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2025年1月の読書メーターまとめ

鉄之助
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感想・レビュー
17
ナイス
1118ナイス

2025年1月に読んだ本
17

2025年1月のお気に入り登録
3

  • ぱぴはり
  • ひーにゃ‪❤︎‬🐱ᩚ🐱ྀི
  • カブリオ

2025年1月のお気に入られ登録
2

  • ひーにゃ‪❤︎‬🐱ᩚ🐱ྀི
  • ぱぴはり

2025年1月にナイスが最も多かった感想・レビュー

鉄之助
伊坂幸太郎に外れなし! スポーツにかかわる小学生を主人公にした、良くできた短編集だった。深い教育論が根っこにはあるが、説教臭くなく知らない間に物語に引きずり込まれてしまった。「一番の敵は先入観」。この子は駄目な子だ、と先入観を持っている小学校の担任を遣り込める1話目から、映像が目に浮かぶ傑作だった。「アンスポーツマンライク」にも、涙腺緩みっぱなし…、笑わせ、泣かせ、心震わす。お見事。
J D
2022/06/07 19:18

鉄之助さん。ナイスありがとうございます。良くできた粒ぞろいの短編集でした。

吉田
2022/11/28 14:50

鉄之助さんナイスありがとうございます!

が「ナイス!」と言っています。

2025年1月にナイスが最も多かったつぶやき

鉄之助

2024年12月の読書メーター 読んだ本の数:15冊 読んだページ数:4781ページ ナイス数:1409ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/753469/summary/monthly/2024/12

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2025年1月の感想・レビュー一覧
17

鉄之助
深夜のTVドラマ「ヒモメン」じゃないけれど、「大学院卒の筆者がフィリピンパブ・ホステスのヒモになった」との惹句に魅かれて読み始めた。面白い!! この本が出来上がったキッカケは、偶然出会った元・朝日新聞記者の勧め。「参考文献から引用? そんなものより、君が経験した事実をかけ!」と発破をかけられ完成した。体当たりルポを超え、立派な「社会学」になっている。
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鉄之助
「行旅(こうりょ)死亡人」聞きなれないが、これは法律用語。行き倒れや身寄りのない自殺者のことで、その人が亡くなった場所の自治体が火葬することが、法律に定められている。また、死亡の状況が「官報」に掲載されるのだ! 兵庫・尼崎の古いアパートで一人暮らしの女性が、部屋の見えるところにあった金庫に3400万円もの大金を残して、玄関先で倒れていた。くも膜下出血の病死。なぜ? 共同通信の記者二人がそのドラマを、丹念に追った。「~小説よりも奇なり」。そこに、確かに生きていた証拠を突き止める瞬間に立ち会う感動を味わえた。
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鉄之助
子どもの読書感想文用「課題図書」によく取り上げられている1冊、と聞いていたが…。侮るなかれ、最後の最後にじわっと感動が込み上げてきた。魔女らしくない”魔女修行”。いじめの根本問題。謎のゲンジさん。様々に魅惑的なファクターが押し寄せて来て、大団円。一流の魔女になるためには、「自分の直観を大事にしなければならない。でも、その直観に取りつかれてはなりません」西の魔女(おばあちゃん)の遺言のような言葉が、心に残った。
♪みどりpiyopiyo♪
2020/10/29 20:31

鉄之助さん、こんにちは。この本、とっても良かったですね。西の魔女の言葉、本当に心に響きました ( ' ᵕ ' )

エドバーグ
2020/10/31 13:25

鉄之助さんおっしゃる通り。じんわり体が温かくなる感動がありました。

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鉄之助
今野敏の出世作で2006年の吉川英治・文学新人賞を獲得した”警察小説”。期待通り、息もつかせず物語が進行する傑作だった。主人公・竜崎と小学校からのライバル・伊丹の性格の対比が面白かった。頭はずば抜けてキレるが”変なヤツ”竜崎、に反発しながら、読み進めているうちに共感する自分を発見。それにしても、現代に通じる日本社会の「隠蔽体質」を鋭く突いていた。
keiトモニ
2020/05/18 12:03

鉄之助さん、ナイスありがとうございます。このシリーズを手に取るのが遅くなりましたが、挑んでいっています…。

Soul Cages
2025/01/28 17:30

スピンオフも含めてシリーズ全巻制覇中です。 https://bookmeter.com/users/305783/bookcases/7050295?sort=book_count&order=desc 次が楽しみで仕方がない。今野敏氏は多作だけど,他のシリーズものも多いので,なかなか次の本シリーズが出てこない。まあ,これぐらい焦らされる方がいいのかも。

