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2023年10月の読書メーターまとめ

ぱふぱふ
読んだ本
62
読んだページ
20385ページ
感想・レビュー
62
ナイス
6079ナイス

2023年10月に読んだ本
62

2023年10月のお気に入り登録
4

  • ドリアンLove
  • Kokopelli
  • なお
  • mae.dat

2023年10月のお気に入られ登録
8

  • 竹本明
  • 訪問者
  • 白狐
  • Kokopelli
  • インディ
  • なお
  • mae.dat
  • みよっぴ

2023年10月にナイスが最も多かった感想・レビュー

ぱふぱふ
小説現代長編新人賞受賞作品。これはなかなかパンチが聞いた小説だ。ついこの前読んだばかりの『キッチンセラピー』よりずっと良いと思う。本作は梅農家のおばちゃん,明子が主人公。一人息子は小さい頃から失敗を事後報告するタイプ。万引きした時も,同級生の女の子を妊娠させてしまった時も,借金が返せなくなった時も…。そんな息子の3番目の妻,沙羅ちゃんはラップ好きの女の子。ある日ラップの大会に出た沙羅ちゃんがコテンパンにされるのを観た明子は…。最初はエンタメ小説かと思っていたが,最後は家族小説としてまとまっていた。いい話。
が「ナイス!」と言っています。

2023年10月にナイスが最も多かったつぶやき

ぱふぱふ

今年も残すところ3か月となってしまいました。夏の疲れが出たのか,少し体調を崩しています。読み友の皆さまもお気を付けください。9月に読んだ本の中で一番よかったのは,直木賞をとった『木挽町のあだ討ち』かな。★2023年9月の読書メーター 読んだ本の数:54冊 読んだページ数:17227ページ ナイス数:5417ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/572172/summary/monthly/2023/9

ぱふぱふ
2023/10/01 23:58

buraさん,コメントありがとうございます。まだ夏は終わっていないのかも? 明日も30度くらいらしいです。お互いに隊長には気を付けましょう。^^

ぱふぱふ
2023/10/02 00:00

mikeさん,コメントありがとうございます。共読6冊とは多いですね! 『木挽町の仇討ち』は私の周りでも評判が良かった本です。暑さにも,これから来る寒さにも負けずになんとか乗り切りましょう。^^

