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2024年6月の読書メーターまとめ

シャコタンブルー
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感想・レビュー
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2024年6月に読んだ本
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2024年6月のお気に入り登録
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2024年6月にナイスが最も多かった感想・レビュー

シャコタンブルー
「敗者にだって人生はあるし、敗者だからこそ得るものもあるんだよ」これまで私も学生連合チームは主役の添え物としか見ていなかった。だが、彼等にも箱根への熱い想いや意地がある事を改めて思い知る。走っている姿からは想像できない自信と不安がせめぎあう内面の葛藤に心が揺さぶられる。そしてランナーそれぞれの生まれ育った環境、家族、チームメートの思いを知るにつれ何度も涙で文字が霞んでしまった。逆境に負けず直向きに走る姿を誰かが見ている。応援している。その後に見えるものは敗者ではなく、美しき輝いた挑戦者の景色だと思う。
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2024年6月にナイスが最も多かったつぶやき

シャコタンブルー

5月は「それは令和のことでした」「グリフィスの傷」が印象に残った。河口湖のローソン富士山だが目隠したのは残念。世界中からその景色を眺めに来日しているのに・・観光客、地元どちらも満足する違った方法を模索検討すべきだと思う。 2024年5月の読書メーター 読んだ本の数:9冊 読んだページ数:3316ページ ナイス数:846ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/867712/summary/monthly/2024/5

5月は「それは令和のことでした」「グリフィスの傷」が印象に残った。河口湖のローソン富士山だが目隠したのは残念。世界中からその景色を眺めに来日しているのに・・観光客、地元どちらも満足する違った方法を模索検討すべきだと思う。
2024年5月の読書メーター 読んだ本の数:9冊 読んだページ数:3316ページ ナイス数:846ナイス  ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/867712/summary/monthly/2024/5
amico
2024/06/02 09:58

シャコタンブルーさんのレビューで『グリフィスの傷』が気になっていたところです。LAWSON富士山ね、なにかいい方法はないものでしょうかね。今月もレビューも写真も楽しみにしています!

シャコタンブルー
2024/06/02 20:36

amicoさん 「グリフィス」様々な傷が織りなすドラマを楽しみました。ローソン富士山はマナーとマネーを何処で折り合いを付けるか難しいですね(笑)今月もよろしくお願いします♪

