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2023年11月の読書メーターまとめ

リュウジ
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2023年11月に読んだ本
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2023年11月にナイスが最も多かった感想・レビュー

リュウジ
★5 最初に出てくる登場人物たちの名前がモウフにマクラって(笑)。出だしの1行を読んだ一瞬で伊坂氏の「殺し屋シリーズ」ワールドに落ちていく。そこからセンゴク、カマクラ、ヘイアンたち、コーラとソーダとたくさんの業者さんが出てくる展開にもう目が離せなくて面白くて。そこになぜか加わる世界一不運な殺し屋、天道虫。今回も簡単な仕事なのにカンタンに面倒ごとに巻き込まれ、襲い掛かる不運に次ぐ不運。それでも彼が不運に負けない心得は、準備を怠らない心&人の忠告は素直に受け止める心。またブラピ主演で映画化してくれないかなぁ。
リュウジ
2023/11/28 21:03

追記>「スイスイ人」「死にたくても死ねないホテル」・・・。伊坂氏の言葉のセンスにはいつも感服してしまう。さらには「他人と比べた時点で、不幸は始まる」「人類はストーリーが好きですから」「ハンバーガーがなぜ自分を食べるのか、抵抗するような感覚」「もともと人間は、環境破壊や戦争をするように作られているんだし」「真面目に?それって猫に『寝るな』っていうようなものじゃないの?」などと洒落ててシンプルで本質を見事につくセンテンス。本を読む人にとっての殺し文句といってもいいかもね。

リュウジ
2023/11/28 21:04

追記2>一口サイズのチーズケーキがたまたま冷蔵庫にあったので、七味、そして(ユズ胡椒がなかったので)黒胡椒をたっぷりかけて食べてみた。おい、紙野ちゃん!美味しく・・・ないやん・・・と思ってたら伊坂氏が後書きに書いてあった。後書きを読んでから試せばよかった。

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2023年11月にナイスが最も多かったつぶやき

リュウジ

2023年10月の読書メーター 読んだ本の数:10冊 読んだページ数:3325ページ ナイス数:226ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/703986/summary/monthly/2023/10

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2023年11月の感想・レビュー一覧
11

リュウジ
★5 最初に出てくる登場人物たちの名前がモウフにマクラって(笑)。出だしの1行を読んだ一瞬で伊坂氏の「殺し屋シリーズ」ワールドに落ちていく。そこからセンゴク、カマクラ、ヘイアンたち、コーラとソーダとたくさんの業者さんが出てくる展開にもう目が離せなくて面白くて。そこになぜか加わる世界一不運な殺し屋、天道虫。今回も簡単な仕事なのにカンタンに面倒ごとに巻き込まれ、襲い掛かる不運に次ぐ不運。それでも彼が不運に負けない心得は、準備を怠らない心&人の忠告は素直に受け止める心。またブラピ主演で映画化してくれないかなぁ。
リュウジ
2023/11/28 21:03

追記>「スイスイ人」「死にたくても死ねないホテル」・・・。伊坂氏の言葉のセンスにはいつも感服してしまう。さらには「他人と比べた時点で、不幸は始まる」「人類はストーリーが好きですから」「ハンバーガーがなぜ自分を食べるのか、抵抗するような感覚」「もともと人間は、環境破壊や戦争をするように作られているんだし」「真面目に?それって猫に『寝るな』っていうようなものじゃないの?」などと洒落ててシンプルで本質を見事につくセンテンス。本を読む人にとっての殺し文句といってもいいかもね。

リュウジ
2023/11/28 21:04

追記2>一口サイズのチーズケーキがたまたま冷蔵庫にあったので、七味、そして(ユズ胡椒がなかったので)黒胡椒をたっぷりかけて食べてみた。おい、紙野ちゃん!美味しく・・・ないやん・・・と思ってたら伊坂氏が後書きに書いてあった。後書きを読んでから試せばよかった。

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リュウジ
★5 あの「アラバマ物語」のアラバマから始まる黒人少年の話なので抑圧や不条理との闘いが柱の物語と思ってたら、全然違った(ある意味そう思うことも偏見かも)。父とシカゴに移り住んだ少年が黒人も入れる図書館を見つけたことから、自分で手にする成長と心の変化。その読書の力に思わず頷く自分がいた。全編少年の一人称で語られていくのだがそれが「その場にいるかのような」&「(主人公と)同じ気持ちになれるのです」と訳者が言う通り秀逸。作者と訳者が言葉と文章に委ねた温かな眼差しもひしひしと感じる。こちらも優しい気持ちになれる。
リュウジ
2023/11/24 12:50

