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2024年5月の読書メーターまとめ

ちょこ
読んだ本
13
読んだページ
4190ページ
感想・レビュー
13
ナイス
381ナイス

2024年5月に読んだ本
13

2024年5月のお気に入られ登録
1

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2024年5月にナイスが最も多かった感想・レビュー

ちょこ
町田さんは短編集と長編両方何作か読んでるが短編集のが好きかもなあ。さらっと重くなりすぎないようにしつつ、伝えたいことをちゃんと織り込み読後感もよいとなると私にとっては短編向きの作家さんな気がする。どれもいいけど私は「ばばあのマーチ」が一番好みかも。「先を生く人」もだが町田さんの描く年を離れた人たちの話っていいよね。
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2024年5月にナイスが最も多かったつぶやき

ちょこ

バタバタしてて思ってたより読めなかったなあ。写真は京都御所紫宸殿。先月日帰り京都旅して初めて京都御所に行ってきたのです。光る君へを見てると京都御所はテンション上がりますね。2024年4月の読書メーター 読んだ本の数:7冊 読んだページ数:2034ページ ナイス数:252ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/709153/summary/monthly/2024/4

バタバタしてて思ってたより読めなかったなあ。写真は京都御所紫宸殿。先月日帰り京都旅して初めて京都御所に行ってきたのです。光る君へを見てると京都御所はテンション上がりますね。2024年4月の読書メーター 読んだ本の数:7冊 読んだページ数:2034ページ ナイス数:252ナイス  ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/709153/summary/monthly/2024/4
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2024年5月の感想・レビュー一覧
13

