・管理

7月の読書メーターまとめ

やいっち
読んだ本
19
読んだページ
5359ページ
感想・レビュー
19
ナイス
5976ナイス

7月に読んだ本
19

7月のお気に入り登録
3

  • relaxopenenjoy
  • まいこ
  • HMax

7月のお気に入られ登録
6

  • じゅん。
  • relaxopenenjoy
  • 原さん
  • saka
  • まいこ
  • HMax

7月のトップ感想・レビュー!

やいっち
(前略) いずれにしろ、『ロリータ』を読み返してよかったとつくづく思う。今回は、春先にナボコフの文学講義を四冊立て続けに読んだこともあり、ナボコフの小説は何冊も読んできた。ナボコフの評価はどうであれ、ウエルベックの小説で鍛えられてもいる。そんなハイブローな講義をするお前はどうなんだと、『ロリータ』を読み返して、これはかなりレベルの高い小説だと、つくづく感じ入った次第。下世話なポルノ小説の期待はあっさり裏切られるが、代わって意匠を凝らしたナボコフならではの虚構…物語の世界が繰り広げられる。
やいっち
2020/07/12 21:59

アメリカを車で動き回るロードノベルとしても読めるが、究極のところ、これは純愛小説だと思った。語り手の、惚れた少女への、あるいは一度惚れた少女像への一途な想いが、ついには彼が涙ぐむほどの中年男の純情物語に成り果てる。  いやはやである。が、小説なんて、作家の見果てぬ夢を追う究極の手段だということであるなら、これも大いにありかなと思うのだ。傑作である。 (全文: http://atky.cocolog-nifty.com/bushou/2020/07/post-8cde8d.html )

が「ナイス!」と言っています。

7月のトップつぶやき!

やいっち

休業が続いた。その分、庭仕事に精を出した。結構、すっきりしたような。仕事のほうは、4月の頃に比べればまし。昨年比5割くらいか。が、先の見通しは暗い。読書だけが楽しみ。ハーンやディケンズなど、それなりに充実。 2020年6月の読書メーター 読んだ本の数:13冊 読んだページ数:4741ページ ナイス数:8071ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/556130/summary/monthly

が「ナイス!」と言っています。

7月の感想・レビュー一覧
19

やいっち
時代小説歴史小説ファンの父の蔵書。平岩弓枝さんに限らず、時代小説は何百冊も。何十年に渡って書き続けられた『御宿かわせみ』。小説の舞台になった土地、川、橋、道、宿、料理、小物……。小説の面影を追いつつ、東京の主に下町散歩するにはいい本……だったなのか。本書の刊行から僅か十数年だけど、失われたもの、消えたものは多そう。まして、現下のコロナ禍だ、一気に奪われたものもありそうだ。
が「ナイス!」と言っています。
やいっち
1994年、京都の病院に入院した際に、病院の近くの書店で買った。四半世紀ぶりの再読である。旅がなかなかできない今、せめて本の上で旅する気分を味わう。的確な説明と素晴らしい写真と芭蕉の俳文と。大切なことは、脚でせっせと何百キロも歩いたということ、風光明媚を愛でるのが目的じゃなく、歌枕のなるような西行らの事績を辿る追懐の旅だということを強く認識しておくこと。ま、楽しむ分には勝手でいいんだけど。
が「ナイス!」と言っています。
やいっち
「古今和歌集から昭和初期まで、日本を代表する246人の秀歌600余首で京の四季や見どころをさぐる。名作の舞台となった名勝地n歴史と和歌のこころ、写真とが一体となった」。写真は、京都の歴史地理に詳しい加登氏が本文を熟読の上、現地で撮影。写真と本文が一体となっている点に特色がある。(中略)四半世紀ぶりの再読となる。京都へは入院などのため、数回は訪れているが、観光地を巡ったのはほんのわずか。いかに京都の奥が深いかを本書を読むと思い知らされる。でも、楽しませてもらった。
が「ナイス!」と言っています。
やいっち
できれば夏に読みたかったが、今年は梅雨明けが遅れて7月下旬も半ばが過ぎて夏は見えない。生物学の知見だと、大概の生物は子供を産み自立するまでがすべて。役目を終えると、他の動物に時にはメスや子供に喰われてしまう。が、人間はどこまでも生き延びようとする。その分、業も深い。六道の闇夜は際限なく続く。恐らく地獄(か極楽か分からないが)へ行っても業は燻りつづけるのだろう。その象徴が肉欲なのだろう。
やいっち
2020/07/27 21:40