追記2>調べてみると、この本、原題「Finding Langston」はシリーズのうちの第1作。あと2冊あるようだ。2作目は「Leaving Lymon」とあるから、ライモンの話かな。翻訳が待たれる。絶対読みたい。死ぬまでに読みたい。

リュウジ
2023/11/24 13:04

追記3>以前読んだ「アウシュヴィッツの図書係」も思い出した。本の力は偉大なり。

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リュウジ
★3ミステリ…だけど戦中戦後の歴史物語。GHQに「これからは日本は民主主義な」とお膳立てされ、変わろうとする日本人。しかし戦争遂行&国富のため無理を重ねた分、登場人物たちは戦争が終わっても終わりにできなかったそれぞれの後悔や苦しみ、懼れなど負の部分を心深く抱えたまま。そんなインビジブル/隠れていたものを、殺人事件を通し著者は可視化するように描いていく(加えて共産党の暗躍まで当時の世相もうまく盛り込んだ)。不安しかない、それでも自分の生きる道をみんなが見つけなければならなかった。今の日本に状況が少し似てる。
リュウジ
2023/11/22 21:39

追記>「帳場からどよめきが上がる/P297」。思わず頭に浮かんだのは、クロサワ映画「天国と地獄」の捜査会議のシーン。手帳片手に刑事が意外な事実を読み上げるたびに、みんながどよめく。さらには警察組織と新聞記者との関係もこの映画。頭の中でイメージが先行したせいか、もうちょっと時代の空気感を表現する部分が欲しかったような。

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リュウジ
読みたいところは読んだので読了枠へ。購入主目的は「全国 駅からハイキング100」。必要な情報は関西だけ、かつ90%以上知ってる情報だが、登りつけてる山でも●山科駅からの大文字山、●孝子駅からの紀泉アルプスなど、知らないコースもいくつか。あとは先日の朝日岳の天候遭難の記事(小屋主のアドバイスはホント重要)と神奈川県内の遭難データ分析記事。未だに道迷いが多いのにビックリ(なぜ最低限ヤマレコ/ヤマップを使わない)。あと転倒事故と疲労。こちらは他人事ではないな。「自力で下山できなかったら、それは遭難」ですわ。
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リュウジ
★5文庫読み中に出くわした「渋谷ハロウィン中止は日本の不寛容の表れ」のネット記事。これは不寛容な対応なのか?ずっとモヤモヤしていたが小説を読み進めるうちそのモヤ理由が見えてきた。寛容とは過失があっても寛大な心で人を許し受けいれること。寛容とはすなわち愛なのだ。さださんの父は時に筋の通らぬムチャを言う。反面、常に家族知人を思いやり何事も命がけでやり通す。その父の心根をみんな肌で感じるからこそ寛容になる。互いが分かり合う愛ある関係。ルールも守らず渋谷をゴミだらけにする奴らに愛はいらない。そう思った次第である。
リュウジ
2023/11/17 14:22

追記>「そこに愛はあるんか」。たかがCMコピーなのだが、人が生きていくうえでとても大切な問いかけなのかもしれないと思った。 そして小説にするまで思い出を寛容に語ってもらえる人生を歩んだ父とその父に育てられたさださん兄弟や友人たち知人たちは、本当に幸せですわ。

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リュウジ
この巻の前までは合法の漫画サイトで無料て読了。ありがとうございました。で、2巻はU-NEXTのポイント購入。マンガの中においてもコロナ禍社会。そのなかで佐藤兄は新婚ライフを楽しみつつ新しい仕事の影響を受け着実に変わろうとしているものの、やっぱり作者はそれを許さない。何だか組関係のややこしい話に巻き込まれつつあるところ。妹のヨウコも変わっていこうとしているところ。さてどうなる、次巻。
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リュウジ
★3 氏が書きたかったことが(説明的というか饒舌に)現れるのはP287以降。そこに行きつくストーリーを著者は描き切れていたのかどうか。例えばヒトラーユーゲントと抑圧的な社会への無邪気な反抗心から独各地に自然発生した海賊団の一つが国家への抵抗運動と変わる主人公たちの心理変化が今一つしっくりこず。今回のテーマ、戦後「同意の独裁」と呼ばれた市民たちの沈黙と主人公たちの死より誇りを優先する生き様の対比は面白かったけどね。天安門事件で戦車の前に立ちはだかった男性のことを思い出した(あと大和特攻の臼淵中尉の演説も)。
リュウジ
2023/11/14 20:55