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2024年6月の感想・レビュー一覧
14

シャコタンブルー
ネタバレ神森で行方不明になった5歳児が1週間ぶりに保護される。奇跡としか言いようが無い。その間に何があったのだろう。俄然興味が募り何か神秘的な出来事を想像したが・・あり得ない展開に戸惑う。余りにも都合のいい出来事ばかりが明らかになるに連れ次第に興ざめしていく。それは無いだろう。あの場所で5歳児を見捨てる行為は人として終わっている。断じて許されない。寓話のような結末も残念だ。「森のクマさん」を甘くみてはいけない。
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シャコタンブルー
2015年に軽自動車で稚内からスタートしてロシアを経てヨーロッパ、そして2019年に目的地のアフリカに到着する。アフリカの国々の治安の悪さ道路状況の過酷さは凄まじい。警察官や役人からの恐喝やワイロの要求は日常茶飯事。兵士や猛獣とも遭遇したり交通事故に遭うなど、よく生きて帰れたものだと感心するばかり(笑)この夫婦の原動力は永住できる楽園を探すことだが、その好奇心と行動力に拍手喝采。軽自動車だからこその危険や不安は毎日あるが、それを補う旅の楽しさ自由さを存分に感じた。
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シャコタンブルー
政治と金、政治と宗教、その悪習はいつまで経っても変わらない。そして自民党議員の5割が世襲議員となっている現状「みこしはパーがいい」と笑って済ませる状況では無い。監視機能不全のメディアの責任も重大だ。今頼りになるジャーナリズムは文春砲とBBCしか思いつかない(笑)500兆もの内部保留をしている企業が設備投資には及び腰で何も構造転換が出来ていない現状に危機感を覚える。対談中に中村哲さんの話が何度も出てきたが、その功績や志を日本中に広めるために紙幣の顔にという気持ちには大賛成だ。
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シャコタンブルー
我輩はチャボである。名前は桜という(笑)チャボの視点から描かれる人間模様が何とも悲しくもあり可笑しくもある。人も鳥も孤独では生きていけない。誰かの支えがあって悲しみを乗り越える。そして温もりを感じた時に幸せを感じる。茂のように真面目で優しすぎるから鬱になる人も多数いる。決して本人の性格のせいでは無い。優しさに包まれていなかったからだ。爺ちゃん婆ちゃんや商店街の人達の優しさに触れて再生していく姿に安堵した。そう、なんどでも生まれる。変われる。羽ばたける。生きていける。
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シャコタンブルー
徳川吉宗、大岡忠相、田沼意次等の有名人が勢揃いだったが徳川家重のことは全く知らなかった(笑)徳川15代の中でも異色の存在感を放つその人物像に魅了された。知性は優れているが体に障害を持ち、その言葉を誰にも理解されない家重。その言葉を唯一理解できて補佐する大岡忠光の苦悩が痛いほど伝わってきた。その生涯は主従を越えて兄弟以上の固い絆で結ばれていたのかも知れない。主君のためにひたすら誠実に歩む姿は「まいまい」のようにゆっくりとだが迷いなき道を突き進む美しさがあった。
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シャコタンブルー
あの男が人から鬼になっていく様は戦慄に値する凄まじさで、血飛沫の場面は読むのが辛かった。妄想から怨念に変わっていく恐ろしさ・・コロナ禍の数年前をまざまざと思い出した。過疎地にありがちな閉鎖的な人間関係の中で巻き起こるコロナ騒動。誰もが疑心暗鬼になり、よそ者を警戒し排除しようとする。そこに理性は全く無く憎悪の感情だけが正義として成立している。恐ろしい。戦後の鬼と現在のコロナ。その二つの時代が鬼で繋がっていく展開が巧妙だ。突っ込みどころ満載だが一気読みの面白さだった。
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シャコタンブルー
元寇は日本の戦の中でも最も神話化された物語の筆頭かもしれない。神風(野分)がその後の日本人の精神に色濃く残ったのは歴史が証明している。勇猛果敢だった河野六郎が次第に人道主義者のように変遷してい様に違和感を抱いた。彼に妻や子供はいなかったのだろうか。親族を殺戮されてまで敵を許すことができるのだろうか。武士の刀や船をあまりにも疎かに扱っているように思えた。一遍上人の踊念仏が当時の疲弊した民の救いと希望となる様相が興味深い。ロシアに蹂躙されているウクライナの民の目線になりながら読み終えた。
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シャコタンブルー
続編の「蝋燭は燃えているか」を先に読み面白かったので本書も読んだ。順番が逆だが不都合な事は感じなかった。宇宙ホテルの無重力空間で起きた首吊り殺人事件から始まる何ともスケールの大きな話に最後まで引き込まれた。酸素、無重力、エネルギー等の宇宙の知識を得たが、そこで過ごす事で起きるあらゆる危険な状況や罠も同時に体験した気分にもなった(笑)地球から離れて広大無限な宇宙に行っても人の心は変わらないものか。悪人は何処に行っても悪人のままだ。周のキャラが断トツに光っていたので続編が出たのは当然だ。周の3作目も読みたい。
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シャコタンブルー
二人の女の意地と執念の戦い。まるで川中島での信玄と謙信のライバル対決のようでもあった。医大不正入試問題に絡んだ男女差別、パワハラ、セクハラ等の今もある現実が露呈されていく。医大と新聞社それぞれの視点から描かれて、その攻防の緊迫感に息を呑む。攻める鉾と守る盾の戦いは永遠に続くかのような激しさだ。誰のための対決なのか。組織か。名誉か。使命感か。それとも・・エゴと偽善に苛まれながらも人間としての本質に目覚めていく過程は読み応え抜群の面白さだった。
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シャコタンブルー
自閉スペクトラム症とADHDを併せ持つ安堂の職業は何と裁判官だ。日常生活や法廷でも様々な症状が突如現れてハラハラするが何とかやり過ごす。ナポリタンばかりの偏食ぶりを含めてその人間性がユーモラスに描かれているので親しみを感じる。真摯な姿勢と優れた特性を活かして事件を解明していく展開は鮮やかだ。全く関係のないと思えたピースの数々が突然のヒラメキによりピッタリと枠に収まる。見事だ。人の感情を上手く理解できずに忖度出来ない安堂だが、その心は純粋で美しくそして楽しかった。
が「ナイス!」と言っています。
シャコタンブルー
「敗者にだって人生はあるし、敗者だからこそ得るものもあるんだよ」これまで私も学生連合チームは主役の添え物としか見ていなかった。だが、彼等にも箱根への熱い想いや意地がある事を改めて思い知る。走っている姿からは想像できない自信と不安がせめぎあう内面の葛藤に心が揺さぶられる。そしてランナーそれぞれの生まれ育った環境、家族、チームメートの思いを知るにつれ何度も涙で文字が霞んでしまった。逆境に負けず直向きに走る姿を誰かが見ている。応援している。その後に見えるものは敗者ではなく、美しき輝いた挑戦者の景色だと思う。
が「ナイス!」と言っています。
シャコタンブルー
凄い。熱い。予想外の始まりから驚かされた。まさかそこに焦点をあてるとは・・選手や監督はもちろんテレビ局員からの視点でも箱根駅伝が描かれているので複合的で重厚な面白さになっている。その上「半沢直樹」に登場するような魅力ある悪役も数多く登場しているので興味が尽きない(笑)駅伝を絵空事のように美化せず、醜悪な部分もこれでもかと曝け出している。そこには傷つき悩む生身の人間がいる。彼等の温存していたエネルギーが今やマグマのように煮えたぎっている。それが下巻でどのように爆発するのだろう楽しみだ。
あやっぴ
2024/06/07 23:38

