富山駅構内……南北通路フロアー。七周年……?
我が家には縁側もあるし、内庭もある。それなりに庭の雰囲気を出したいが、誰に習ったわけでもなく、親の残した唯一の財産だとばかり、頑張っては来たのだが、次第に藪のようになっている。
転記: いやいやなかなか本格的な内容。実験物理学の畑の方か。期待以上の手応えがある。数式を使わずド素人に最先端の素粒子論などを説明するのは、よほどの力量がないと難しいだろう。 欧米の科学者の本だと、日本の研究者の名前がスルーされている場合が多いが、本書は朝永や湯川、南場などちゃんと目配りされていて好感が持てる。
素粒子物理学の実験科学者の側からの総集編的書に感じた。吾輩は一般向けサイエンス書を追っ掛けてきた。超紐理論の盛衰も見てきた。ダークエネルギー・ダークマターの宇宙での圧倒的存在感は、物理学者らに物質観の根底的見直しを迫っている。人類の英知は未曾有の課題を克服出来るのか……
化粧についても、垢の擦り過ぎはよくないとか、石鹸での洗顔ボディ洗いも控えめにとか、日焼けの話題とか、男女を問わず参考になるだろう。 分かったことも多いが、同時に、分かっていないことも多々あるとか。 これからも関連本は折々読んでいくだろう。
著者・椛島健治の経歴:「96年京都大学医学部を卒業後、横須賀米海軍病院でインターン。 97年ワシントン大学医学部附属病院に臨床留学。 2003年京都大学大学院医学研究科博士課程修了。 その後、同大学医学部附属病院助手、カリフォルニア大学サンフランシスコ校医学部免疫学教室リサーチアソシエイトを経て、05年産業医科大学皮膚科准教授。」 つまり自ら皮膚科の医師であり研究者でもある。
出版社の内容案内によると、「庭の草木、変わりゆく川筋や町並みの景観また地理への深き想いを抱いていた永井荷風。この異常とも思える好奇心旺盛な文化人類学者的文学者の深層心理を「理系感覚」という一本の補助線を引いて、新しい荷風の文芸世界を再発見し、堪能する1冊」というもの。この理系感覚で女性も堪能したのだろうか。荷風理解に資するより、著者坂崎重盛の嗜好が勝っている感がする。
著者は、千葉大学園芸学部造園学科卒業、横浜市職員として、児童公園などの設計に参加するも1年で退職、河原淳に弟子入りした後、イラストやジャズ論評、詩作などを行う。出版社勤務を経て、1981年遊戯的出版プロデューサー集団「波乗社」を設立」といった方。吾輩は著者を本書で初めて知った。THE ALFEEの坂崎幸之助の叔父だとか。
この本……一般向けとはいえ数学の本。が、行き付けの書店では、文芸書のコーナーに置いてある。数学本のコーナーにはなかった。新潮クレストブックだから? 内容にお構いなく機械的に(中を一切 確かめず)文芸書扱い? 店員はただのバイトなのね。
本書は最終講義の内容を綴ったもの。但し、来し方をしみじみ語るのではなく、「振り返っている時間はない! 未来に向けて私が伝えたいこと」が熱っぽく語るもの。警世の書、危機感の書なのである。喫緊の課題、我々にできることは、「減災の意識を持つ」ことで、地元のハザードマップを確認し、いざとなったら何処へ逃げるか、身近な人たちと確認し合うことだろう。
著者の経歴:「東京都生まれ。(中略)1987年、東京大学より理学博士の学位を取得、(中略)通商産業省地質調査所主任研究官、米国内務省カスケード火山観測所客員研究員などを経て、1997年より京都大学大学院人間・環境学研究科・総合人間学部教授。2021年、京都大学名誉教授。同年、京都大学レジリエンス実践ユニット特任教授。2021年3月10日、京大教授としての最終講義が行われた」…その成果が本書だ。
武内桂舟画「泥水清水」、江見水蔭、昇亭北寿、歌川国直、などを知った。拙稿「日和下駄……東京散策…嘗ての東京 http://atky.cocolog-nifty.com/bushou/2023/05/post-3ca2d5.html 」参照。
本書の著者「児玉 聡(こだま さとし、1974年 - )は、日本の倫理学者。京都大学大学院文学研究科教授。功利主義を中心とした英米道徳哲学史と生命・医療倫理学の研究を専門とする」というが、情けなくも本書で初めて知った方。著書は読んだことがないし、2011年度和辻賞受賞ってことも、今日初めて気づいた次第。
扱われるのはいずれも錚錚たる優れた面々だが、門外漢にはマニアックな人材と映るかもしれない。吾輩は、自分が軽視(ほぼ無視)していた研究者群像を今更ながら知ることが出来て今更ながら不勉強…不明を恥ずるしかない。
昌益の記述に突っ込みどころは多々あるものの、そうした瑕疵を吹き飛ばす迫力の書だ。学生時代には中央公論社の日本の名著シリーズの一冊として刊行されていた…が、世界の名著シリーズを追うのがやっとで、日本までは手が(頭が)ほとんど回らなかった。四十路を越えた辺りからボチボチと。
尚、加藤楸邨著の「芭蕉秀句〈下巻〉 (1954年)」に関連して余談めいたことを書いている:「秋風の吹くにつけてもあなめあなめ」 http://atky.cocolog-nifty.com/bushou/2023/05/post-2cf0c7.html
敗者とも言い切れないが……明治の近代化……御一新……薩長の(江戸以前の文化伝統の埒外にあった)田舎者が破壊し顧みなくなった江戸の文化風俗伝統を死守せんとする、近代化の歴史からは消されるか排除されがちな有意の偉人たち。
「赤い靴」や「青い眼の人形」をめぐる話題は、これだけで物語だった。 再読する精力は自分にはないが、岩波の現代文庫に上下巻で所収とか。我と思わんものはぜひ挑戦を。読んで損はない。
魚拓が表紙の装画! 魚拓家の清水游谷氏の手になる。ついでながら、序はあの尾崎士郎である。更についでながら附記すると、自宅(手元)には表紙装画に似た魚拓……なのか絵が。納屋で発見した。
読むこと、書くこと、居眠りすることが好き。生活のために仕事も。家事や庭仕事もなんとか。
読書は雑食系かな。でも、読めるのは月に十数冊なので、実際には幾つかのジャンルに限られてるみたい。
苦手なのは、専門書や法律、マニュアル本など。
小説やエッセイを書いたりしてます。
バイクでのミニツーリングを折々。
グルメ、スポーツ、コンサートも楽しみたいけど、仕事や家事でなかなか実現しない。昨年(23年)末、薪ストーブ設置。庭木の枝葉を焚き火代わりに燃やしてます。薪はなくて柴だけなので、心底寒い時だけ。焔と共に柴の燃えてはぜる音が心地いい。
外部ブログも20年以上になりました:
日々の日記:「壺中山紫庵」 http://atky.cocolog-nifty.com/bushou/
創作の館:「壺中方丈庵」 http://atky.cocolog-nifty.com/houjo/
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タイトルは「ブラインドネス」です。伊勢谷友介と木村佳乃が出てます。主演はジュリアン・ムーア。
sheemerさん ありがとうございます。