ちょこ
癌が発覚した80近い利夫の看取りをした妻と娘たちの物語。次女は結婚し子が2人いるが年子の長女は未婚であるため繰り返し繰り返し「早く結婚して欲しい」「死ぬ前に花嫁姿を見せてあげて」と言われるのがきつかった。おまけに結婚しないのは母親の躾のせいだと言われる場面まで出てくるのは勘弁して欲しかった。80近くまでその価値観で生きてきた人には理解しろなんて無理にしてもきつい。最終的には落ち着くべきとこに落ち着いたが、老人を楽しませるために生きてるわけじゃあないのよ。
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ちょこ
インタビュー形式で進む物語は有吉佐和子『悪女について』を思い出す。インタビュアー宇佐原陽菜にハル自身が語った物語もそれ以外の語り手によるハル評は違う。彼女は幸せだったのだろうか。幸せとは何なのか。コロナ禍との対比もあって、どの作家もコロナ禍については一度は描きたいテーマなんだなあと思った。宗教二世の話も出てきててこちらはこちらで深掘りして欲しいテーマなのでいずれどこかでメインテーマとして描いて欲しいなあと思う。
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ちょこ
いつの時代もファーストペンギンは大変なものである。ましてや女のファーストペンギンが道を切り開く困難と言ったらね。まず女性には医師への道は閉ざされていたのでそこから始めねばならない。やっと試験が受けれるようになっても次から次へとトラブルは起こる。びっくりするほどしょうもない嫌がらせを男子学生たちからされたりもした。高橋瑞は裕福な生まれではない。彼女は困窮しながらも粘り強く医師への道を目指す。朝ドラにどうですかね。2027年は高橋瑞没後100年だしそこら辺でいかがでしょうか?
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ちょこ
これどこにオチを持ってくるのかなーと思ったらそうきたのかと。前半後半で語り手が入れ替わり、エピローグはまた語り手が元に戻る構成。無治療でいるにしても穏やかに過ごせるわけじゃないからやっぱり受診は大事だよ。治療するしないは本人の自由だが症状出たらきついしねえ。今までいくつものコロナ禍を描いた小説を読んできたがあの頃の空気はずっと忘れられないんだろうなあと思う。だから作家さんたちも書くのだろう。あの頃何があったのか、どんな思いを抱えてたのか。なかったことにはしたくないもの。
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ちょこ
フィンランド人の30代女性が長期休暇制度を利用して清少納言研究のため2010年~2011年にかけて来日した話。作中で幾度となくセイに呼びかける作者。海外だと清少納言は知名度全然低いんだなあ。紀行文として異国から見た日本がどう写るのかを興味深く読んだ。東日本大震災の日、彼女は京都にいた。海外から震災がどのように受け止められてたのかがわかる。しかしあれね、当時は1ユーロ100円程で日本はまだまだ高くて英語での案内が少なかったとか隔世の感があるよなあ。円安が進みインバウンドですごいことになってるもんね。
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ちょこ
うーん、これガリレオシリーズじゃなきゃダメだったのかなあ。この手の話なら加賀のが合ってる気がするんだけど。ガリレオシリーズはもっとゴリゴリの科学トリックで攻めて欲しかった。映画とか2時間SPドラマでやるには良さげなんだけどね。良くも悪くも映像化によって小説が引っ張られちゃってる感はあるよなあと思ってしまう。
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ちょこ
殺人を計画する人たちが訪れるのはNPO法人の相談室。そこでいかに粗の経過が無謀であるか、完全犯罪が無理であるかを説かれるが彼らは実行してしまう。まあだよねーそうよねーという感じ。殺人計画中はそこに一点集中だからね。客観的意見を言われても結局は聞き入れない。そこで我に返れるならそもそも具体的な計画なんてしないよなあ。
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ちょこ
43才で亡くなったナスミと彼女に関わった人たちの物語。人はいつかは亡くなる。亡くなるけど失くなるわけじゃない。残された人たちの中でちゃんと生きていてナスミが結んだ縁がナスミの死後に意外な形で繋がっていったりもする。ほらね、亡くなったけど失くなったわけじゃない。人が生きるってそういうことだよなあと感じた。
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ちょこ
プロローグですっかり騙されてしまった。うまいことミスリードしてるよなあ。30代悩み多きお年頃である。自分の将来についてもだし親の老いも見えてくる頃だしね。エピローグ読むと都変わってないなあと思いつつも、こういう選択ができたことそのものが都の変化なのかもしれない。リーダビリティはさすがなのでさらさら読めたけどできたらもうちょいコンパクトだったら尚よかったかも。
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ちょこ
多産かつ初潮が遅かった時代は生涯で50回程しか生理がなかったという。現代は450回程で9倍も生理がある。昔は生理中をどう乗り切ってたのかと思ったらまあ大変でしたね。ナプキン登場がいかに女性たちの生活を大きく変えたのかがわかる。日本初のナプキン発売をしたアンネ社の話は興味深かった。朝ドラじゃんって思ったがアンネ社が辿った道を考えると朝ドラは厳しいのかなあ。ナプキンの機能向上は女性の社会進出とも関係性があるし女性アスリートの活躍にも大いに貢献した。ナプキンがない世界なんて考えられない程にありがたい存在である。
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ちょこ
小学館をモデルにした出版社を巡る物語。雑誌が売れなくなってきて学年誌もついに1年生だけになってしまったが小学館にとってとても大切なものだったんだなあというのがわかる。令和のコロナ禍を生きる孫の明日香と昭和を交互に描きながら物語は進む。間違ったことがあれば指摘できるのは素晴らしいことという言葉をしっかりと胸に刻みたい。大政翼賛会の意向に誰も反論できなかった時代とは違う。そう、その時代に戻してはいけないのだ。私たちは百年の子、考え続け格闘し続けることが未来に繋がるのだ。
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ちょこ
町田さんは短編集と長編両方何作か読んでるが短編集のが好きかもなあ。さらっと重くなりすぎないようにしつつ、伝えたいことをちゃんと織り込み読後感もよいとなると私にとっては短編向きの作家さんな気がする。どれもいいけど私は「ばばあのマーチ」が一番好みかも。「先を生く人」もだが町田さんの描く年を離れた人たちの話っていいよね。
が「ナイス!」と言っています。
ちょこ
1980年生まれの女性の10才から40才までをリレー方式で綴る連作短編集。最後にきれいに円環を閉じるように大人になった千紗に出会えてタイトルがより染みる。女の人生すごろくはいくつもいくつも別れ道があり、その度に一緒に過ごす人が変わって離れたりくっついたりを繰り返す。だけど辿り着くところは大きく変わらないのかもしれない。物語の根底に流れてるのはシスターフッドだ。女性たちは次世代へとつなぐリレーをしている。それは自分達とは違う未来を渡したいからだ。そんな風につながっていけばいいなと私も思う。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2016/09/23(2837日経過)
記録初日
2016/09/24(2836日経過)
読んだ本
1096冊(1日平均0.39冊)
読んだページ
314714ページ(1日平均110ページ)
感想・レビュー
1096件(投稿率100.0%)
本棚
15棚
性別
血液型
A型
職業
主婦
現住所
愛知県
外部サイト
自己紹介

本を読むのが子供の頃から好きでした。ミステリを中心に読んでます。最近はめっきり読書時間が減ってしまってあまり読めなくなってしまったけど、素敵な本にたくさん出会えたらいいな。

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