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鉄之助
夫婦二人三脚で活躍する、脚本家の作品だけあって、粋な会話のやり取りが心地よかった。読んでいて、テンポが良くすんなり入ってくる。いかにも有りそうで、なかなかない場面設定。同感しながら、いつの間にか読み終わっていた。
ジュン
2023/01/17 09:28

この本、心が温かくなる読後感で好きでした。ストレスにさらされてた時にじんわりと心を温めてもらった忘れられない作品です。図書館本で読んで手元に無いのが残念。またいつか再読したい本です。

アオイトリ
2025/01/26 13:44

コメントありがとうございます。大切にしたい作品ですね

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鉄之助
「傲慢」私にも大いにある。「いつでも〇〇できる」や「せかれる」こと自体が、ごめんだという気持ち。読みながら「そうそう」と何度もうなずいている自分がいた。その対極にある「善良」。その善良だと思っていたことが、実は傲慢だったりして…。「ピンとこない」は魔の言葉。これにもハッとさせられた。ピンとこない、の正体は、自分が自分につけている”値段”に、相手が見合わない(低級だ)と、見下している卑しい本性。これこそ、傲慢の極み。自分にとって本当に大切なものは何か? ビジョンをもって生きていきたい、と心から思った。
かいちゃん
2020/07/20 10:24

ナイスありがとうございます。ピンとこない ってで誰でもあるのではないですかね。それは見下すのとまた違うものだと。直感て大事だなあと思ってます

鉄之助
2020/07/20 10:34

かいちゃんに同感です。 「ピンとこない」の中には、確かに「善良」な直感もあって大事です。で、その上で奥に潜む「傲慢」のタネをえぐる辻村ワールドが、凄いって思ってしまいますね。

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鉄之助
著者が京大の大学院生の時、書き上げたデビュー作。大学生の妄想炸裂の異世界が繰り広げられていた。「太陽の塔」は熱狂の装置か?  幕末の「ええじゃないか」騒ぎの舞台となった京の街並みを歩くように、自転車で駆け抜けるように、物語が進む。「太陽の塔は宇宙遺産」というのも違和感はなかった。
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鉄之助
初っ端から、刺激的。ダッカの”残飯市場”から旅が始まった。時代は、バブル前、飽食のニッポンである。「東京では日々50万人分の食事が捨てられている。いつか、それが逆転はしまいか」。辺見傭の視点に、思わず引きずり込まれた。現代日本の危うさ、が既に予言されているようだった。エイズの村やチェルノブイリの放射能汚染地域…その現場に足を運び、時には一緒に暮らす筆者だからこその説得力があふれていた。「食」の前には、民族も主義・思想もみな平等…。27年前の発刊だが、全く古さを感じさせないノンフィクションの名作だった。
みらあ
2021/08/23 00:03

20年ほど前に読んだのですが、衝撃的で忘れられない1冊です。「一粒のお米には7人の神様がいる」と言われて育ちました。『食べること』を見直すため、また読みたくなりました。

ちさと
2022/08/28 23:11

27年前発刊なんですね〜私が読んだのもかなり前でしたが今読んでも名作とは(^^)再読したくなりました!

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鉄之助
城山真一、得意の刑務所モノ。塀の中の事情を良く調べ上げて書かれていた。「看守部長」は偉そうだけど、下から2番目の階級だったとは初めて知った。副看守長のほうが上司なのだ。キャリア組とたたき上げの絶対的格差や「更生プログラム」の実態など興味深いシーンが盛りだくさん。中でも「6秒我慢ルール」が面白かった。カッとなったとき、6秒こらえましょう! 「6まで数えたら、怒りは不思議と消えています」という所内プログラムの教えは、シャバでも参考になりそうだ。
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鉄之助
伊坂幸太郎に外れなし! スポーツにかかわる小学生を主人公にした、良くできた短編集だった。深い教育論が根っこにはあるが、説教臭くなく知らない間に物語に引きずり込まれてしまった。「一番の敵は先入観」。この子は駄目な子だ、と先入観を持っている小学校の担任を遣り込める1話目から、映像が目に浮かぶ傑作だった。「アンスポーツマンライク」にも、涙腺緩みっぱなし…、笑わせ、泣かせ、心震わす。お見事。
J D
2022/06/07 19:18

鉄之助さん。ナイスありがとうございます。良くできた粒ぞろいの短編集でした。

吉田
2022/11/28 14:50

鉄之助さんナイスありがとうございます!