が「ナイス!」と言っています。

2023年10月の感想・レビュー一覧
62

ぱふぱふ
「初版本図書館の事件簿」というシリーズの1作目。イギリスを舞台にしたコージーミステリ。でも残念なことに主人公が好きになれない。アガサ・クリスティなどのミステリの初版本を蒐集していた人が設立した「初版本協会」。そこの新人キュレーターが主人公なのだが,ミステリは今まで読んだことがなくて,上司にあたる事務局長が仕事について説明してくれているのに,聞く耳なし。でも,そんな職場で殺人事件が起きる。すると主人公は急にミス・マープルの本を読み,素人探偵ぶったりするのだ…。私は本家の「書斎の死体」でも読もうかなっと。
が「ナイス!」と言っています。
ぱふぱふ
この作家さん初読み…かと思ったら,『オーダーは探偵に』シリーズの人だった。そのシリーズなら途中まで読んでいるな。今回は本にまつわるファンタジー小説。主人公のアン(高校生)は東京っ子。ある日お父さんに札幌でホームステイをするように言われる。何とかたどり着いたお屋敷は,図書館が併設されていて…。アンがうっかり寝てしまうと,不思議な裏の世界の図書館に入り込んでしまう。私だったら嬉しいかも。とりあえず,アンのおっちょこちょいなところが気になって気になって…。もっと注意しようよ! 猫さん,たくさん登場。
が「ナイス!」と言っています。
ぱふぱふ
痛みをテーマにしたかのような短編集。1話目の表題作は別のアンソロジーで読んだことがあった。今回改めて読み直してもやはり素晴らしい世界観とストーリーだ。よくこんなことを考え付いたものだ。物語が紙ではなく人に刻まれる世の中で,正しさを競って命をかける…。私が個人的に印象に残ったのは4話目の「痛妃婚姻譚」。痛妃は豪華な装いで笑顔で舞踏会で踊りながらも,内では他の人の痛みを一身に受けている。私は全身が痛む病気にかかっているので,共感してしまった。そうか,私も他の人の痛みを引き受けているのかも…。元気をもらえた。
が「ナイス!」と言っています。
ぱふぱふ
どこまでが事実でどこまでがフィクションなのかがわからないようなリアルな小説。戦争中,ある小学校で代用教員として働いていた公子。その小学校にはグランドピアノがあった。そこへ,ぜひピアノを弾かせてほしいと2人の特攻隊員がやってくる。彼らは「月光」を弾いて基地へと戻っていった。そして現代になってようやく,公子はその話を語る。それがマスコミで取り上げられ,大きな話題となる。しかし自分がその特攻隊員だという人は現れない。やはり亡くなってしまったのか…? 私は「振武寮」という場所を初めて聞いた。つらい。
が「ナイス!」と言っています。
ぱふぱふ
この作家さん初読み。警察小説ではなく,警備会社の話。お仕事小説と言っても良さそう。この本に登場する警備会社は,仕事の内容で1号警備から4号警備に分けている。1話目は,主人公が過去に暴力事件を起こしたものの,自分の矜持を守るために警備員になり,現金輸送(3号警備)をしたいと希望する話。しかし,悪い仲間がいて彼を現金強奪に引き込もうとして…。そうした個々の話もあるが,全体を通して,社長をしている兄と人事部にいる弟の確執についても書かれている。お父さんが素晴らしい人だったんだな…。
が「ナイス!」と言っています。
ぱふぱふ
森絵都さんの短編集。特にテーマは決まっていないみたい。いろいろな媒体に発表した作品をまとめたもの。全部で7話。私は最後の「あした天気に」が良かったかな。主人公が,自分が作ったてるてる坊主と会話する話。夢の世界にはテルテル王国という国があって,王様がいる。最近はてるてる坊主を作る人が少なくなったので,主人公は感謝され,天気に関する3つの願いを叶えてもらえることになる…。夢があっていいなぁ。こういう話好き。表題作は,女友達同士で「肉」に集中する様子がちょっと怖かった。
が「ナイス!」と言っています。
ぱふぱふ
[再読] 最初に読んだのはだいぶ前。ちょっといつだったか思い出せないほど。そこで,改めて読み直すことに。この本には表題作以外に,「車井戸はなぜ軋る」と「黒猫亭事件」も収録。なんといってもやはり表題作の「本陣殺人事件」が面白い。雪密室だ。トリックはわかっているので慎重に読んだが,何度読んでも考えた人(犯人?それとも横溝正史?)がすごいと思う。ぜひとも映像で観てみたいものだ。2話目の「車井戸はなぜ軋る」は『犬神家の一族』を彷彿とさせるものがあった。本物なのか,それとも偽物なのか。ドキドキ。
が「ナイス!」と言っています。
ぱふぱふ
宮部さん,ボケ防止だなんて早すぎる…。宮部さんが入っている「ボケ防止句会」で読まれた句に,宮部さんがストーリーをつけたもの。短編集。どの話もそれぞれの句にぴったり合っていた。そこはさすが。でも家族や日常の話が多くて,私はそれがちょっと残念だったのだ。薄ら寒いくらいで終わってしまって…。もっとぞわっとする話とか,宮部さんにしか書けないような話を期待したいなー。というわけで続編あるようならばそのあたりよろしくお願いします。
が「ナイス!」と言っています。
ぱふぱふ
タイトルから分かるように,歴史ミステリ。近代日本の著名人の名前が次々と登場して楽しい。伊藤博文のお屋敷には,娘の家庭教師という名目であの津田梅子がいたらしい。どこまでがフィクションなのかわからないけれど…。時期は,大日本帝国憲法が発布される前。書生としてお屋敷にあがることになった主人公の杉山潤之助。しかし,他にも数人いる書生の一人が殺されてしまう。いったい誰が?どうして?そして新たな事件が…。伊藤博文が書生たちを前に,過去を語るシーンが好き。本当にこんな人だったのかな。
が「ナイス!」と言っています。
ぱふぱふ
図書館で見つけた。この作家さん初読み。『准教授・高槻彰良の推察』シリーズに近い感じなので,私は好み。最近,怪異系ってはやっているの? さて,本作は骨とう品屋さんの「杠葉古物堂」がお話の入り口。連作短編集。ここは実はいろいろな怪異についても相談を受けているのだ。店主の杠葉氏(過去に双子の弟が怪異に巻き込まれ行方不明)とアルバイトの遊馬くん(母がかつて神隠しに遭い,戻ってきてから出産。怪異に近づくと匂いでわかる能力を持つ)が,持ち込まれた怪異から依頼人を助ける。お人形の話が一番怖かった…。続編出るかな。