阿弥陀様(釈迦)涅槃図がいい。男への執念と怨みとに狂った女が蚊帳の中で朝立ちする男に襲いかかる図などは幽霊(妖怪)画の極致。春画好きな我輩が初めて観る絵が多く、頁を捲る手か焦るようであり、滞るようでもある。春画だけに、周到に観て楽しんだ。

が「ナイス!」と言っています。
やいっち
解説も含め800頁以上。長いと言えば長いが、中身が充実していて読み急ぐ気はしなかった。収録作品は、「ジーキル博士とハイド氏/自殺クラブ/噓の顚末/ある古謡/死体泥棒/メリー・メン/声の島/ファレサーの浜/寓話(抄)/驢馬との旅」。恥ずかしながら、最後の「驢馬との旅は紀行文なのに、小説だと思い込んで読んでいた。最後まで気が付かない吾輩。なんて独創的な小説なんだ。地名はリアルなのか、架空なのか……どう受け止めていいかわからないままに。
にゃーご松崎
2020/07/29 21:38

私の知り得る古今東西の男性の中で最も敬愛する方がスティーブンソンです❤️中島敦が彼にオマージュしていたとは!是非読みたいです。

やいっち
2020/07/29 22:01

収録されている作品すべてじっくり読みました。「宝島」、たぶん子供向けの作品しか読んでいないはず。ちゃんとした訳で読みたいです。

が「ナイス!」と言っています。
やいっち
女性にとっては苦界。一部の男性には愉楽の場。遣り手婆さんがいて日本各地へ 女性を買い付けに行く。貧困の極みにあった時代にあって、僅かなカネで苦界へ身を沈めていったとも。贅沢と妍を凝らした意匠の遊郭の建物。赤…朱色主体の外観。男の欲望を満たす場。濃厚接触の場にあって思惑がどこまでも擦れ違う真っ赤な闇の場。本書の刊行は2018年。コロナ禍の苦境にあって、辛うじて残った遊郭の名残の旅館…宿は、今、生き残っているのだろうか。
ジャズクラ本
2020/07/24 20:14

今の感覚からすると政府が介在していたというのも驚きです。時代ですね。出版社は違いますが「色街遺産を歩く」(実業之日本社)という本も興味深かったです。もし、宜しければ。

やいっち
2020/07/24 20:59

ありがとうございます。

が「ナイス!」と言っています。
やいっち
表題作と、処女作など二つの作品を合わせて一冊の本に仕立てた。 プレオー8(ユイット)とは、ヴェトナムの捕虜収容所中庭第八号。  筆者が芥川賞作家だと知る人は今日どれほどいるのだろう。我輩が高校時代に受賞したので、印象には残っている。あるいは吾輩が覚えていないだけで、買って読んだのかもしれない。正直、当時の自分が仮に読んだとしてもどれほど理解できたか。 作家の戦争体験に基づくもの。大岡昇平などいろんな戦争体験文学があるが、こういう柳に風の粘り腰の対処の仕方もあったのだと学んだ。
Ayumi Katayama
2020/08/02 13:13

全く知りませんでした。読んでみたいです。

やいっち
2020/08/02 21:07

吾輩も本書が書庫にあるのは知っていたけど、題名にピンと来なくて放置していた。でも、今のコロナ禍だからこそ引っ張り出したんです。

が「ナイス!」と言っています。
やいっち
「展示品の紹介に加え、八雲の生涯を主要著書、ゆかりのマップなどを編み、簡単な日英併記として編集した第2版」簡潔な説明。写真が豊富。現下の状況にあって、ハーン著作集などを読み出して3ヶ月以上経ったけど、まだ当分は続きそう。八雲の成果が昭和天皇の窮地を救う一助にもなっていたとは初耳。
が「ナイス!」と言っています。
やいっち
初期から彼の作風が徐々に形成されていく様子が分かる短編集。「青い海黒い海」「春景色」「死者の書」などは実験的というか試行錯誤。「水晶幻想」などは、意識の流れ風な当時としては先鋭的な作品。正直、川端ファンとか研究者には興味を持てるだろうが、吾輩は退屈だった。 「それを見た人達」から「禽獣」になると、読み応えがある。川端文学が始まったと感じられる。
やいっち
2020/07/18 21:44

死の予感。世の柵の虜となっている若い女性へのやや一方的な思い入れ。鳥籠の鳥へのこれまた飼い主の勝手な思い入れ。弄ばれる弱気立場の生き物たちの死にざまを冷たい目で観察する。つまりは己の孤独な過去の姿を投影しているのか。

