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2022年4月の読書メーターまとめ

鉄之助
読んだ本
6
読んだページ
1835ページ
感想・レビュー
6
ナイス
1359ナイス

2022年4月に読んだ本
6

2022年4月のお気に入り登録
3

  • ねこまんま LEVEL2
  • こばまま
  • はるはる

2022年4月のお気に入られ登録
3

  • ねこまんま LEVEL2
  • こばまま
  • はるはる

2022年4月にナイスが最も多かった感想・レビュー

鉄之助
「ひきこもることで、人はさまざまなことに気づきます」。冒頭の 館長(頭木弘樹)からのご挨拶、でグッと読む気になってしまった。副タイトル「部屋から出られない人のための12の物語」とあったが、そうでない人にも魅力的な掌編が集められたアンソロジーだった。鬼退治に行かない『桃太郎』、ひきこもっている間に忘れられた結果の『死なない蛸』、物言わぬ植物となってしまった妻『私の女の実』…。この本に集められなかったら、どれも読めなかったような逸品揃い。コロナ時代の今、だからこそ読みたい1冊だった。→
鉄之助
2021/07/01 14:44

著者自身「13年のひきこもり」。経験者だからこそ書けた、あとがきの中の「作品解説」も読みごたえがあった。「ひきこもる理由の一つに、他人の目の圧力がある」。「普通」と呼ばれる多数派の人たちから、差別を受けている、との指摘に心から賛同する。

が「ナイス!」と言っています。

2022年4月にナイスが最も多かったつぶやき

鉄之助

2022年3月の読書メーター 読んだ本の数:9冊 読んだページ数:2647ページ ナイス数:1372ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/753469/summary/monthly/2022/3

が「ナイス!」と言っています。

2022年4月の感想・レビュー一覧
6

鉄之助
タイトル通り、世界全般のコーヒー通史が分かりやすく読めた。珈琲と翻訳したのが幕末の蘭学者・宇田川榕庵(うだがわ・ようあん)と知って納得。榕庵といえば「細胞」の名訳を編み出した人。中国語では、口ヘンだったのを王へんに変えた。飲み物なので口ヘンが妥当だとは思うが、あえて王ヘンにして”珈琲”といした榕庵の慧眼に感服、単なる嗜好品でない珈琲の高貴感がこの文字から感じられる。現代日本の「自家焙煎御三家」の位置づけも明瞭でよかった。
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鉄之助
表紙や本文中に、数多く掲載されている、山谷佑介カメラマンの写真が、強烈なインパクトを放っていて読んでみた。令和元年(2019)に立て続けに起こった社会を震撼させる3つの殺傷事件。  特に第3の京都アニメーション放火事件(7/18)では69人もの人たちが殺傷され、今も記憶に生々しい。これらを「テロリズム」と呼んでよいのか、最後まで分からなかった。引きこもりや、介護、学歴格差などがその背景にあり、一層忘れてはならない事件であることには、違いない。「悪意は伝染していく」怖ろしいことだ。
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鉄之助
クリニックの院長が書いた、ビートルズ本。副タイトルの「彼らは”食の世界”でも先駆者だった!」が興味を引いて読んでみた。菜食主義で節制した食生活をしたビートルズの各メンバーの生き方が、大いに参考になる。エルビス・プレスリーの轍を踏まず、当初は美食生活だった彼らが、”インドへの冒険”からベジタリアンになったいきさつが良く分かった。
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鉄之助
「ひきこもることで、人はさまざまなことに気づきます」。冒頭の 館長(頭木弘樹)からのご挨拶、でグッと読む気になってしまった。副タイトル「部屋から出られない人のための12の物語」とあったが、そうでない人にも魅力的な掌編が集められたアンソロジーだった。鬼退治に行かない『桃太郎』、ひきこもっている間に忘れられた結果の『死なない蛸』、物言わぬ植物となってしまった妻『私の女の実』…。この本に集められなかったら、どれも読めなかったような逸品揃い。コロナ時代の今、だからこそ読みたい1冊だった。→
鉄之助
2021/07/01 14:44

著者自身「13年のひきこもり」。経験者だからこそ書けた、あとがきの中の「作品解説」も読みごたえがあった。「ひきこもる理由の一つに、他人の目の圧力がある」。「普通」と呼ばれる多数派の人たちから、差別を受けている、との指摘に心から賛同する。

が「ナイス!」と言っています。
鉄之助
やなせたかしは、54歳から子供向けの「アンパンマン」を書き始め、ファーブルは、55歳で「昆虫記」第1巻を発刊。伊能忠敬はは56歳から実測地図作成のため歩き始め、ジャック・マイヨールは55歳にしてフリーダイビングで海面下105mに潜る世界新記録を樹立。瀬戸内晴美は51歳で出家、寂聴となった。 いづれも、50歳を過ぎて新たな事に挑み、新境地を開拓。井上ひさしは伊能のことを「一身にして二生を得る」(人生を2度生き、他の人の2倍充実)と評価し、この「四千万歩の男」に結実。伊能は、まさに「中高年の星」だ。
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鉄之助
これはスポーツ選手の単なる自叙伝にあらず、最強の「ビジネス書」だった! つい先月27日に引退式を行った水谷隼が、なぜ引退したのか? どういう思いで東京五輪に臨んだのか? がここに、素直に書かれている。13歳で初の海外遠征に旅立ってから、常に「自分の値段」を意識し、高く売るために精進を重ねた水谷。その結論は「売れる商品には理由がある」。実際、自ら開発から携わった『水谷隼カレー』は、「1週間で1年分」売れるほどの大ヒットに。当時5歳だった伊藤美誠との出会いも、笑わせてくれる。いま読んで、ホントによかった。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2017/03/18(2857日経過)
記録初日
2015/03/18(3588日経過)
読んだ本
857冊(1日平均0.24冊)
読んだページ
247122ページ(1日平均68ページ)
感想・レビュー
673件(投稿率78.5%)
本棚
8棚
性別
血液型
O型
職業
専門職
現住所
青森県
自己紹介

 野山獄での1年2か月に618冊読み倒した吉田松陰、無実の罪で勾留された大阪拘置所での5か月半に164冊読んだ元・厚労省の村木厚子さんには、遠~く遠~く及びもつかないが、「本の虫」です。次に読む本が、手元にないと落ち着きません。
 宮沢賢治『注文の多い料理店』の「序」、に命救われた経験を持つ歴史小説マニア。特に、幕末から明治維新が大好物!!

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