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きんぎょっち
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小説「たゆたえども沈まず」の副読本でした。ゴッホと対話しながらゴッホが辿った足跡を実際に現地を歩いて旅した著者。「ゴッホはこんな気持ちだったのだろう」「日本とゴッホは相思相愛だとゴッホに伝えたい」と、溢れんばかりのゴッホ愛が行間から伝わってきて、いやはや作家というのは強烈な妄想力が本当に必要だと再確認しました。新書は「日本にあこがれ続けた作家の生涯」という副題付きでしたが、ゴッホはそこまで日本愛が強かったのかなぁ?確かに浮世絵にインスパイアされたろうけど、多分に日本人がそう思いたいだけという気がしました。
0255文字
きんぎょっち
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ネタバレ国家権力による「言論弾圧」を描いた作品。蔑称や差別的発言をするレイシストを描いた小説をヘイトスピーチと一緒くたにし、「有害図書法」で作家を収容し矯正する、総務省の文化文芸倫理向上委員会、通称ブンリン。「公序良俗に即した小説を書け」「体を鍛えて正しい精神を身に着けろ」と、想像力の欠片もない脳みそまで筋肉の似非スポーツマンな管理者たちに、精神的・肉体的に痛めつけられ、疲弊し壊され転向し死んでいく作家たち。「政治権力は、ひとつ妥協すれば、ひとつ罠を仕掛ける」のだから、これは怖い事に日本の少し先の未来の姿なのだ。
0255文字
きんぎょっち
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80年代半ば~90年代、ネットがまだ普及していない、世の中を男が牛耳っていて、女に対してやりたい放題だった時代。そんな中若かった著者が受けた様々なセクハラを描いた、半ノンフィクション・コミック。確かにセクハラパワハラ勘違い男ばかりの中、漫画家になるため必死に生きてきた著者は大変だったと思う。でもここまでネタにして愚弄したんだから、元はとったのでは…と思ってしまった。 それにしても絵が雑だし、無理にエロを入れてて不自然だし、タイトル「MeToo」は売るために流行りにのった感が否めない。クオリティ落ちたなぁ。
0255文字
きんぎょっち
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著者の「夫の浮気→離婚調停→離婚せず再構築」を描いたコミックエッセイ。再構築の理由は愛情ではなく「子供のため」なので、本作から10年後に「マタしてもクロでした」が出版されたのもさもありなん。浮気相手は何回か変わっているようだし(発覚→慰謝料請求のマンガもあり)、夫婦としては壊れ切っているようだ。「子供のため」に家族を続けているが、息子は父親の浮気を知って傷ついたし、娘は「男なんてそんなもん」的なスレた子になっている。ちっとも「子供のため」じゃない。本作はいい感じで終わっているが、現実は甘くなかったですね。
0255文字
きんぎょっち
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本棚整理から再読。2020年1月の三人の息子さんからのTwitterでの訃報には驚いたし、本当に残念でした。まついさんの力強い愛情に裏打ちされた「頑張りすぎないゆる育児」に、どれだけ励まされたことだろう。私の子が小学生のころ、週に一日は友達を家に呼んでいい日にして、それを中学受験の一か月前まで続けていたのだが、そんなふうにゆるく楽しさを切り捨てない受験ができたのは、まついさんの著書に影響を受けていたからだと思う。子が赤ちゃんの頃は「笑う出産」に精神的にすごく助けられたしね。若すぎる死で、本当に残念です。
0255文字
きんぎょっち
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「コンビニ人間」は主役本人が壊れていたが、「消滅世界」は世界が壊れている。壊れた世界の中で必死に正常を求めるヒロインだが、コンビニ人間の方がよほど共感できたのはなぜだろう。自分というピースを社会のどこかに嵌め込もうと模索するヒロイン、というのは同じなのだが。こちらのヒロインは行動的・実践的で、自分の性愛のためにためらいなく他者を巻き込んでいく。どんな社会に住んでも彼女は変わらない。正常を決めるのは社会である以上、その意味では彼女は嫌っている母親と同じであり、世界以上に壊れていると言えるのかもしれない。
ざるこ

