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2024年10月の読書メーターまとめ

リュウジ
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感想・レビュー
7
ナイス
193ナイス

2024年10月に読んだ本
7

2024年10月のお気に入られ登録
1

  • 海燕

2024年10月にナイスが最も多かった感想・レビュー

リュウジ
★3 いまどきの婚活と結婚が軸の小説とは全く知らず手に取った。2部構成。第一部はすごく説明調な話運び。主人公の男性の考えが浅すぎる結婚観と友人達のデリカシーのなさにイラつかされ、女性の脅迫観念的な恋愛観とその母の支配欲に吐きそうになり。こんなん「傲慢と善良」というより「偽善と疑心と自分のことは棚に上げて」やん。みんな計算高すぎる。そして話が急展開する第2部。でも男性も女性もこの結末でいいのかなぁと一瞬思ったものの「他人の恋愛感情に口出すのは愚か者のすること」だと思い直した。ま、お幸せに。結婚は人それぞれ。
リュウジ
2024/10/20 16:09

追記>読了後1日、この小説について考えた。主人公は自分のない男。求めるけども与えない。判断基準は損得。無償の愛さえこの男は想像できないんだろうな。この男は巷にあふれるラブソングを聴いてどんなふうに感じているんだろうか。また満たされなかったらとか失敗してしまったらとか、結婚はそんな恐れは超越するものなんだけどね。まぁ、結局は一生の間にそう思える人との出会いがあるかないか。それは運であり、縁なんだけどね。仕事も身を捧げたい天職と思える仕事に出会えるかどうか。結婚も一生一緒にいたいと思える人に出会えるかどうか。

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2024年10月にナイスが最も多かったつぶやき

リュウジ

2024年9月の読書メーター 読んだ本の数:8冊 読んだページ数:2520ページ ナイス数:161ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/703986/summary/monthly/2024/9

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2024年10月の感想・レビュー一覧
7

リュウジ
★4ホント楽しい読書だった~。工場含め紹介されたのは13か所。そこに置いてあるのは単なるオブジェクトではない。展示されたものにはすべてモノ語りがある。そしてその物語をみんなに伝えたい館の人たちがそこにいる(みなさん、仕事と言う概念を超えている。愛だわ、愛)。例えばボタンの博物館。小さなボタンにも長大な歴史と人間の工夫の足跡がある。その当たり前の真実を三浦さん渾身のルポで再発見するたび、驚くばかり。それにしても三浦さんの取材力と着眼点力、そこから得たものをコトバ化する力。才能だけでなく、こっちも愛だわ、愛。
リュウジ
2024/10/30 09:29

追記>思えば旅行も、自分は観光より“館”めぐりを優先。東京出張の時も無理くり時間をこさえて巡った。上野の科博と国立博物館(縄文展に行ったのは一生の宝物)、目黒寄生虫博物館、東京都写真美術館、靖國の遊就館、深川江戸資料館、東京江戸博物館、国会議事堂見学、すみだ北斎美術館、太田記念美術館、岡本太郎記念館、東大がコラボしてるインターメディアテクなど。東京は興味津々な館がホント多いね。東京の人たちは心底うらやましいわ。ただ東京にはあの「太陽の塔」はないからな(と負け惜しみ)。あと、興福寺国宝館も東京にはない!

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リュウジ
★4伝統の必勝戦術を変えるのはあり得ないことなのか。その戦術の試合の進め方は君らは楽しいのか。新監督から暗に考えろと突き付けられたのは大学ラグビーチーム&主将。そこにOB干渉などノイズが加わり、どんなスポーツよりも自由度の高いラグビーがどんどん不自由になっていく。そのなかで監督がラグビーの理想形を崩さぬよう迷いながら悩みながらチームを一歩でも前へと進ませようともがく姿が小説の肝。正解はないんだけどね。理想と現実の難しさ。常に戦い方を新しく進化させていく大切さ。そしてなによりチームが一つになっていく美しさ。
リュウジ
2024/10/27 22:01