が「ナイス!」と言っています。
ぱふぱふ
この作家さんのこれまでの作品とは一風違った,爽やか青春ミステリだった。知識は豊富だけれど冴えない感じの男の子が,ある日モスバーガーで暗号を解いている年齢が近そうな姉妹を見つける。それが物語の始まり。その暗号が解けてしまった主人公の「僕」は,偶然出会ったキラキラ系の同級生,清春と一緒に姉妹とさらなる暗号を解く旅に出る…。急に服選びに気を使ってしまったりするところが青春だなって思う。読んでいてほほえましい気持ちになった。でもラストはどうなのかしら。急に最近の流行を取り入れたみたいになってしまって…。
が「ナイス!」と言っています。
ぱふぱふ
角田さんが雑誌「オレンジページ」に連載していたエッセイをまとめたエッセイ集。「オレンジページ」の読者層に合わせているからか,お料理の話やホンワカした話がほとんど。飼っている猫さんの名前はトトちゃんとのこと。美猫さん。角田さんは猫が好きで,いろいろな猫グッズを買い込んでいるらしい。そういう気持ちわかるわ~。私は犬が好きなので,ついつい犬柄のものなどに反応してしまうもの。お風呂が苦手なのも共感できる。私も苦行のようにお風呂に入っている。リラックスできな~い。
が「ナイス!」と言っています。
ぱふぱふ
タイトルから想像した内容とだいぶ違った。「8050問題」はこの本にもある通り,「結婚や就職もできぬまま五十代になった子どもが,八十代の親の年金を頼って生きていく」ことだと思う。でもこの物語の主人公,歯科医の正樹はまだ80代には遠そう。優秀で活発な娘と引きこもりの息子がいる。この本のテーマはこの引きこもりの息子についてだ。7年前の中学生の時に学校で受けたイジメが原因で,それ以来学校へ行かなくなった翔太。このままではいけないと,両親はいろんな手を打つが…。息子に寄り添おうとする父親が,人間味があって良い。
が「ナイス!」と言っています。
ぱふぱふ
久々に新作が出た。シリーズ10作目(正確には0.5みたいなものがあるので,12作目かな。しばらく読まない間に浜村渚ちゃんが中学2年生になってる!(あれ?最初から?)表紙の絵などから小柄なイメージがあったので小学生かと…。でもそれでは数学の問題が解けないよね。このシリーズは数学オタクの渚ちゃんが悪の組織「黒い三角定規」と戦う物語。毎回,理系の私でも知らないような数学豆知識が披露されて,勉強になる。数学をやり直そうかな…とまで思ってしまう。インドの数学者のラマヌジャンって知らなかった~。
が「ナイス!」と言っています。
ぱふぱふ
シリーズ10作目。話が意外な方向に転がった。前作では「この先,どうなるの!?」と心配な終わり方だったが,一転して本作では話は過去へ。相国の双子皇太子(片方は王様になるのだけれど)の姉,蟠桃公主が威国に嫁いだ時の話。正式に蒼妃になるまでの物語。そしてその付添いで威国を訪れた叡明と,白公主だった冬来との物語も。いろいろなエピソードが満載で面白かった。それにしても大衆小説がこれほどに文化交流に役立つとは。庭の描写は欠かせないのか…。次作では話が現在に戻るのだろう。またそれも楽しみ。
が「ナイス!」と言っています。
ぱふぱふ
シリーズ4作目で最終巻。主人公の瀬名あさひは編集者。担当する作家,御崎禅はだいぶ変わった人で…。というわけで,まさかの吸血鬼なのだ。でも人間界に生きるためにはいろいとろ制約があり,前作ラストでその制約の1つを破ってしまう。今回はその審問会から。御崎禅の母親を名乗る女性が現れたりして,結構ドタバタな展開だった。ラストはこれまで気になっていたことがようやく解決。いい終わり方だった。ちなみに映画『インタビュー・ウィズ・バンパイア』は私が初めて途中退出した映画だ。気持ち悪くて…。
が「ナイス!」と言っています。
ぱふぱふ
シリーズ2作目。連作短編集。1作目の『ツール&ストール』(あとで『白戸修の事件簿』に改題)を読んだのはだいぶ前。前作では大学生だった白戸君が,本作では大手出版社に勤める社会人になっている。でもやることは同じ。お人好しの白戸君は人に何かを頼まれると断れないタイプ。そしてなぜか中野駅が鬼門。中野駅に近づくたびに事件(日常系)に巻き込まれるのだ。今回も町内のいたずら書きや,会場設営でのミス,盗聴などなどいろいろな事件に巻き込まれる。探偵の宇田川さんと走り回る「ラリー」が一番楽しかった。
が「ナイス!」と言っています。
ぱふぱふ
こ,怖い。そしてグロい…。想像力の豊かな人にはお勧めできない。私は一部,心を無にして読んだ。女性が失踪する事件が多発する。姉を含む家族全員が失踪した過去を持つ医者の茜が主人公。ある日,山から逃げてきた一人の少女を助ける。しかし彼女のおなかの中に不思議なものが宿っていて…。途中で巨大ヒグマが出てくるのだが,その描写を読むと,現実に起きている最近のクマ被害が思い起こされてつらくなる。街中にも進出しているよね。皆さん,気をつけよう。タイムリーな1冊だった。
が「ナイス!」と言っています。
ぱふぱふ
小説現代長編新人賞受賞作品。これはなかなかパンチが聞いた小説だ。ついこの前読んだばかりの『キッチンセラピー』よりずっと良いと思う。本作は梅農家のおばちゃん,明子が主人公。一人息子は小さい頃から失敗を事後報告するタイプ。万引きした時も,同級生の女の子を妊娠させてしまった時も,借金が返せなくなった時も…。そんな息子の3番目の妻,沙羅ちゃんはラップ好きの女の子。ある日ラップの大会に出た沙羅ちゃんがコテンパンにされるのを観た明子は…。最初はエンタメ小説かと思っていたが,最後は家族小説としてまとまっていた。いい話。
が「ナイス!」と言っています。
ぱふぱふ
『夜果つるところ』という小説がある設定。(恩田陸も同名の小説を書いている。)この小説を基に映画を作ろうとすると,必ず関係者に不幸があり,完成にたどり着けないいわくつきの作品だという。一方で,小説家の梢はこの作品の著者である「飯合梓」に興味を持ち,夫の雅春とともに関係者が集まる豪華客船の船旅に参加。船の上で彼らの話を聞いて,最終的に達した結論は…。とにかく会話と独白(?)が多い。それに耐えられない人には厳しいだろう。クリスティー作品のネタバレにはびっくり。えっ,こんなところで?!
カラテboy
2023/10/24 12:52

