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2023年11月の読書メーターまとめ

シャコタンブルー
読んだ本
12
読んだページ
4158ページ
感想・レビュー
12
ナイス
1430ナイス

2023年11月に読んだ本
12

2023年11月のお気に入り登録
3

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2023年11月のお気に入られ登録
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2023年11月にナイスが最も多かった感想・レビュー

シャコタンブルー
青空は無いが教室には宇宙が広がっている。それが東新宿高校定時制だ。この高校に通う老若男女の誰もが一癖も二癖もある。各章で生徒各自の事情と目的が明らかになるが「金の卵の衝突実験」74歳の長嶺の妻とのエピソードには泣かされた。新任教師である藤竹の飄々としながらもブレない姿には只者では無いオーラが漂う。この謎の男は何の目的でこの高校で科学部を創設したのだろう。科学実験の進展具合と共に次第に興味が増していく様相は鮮やかだ。「あとがき」で実際に活躍している定時制高校をモデルにしたことを知り更なる感銘を受けた。
ちょろこ
2023/11/19 16:36

私も長嶺さんのエピソードに一番心打たれました。見事な感動の実験でしたね✨

シャコタンブルー
2023/11/19 19:46

ちょろこさん 躓きながらも目標に向かって歩む姿が清々しくて読後感は最高でした♪

が「ナイス!」と言っています。

2023年11月にナイスが最も多かったつぶやき

シャコタンブルー

10月は読書の秋に相応しい粒揃いの本ばかりだった。マイベストは「あの光」次いで「わたしたちに翼はいらない」「存在のすべてを」今月もよろしくお願いします。写真は今朝の河口湖。 2023年10月の読書メーター 読んだ本の数:17冊 読んだページ数:5584ページ ナイス数:1560ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/867712/summary/monthly/2023/10

10月は読書の秋に相応しい粒揃いの本ばかりだった。マイベストは「あの光」次いで「わたしたちに翼はいらない」「存在のすべてを」今月もよろしくお願いします。写真は今朝の河口湖。
2023年10月の読書メーター 読んだ本の数:17冊 読んだページ数:5584ページ ナイス数:1560ナイス  ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/867712/summary/monthly/2023/10
シャコタンブルー
2023/11/02 06:57

kaoruさん そうなんですね。思い出のある場所はいつも綺麗で輝いていますね。今月もよろしくお願いします♪

シャコタンブルー
2023/11/02 07:00

buraさん 先月は「あの光」が一押しだったので写真の構図に入れました。今月もよろしくお願いします♪

が「ナイス!」と言っています。

2023年11月の感想・レビュー一覧
12

シャコタンブルー
777で想像するのはパチンコだが全く関連は無かった(笑)それにしてもこのホテルは殺人が多すぎる(笑)いったい何人殺されたのだろう。理性も感情も無い殺し屋達は不気味だがマクラとモウフの手口と存在感はユニークだった。このコンビの前では誰もが油断してしまうだろう。紙野のあらゆる記憶を忘れない能力は凄いが可愛そうでもあった。人は忘れる事も絶対に必要だ。悲しい事はゴミ箱へ捨て、楽しい事だけを心に残せたら幸せだ。読後感は小腹が空いている時にサクサクと食べるスナック菓子のような軽さと味わいがあった。
が「ナイス!」と言っています。
シャコタンブルー
目は口ほどに物を言う。装画は文章ほどに物を言う(笑)京都の街中を自転車で診療する医者が清々しく描かれて素敵だ。矢来餅、阿闍梨餅、長五郎餅と甘い物に目が無い哲郎だが、医者の不養生というが糖尿病が心配だ(笑)「赤ひげ」VS 「白い巨塔」のような医師の対決が始まるかと思いきや、互いの立場の違いを超越して尊敬し信頼する友情が素晴らしい。小さな病院での医者と患者の距離の近さを感じた。生と死が間近にある世界はスピノザの哲学が必要かも知れない。あの患者からの最後の6文字のメッセージに心揺さぶられた。
陽子
2023/12/16 22:56

シャコタンブルーさん。読みました。辻さんの遺した「6文字メッセージ」で涙腺崩壊しました。生きるって、切ない。でも人に対する優しい想いは共鳴し、見えなくても誰かを支えている、と思いました。続編ぜひ見たいです。雄町先生と花垣先生の友情が素敵でした!

