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2024年11月の読書メーターまとめ

いそとま
読んだ本
1
読んだページ
368ページ
感想・レビュー
1
ナイス
27ナイス

2024年11月に読んだ本
1

2024年11月にナイスが最も多かった感想・レビュー

いそとま
ネタバレ人質は成年に達すると別の未成年者と入れ替える。虹が立つと市を立てなければならない。枡のサイズがばらばらで、隣り合った畑でも違ったりする。銭1枚盗んでも死罪。一族の女達が浮気相手の女の家を打ち壊し、時に殺してしまう。寺社の落書きの内容は実は…(絶句)。残酷、奇妙、不合理に見える当時の常識がどのような考えや感じ方に基づいていたのかを探る本。近世への過渡期に、湯起請や呪詛を信じる者、方便に使う者、信じつつ合理的に回避する者。まだまだ解明できていないことが多そうですが、自分では思いつかない解釈も楽しく読みました。
が「ナイス!」と言っています。

2024年11月にナイスが最も多かったつぶやき

いそとま

秀吉の刀狩り以前の自力救済の世界。「なにやら凄まじい話だが、こうしたことは当時そんなに珍しい話ではないので、驚いてはいけない。」…いや、驚くし、呆れるし、怖いよ。当時の人たちのメンタリティ。お話としてはすごく面白いけど、タイムスリップはしたくないなあ。『小説新潮』の読み切り連載コラムを集めたもので、だいたいが20ページもない短いお話ですが、中身がみっちり詰まっていて、一篇読んだら、しばらく浸ってしまい、読了まで時間がかかりました。

いそとま
2024/11/16 12:02

巻末のヤマザキマリさんとの対談も良かった。本篇を読者が読み終えたという前提で、ネタバレを恐れず、内容について具体的に触れて質問するし、ヤマザキさん側からもヨーロッパについての知識の提供がある。「室町時代は『自習の時間』」(ヤマザキさん)。「日本人は穏やかだとか言うけれど、全然そうじゃない。SNSは刀みたいなもの。」(清水さん)

が「ナイス!」と言っています。

2024年11月の感想・レビュー一覧
1

いそとま
ネタバレ人質は成年に達すると別の未成年者と入れ替える。虹が立つと市を立てなければならない。枡のサイズがばらばらで、隣り合った畑でも違ったりする。銭1枚盗んでも死罪。一族の女達が浮気相手の女の家を打ち壊し、時に殺してしまう。寺社の落書きの内容は実は…(絶句)。残酷、奇妙、不合理に見える当時の常識がどのような考えや感じ方に基づいていたのかを探る本。近世への過渡期に、湯起請や呪詛を信じる者、方便に使う者、信じつつ合理的に回避する者。まだまだ解明できていないことが多そうですが、自分では思いつかない解釈も楽しく読みました。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2016/07/10(3084日経過)
記録初日
2016/07/10(3084日経過)
読んだ本
378冊(1日平均0.12冊)
読んだページ
74179ページ(1日平均24ページ)
感想・レビュー
359件(投稿率95.0%)
本棚
10棚
性別
年齢
58歳
職業
事務系
現住所
大阪府
自己紹介

2019年6月
「壁を愛でる」コミュニティを開きました。お気軽にお越しください。
https://bookmeter.com/communities/337516

雑食です。皆さんの紹介本に手を伸ばすうち、「読みたい本」リストが大変なことに…。

このところ、会う人ごとに勧めているのは、『かくかくしかじか』『高台家の人々』(ただし原作に限る)『世界の辺境とハードボイルド室町時代』『となりのイスラム』『ヘンな日本美術史』『土井善晴さんちの 名もないおかずの手帖』『神様がくれた指』、そして『ことばのうみのおくがき』。明治人の不撓の精神と、国を背負った気概と、めんめんと綴られる苦難の数々に、涙なくして読めません。

ざらざら、でこぼこ、むらのある石の壁やタイルが好きです。日本美術は、素養はないのですが、のびやかな筆の線と、アシンメトリーな構図、大胆な余白にうっとりします。月岡芳年は痺れますね~。

また、お気に入ってくださるのはとてもうれしく、励みにさせていただいていますが、こちらからのお気に入り登録はぼちぼち様子を見ながらということにm(__)m なにせ、みなさんの感想もつぶやきも好物なもので、ホーム画面に配信されると没入してしまいそうで・・・。

皆さんのページは、折に触れ、訪問して楽しませていただいています。よろしくお願いします。

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