シャコタンブルーさんのレビュー見てますます読みたくなったのですが、図書館待ち人数すごいことになってて…。絶対面白そうなので購入決定です!(^^)!

シャコタンブルー
2024/06/08 20:43

あやっぴさん 今、下巻を読み終えました。温かくて朗らかで清々しい気持ちに包まれました。これは必読のおすすめ本です♪

が「ナイス!」と言っています。
シャコタンブルー
前作は読んでいないが何ら違和感なく読了できた。宇宙からの発信でのSNS炎上や金閣寺炎上の大事件から始まる話は何ともスケールが大きく先が気になり一気読みの面白さ。京都が舞台なので数多くの名所が登場して興味深かったが同時にオーバーツーリズムもヒシヒシと実感できた。そして犯罪被害者と加害者の鮮明な立場の違いやその家族に及ぼす影響の恐ろしさも痛感した。悲惨な話だったが真田周のキャラがとても魅力的で大いに笑い悲しみ共感できたので後味は清々しさも残った。「星くずの殺人」で再度彼女の活躍を読むのが楽しみだ。
が「ナイス!」と言っています。
シャコタンブルー
タイトルと装丁が幻想的な雰囲気を醸しだし内容とマッチしていて素敵だ。「昼のはなし」で超常的な幻想を味わい「夜のはなし」では不思議な現実を垣間見た。光り輝く「昼」と暗く重たい「夜」が水と油のように相容れない。理想と現実のギャップが昼夜の境で起きている。どれが事実で何が嘘だろう。夜歩く事で少しずつ明かされていく事実。それはあまりにも悲惨で苦しい現実への歩みのようでもあった。知らない方が幸せな事もある。ZARDの坂井さん思い出しながら読み終えた。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2018/05/05(2492日経過)
記録初日
2018/05/05(2492日経過)
読んだ本
1148冊(1日平均0.46冊)
読んだページ
343066ページ(1日平均137ページ)
感想・レビュー
1145件(投稿率99.7%)
本棚
12棚
性別
現住所
山梨県
自己紹介

読書メーターに登録して、5年経過しましたが、皆さまの影響で今まで知らなかった作家や素晴らしい本との出会いがあり幸せです。
ミステリ、冒険、青春、恋愛、歴史物、ノンフィクション、エッセイ等幅広く読みます。つまり何でも読みます(笑)。
読書を通して、知らない世界、知らない人達との出会いの喜びに感謝しています。

好きな言葉マーク・トウェイン「やったことは例え失敗しても20年後には笑い話にできる。やらなかったことは20年後には後悔するだけだ。」

趣味は概ね下記のとおりです。 

映画(アクション大作)

音楽(モーツファルト・中島みゆき・斎藤和義・back number)

旅行(雑誌を見ながら空想の旅も含む(笑))

酒(各地の知らない銘柄の地酒を飲むこと)


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