同氏の本は、『水の音楽』 (平凡社ライブラリー)や『音楽と文学の対位法』 (中公文庫)、『六本指のゴルトベルク』 (中公文庫)などを読んだことがある。気が付けば同氏の本は四冊目。…肝心のピアノ演奏は(多分)聴いたことがない。ここはYouTubeの出番かな。
関連してる(?)拙稿に「青柳いづみこ、ドビュッシーを語る」がある。他に「青柳いづみこ 著の『音楽と文学の対位法』に痺れた」「青柳いづみこ…双子座ピアニストは二重人格?」などがある。「ラヴェルのボレロから牧神の午後へ」「印象は百聞に如かずだね」も。
内容案内: 「武士はいつ、どこで、生まれたのか? 七世紀ものあいだ日本を統治してきた彼らのはじまりについては、実ははっきりとした答えが出ていない。かつて教科書で教えられた「地方の富裕な農民が成長し、土地を自衛するために一族で武装し、武士となった」という説はでたらめで、都の武官から生まれたという説は確証がなく、学界は「諸説ある」とお茶を濁す。この日本史における長年の疑問を解消するために、古代と中世をまたにかけ、血統・都鄙・思想に着目し、武士の誕生の秘密を明らかにする。」
子供の時に読みたかったなぁと大人になって思うけど、子供の時には勧められても読みたくない本、問題、ありますね!子供を持つと、更に悩ましいです。自分がそうだったから無理に勧めるわけにもいかないし、いかんともしがたい・・・。
本書の中のどの章も参考になったが、別けても「考古学・人類学の関係史と『土偶を読む』吉田泰幸」がこの話題を広く眺めていて参考になった。 また、「実験:「ハート形土偶サトイモ説」望月昭秀」は、竹倉史人流のイコノロジー擬きを援用しての<実験>で、こうして言い切ってしまったら吾輩の如きど素人は素直に納得するだろうな。
【『土偶を読む』の検証は、たとえれば雪かきに近い作業だ。本書を読み終える頃には少しだけその道が歩きやすくなっていることを願う。雪かきは重労働だ。しかし誰かがやらねばならない。(望月昭秀)...はじめにより】が印象的である。 この<騒動>を契機に一層論議が深まればいい…が、土偶の作り手が語ってくれるはずもなく、研究はまだまだ続いていくのだろう。
読むこと、書くこと、居眠りすることが好き。生活のために仕事も。家事や庭仕事もなんとか。
読書は雑食系かな。でも、読めるのは月に十数冊なので、実際には幾つかのジャンルに限られてるみたい。
苦手なのは、専門書や法律、マニュアル本など。
小説やエッセイを書いたりしてます。
バイクでのミニツーリングを折々。
グルメ、スポーツ、コンサートも楽しみたいけど、仕事や家事でなかなか実現しない。昨年(23年)末、薪ストーブ設置。庭木の枝葉を焚き火代わりに燃やしてます。薪はなくて柴だけなので、心底寒い時だけ。焔と共に柴の燃えてはぜる音が心地いい。
外部ブログも20年以上になりました:
日々の日記:「壺中山紫庵」 http://atky.cocolog-nifty.com/bushou/
創作の館:「壺中方丈庵」 http://atky.cocolog-nifty.com/houjo/
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今日図書館で村上春樹訳の方を借りてきました。やいっちさんの感想を拝読して、読むのがますます楽しみになりました(*^-^*)
我輩も村上春樹訳で読み比べてみたいです。作家ならずとも作家の創作の秘密を探りたくなる、そんな作品です。