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2025年1月の読書メーターまとめ

KEI
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2025年1月に読んだ本
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  • Admiral2009

2025年1月にナイスが最も多かった感想・レビュー

KEI
ネタバレ日露戦争から太平洋戦争の終結に至るまで満州を舞台に描かれる壮大なドラマ。軍部におけるインテリは地図の中に「五族協和」の夢を見た。一方、現場で戦う軍人たちは拳を振るい、日本の権益を守ろうとした。"なぜこの国から、そして世界から『拳』はなくならないのでしょうか。答えは『地図』にあります。世界地図を見ればすぐにわかることですが、世界は狭すぎるのです。"この一文が戦争の本質を言い当てているのではないだろうか。混沌とした現代に読むべき一冊だ。
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2025年1月の感想・レビュー一覧
11

KEI
ネタバレ日本語にこだわりを持つ芸人と言語学者の対話。日本語の表現の広がりと奥深さ、時代とともに変わってゆく日本語の意味や使われ方などさまざまな視点から論ずる。2人の対話はさまざまな方向に脱線する(主にはふかわりょうさんによって)のだが、ふかわさんの持つ疑問点、視点がユニークで面白い。「忖度」や「煮詰まる」、「割愛」など本来の意味とは異なる使い方をされるようになった言葉たち。その存在に強く興味を惹かれた。また、擬人化された言葉たちが共演する短編小説「さえずりの沈黙」の世界観がまたいい。
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KEI
ネタバレ戦後レジームからの脱却を旗印として行ったアベノミクス、外交安全保障政策の大転換。官僚と暗闘し、一癖も二癖もある各国首脳と渡り合いながら成し遂げた安倍氏の功績は現政権の政策にも繋がっている。だが、全てが完璧かと言えばそうでもない。森友、加計学園事件における安倍氏の責任はあまりないように思えるが、桜を見る会問題で全てが秘書の責任だったと言う結論には疑問が残る。
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KEI
ネタバレ燃え殻さんの本を読んだのは、はじめてだったが一気にファンになってしまった。まるで一目惚れしたようにいっき読み。本書は30篇とちょっとのエッセイだが、まずひとつ目の話から心をもって行かれてしまった。"誘われた飲み会にうっすら行きたくない心情"がわかり過ぎる。ほかにも「恥をかきたくないとか、うまくいかなかったらどうしようとか」の最後の1文にジーンとなり、「1日とちょっとの旅」の平凡な過ごし方の中に感じる幸福に共感を抱いた。エッセイはどれも面白いのだが、燃え殻さんの体調が少し心配になった。
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KEI
東京で過ごす、とある女性が目の前で起きたこと、感じたこと、平凡なこと、非凡なことをありのままに綴ったエッセイ集。リズミカルでどこかゆる〜い文体に不思議と引き込まれた。ドラマチックな展開はないけれど、涙が出そうな悲しい日もちょっぴり幸せだった日もどんな日もオバラさんにとっては大切な1日なのだ。読後、なんて事のない自分の日常も愛おしく見えた。
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KEI
ネタバレこの本はほんとうに文章の書けない人にとことんまで寄り添ってくれた1冊だ。そして、読了後「ただ無性に何かを書きたくなる」衝動を読者に与える。この本は何がすごいかというと、まずその章立てだ。特にSTEP3で二行目でつまずいた時の対処法をテーマにしているところに脱帽した。そして、古賀及子さんの"文が文を書き始める"との名文。その境地に辿り着きたいと思わせてくれる。また、文章を発信するための方法にも多様な形がありとても参考になった。現代は日記が売れる時代だという。文章を書くという営みは可能性に満ちているのだな。
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KEI
スマホは現代人にとって不可欠な存在だ。便利な反面、自分時間を奪われる悪しき一面もある。そんな時代だからこそスマホを手放すことで得られるモノがある。そう思わせてくれるエッセイだった。本書では芸人、作家、ミュージシャンと活躍の幅を広げるふかわりょうがスマホを持たずに旅をした岐阜での3泊4日が描かれる。古くからの街並みが残る美濃の土地にノスタルジーを感じ、地元産の料理と酒に酔いしれ、水琴窟の音色に癒される。そして、地元の人たちとの交流に心温まる。スマホを手放すことで得られた"心の充電"。あぁ、ほっこり。
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KEI
1つのことを悶々と悩み続け、思考が堂々巡りする。考えても考えてもいいアイデアが思い浮かばない。そんな経験がある人にはオススメの一冊だ。「考える」と「思う」の違いは何か、という根本的な部分の解説から考えを広げ、深めるための具体的メソッドまで幅広く網羅されている。しかも平易な表現でわかりやすい。今まで暗闇だと思っていた目の前に一筋の光が差し込む。読後、そんな体験をした。
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KEI
ネタバレなぜ自分の話に関心を持ってもらえないのだろう。なぜいくら伝えても理解してもらえないのだろう。こんな悩みを抱えたことがある人には必読の書である。この本が画期的なのは、説明が聴き手に響かない理由をはじめに掘り下げているところだ。伝える上で重要なのは聴き手ファーストであるという基本原則。さらに本書では、話し手と聴き手の間に立ちはだかる3つの壁を提示している。その構造にはなるほど、と唸らされた。そして、その構造をベースにして11の型を理解する。身につける。そうすることで良い説明が可能となる。
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KEI
ネタバレ日露戦争から太平洋戦争の終結に至るまで満州を舞台に描かれる壮大なドラマ。軍部におけるインテリは地図の中に「五族協和」の夢を見た。一方、現場で戦う軍人たちは拳を振るい、日本の権益を守ろうとした。"なぜこの国から、そして世界から『拳』はなくならないのでしょうか。答えは『地図』にあります。世界地図を見ればすぐにわかることですが、世界は狭すぎるのです。"この一文が戦争の本質を言い当てているのではないだろうか。混沌とした現代に読むべき一冊だ。
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KEI
ペーパーレスやデジタル化が話題になって久しい。マイナンバー制度はその象徴とも言える。しかし、マイナンバー制度の中でも特にマイナ保険証は多くの問題があると著者は指摘する。そして、「デジタル化推進」の名のもとに河野デジタル担当大臣がついてきた6つの嘘を暴き、これからのあるべき姿を描き出す。内容は単なる陰謀論ではない。これまでの国会答弁や公的なデータを基に書かれており説得力がある。本書を読んで一口にデジタル化と言っても様々な形があることを知った。中身をよく吟味しなければならない。
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KEI
累計1000万部の本を企画した編集者による相手に伝わる表現の技術。まずタイトルに惹きつけられた。36の技法が実例とともに紹介される。対比やたとえ話、事実と感情の切り分けなどベーシックなことからさまざまなヒントが得られる。本書を読んで一番響いたこと。それは「伝える」ではなく「伝わる」表現を心がけるということ。それはつまり、コミュニケーションやプレゼンが自分主体ではなく、相手主体であるという本質を指している。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2017/07/17(2772日経過)
記録初日
2017/07/19(2770日経過)
読んだ本
674冊(1日平均0.24冊)
読んだページ
197948ページ(1日平均71ページ)
感想・レビュー
652件(投稿率96.7%)
本棚
241棚
性別
外部サイト
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