追記>この小説のメッセージとは違う話だけど…。読んでいる最中に思い出したのは、関西学院大学アメフトチームが試合の前に朗読するというドイツの哲学者が書いた詩の一節「堂々と勝ち、堂々と負けよ」。そしてこの言葉の前にあるのは次の一文。「威張らず、誇りを持って勝て。言い訳をせず、品位を持って負けよ」。いい言葉だ。さらに詩の全文を読むたびに、勝ち負け以上に大切なものはなんであるのか、そのことをこの詩は教えてくれる。

リュウジ
2024/10/27 22:03

追記2>言葉と言えば、小学生を対象にした地元のラグビークラブの発足に携わり、部員募集用の表現をつくったことがある。その時のコピーはそのクラブのコンセプトとなり、弾幕となって何かにつけ掲げられていた。近所の子供だけが対象だったそのクラブは遠方の子供たちも受け入れ、今では100人を優に超えるという。また、先日、このコピーは「上部団体が勝手に使ってるんですわ」とも聞いた。本来、広告もコピーも消えもの。例えば新聞広告は次の日には古新聞となる。長く生きて使ってもらえるのは、それはそれでうれしい。冥利に尽きる。

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リュウジ
★4自分自身のことがわからないのに、先の先のことなんてわかるはずない――。描かれたのは長い人生のうち、いちばん自由でいちばん無責任でいられた高校時代の最後の1年間の出来事。音楽を聴くことが毎日を生きる理由だった女の子が抱え込んでいたのは、自信のなさと甘えと劣等感と不安と生きるもどかしさ。そして否応なしにやってくる高校卒業は同時に無責任からの卒業。遠い昔、自分も経験したあの頃のあの感じが小説にありました。思い出すことはできても、二度と戻れないんだけどね。主人公の同級生たちもそうして次の自分へと進んでいった。
リュウジ
2024/10/23 19:57

追記>この小説、読み始めはバンドの話だったので、アニメ「ぼっち・ざ・ろっく!」的な高校生バンドのやつか!と思ったら、あ、高校生活の話だ…となったので何十回と見た映画「リンダ・リンダ・リンダ」の「あの空気感や~」と思って読んでいたら小説のラストに近づくと現れる、お祭りのあとのような寂しさと未来への不安と希望。これは「青春デンデケデケデケ」のラストか。いや「アメリカングラフィティ」のラストもこんな感じだったな…と一人で悦に入ってましたw

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リュウジ
★3 いまどきの婚活と結婚が軸の小説とは全く知らず手に取った。2部構成。第一部はすごく説明調な話運び。主人公の男性の考えが浅すぎる結婚観と友人達のデリカシーのなさにイラつかされ、女性の脅迫観念的な恋愛観とその母の支配欲に吐きそうになり。こんなん「傲慢と善良」というより「偽善と疑心と自分のことは棚に上げて」やん。みんな計算高すぎる。そして話が急展開する第2部。でも男性も女性もこの結末でいいのかなぁと一瞬思ったものの「他人の恋愛感情に口出すのは愚か者のすること」だと思い直した。ま、お幸せに。結婚は人それぞれ。
リュウジ
2024/10/20 16:09

追記>読了後1日、この小説について考えた。主人公は自分のない男。求めるけども与えない。判断基準は損得。無償の愛さえこの男は想像できないんだろうな。この男は巷にあふれるラブソングを聴いてどんなふうに感じているんだろうか。また満たされなかったらとか失敗してしまったらとか、結婚はそんな恐れは超越するものなんだけどね。まぁ、結局は一生の間にそう思える人との出会いがあるかないか。それは運であり、縁なんだけどね。仕事も身を捧げたい天職と思える仕事に出会えるかどうか。結婚も一生一緒にいたいと思える人に出会えるかどうか。

