2024年7月の読書メーター 読んだ本の数:44冊 読んだページ数:9862ページ ナイス数:59ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/684547/summary/monthly/2024/7
「野の医者たちは誰かを癒やす機会を欲している。そのことで自分自身が癒やされるからだ。」(:178)「私たちは今、軽薄でないと息苦しい時代に生きている。だから、軽薄なものが癒やしになる。」(:312)
好きな作品。ムンク《嵐》《マドンナ》、スタイケン《月の出》、クビーン《無題(永遠の炎)》、ピカソ《アヴィニヨンの娘たち》、マティス《ダンス(第一ヴァージョン)》《スイミング・プール》、マレーヴィチ《シュプレマティズムのコンポジション》、モネ《睡蓮》、ミロ《世界の誕生》、エイブリー《海辺の草原と青い海》。
初めまして。元中学国語教師轟直人です。宮沢賢治の童話の深さはグリムやアンデルセンと並べるレベルではなくもっと高いところにあると思うのですがいかがでしょうか?芥川龍之介の童話ともレベルが違いますよね。「蜘蛛の糸」なんてすぐ切れて当然の蜘蛛の糸から自分以外を蹴落とそうとするのは今の法律だったら緊急避難で自己中の醜さ愚かさを訴える意図は失敗していると思います。「注文の多い料理店」は同じ自己中の醜さ愚かさを訴えるにしても扱い方が段違いだと思うのです。
「「戦争から戻った兄は、医師になることをやめました。食糧を自給自足出来るか出来ないかが、これからの日本の課題になると思う。ぼくはいのちながらえて帰ってきた以上、一介の百姓となって、米をつくる。これから決してひもじいものをつくらないためにーー兄はそういっています」」(:155-156, 増田れい子「さくらごはんを炊いた朝」より)
「突然母がぼんやり云った。「夏はね、発見されるのを待つだけなの」私はしーんとしてしまった。「母さん、私しゃ疲れてしまったよ。母さんも九十年生きたら疲れたよね。天国に行きたいね。一緒に行こうか。どこにあるんだろうね。天国は」「あら、わりとそのへんにあるらしいわよ」」(;198-199, 佐野洋子「二〇〇五年冬」より)
割と何でも読む。お気に入りの本を「365冊」本棚に入れています(自分にとって大切な本、すごく面白かった本などを、蠱毒みたいに365冊集めようという計画)。「参考文献」は研究関係(ジェンダー、セクシュアリティ、BL、ファンダム、精神分析、現代思想などなど)。感想・レビューはコメント欄に続きを書くことがあります。
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初めまして。元中学国語教師轟直人です。宮沢賢治の童話の深さはグリムやアンデルセンと並べるレベルではなくもっと高いところにあると思うのですがいかがでしょうか?芥川龍之介の童話ともレベルが違いますよね。「蜘蛛の糸」なんてすぐ切れて当然の蜘蛛の糸から自分以外を蹴落とそうとするのは今の法律だったら緊急避難で自己中の醜さ愚かさを訴える意図は失敗していると思います。「注文の多い料理店」は同じ自己中の醜さ愚かさを訴えるにしても扱い方が段違いだと思うのです。