私も積読本になっています。恩田陸が大好きなので、ぱふぱふさんの感想を読んで、また読むのが楽しみになりました。

ぱふぱふ
2023/10/24 20:09

コメントありがとうございます。私も恩田陸さんが以前から好きで,文庫で揃えています。ふわーっとした話でした。(←何の参考にもならない)^^;

が「ナイス!」と言っています。
ぱふぱふ
前に読んだ気もするが,ここには記録が残っていなかったのでもう一度読むことに。本格ミステリ大賞受賞作。単行本で2006年だから,道尾さんの比較的初期の作品だ。主人公の凰介くん(小学生)の母が病死。そのお葬式のシーンから話が始まる。凰介くんには亜紀ちゃんという幼馴染がいる。家族ぐるみの付き合いだ。ある日,亜紀ちゃんのお母さんが飛び降り自殺をする。ショックを受ける凰介くんとその父,洋一郎。しかし,凰介くんはだんだんに一連の出来事の真相に近づいてしまう…。とても重たい話だった。小学生が背負うには重すぎる秘密だ。
が「ナイス!」と言っています。
ぱふぱふ
[文庫本で再読] 大好きな誉田さんの小説が文庫化されたので早速買って読む。またしても一気読みしてしまった。2度目だけれど何度読んでも面白い。でもオカルトチックなところが好きではないという人もいるかも。ある女性が,男を殺してしまったと通報してきた。しかし,話を聞こうとするとなかなか語ってくれない。捜査一課から呼ばれた武脇が担当につくと少しずつ語り始めたのだが,自分にしか聞こえない女の人の声が聞こえるのだと言い始めて…。『ストロベリーナイト』シリーズの菊田の奥さんがちょい役で出てくるよ。
が「ナイス!」と言っています。
ぱふぱふ
4作が入ったホラー短編集。貴志祐介さんだということで,怖さを期待して読んだのだが,それほど怖くはなかった。1話目は「餓鬼の田」。とてもモテそうな男性が同じ職場にいるが,実は女性と付き合ったことがないという。その理由は,前世が潔癖症の女の子だったからだったそうで…。2話目は「フーグ」。編集者が担当している作家に連絡をとろうとしたら,不思議なことに巻き込まれて…。3作目は「白鳥の歌」。ホラーというよりは音楽についての蘊蓄が満載な話。4話目は「こっくりさん」。これが一番ホラーっぽかったかな。
が「ナイス!」と言っています。
ぱふぱふ
なんだかどこかで読んだことがあるようなストーリーだった。もしかしてドラマ化されていてそれを観たのかも? 残念なことに犯人も予想通りだった…。中学校の先生をしているお父さんが主人公の家族小説。とはいっても中山七里さんなのでもちろんサスペンス。ある日,娘が飛び降り自殺を図る。学校でのいじめが原因らしい。ネット民が加害者を特定し,被害者,加害者双方の家にマスコミが押しかける。そして第二の事件が…。双方の奥さんたちは感情的になり,旦那さんたちは冷静って,ステレオタイプじゃない?
が「ナイス!」と言っています。
ぱふぱふ
シリーズ14作目。今回は,ご近所で「はじめ食堂」以外の唯一の飲食店だった焼き鳥屋の「鳥千」さんが閉店を決めるところから話が始まる。空いた店舗は売らずに貸しに出したところ,ラーメン屋を始める女性にあっさり決まる。でも,開店したばかりのそのラーメン屋では,ボヤが出たり,シャッターに落書きされたりと災難続きで…。タイトルにもなっている「焼きめし」という言葉,私は知らなかった。チャーハンのことをそう呼ぶ地域があるのね。へぇ~。
が「ナイス!」と言っています。
ぱふぱふ
3部作の1作目。ちなみに2作目は『偽装同盟』とのこと。3作目はまだなのかな。もしも日露戦争で日本がロシアに負けていたら…という歴史改変小説。そこまでは事前に知っていたので,日露戦争をテーマにした歴史ものなのかなぁと思っていたら,警察小説だった。最初のうちは通りの名前がロシアっぽくなっていたり,ロシア軍人が登場したりで混乱。つまりは,警視庁の新堂と所轄の多和田がコンビを組んで殺人事件を追う話だった。捜査していると不穏な影が…。私は最後まで話についていけなかった感じ。残念。でもこういう話が好きな方にはお勧め。
が「ナイス!」と言っています。
ぱふぱふ
欠けた月が表すものは,心が欠けるほど疲れている人たちのことなのだろうか。美味しいコーヒーを出してくれる,ホッとできる空間,純喫茶「純」と,近くにある心療内科「椎木(しいのき)メンタルクリニック」を舞台にした連作短編集。1話目は「純」でバイトをしている女子大生,澪ちゃんの話。東京の大学に通うため上京してきたものの,周りから感じるのは疎外感。そして自己否定。そんな時,「純」の店主から「椎木メンタルクリニック」に行くように勧められる…。こんなに親身になってくれるお医者さんがいたら良いなぁ。
が「ナイス!」と言っています。
ぱふぱふ
『旅屋おかえり』の続編。訳あって旅に出られない人の代わりに旅をしてくれる「旅屋」というビジネスを始めた芸能プロダクション「よろずやプロ」。旅屋を担当しているのは,元タレントの丘えりか,通称「おかえり」だ。故郷の礼文島を飛び出してきてしまった経歴をもつ「おかえり」は,北海道関係の仕事をこれまでNGにしていたが,ここにきて札幌と小樽に行ってほしいという依頼が来て悩む。でももちろん行くことになるのだ…。いい話。エッセイとマンガも良かった。表紙の絵ってストーリーと何か関係あったのかしら。私が読み飛ばしたのかも。
が「ナイス!」と言っています。
ぱふぱふ
不思議なオーナーがいる喫茶店「ソムニウム」を舞台にした連作短編集。この喫茶店は悩んでいる人の前にあらわれるという噂。1話目はある会社で働く女性が主人公。飼い猫を亡くしたばかりでとても落ち込んでいる。そんな彼女の前に,喫茶店ソムニウムが現れた。ふらふらと中へ入っていくと,悩みごとと引き換えに願いを叶えてくれるという…。他にもいろいろな悩みを抱えた人々がソムニウムのおかげで立ち直っていく。でも私自身,飼い犬を亡くしてずっと落ち込んでいるので,1話目が一番心に響いた。
が「ナイス!」と言っています。
ぱふぱふ
以前にこの作家さんの『テスカトリポカ』を読んであまりの長さにげんなりしたが,本作は短編集。しかも,いろいろな作風のものが味わえてお得な一冊。理系(でも実は物理は苦手)の私としては,表題作が一番のお気に入り。展開にワクワクしながら読んだ。「スピン」という言葉がまさか大学時代にちょろっとかじったアレを意味しているとは…。虚無的なラストもよかった。この爆発物処理班が登場する話をまた書いてほしい。あとは3話目の「シヴィル・ライツ」がヤクザの話だが,なかなかシュールで良かったな。
が「ナイス!」と言っています。
ぱふぱふ
NHKスペシャルで放送した時は観ていなかったが,読み友さんのレビューを読んで,読みたくなった本。私はなぜか子供の頃から戦争ドキュメンタリーのようなものから遠ざけられて育った。たぶん私の両親があまり思い出したくないことだったからなのかもしれない。だから今更ながら当時のことが書かれた本を読んでいる。ガダルカナル島は「餓島」とも書かれた通り,日本兵たちが戦いよりも飢餓に苦しんだ島だ。なぜそんなことになったのかがこの本に書かれている。陸軍と海軍のメンツとか,悲観的な意見を具申すると更迭とか,ひどすぎる。撤収して!
が「ナイス!」と言っています。
ぱふぱふ
「投資」が国によって推奨されている今,株はどうかな…と考えて,初心者向きのこの本を借りてきた。恋にも推し活にも興味がない私だが,ショッピングは好き。この本は「推しを愛するように企業を応援する」をコンセプトにした株式投資のやり方の本。たしかにわかりやすく書かれていて,配当金をもらうのは難しいかもしれないけれど株主優待くらいは受けたいな~などと夢見てしまいそう。ただし,企業の株を「青田買い」するところの説明として,ジャニー氏の例を取り上げているのが今となってはNG。
が「ナイス!」と言っています。
ぱふぱふ
シリーズ5作目。他の読み友さんも書いていらっしゃるが,最初に2段組なのを見てげんなりした。これは長いぞ~。刑事のマリアと漣が活躍するシリーズ。でも本作では思ったよりも二人の活躍があまりなかった。それよりも進行していく事件の描写が多くて。それと20年以上前の過去の話かな。少年が吸血鬼化してしまい,何人もの人を殺した罪で服役することに。彼は「ヴァンプドッグ」と呼ばれていたが,ある日脱走。それと同時に連続殺人事件が再び幕を開ける…。読み終わって,へとへと。やっぱり長かった~。
が「ナイス!」と言っています。
ぱふぱふ
この作家さん初読み。『レペゼン母』の人なのね。実はちょうどこちらの本も図書館から借りてきているところ。気づかなかったわ~。本作は,口コミでこっそり広まっている「町田診療所」という名前の「くすりを一緒につくるキッチン」についての連作短編集だ。利用したい人は電話で予約をとる→診療所へ行く→町田もねさんと一緒にお料理をする→自分を取り戻す…という流れ。私が期待していたのとはちょっと違うかな。もっとぼんやりとしていた。自分というものは食べるものでできているということ言いたかったのかしら。うーん。
が「ナイス!」と言っています。
ぱふぱふ
今回は,特集が「呪術廻戦」と「短歌」ということで,まったく興味がなかったので買うのをやめようかな…と思っていたのだが,図書館で立ち読みしてみたら,作家さんの解体全書というコーナーが,私の大好きな伊坂幸太郎さんだったので,やっぱり買うことにした。最新作「777(トリプルセブン)」はホテルが舞台になっているとのこと。私はてっきり航空機(ボーイング777)の中が舞台かと思っていた! とても興味深いインタビューだった。こうやって物語は作られていくのね。殺し屋シリーズ大好き。
Sato19601027
2023/10/17 11:06