が「ナイス!」と言っています。
やいっち
小説の舞台は、アメリカ合衆国南部の州であるルイジアナ州。郊外のSolitude Point (河岸の農作地)が舞台。白人中心の州。日本人は苦しい立場にあった。主人のリチャードが違法な農薬の汚染で健康被害を出したという汚名で仕事を失ったことを契機に、奥さんの幸恵の言動崩壊が始まる。アルツハイマー型認知症かどうか、医者の診断は確定しない。リチャードは収入の道が途絶えたことが原因だと思うが、物語が進むうちに日本人妻である奥さんの孤立、そのことが主人にも理解されていなかったことが主因ではないかとも思われてくる。
これらの時代
2020/07/17 20:43

ろくでもないとわかっていたけど‥奥様方たちは。。でもこの本は読んでみたくなりました。

やいっち
2020/07/17 21:11

新しいとは言えない作品ですが、今日的な問題が描かれてます。

が「ナイス!」と言っています。
やいっち
『残酷な進化論: なぜ私たちは「不完全」なのか』 (NHK出版新書)をつい先日読んで気に入ったので、本書にも手が出た。  といいつつも、本の装丁がやや地味。書店で生物学など自然科学関係の書架を眺めた時も、普通なら見過ごしてしまったかも。著者名に目が行ったので、手にしたのだ。本書は初学者向けの本。生物学に限らず自然科学に関心を持ってもらいたいと書きおろしたらしい。大人にも科学に親しんでほしいという思いが伝わる。読みやすいし理解しやすい。お茶を飲みながら気楽に読める本である。
が「ナイス!」と言っています。
やいっち
友人に戴いた本。フランス人にとって、パンは主食ではない。日本人とは、料理……飲食の考え方が違う。そもそも主食(ご飯)に味噌汁など副食(おかず)という発想が日本風……日本人の常識なんですね。と云いつつ、我輩は料理をしない。個食……孤食。料理……調理するって、恋人などの連れ合い、仲間を歓待するウェルカムの営為。友らとの時間を濃密に楽しみたいという思い。悲しいかな我輩には縁遠い世界。眩しい思いで読んでました。
やいっち
2020/07/14 12:33

云うまでもないけど、書き手は神父さま。土台に歴史や宗教上の理解や考察がある。が、肩肘張らずに、神父さんの話を会食の座談として楽しめばいいかな。

が「ナイス!」と言っています。
やいっち
(前略) いずれにしろ、『ロリータ』を読み返してよかったとつくづく思う。今回は、春先にナボコフの文学講義を四冊立て続けに読んだこともあり、ナボコフの小説は何冊も読んできた。ナボコフの評価はどうであれ、ウエルベックの小説で鍛えられてもいる。そんなハイブローな講義をするお前はどうなんだと、『ロリータ』を読み返して、これはかなりレベルの高い小説だと、つくづく感じ入った次第。下世話なポルノ小説の期待はあっさり裏切られるが、代わって意匠を凝らしたナボコフならではの虚構…物語の世界が繰り広げられる。
やいっち
2020/07/12 21:59

アメリカを車で動き回るロードノベルとしても読めるが、究極のところ、これは純愛小説だと思った。語り手の、惚れた少女への、あるいは一度惚れた少女像への一途な想いが、ついには彼が涙ぐむほどの中年男の純情物語に成り果てる。  いやはやである。が、小説なんて、作家の見果てぬ夢を追う究極の手段だということであるなら、これも大いにありかなと思うのだ。傑作である。 (全文: http://atky.cocolog-nifty.com/bushou/2020/07/post-8cde8d.html )

が「ナイス!」と言っています。
やいっち
「江戸期を中心に、明治初期までの郷土史にテーマを求めた物語の数々で、義民の憤死、家老の割腹、家庭薬配置員の死、殺人、偽札作り、くるわの心中、と刃傷はなしなど、バラエティーに富んだ内容」とか。ほとんどを車中での待機中に読んだ。挿画は、かの岩田長峯氏である。昨年、展覧会へ行ったっけ。
が「ナイス!」と言っています。
やいっち
池波氏の小説も好きだが、何と言っても東京在住30年だったので、東京の主に都下への思い入れは人一倍である。方々を歩いたし、車でオートバイで走り回った。居住したり会社のあった地域(西落合・上高田・新宿・大久保・飯田橋・高輪・三田・芝浦・海岸・中延・大森……)についてはなおのことである。  東京出身や在住の作家らへの思い入れもある。関連本も様々読んできた。本書を読んで、古地図を手に歩けばよかったなーという悔いの念を覚えている。だからこそ、今、富山に帰郷した以上は、富山の方々を動いて回るつもりである。
やいっち
2020/07/12 07:11