シャコタンブルー
2023/12/17 07:30

陽子さん 患者に接する優しさ医療に対する熱意が素晴らしかったですね。感謝して生きることの大切さを学んだような気がしました。続編が読みたいですね♪

が「ナイス!」と言っています。
シャコタンブルー
江戸時代の長屋の情景が鮮明に浮かんできた。長屋の住人達の共助の精神は素晴らしいが、他所者に対する警戒心と心無い噂は内向きの小さな世界だ。対照的に母を亡くし「月のうらがわ」に想いを馳せる子供達の心は果て無く広大だ。未完の一つの物語がそれぞれの子供の豊かな発想を連なって次第に完成していく様は素晴らしい。ここでは誰もが悩み苦しみながらも懸命に生きている。些細な事に喜びをみつけ、自分よりも愛する人の幸せを願っている。謙虚で優しい人達が紡ぎ出す一枚の綾は余りに美しい。ぜひ映画化して欲しい。主題歌は「糸」で決定。
青いうさぎ号
2024/01/13 22:07

ナイスありがとうございます。主題歌『糸』での映画化、大賛成!です😊

シャコタンブルー
2024/01/14 07:33

青いうさぎ号さん 月が優しく暖かく心に灯るような素敵な話でした。「糸」のメロディが似合いますね♪

が「ナイス!」と言っています。
シャコタンブルー
参考文献を見てエーデルワイス海賊団が実在していたのはとても興味深かった。映画「サウンド・オブ・ミュージック」にもエーデルワイスの歌が流れていたが反ナチとして何らかの関係性があったのだろうか。戦争という極限状態に置かれた人間の行動は極端だ。そこには憎悪と復讐に染まる者もいれば諦めの境地の者もいる。戦うか囚われか傍観者か。あの場所にいた全ての人々が自問自答し決断した事実。我が身をそこに置き換えれば誰も責める事は出来ない。だが勇気を持って行動した少年達がいた。命をかけて信念を貫いた勇者がいた事を忘れない。
が「ナイス!」と言っています。
シャコタンブルー
42年後の続編とは嬉しい驚きだ。12月8日には映画も公開になるが今でも色褪せないどころか今だからこその普遍的で素晴らしい愛情物語が求められているのかも。続編は戦時中も描かれているが逆境でも明るく逞しい母親の姿は感動的だ。この母にしてこの娘あり。トットちゃんの持ち前の好奇心と行動力はどんな状況でも発揮され、そこには必ずユーモアと暖かさが存在している。食糧難でのスルメとリンゴのエピソードは悲哀「サツマイモのようなあなたへ」は微笑が浮かんだ。「トット女優になる」は白眉の面白さで、この章は実写で映画化して欲しい。
が「ナイス!」と言っています。
シャコタンブルー
青空は無いが教室には宇宙が広がっている。それが東新宿高校定時制だ。この高校に通う老若男女の誰もが一癖も二癖もある。各章で生徒各自の事情と目的が明らかになるが「金の卵の衝突実験」74歳の長嶺の妻とのエピソードには泣かされた。新任教師である藤竹の飄々としながらもブレない姿には只者では無いオーラが漂う。この謎の男は何の目的でこの高校で科学部を創設したのだろう。科学実験の進展具合と共に次第に興味が増していく様相は鮮やかだ。「あとがき」で実際に活躍している定時制高校をモデルにしたことを知り更なる感銘を受けた。
ちょろこ
2023/11/19 16:36