ぱふぱふさん、貴重な情報ありがとうございます。私も読んでみます。

ぱふぱふ
2023/10/17 12:42

Sato19601027さん,コメントありがとうございます。お役に立てて光栄でございます。^^

が「ナイス!」と言っています。
ぱふぱふ
『臨床の砦』と同じ病院を舞台にした物語。前作でもコロナ禍の壮絶な状況が描写されていたが,本作はそれよりも,未知のものに対する恐怖についての話がメインかな。クルーズ船「ダイヤモンドプリンセス」でのコロナ感染から始まり,コロナ第1波の右も左もわからずにとにかく対応しなければ,という状況の信濃山病院。近隣の他の病院が診療拒否をする中で,頑張ってくれた。読んでいて涙が出そうになった。それなのに,医療従事者が「コロナ患者を診察している」という理由で迫害される…。マスクが足りなかった時期もあったよね。
ぱふぱふ
2023/10/17 07:17

酔拳2さん,コメントありがとうございます。私の職場では残念ながらオンラインにもならず,オフピーク通勤にもなりませんでした。でも社会はずいぶん変わりましたよね。

ぱふぱふ
2023/10/17 07:18

カラテboyさん,コメントありがとうございます。おっしゃるとおりです。振り返ると,あのときは大変だったな…と。今はだいぶ落ち着きましたよね。医療従事者の皆さんが頑張ってくれたおかげです!