追記3>国同士の戦争に利害はあっても正義はない。正義は個人の良心に宿る。 前作もそうだったけど、今作もそれなんだよなぁ。ただ「同意の独裁」の市民たちを悪だとは思えない。WW1に敗北した以降のドイツ国民たちは本当に悲惨だった。この苦難から抜け出せる、豊かにしてくれるとなれば、悪魔だって信じるわ。また、イギリスもフランスも自己中外交だったし、キリスト教会も見て見ぬふりだった。

がらくたどん
2023/11/19 14:27

「抑圧的な社会への無邪気な反抗心」それですよね♪インテリ中流階級学生が主導だった「スゥイングボーイ」と違って若年労働者層を中心に広がった海賊団としてもかなり素朴で無邪気なあのデコボコ4人組+味噌っかすフランツ君の、多分大人の「ちゃんとした」抵抗運動家とかレジスタンス思想家から見たら「お前ら遊び半分やろ」と怒られそうな犯行のエネルギーが眩しく描かれた読み応えのある作品でしたね。追記3で仰っていた、なぜドイツ国民が社会主義労働者党のモンスター化を制御できなかったのかは、私もとても興味があります(*^^*)

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リュウジ
★3 何をするにもダンディで完ぺき!誰からもそう言われた、たった一人の肉親である父が事故で死んでから溢れ出す彼の【本性】に対する疑惑の数々。彼は本当はどんな人だったのか―。物語に内包する、肉親たちの偏愛と憎しみと狂気、父の傲慢と偽善と純真、若くして死んだ恋人との純愛と悲恋、そして嘘と真実。様々な【情念】が渦巻いていくなかで迎える父とファザコン主人公と彼女の「着地点/P228」。きれいすぎるといえば、きれいすぎる。詰め込み過ぎと言えば、詰め込み過ぎる。「好き嫌い」がでる小説だろうね。自分は面白かったけどね。
リュウジ
2023/11/10 13:42

追記>この小説は遠田ファンの嫁が購入。いつもは読み終わったら自分に回ってくるのだが、この本は「処分する本BOX」に入っていた。読み終わったらなんとなくわかるような気がした。彼女が嫌いなタイプの小説だったw

リュウジ
2023/11/10 13:53

追記2>「あなた」「身も心も」「赤いスイートピー」・・・。昭和歌謡&フォークソングが、主人公の大学生が父と彼女の若い頃の様子を手繰り寄せるために使われる。「あの頃は良かった」ではないけど、自分も最近、その頃の歌をウォークマンに入れて出した。自分も時代も日本も絶対に戻れない感情なんだけどね。例えば岩崎宏美のセンチメンタルの「かかとの高いしゃれた靴を私は履いてみたの そんな気分よ十七歳」って阿久悠はすごいわww

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リュウジ
U-NEXTのポイントで購入。好きな作品をもっと売りたい店員さん、24時間書店員さん、作家志望店員さん、本を読まないギャル店員さん、自身の蔵書を売る古本屋さん、雨の日だけの晴耕本屋さん、花屋に恋する店員さん・・・。我々の向こう側にいる、いろんな本屋さんのいろんな店主&店員さんの「本売る日常」を綴った8コママンガ。買う側にも思いがあれば、売る側にも思いがある・・ということやね。たまたまネットの紹介で知ったマンガ。これまで考えたことのない世界を知った、そんな新鮮さとホッコリ感がありました。
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リュウジ
★3 戦国~江戸末期。命を懸けて目指した本懐(本来の願い)を成し遂げられず、切腹で自ら生のケジメをつけることとなった6人の男たち(うち1人は未遂)。追い込まれた彼らは一体何を思ったのか。その心情を作者が解釈/想像、これがむちゃくちゃ面白い。不条理な死を前にして大石内蔵助は浅野の殿様をぼろくそに罵り、信長は義昭や浅井たちの裏切りを愚痴りまくり、西郷どんはますます後悔しまくる(短編ながら無血開城時、西郷に説いた勝の言説もなかなか面白い)。シチュ的にはあり得ないけど、小説内の人間臭い吐露は案外当たっているかもw
リュウジ
2023/11/07 09:52

