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2024年10月の読書メーターまとめ

にたいも
読んだ本
10
読んだページ
1410ページ
感想・レビュー
10
ナイス
134ナイス

2024年10月に読んだ本
10

2024年10月にナイスが最も多かった感想・レビュー

にたいも
「ぐらがおなべのふたをとると、まあ!きいろいカステラが、ふんわりとかおをだしました。「やあ、おいしそう!」みんなはめをまるくしてかんしんしました。」息子の一番はやはりこれでした。中川李枝子『ぐりとぐら』(福音館書店、1967)
が「ナイス!」と言っています。

2024年10月の感想・レビュー一覧
10

にたいも
映画をよく観た10代後半から20代前半の頃、私もこういう世界を見ていた気がする。悩み多き、しかし静かな、ささやかな幸せや不幸せ。フランス映画の間のような、心の奥がピリッと痛む、噛んでも噛みきれない人生の筋。透明人間や雪女がこんな切ない作品になるなんて。「海の底から」の友人とのお互いにないものをもっていることについてのやりとりがなんともやりきれない。短編作品が終わったあとの余韻と短歌が相互作用を起こして、もう一度心震えるという新しい体験。
が「ナイス!」と言っています。
にたいも
子どもの頃、うみぼうずが怖くて怖くて、読み聞かせされると目を閉じて聞いていた。大人になって見てみたら、人間のかわいい男の子で、あれ!?(笑)って。
が「ナイス!」と言っています。
にたいも
手長うさぎのくるりくらって何だ!?子どもの心わしづかみで学校でも家でも一番出番が多かったのはこれかも。くるりくらのお母さんが泰然としていて、地上からふとんたたきで飛んでいる3人を回収してくれるのがお気に入り。中川李枝子『ぐりとぐらとくるりくら』(福音館書店、1992)
が「ナイス!」と言っています。
にたいも
「ぐらがおなべのふたをとると、まあ!きいろいカステラが、ふんわりとかおをだしました。「やあ、おいしそう!」みんなはめをまるくしてかんしんしました。」息子の一番はやはりこれでした。中川李枝子『ぐりとぐら』(福音館書店、1967)
が「ナイス!」と言っています。
にたいも
『ママとマハ』『パレスチナのちいさないとなみ』の彼らの笑顔を思い浮かぶ。白血病で治療が必要なのに病院に行くのに許可が要る、親なのに見舞いに行く許可がおりない、デモの人々への催涙弾、畑がつぶされてイスラエル人の入植地になる、学校を出たところで撃ち殺される、家にコンクリートを流し込まれる。それが、知らない誰かではなく、美香さんが親交を結んだ顔の見える大切な人々の身に起こっていること。畑を耕し、実りを収穫することに喜びをもつパレスチナの人々。2023年10月7日が始まりだと思っている人も読んでほしい。
が「ナイス!」と言っています。
にたいも
猫がとっても猫らしい。ピアスさんは、猫も犬もリアルに描くなあ。コクルおばあさんが空を飛んでからの奇想天外な展開に笑っちゃう。
が「ナイス!」と言っています。
にたいも
ネタバレ5人姉弟の真ん中のベンは、誕生日に犬をくれるという祖父の約束を楽しみに待っていた。しかし、送られてきたのは、小さな犬=チキチト・チワワの刺繍絵。ベンは約束が反故にされた痛みを抱きながら、家と祖父の事情がわかるため、文句さえ言わない。やがて、ベンの目にチキチトが見えるようになって…。思春期の子に関わる人に読んでほしい、心の彷徨の物語。『トムは真夜中の庭で』のフィリパ・ピアスによる1962年の作品。「『トム』がファンタジーの傑作というならば、この作品はリアリズムの傑作と呼ぶにふさわしい」と訳者。小川洋子解説。
が「ナイス!」と言っています。
にたいも
〈無力感、社会的孤立、恐怖という圧倒的な感情に特徴づけられた新自由主義の暴力というつらい時代状況から、参加者たちをケアし、守る(p.134)〉連帯とオルタナティヴな経済ネットワーク。〈ケアに満ちた国家は、そこに住む住民すべてへの連帯の感覚に基礎づけられ、ジョアン・トロントが「ケアを共にすること」という用語を使って議論したこと、つまり、市民が他の市民だけでなく、民主主義そのものをケアするべきであると考えることを可能にする国家(p.122)〉「政治もまた実際はケア活動の一部なのだ」(解説p.202)勇気湧く
が「ナイス!」と言っています。
にたいも
ご主人が亡くなったのを機会に、思いきって生まれ故郷の広島に帰ってきた久江さん。人形を作りながら、キヨ姉ちゃんのことを思い出します。夏祭りで母が姉に買った髪飾り、8月6日の朝、にっこり笑って出かけていった姿。現代を生きる久江さんが被爆の記憶を語り始めるまでの物語。現代の子にも読みやすい物語構成。10歳くらいから大人まで。那須正幹さんの文章の巧みさを味わう。(2006年)
が「ナイス!」と言っています。
にたいも
〈雨かざり山のてっぺんから見ると、さくら村と風色の森と風色湾は、半分のお月さまのかたちに、すっぽりおさまっています。〉「やかまし村の子どもたち」のような、ほのぼのとしたお話。子どもたちの自然との親しみ、助け合って穏やかに生きる村の人々の暮らしが描かれる。海、森、川、山、村、まだまだたくさんの物語がありそうで、続きが読みたくなる。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2018/10/09(2237日経過)
記録初日
2018/10/09(2237日経過)
読んだ本
408冊(1日平均0.18冊)
読んだページ
79278ページ(1日平均35ページ)
感想・レビュー
384件(投稿率94.1%)
本棚
8棚
自己紹介

読書教育に携わっています。
児童書〜YAを中心に、
子どもたちに紹介する時の覚え書きとして記録しています。

個人的に愛してやまないのは、
・カニグスバーグ
・ル=グウィン
・ミヒャエル・エンデ
・上橋菜穂子

みなさんの読んだ本を参考にさせていただきます。

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