が「ナイス!」と言っています。
ぱふぱふ
この作家さん初読み。『臨床法医学者・真壁天 秘密基地の首吊り死体』でこのミス大賞の隠し玉としてデビューしたらしい。いつかそちらも読んでみたい。さて,本作は今流行りのキャンプを題材にした連作短編集。刑事の霧谷歩子(きりやほこ)さんが,1つ目の事件で出会ったキャンプガイドの天幕包助(てんまくほうすけ)の手を借りながら事件を解決していく話。実は私はキャンプというものを体験したことがない。釣りも,海釣りだけで渓流釣りはやったことがない。だからこの本を読んで,ミステリ部分よりもアウトドア関係の部分に興味津々。
が「ナイス!」と言っています。
ぱふぱふ
7作入った短編集。表題作「帰還セズ」には先行する作品があって,『逃亡』とのこと。こちらも読んでおけばよかったなぁ。そうすればより一層話を理解できたかもしれない。「帰還セズ」は戦時中に北海道の山中で亡くなったある機関兵の話だ。なぜ彼は任務から離れてそんなところで亡くなっていたのか。それには悲しい顛末があって…。吉村昭さんの作品はどれも緻密な調査のもとに書かれていて,文章もわかりやすい。私は戦争ものよりも歴史もののほうが好みかな。
が「ナイス!」と言っています。
ぱふぱふ
この作家さん初読み。アシモフの『黒後家蜘蛛の会』シリーズを意識して書いたとのこと。私もあのシリーズ大好き。カフェ「アンブル」を舞台にした連作短編集。荻窪にあるカフェ「アンブル」では月に一度,コージーミステリが好きな面々(作家,古本屋,編集者など)が集まって,ミステリ談義をしている。そこに持ち込まれる日常系の謎。例えば,昨日行ったばかりの居酒屋が今日になったら消えていたとか,机の引き出しに入れておいたお金が増えていたなどなど。結末が悲しい話もあるけれど,どの話も簡潔にまとまっていて読み心地すっきり。
が「ナイス!」と言っています。
ぱふぱふ
タイトルから想像した内容とだいぶ違った。原田ひ香さんだから,結局は『三千円の使い方』のように,資産運用の話に落ち着くのね。大宮にある小さなホテルでは老人たちが長期滞在をしている。そこで清掃員として働くことになった日村天使(えんじぇる)。でも彼女がここで働き始めたのにはある目的があって…。天使の過去(大家族で育ち,生活保護で暮らしていた)とか,老人が多いホテルとか,そういった背景は必要あったのかな。天使が金融に関する情報弱者であることをアピールしたかったのかな。私も投資しようかしら。
が「ナイス!」と言っています。
ぱふぱふ
感染症が猛威をふるう話だったので,当然新型コロナウイルスを基にして考えたのだと思ったら,この本は2016年に幻冬舎文庫から出たものを加筆修正したとのこと。まるで新型コロナの発生を予言していたようだわ。致死率95%のウイルスに感染して,かろうじて助かった人々はなぜか銀色に光る眼をもつ異能力者「ヴァリアント」になってしまい,一般市民から迫害される…という世界観の物語。ヴァリアントは常人より力が強かったり生命力があったりする設定。かっこいいぞ。みんなに追われるけれど…。
が「ナイス!」と言っています。
ぱふぱふ
現在活躍している作家さん8人の1990年代後半以降に書かれた密室短編を集めたアンソロジー。どこかで読んだような気が…というものも混ざっている。1話目の青柳碧人さんの昔話風の密室が好み。竜宮城が舞台の密室って…。5話目の中山七里さんの要介護探偵シリーズからの短編も面白かった。でも,全部読んでから思ったのは,「密室」は長編でじっくり書いてもらうほうが面白いということ。短編だともったいなかったり,物足りなかったり。巻末解説の千街晶之さんによる,ずらりと並べられたミステリのタイトルがすごかったなぁ。
が「ナイス!」と言っています。
ぱふぱふ
『方舟』で一躍有名になった夕木さんがメフィスト賞を受賞した時の作品。時代は大正。村山鼓堂博士が殺された。警察はあてにならないと考えた遺族は探偵に事件解決を依頼する。しかしその探偵は,かつて村山邸に泥棒として入った人で…。なんだかとても読みにくくて,1週間近くかかってしまった。大正時代をよく表しているとは思うのだけれど,会話が多く冗長に感じる。他の読み友さんも言っているけれどね。
が「ナイス!」と言っています。
ぱふぱふ
シリーズ3作目。今回は紙鑑定士として十分に働いていたと思う。たしか前作では,あまり紙が関係なかったような…。冒頭で,カーキ色とOD色についての違いが書いてある。これ,私も気になっていた。「カーキ色」って書いてあるとき,緑色っぽいものから黄土色っぽいものまで幅が広いなって。さて,今回は紙関係の雑誌でクイズが発表され,それに主人公の渡部が挑む。しかしそのクイズには裏があって…。小型の「ビクトリノックス」(万能ナイフ)は私も持ち歩いている。職質されたらアウトかしら?
が「ナイス!」と言っています。
ぱふぱふ
シリーズ2作目。刑事ポーの登場する警察小説。今回は,かつてポーが担当した事件がひっくり返る。当時,遺体が見つからなかったが出血量の多さから殺人事件とみて捜査したポー。被害者の父親を犯人として逮捕し,刑務所にぶち込んだ。しかし,6年後,被害者とされていた娘が見つかったのだ。ということはあれは誤認逮捕だったということ? そこで,前作でも登場した分析官のティリーが助けに来てくれる。ポーとともに当時の捜査を洗い直し,現在の血液検査なども改めて検査。そしてわかったのは…。そんなことって可能なの?!
が「ナイス!」と言っています。
ぱふぱふ
読み友さんたちのレビューを見ると結構厳しめのものが多かったが,私は楽しめた。登場人物の一人,菊理(くくり)現(うつつ)が持っている不思議なダイス。これが「はい」か「いいえ」か「わからない」か「関係ない」で様々な問いに答えてくれる。そのダイス(=名探偵)へ質問することで,事件を解決しようという話。刑事がそんなあやふやな物に頼っていいのか。でも最終的にはしっかり裏をとっているので良しとしよう。3章目の「殺神事件」がなかなか良かった。殺されたのが神様だとは…。
が「ナイス!」と言っています。
ぱふぱふ
ミステリのアンソロジー。どうして『神様の罠』というタイトルで括られているのかはわからなかった。1話目の乾くるみさんの「夫の余命」は別の短編集で読んでしまったので既読。だから伏線を確認しながら読む感じ。なるほどね…うまく書かれている。納得。4話目の大山誠一郎さんの「孤独な容疑者」も既読のような気が。でも楽しめた。あとは最後の辻村深月さんの「2020年のロマンス詐欺」が良かったかな。本当にありそうな話だった。コロナ禍の孤独感がつらかった人は多いことだろう。私は本のおかげで救われたけれどね。
が「ナイス!」と言っています。
ぱふぱふ
シリーズ2作目。1作目の『えにし屋春秋』の設定をすっかり忘れてしまっていて,お初さんが急に「俺」と言い出して驚いてしまった。そういえばそうだった…。というわけで,まだの方には1巻目から読むことをお勧めしたい。今回のえにし屋の仕事は,5年前の火事で生き別れになった大店の一人息子を探すこと。ちょうど,下請け仕事をしているおみきさんという女性が同じような年頃の信太を連れているせいで,もしかしてこの子がそうなの?とずっと考えながら読んでいた。人の縁をつなぐのがえにし屋の仕事。少し複雑だったが,最後は光が見えたね。
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ぱふぱふ
[再読] だいぶ前に読んでいるはずだが,すっかり忘れてしまったので再読。でも最近読み直している他の横溝作品と比べると,ちょっと退屈に感じた。東京銀座で起こった「天銀堂事件」(まるで帝銀事件みたい)と,椿元子爵家の連続殺人事件とがなかなか結び付かなくて冗長に感じられたからかも。天銀堂事件で容疑者として疑われた椿元子爵が失踪する。一方で,残された家族・親戚が集まるお屋敷で「悪魔が来りて笛を吹く」という椿元子爵作曲のフルート曲が聞こえるたびに,誰かが死んでいく…。本当に悪魔っているのね。遺された者にはつらい話。
酔拳2
2023/10/08 22:47