追記>「切腹」といえば、小林正樹監督の映画。ストーリー運びに魅せられ、仲代達矢の演技に魅せられ、何度繰り返し見たことか。海老蔵の下手糞演技で再映画化されたのが無性に腹が立つW

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リュウジ
★4 お金がかかる塾vs厳しい家計と家事情。でも夫婦は子供のためにとことん話し合う。妹も兄を理解し応援する。いい家庭とはこんな家庭。自らを振り返り自分の至らなさを反省、反省。また「今そこまでしなくても」「友達と遊ぶ方が大切」と少年の思いと夢を全否定し自分の価値観を押し付けようとする姑&担任。いやいや違う。少年は頑張りたいのだ。いつからかなにかと「頑張ること」を否定する今の日本。「人生最大の失敗は挑戦しないこと」。その名言がこの小説には良く似合う。また少年と塾講師の生きる目的を重ね合わせた所もこの小説の妙。
リュウジ
2023/11/02 19:00

追記>かなり昔のこと。主人公の男の子に似た少年をテレビで見たことがある。NHKの大みそかの番組。そこに映し出されたのは、正月返上で塾に泊まり込み猛勉強する小学生たちの姿。その時「まだ小学生なのに、なぜそこまでやるのか。ロボットみたい」と思って見ていた。ただ、ひとりの少年がインタビューに答える。「将来、僕は宇宙ロケットをつくりたい。その道に進むためにいい中学校に入りたい」。そんな夢があるのか。目的を持ち夢に頑張るのに年齢は関係ない。その子は夢が叶ったんだろうか。叶わなくてもいい人生を歩んでいるだろうか。

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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2016/08/31(3040日経過)
記録初日
2007/03/12(6500日経過)
読んだ本
1057冊(1日平均0.16冊)
読んだページ
360627ページ(1日平均55ページ)
感想・レビュー
1050件(投稿率99.3%)
本棚
2棚
性別
血液型
O型
職業
クリエイター系
現住所
奈良県
URL/ブログ
http://blog.livedoor.jp/ryucere/
自己紹介

2020.06.20.更新 2020.12.08.追記 2021.01.04.改訂
2022.11.05.更新 2023.08.23.更新 2024.01.15.更新

子育て&会社の経営責任から離れて5年目に入った。
嘱託社員で気楽な身分だったが、そろそろその先のことも考えねば・・・
という時期になってしまった(年金制度ってホント、ややこしいぞ)。

趣味はあいも変わらず、「読書」「山」「セレッソ大阪」。


【読書】
幼いころから本好きで。童話「泣いた赤鬼」はその頃の愛読書。
中学2年の時に友人より大量に譲り受けた星新一で読む楽しさを覚え、
大学に入って生協で本が10%割引で買えることから、さらにどっぷり。
以来、本とともに生きてきた。

読後は次の本に移る前に読書メーターに必ず感想を。
制限文字数255字できっちりと収めることをおのれに科す。
「東京會舘とわたし」部門で
第4回 レビュアー大賞 優秀レビュアー賞をいただきました。
次の機会には最優秀をと思うが、いまだ夢は叶わず。
・・・というか、この催しは終わったのかな。
今年も年間最低100冊をめざす。

【山】
脊柱管狭窄症と椎間板ヘルニアの術後後遺症(左足裏と臀部にシビレ)に
悩まされながらも、山歩きは続行。

2023年の夏に「息子の嫁と一緒に家族4人で北アを登る」夢を
息子がかなえてくれて、燕岳・大天井岳縦走。
また、秋には手術や台風などで4度予定をキャンセルした
折立から黒部五郎岳→双六岳→新穂高温泉を実現。

ただ足が辛かった。いつまで登れるか・・・と思いつつ、
今年も北アルプス、苗場山、八幡平を構想中。


【セレッソ大阪】
始まりは、2002年のW杯。
ダフ屋から10万円で買ったチケットを手にスタジアムで見た
チュニジア戦でのモリシのゴール。
そこからが自分のセレッソサポーター史スタート。
居場所はメインスタンド中央より北。
2023年は優勝できる戦力だったのに、失速。
3つ目の星は生きている間に拝めるか。

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