私も長嶺さんのエピソードに一番心打たれました。見事な感動の実験でしたね✨

シャコタンブルー
2023/11/19 19:46

ちょろこさん 躓きながらも目標に向かって歩む姿が清々しくて読後感は最高でした♪

が「ナイス!」と言っています。
シャコタンブルー
映画「ボデイガード」を思い出しながら読んだ。映画は主題歌と内容がマッチして面白かったが、本書は何となく締まりがないように思えた。大統領暗殺計画の過程に緊迫感が無く暗殺者にも悪の魅力が感じられなかった。あの大統領の個性に登場人物の全員が負けているのが残念。冷酷で凄腕の〈暗黒者〉であればもっと緊張感があっただろうが・・岬洋介も今回ばかりは没個性だった。デビュー作のような驚異のどんでん返しがある「いまこそドビュッシー」を読みたい。
が「ナイス!」と言っています。
シャコタンブルー
700人以上の指名手配犯の顔を覚えている見当たり捜査官の記憶力は凄い。それに加えて観察力と洞察力も必要となれば正にメモリー・アスリートだ。先日葬儀場である人に声をかけられたが全く誰なのか思い出せなかった。とほほ(笑)二人の女性警察官が大活躍するが、それぞれ夫や家族のことで悩みを抱える姿がリアルだ。やり甲斐のある仕事だが抱えるストレスは相当なものだ。居酒屋プレゴでの女子会がストレス発散になっているが仕事と家庭以外の居場所も必要だ。今日もどこかの街角でサカナ・サカナとリフレインしている姿が目に浮かぶ。
が「ナイス!」と言っています。
シャコタンブルー
加賀恭一郎が刑事から探偵に職変したかのような内容で、どこかの名探偵を思い出した。鶴屋ホテルは「つるや旅館」を連想し、軽井沢を想い描いた。せっかく別荘に来ているのに近隣の別荘族との付き合いは気苦労しかないようだ(笑)5軒の別荘の人達、それぞれが裕福であるが何か秘密を抱えている。誰もが怪しく腹に一物抱えている。謎の手紙「あなたが誰かを殺した」誰もがそれに思い当たる節がある。疑心暗鬼と互いの誹謗中傷もあり最早カオス状態。先の読めない展開と犯人探しがスリリングで一気読みの面白さだった。
が「ナイス!」と言っています。
シャコタンブルー
何の特徴もなく、のっぺりとした印象しか相手に与えない千代。背が高く凛とし佇まいが特徴の初衣。対照的な二人の女は奥さまと住み込み女中という立場の違いがありながらも時に親友、時に姉妹のように仲良く過ごす。大正から戦後の混沌とした男尊女卑の時代背景。女とは何か。女に出来ることは何か。千代は女の存在意義を常に自分自身に問いかけているかのようだ。だから前向きで明るい初衣の存在に助けられる。無口な夫との性生活への苦悩は生々しく切ないが、調理場面の活き活きとした描写と女同士の和気藹々でほのぼのとした雰囲気で救われた。
が「ナイス!」と言っています。
シャコタンブルー
最終選考まで残ること5回目でついて鮎川哲也賞受賞で継続は力なりを実践して素晴らしい。1795年のイギリス海軍の帆船ハルバール号で起きた殺人事件。殺人のトリックよりも当時の水兵の強制徴募の方法に驚かされた。余りに強引で身勝手な手段に唖然とした。「何もかも狂っている。この艦が、いや海軍そのものが狂っている」いつも命令され行動を制限される場所それが船中だ。怒り憎みを爆発させる起爆装置のようでもある狭い空間に息苦しさを覚える。それでも最後まで飽きさせない巧妙な展開は鮮やかで読後感は良かった。
ちょろこ
2023/11/08 18:14

読みました♬この天国から地獄の強制徴募、水兵生活には絶句でしたが面白かったですね♬次作も目新しい舞台設定が楽しみな作家さんです✨

シャコタンブルー
2023/11/08 20:04

ちょろこさん 強制徴募はまさに地獄ですね。帆船の特徴を巧みに活かした独創的なミステリでしたね。次作も楽しみですね♪

が「ナイス!」と言っています。
シャコタンブルー
世の中には呆れる程の極悪人が存在している。この巨悪を徹底的に暴力で裁くのが箱崎という謎の男だ。その動機には仕置人のような依頼人もいなければ勧善懲悪な意図も全く感じられない。箱崎を動かす原動力は何だろう。その秘密と圧倒的なプロの「仕事」がリアルで凄みがある。地道な捜査で一歩ずつ容疑者に迫っていく警察だが、玉川と舘野の刑事二人の会話と食事の場面がユニークであり何度も笑った。追う者と追われる者、プロ対プロの迫真の対決は最後の数ページまで予断を許さない。タイトルと装画のギャップもまるで玉川夫妻のようであり最高だ。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2018/05/05(2381日経過)
記録初日
2018/05/05(2381日経過)
読んだ本
1099冊(1日平均0.46冊)
読んだページ
328730ページ(1日平均138ページ)
感想・レビュー
1096件(投稿率99.7%)
本棚
10棚
性別
現住所
山梨県
自己紹介

読書メーターに登録して、5年経過しましたが、皆さまの影響で今まで知らなかった作家や素晴らしい本との出会いがあり幸せです。
ミステリ、冒険、青春、恋愛、歴史物、ノンフィクション、エッセイ等幅広く読みます。つまり何でも読みます(笑)。
読書を通して、知らない世界、知らない人達との出会いの喜びに感謝しています。

好きな言葉マーク・トウェイン「やったことは例え失敗しても20年後には笑い話にできる。やらなかったことは20年後には後悔するだけだ。」

趣味は概ね下記のとおりです。 

映画(アクション大作)

音楽(モーツファルト・中島みゆき・斎藤和義・back number)

旅行(雑誌を見ながら空想の旅も含む(笑))

酒(各地の知らない銘柄の地酒を飲むこと)


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