もうこの作品の内容はうろ覚えですけど…。昨日ヤフーニュースでね、ホルモン療法なんかで男性になった女性が子宮と卵巣は残してて、愛するパートナー(もちろん男性)との子供産んだんだって。もちろん今の時代は性的マイノリティの方たちも声をあげやすくていいのかもしれないけど、この作品の読後と同じく、もうこの先どうなっちゃうんだろうと思いました。否定はしないし否定もしにくい世の中になってるけど…驚きました。

04/07 17:56
きんぎょっち

その出産した元女性は、トランスジェンダーであり同性愛者でもある、という2重の違和を手術で解消したんですね。でも出産するのはOKだ、と。ややこしいな!小説もそうですが、出産とジェンダーは切り離して考えた方がいいですね。 ざるこさんのおっしゃる通り、これからは何でもありの世界になっていくのでしょう。私としては、誰もが何でもありで自由に生きられる世界の方好きですね。人としての責任さえキチンととれるのなら、男になろうと女になろうと出産しようがしまいが同性愛でも異性愛でも、すべて好きに生きればいいと思います。

04/07 20:44
3件のコメントを全て見る
0255文字
きんぎょっち
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本棚の整理をしていてみつけたので再読。2007年発行だが、日本社会がたった14年程度で様変わりしているのに驚愕した。「60歳で定年してからの夫婦関係」「熟年離婚を避けるために自分のことは自分でしよう」「ミノムシ亭主にならないで妻を敬おう」「習い事をしよう、ボランティアをしよう」と、当時は切実だったのかもしれないが、2021年の今読むと、なんと牧歌的な内容か。今は定年が70歳どころか生涯働かされ、年金も支給開始が延び減額する一方。この10年余りで日本は本当に貧乏で余裕も知性もない国に転落したんだと思った。
きんぎょっち

あとしつこく何回も「女性は感情的だから」「ヒステリーを起こすから」と各章にわたって繰り返し書いてあるのも、今読むとスゴイ。こんな差別的な発言をしておきながら、「僕はジェンダーについて考えているので」みたいなことを書いているんだから、自己矛盾というか、意識が低いもいいところ。いやもう本当にこの著者は牧歌的で能天気に生きて来られたんだなぁ、と苦笑いです。

04/05 21:32
0255文字
きんぎょっち
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思い込みや決めつけ・誤解等からすれ違った家族たちが、ちょっとした出来事から歩み寄り、関係を修復する家族の再生のストーリーを集めた短編集。が、悪くない話もあったが、概ねプロットやキャラ設定が不自然で、無理くり作った感動話を読まされている感があった。家族モノで感動モノならウケるはず、と読者を舐めているのか、それとも単純に力不足か。著者の本はこれが初読だが、もう読まないかな。
ざるこ

辛辣!(笑)それもレビュー2つあがってるから相当なものなんだなと思っちゃいますよ😂

04/06 00:30
きんぎょっち

ざるこさん、コメントありがとうございます! 夜中に投稿したので、寝ぼけて2回投稿しちゃってました…。同じような投稿を二つとも読んでいただいてありがとうございます…(汗)

04/06 19:08
0255文字

読んだ本
343

読んでる本
14

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8

読みたい本
342

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2016/01/21(3377日経過)
記録初日
2016/01/10(3388日経過)
読んだ本
343冊(1日平均0.10冊)
読んだページ
94168ページ(1日平均27ページ)
感想・レビュー
331件(投稿率96.5%)
本棚
9棚
性別
血液型
O型
現住所
東京都
自己紹介

小さいころから本が好き。ただひたすらに本が好きです(笑)。

たぶん自分で知らず知らずのうちに作りあげた頭の中の枠組みを、ガツンとはずされたいんだと思います。新しい価値観、知らなかったたくさんの事、目を開くような体験。それらに出会うため、これからもたくさんの本を読んでいきたいです。

オススメの本などありましたら、ぜひ教えて下さい。

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