その他、浅草、芝、白金、麻布十番、吉祥寺(武蔵野)、北千束、旗の台……

が「ナイス!」と言っています。
やいっち
シェイクスピア論に始まって、英文学と聖書、ポーやロングフェロー、など興味深い話題が続く。「散文芸術論」「小説における超自然的なものの価値」「西洋の詩歌における樹の精について」「虫の詩」「英詩のなかの鳥たち」「夜の詩」「日本を主題にした外国の詩」「最終講義」などなど、気になる章が並び、詩の苦手な吾輩を夢中にさせてくれた。
やいっち
2020/07/05 21:34

本書は、ハーンの講義を受講した学生らの筆記ノートに基づくもの。ハーンの講義は喋りっ放しで想像力を掻き立てる熱意溢れるもので、人気があった。思うのは、こうしたノートを筆記できる学生の優秀さ。さすがというべきか。  人気があったが、突如ハーンは首に。政府の判断として、そろそろ日本人が先生として英文学を講義できるだろうと。後任に漱石らが着任。この辺りの人事ってのは、合理的というか、非情というのか、当人の意向なんて頓着しないんだ。

が「ナイス!」と言っています。
やいっち
「数学・量子論・進化論・結晶学・物理学から心理学に至る第一級の科学者たちが,今まで見すごされてきた科学における「美」の役割をさまざまな角度から解説し,科学的想像力の核心に迫る。無味乾燥な科学を親しみやすいものにする刺激的な論集」とか。以前、読みかけたが冒頭の一章が理解不能で放棄していた。コロナ禍の現況に鑑み、再挑戦。第二章からはそこそこに読める。門外漢の吾輩だから参考になる議論だろうが、がやはり、論としてはやや古い。
が「ナイス!」と言っています。
やいっち
)「明治29年の津波。昭和8年の津波。チリ地震津波。三陸沿岸を襲った三大津波はどのようにやってきたか。大津波の惨状を、その悲劇を体験した人びとの証言をもとに再現し、海と闘う人間の姿を記録する」もの。作家吉村氏の力作。個人として集められる限りの証言を記録してくれている。吾輩としては、「高熱隧道」以来の吉村昭作品。ともに父の蔵書である。
が「ナイス!」と言っています。
やいっち
ほとんど車中での待機中の楽しみで読んでいた。  本書についてはメモ的に折々書いてきた。  大概の日本人には全く敵わないような日本への知悉ぶり。歌舞伎や能、狂言への傾倒ぶり。日本の文学史についての浩瀚な著作。渡辺崋山研究など、本来なら日本の研究者にやってほしかった仕事という業績。などなど卓越した研究生活は吾輩などが評価するなど僭越だろう。ただ、その上で云うと、特に文学(や美術)について、何か物足りない。
やいっち
2020/07/01 21:23

そう感じるのは、たまたまこのコロナ禍の現況にあって、漱石の文学評論や、ラフカディオ・ハーンの英文学講義(これは日本の学生向け)を読むと、まさに作家の個性、資質が如実に現れている。感じられる。ともすると、狂的なまでの執念や表現欲。そう、キーンはあくまで学者であって、作家や創作家ではないのに、吾輩は、ないものねだりをしているのだ。  あくまで日本文学の勉強のために折々何かしら読んでいくだろうが、ま、そういうことである。

が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2015/03/04(1980日経過)
記録初日
2005/04/30(5575日経過)
読んだ本
759冊(1日平均0.14冊)
読んだページ
274716ページ(1日平均49ページ)
感想・レビュー
701件(投稿率92.4%)
本棚
10棚
性別
年齢
66歳
現住所
富山県
外部サイト
URL/ブログ
http://atky.cocolog-nifty.com/bushou/
自己紹介

読むこと、書くこと、居眠りすることが好き。
読書範囲は、哲学や文学から物理学や天文学、生物学、古代史、考古学、絵画や音楽と幅広く。
苦手なのは、法律やマニュアル本など。
自分で小説やエッセイを書いたりしてます。
旅行やグルメ、スポーツ、コンサートも楽しみたいけど、こっちはなかなか実現しない。

外部ブログも15年以上になります:
日々の日記:「壺中山紫庵」 http://atky.cocolog-nifty.com/bushou/
創作の館:「壺中方丈庵」 http://atky.cocolog-nifty.com/houjo/


読書メーターの
読書管理アプリ
日々の読書量を簡単に記録・管理できるアプリ版読書メーターです。
新たな本との出会いや読書仲間とのつながりが、読書をもっと楽しくします。
App StoreからダウンロードGogle Playで手に入れよう