ドラマになりましたよね。タイトルだけは記憶にあります。

ぱふぱふ
2023/10/09 18:03

私はたぶん,ドラマ版は観ていないかと。YouTube上にドラマに出てくるフルートの曲がアップされているらしいですよ。

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ぱふぱふ
前作『大家さんと僕』を読んでからだいぶ経ってしまったが,こちらも読んだ。お上品で素敵なおばあさんの大家さんと矢部太郎さんが一つ屋根の下で一緒に暮らす4コマ漫画。ほんわかした矢部さんの絵がとてもいい味を出している。大家さんのちょっと斜め上をいくような切り返しが好きだったな。「そうきたか!」と私も矢部さんと一緒に驚いてしまったものだ。楽しいエピソードも戦争中のつらい体験も心にしみた。そういえば私,いまだに矢部さんが芸人コンビ「カラテカ」としてテレビなどに出ているのを観たことがないなぁ。
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ぱふぱふ
シリーズ2作目。1作目は『朽ちないサクラ』。作者は「サクラ」という言葉にどういう意味を持たせているのだろう。やっぱり女性警察官かなぁ。前作では広報で働いていたような気がする森口泉。その後,いろいろあって,改めて警察官試験を受け,巡査になった。今回は,捜査支援分析センター勤務を希望するところから話が始まる。最初の,マルタイを尾行するシーンが緊迫感があって良かった。泉の観察力の鋭さにも脱帽。映像記憶ってすごい。私も似たような感じで物事を記憶するけれど,とても彼女ほどは記憶をたどれない。また続きが読みたい。
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ぱふぱふ
同名映画のノベライズ本。読み友さんたちの感想を読むと,どうやら映画を先に観た人は評価が高いみたい。私はまだ映画を観ていないせいか,この本を読んでもあまり理解できなかった。情景が思い浮かばないからかな。製鉄所のある町で暮らす正宗くん。ある日,町の中心となっている製鉄所が爆発してしまう。その日から生活は一変。町からも出られないし,時間も進まなくなってしまったのだ…。もし映画版を観ることがあったら,そのあと読み直してみたいと思う。
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ぱふぱふ
真梨幸子さんなのできっとイヤミスだよね…と思いながら読んだら案の定。東京のS区(世田谷区?)の建売住宅5軒に引っ越してきた人々の物語。引っ越してきてから数日でもめごとが起こり,展開が早いのがうれしい。それにしても,引っ越しの挨拶に配る物として,エルメスの付箋って…。私はそんなものが世の中に存在することも知らなかった。もらったらびっくりしてしまうわ。私だったら日持ちのするお菓子を配るかなぁ。何か消えものにすると思う。でもこの挨拶品をきっかけに各家庭の対応が違い,個性が出ているのが良かった。
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ぱふぱふ
『大奥』『きのう何食べた?』などのマンガで有名な漫画家のよしながふみさんのインタビューがみっちりと載っている本。幼少期から今に至るまでの読書(マンガ含む)が書かれていて,とても興味深い。高校生の頃に『銀河英雄伝説』を読まれていたとか,池波正太郎が好きだとか,共感できるところがいっぱい。吉永さんが法学部ご出身というところには驚いた。だから,弁護士が出てくる話を書いているのね。よしながさんのファンにはたまらない1冊。
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ぱふぱふ
タイトルの圧の強さに負けて図書館で借りてきた。私,あてはまるかもしれない…と思いながら,ドキドキしつつ読んだ。バカは自分がバカだということに気づけないそうなので,私もバカの可能性あり。でももしかしてバカかもと思っている時点でバカではないかも。無知は自覚あり。この本の中で印象に残ったのは「ダニング=クルーガー効果」。学生たちにテストを行い,上位4分の1の学生に自己評価させると,ちょっと低めに見積もる。だが,下位4分の1の学生に自己評価させると自分を過大評価する。実力がわかっていないのだ…。
33 kouch
2023/11/26 22:22

自分も当てはまるかもしれないと思い、ドキドキし当てはまりました。この本で自覚できたので少しだけ向上したと思います…いい本ですよね。今度は「もっと言ってはいけない…」も読んでみます