が「ナイス!」と言っています。
鉄之助
関東大震災後の、朝鮮人虐殺のきっかけとなった「戒厳令」。 これがどういういきさつで、発せられたのかよく分かった。「大風呂敷」と揶揄された後藤新平の情熱が、いまなお、メガロポリス東京の基礎に残っている。
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鉄之助
お笑い芸人・シソンヌじろう、初のエッセイ集。元は地元・青森の新聞連載をまとめただけあって、1話3ページ程度で読みやすい。が、つかみ・場面転換・落ちが秀逸で、ぐいぐい読ませる。各話共通のフレーズが「そのルーツは弘前で過ごした少年時代にある」。じろうの自分探しが、共感を呼ぶ。本人もよく、おばさん役で女装するが、なぜおばさん好き?の回で大笑いした。「携帯を捨てよ おばさんに触れよう」その通り!と思わず手を叩いた。
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鉄之助
衝撃的なタイトルだけど、中身は心底からうなずけた。いかに表面的に「反省」させることが、罪なことか!  平気で反省文を書かせる親、教師、刑務所の刑務官。その行為が、将来の犯罪者を生み出している事実に、皆が気付くべきだ、と強く思う。
mogomogo
2019/05/22 11:33

鉄之助さんのレビューを拝見し、間に合いそうでよかったです。幼稚園の息子もいづれ反省文を書かされることがあるかもしれません。一読しておきたいと思います。

が「ナイス!」と言っています。
鉄之助
武器の販売から財を成し「死の商人」とも言われた、大倉喜八郎の生涯をダイナミックに描く。個人的には、幕末の津軽藩に荒波を超えて大量の銃を売った事実に大いに興味が引かれた。中国の革命家・孫文を支援したり、学校設立(現・東京経済大学)、帝国劇場の発起人を務めたり、ただの商人ではなかった。彼が興した大倉組が、現在の大成建設。オリンピック主会場の新・国立競技場もこの会社が作った。国の屋台骨を作った一人、に違いない。さすが、経済小説に強い江上剛、資料を丁寧に掘り下げ面白かった。
が「ナイス!」と言っています。
鉄之助
若手育成にもユニークな一家言を持つ宮大工の棟梁、小川三夫さんの、「仕事」を丁寧に描く。壁が直線に見えるために、わずかに中央部を盛り上げて塗る左官職人。壁に金箔を貼るのに本金(二十四金)だと退色が少ないが、中金(真鍮を塗っているモノ)だと酸化して百年で黒ずんでしまう、など、こだわり、「本物」の世界が垣間見える。
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鉄之助
著者自身による「文庫版によせて」が、まず面白かった。「わたしはずっと、本作『蔦屋』が嫌いだった」という。幅広い見方、切り口がある蔦屋を表現するのは難儀だったろう。周りの登場人物の方が生き生きと感じる描写もあった。歌麿や”本屋の先輩”丸屋小兵衛が、何とも魅力的で惹きつけられた。今年のNHK大河ドラマに取り上げられる流行りに乗るわけではないが、実に”蔦屋”は面白い。「本作は、”蔦屋もの”を形作る水滴の一つにすぎない」との著者の独白にも納得。もっともっと蔦屋を知りたくなった。
が「ナイス!」と言っています。
鉄之助
天才ゴッホの陰に、弟テオあり! この不思議な兄弟の光と陰を描いた力作だ。さらに、日本美術の浮世絵の魅力を知悉する日本画商・林忠正と加納重吉が絡んで重層的な物語に仕上がった。読みながら、「絵が生れ落ちる現場」に立ち会える喜びを十二分に感じられた。
修一朗
2018/02/17 22:14

ゴッホの生きた時代の空気が伝わるとてもいい作品と思いました(^^ゞ・・

keiトモニ
2018/05/18 15:40

鉄之助さん、ナイスありがとうございます。私も同様に、十分感じました…。

が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2017/03/18(2896日経過)
記録初日
2015/03/18(3627日経過)
読んだ本
858冊(1日平均0.24冊)
読んだページ
247362ページ(1日平均68ページ)
感想・レビュー
674件(投稿率78.6%)
本棚
8棚
性別
血液型
O型
職業
専門職
現住所
青森県
自己紹介

 野山獄での1年2か月に618冊読み倒した吉田松陰、無実の罪で勾留された大阪拘置所での5か月半に164冊読んだ元・厚労省の村木厚子さんには、遠~く遠~く及びもつかないが、「本の虫」です。次に読む本が、手元にないと落ち着きません。
 宮沢賢治『注文の多い料理店』の「序」、に命救われた経験を持つ歴史小説マニア。特に、幕末から明治維新が大好物!!

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