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リュウジ
★5たっぷりすぎる読み応え。私の身近にいなかった職業かつ立場の異なる6人の人それぞれの生きる道を描く6つの短編。どの人も自分の思っているのと違う現実の中で悩んでる。何かにつけ「頑張りすぎない」を推奨する現代の風潮ながら、6人は逃げない。もがく。もがいて手にするのは、先へと進む力。今はネットの力を借り、自分のことは棚の上にあげて、他人の人生・人格までも安易に全否定する時代(ホント大きなお世話だわ)。当たり前だけど、人間は人生を一度しか生きれない。結局は強く&自由に生きた人が勝ち。改めてそう感じた小説でした。
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リュウジ
★3 ソマリアに派遣された陸上自衛隊第一空挺団が事故った連絡ヘリの救出に向かった先で事件に巻き込まれ、そこから自軍の基地に生きて戻ろうとする冒険活劇。殺しても殺してもウンカの如く自衛隊員たちに襲い来る民兵たち。これって映画「ブラックホークダウン」やん。異なるのはあっちは“USA!USA!なんてったってUSA!”なのに対し、こちらは日本らしく。自分が戦う意味に悩み、他の隊員に抱いた思いに悩み…。自分の行動や考え方は本当に正しいのか。そんな自問自答はウルトラマンやガンダムにもあった。日本人特有の発想なのかね。
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リュウジ
★2 表現的にも事件的にも展開的にも古臭さを感じてしまった。絶版だったのでずっと読みたいと思ってた作品だったがある意味古典だった。作品の初出は40年以上も前の1980年。雑誌「POPEYE」が全盛でシティーボーイという言葉を恥ずかしくもなく使えた時代。その時代が文章にも色濃く出た半熟のハードボイルド。さらにみんな聞かれると個人情報をすぐにばらすわ、病室でもタバコを吸うわ(笑)。ただP185で佐久間公が自身の心情を語る所で「探偵は職業ではない。生き方である」という後の作品に出できた名セリフの片りんは感じた。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2016/08/31(3036日経過)
記録初日
2007/03/12(6496日経過)
読んだ本
1056冊(1日平均0.16冊)
読んだページ
360227ページ(1日平均55ページ)
感想・レビュー
1049件(投稿率99.3%)
本棚
2棚
性別
血液型
O型
職業
クリエイター系
現住所
奈良県
URL/ブログ
http://blog.livedoor.jp/ryucere/
自己紹介

2020.06.20.更新 2020.12.08.追記 2021.01.04.改訂
2022.11.05.更新 2023.08.23.更新 2024.01.15.更新

子育て&会社の経営責任から離れて5年目に入った。
嘱託社員で気楽な身分だったが、そろそろその先のことも考えねば・・・
という時期になってしまった(年金制度ってホント、ややこしいぞ)。

趣味はあいも変わらず、「読書」「山」「セレッソ大阪」。


【読書】
幼いころから本好きで。童話「泣いた赤鬼」はその頃の愛読書。
中学2年の時に友人より大量に譲り受けた星新一で読む楽しさを覚え、
大学に入って生協で本が10%割引で買えることから、さらにどっぷり。
以来、本とともに生きてきた。

読後は次の本に移る前に読書メーターに必ず感想を。
制限文字数255字できっちりと収めることをおのれに科す。
「東京會舘とわたし」部門で
第4回 レビュアー大賞 優秀レビュアー賞をいただきました。
次の機会には最優秀をと思うが、いまだ夢は叶わず。
・・・というか、この催しは終わったのかな。
今年も年間最低100冊をめざす。

【山】
脊柱管狭窄症と椎間板ヘルニアの術後後遺症(左足裏と臀部にシビレ)に
悩まされながらも、山歩きは続行。

2023年の夏に「息子の嫁と一緒に家族4人で北アを登る」夢を
息子がかなえてくれて、燕岳・大天井岳縦走。
また、秋には手術や台風などで4度予定をキャンセルした
折立から黒部五郎岳→双六岳→新穂高温泉を実現。

ただ足が辛かった。いつまで登れるか・・・と思いつつ、
今年も北アルプス、苗場山、八幡平を構想中。


【セレッソ大阪】
始まりは、2002年のW杯。
ダフ屋から10万円で買ったチケットを手にスタジアムで見た
チュニジア戦でのモリシのゴール。
そこからが自分のセレッソサポーター史スタート。
居場所はメインスタンド中央より北。
2023年は優勝できる戦力だったのに、失速。
3つ目の星は生きている間に拝めるか。

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