ぱふぱふ
2023/11/27 18:52

33 kouchさん,コメントありがとうございます。そうですか…,当てはまってしまいましたか…。なんとかここから盛り返しましょう!^^

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ぱふぱふ
再来年の大河ドラマが「蔦屋重三郎」をテーマにしたものだと聞き,読み友さんたちがこの本を読んでいらっしゃるのを見て,私も手に取った。この作家さん初読み。吉原で「吉原細見」を売っていた重三郎だが,ある日,日本橋にある閉店したばかりの本屋「豊仙堂」を買い取る。その時に豊仙堂の店主だった丸屋小兵衛も雇い入れ,その小兵衛さんがこの本の主人公。小兵衛さんからすると,重三郎は息子のような年で,でもどんどん新しいアイデアを出して実現していく重三郎と一緒に働くのは楽しかっただろうな…。ちなみに時代は寛政の改革の頃。
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ぱふぱふ
9月は数日分聞き飛ばしてしまったところがあった。残念なり。いちおう4月から9月までテキストを買っていたので,「購読マラソン」に応募できることが判明! 何か当たるかしら。さて,9月で学習したのは,いかにも会話っぽい表現。相手を褒めたり,非難したりするフレーズを学んだ。番組内でも発音練習の後に先生方が「Good job!」などと褒めてくれる。褒めて伸ばそう。逆に非難するフレーズはなかなか使わないかも。日本語でも相手を非難するというのはよほど相手との間に信頼感がないと…。(またはケンカ腰?)
まさにい
2023/10/05 21:17

つづいてますねぇ!僕も大西先生がラジオ英会話を始めた当初から続けています。復習、ましてや100回音読はしていないのですが……。そして、月初めの『ぱふぱふ』感想を楽しみにしています。

ぱふぱふ
2023/10/05 21:54

まさにいさん,コメントありがとうございます。続けていればきっといいことがあるかも?^^;

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ぱふぱふ
インドネシアにある島の近くの海中で,ボロブドゥール遺跡によく似た塔が立っているのを発見した,加茂川一正。バツ3で48歳の男性だ。つい最近職場を早期退職したので時間はたっぷりある。後日,調査に向かうにあたって,静岡海洋大学の藤井准教授と,非常勤講師の人見と合流。3人で調査しようとするが,いろいろと邪魔が入って…。読んでいて話がどこに向かうのか,さっぱりわからなくて読み進めるのがつらかった。読み終わってみても,うーん,冗長だったかなぁ。この作家さんだから怪しい生物とか出てくるかと思ったけれどそれもなく…。
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ぱふぱふ
遊園地で働く小説と言えば『ほたるいしマジカルランド』が思い浮かぶ。あの本はお仕事小説として面白かった。一方で本作は,閉園する遊園地「星が丘ハイランドパーク」の最後の日を描いた連作短編集だ。中で働いている人に限らず,お客さんとして来ている人にもクローズアップ。私が好きなのは,ヒーローショーの悪役を担当している「中の人」の話。ヒーローが活躍する陰で悪役たちを演じる人々の支えがあるんだなぁ。でもヒーローよりも目立っちゃう悪役って! あとは転職を重ねて,今はタクシーの運転手をしている人が気になった。マジック?
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ぱふぱふ
この作家さん初読み。前から読みたいと思っていてようやく図書館で順番が回ってきた。(そんなこんなしている間に,もう2作目が出ている!)本作は江戸川乱歩賞受賞作だ。しかも23歳でこれだけのものを書き上げるとは…恐るべし。小惑星が地球に近づき,67日後に地球,それも日本に衝突するという状況で,主人公のハルは自動車教習所に通う。教官はイサガワ先生。しかし,2人は教習者のトランクで何者かに殺された遺体を発見してしまい…。追い詰められた人々の焦燥感や諦めがよく伝わってくる描写だった。次作にも期待。
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ぱふぱふ
[再読] だいぶ前に読んだけれど,すっかり忘れているので再読。ついこの間,NHK版のドラマを見たばかり。でもドラマだと詳しい説明がカットされていて,衝撃的なシーンばかりが強調されていた気がする。それが,原作を読むと経緯や背景がわかってうれしい。犬神家当主の佐兵衛が亡くなり,遺言書が開示される。全財産は恩人の娘である珠世に譲られることに。ただし,珠世は佐兵衛の孫である,佐清,佐武,佐智の3人の中から結婚相手を選ばなければならない。マスクをかぶったままの佐清は本物なのか?そして次々と殺人事件が…。
あたびー
2023/10/03 20:39

私なんて島田陽子さんですわ😅

ぱふぱふ
2023/10/03 20:53

そうなんですね。ネットで画像を探して拝見しましたが,とてもおきれいな方でした。^^

が「ナイス!」と言っています。
ぱふぱふ
シリーズ6作目。巻末の宣伝に書いてあったのを引用すると「ヤクザが人と会社を立て直す 笑いあり,涙ありの痛快エンタテインメント」なシリーズ。今回は仲間割れ寸前のオーケストラを,2週間先に控えている定期演奏会までに何とかしてほしいとの依頼。阿岐本組の代貸(組で2番目に偉い)である日村が行ってみると,さっそく指揮者が何者かに襲われた様子…。今回は子分たちの出番は少なかったが,親分さんは大活躍。オーケストラのように大人数をまとめ上げるって大変なことだなぁ。さらっと読めるのでこのシリーズ,好き。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2015/05/04(3436日経過)
記録初日
2015/04/23(3447日経過)
読んだ本
5878冊(1日平均1.71冊)
読んだページ
1860200ページ(1日平均539ページ)
感想・レビュー
5541件(投稿率94.3%)
本棚
5棚
性別
職業
技術系
自己紹介

・読書が大好きで、電子書籍と紙の本(特に図書館本)の両方を活用しています。
・よく読むジャンルは、ミステリ、サスペンス、冒険もの…など。読書メーターを始めてから、読友さんのおかげで読む本の幅が広がってきました。
・動物が出てくる話も好き。特にワンコ♪
・本棚は「○○好きにはたまらない」ということで、読んだ本のいくつかをジャンル分けしております。
 今のところ、○○の部分は「犬」「猫」「図書館と本屋さん」の3つ。
・洋書は英語の勉強を兼ねて読んでいます。
・お気に入りの登録と解除はご自由にどうぞ♪
・2023.6.16 とうとう登録した「読んだ本」が5000冊到達。

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