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うそつき、うそつき (ハヤカワ文庫JA) (ハヤカワ文庫 JA シ 11-1)

感想・レビュー
67

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みや
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ネタバレ物語が哀しい、しかし物語は上手い。著者の他の物語を読んでみたくなった。
0255文字
花嵐
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★★★☆☆ 初読み作家さん。長編ミステリ。嘘発見器の役割も担っている首輪を着用することが義務付けられた社会での、その首輪を除去する非合法な仕事を生業とする主人公の嘘と真実を巡る話。最後まで読んでみて悲しくなっちゃったな…。どこまでが嘘でどこからが真実なのか。立場と状況によって嘘も真実も変わってしまう。それらに振り回された主人公の行き着く先がこれだなんて…。でも、それもある意味では因果応報とも言えるのかもしれないな。
0255文字
平楽
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国民全員、首輪型嘘発見器を付けられ、外そうとすれば即縊り殺されるディストピア小説。合理性重視を標榜し、非合法的な欠陥制度を国民に押し付ける様は今現在の我が国を見ているよう(例:マイなんちゃらカード)。為政者の強迫観念全開な偏執ムーヴを上手くシステム化し、世界観に落とし込めている。ただ、主人公の自惚れがきつくて、途中で脱落しそうになる。最後まで読めば分かるが、この自惚れムーヴによって物語を駆動させているので、必要性があってのこのキャラ造形なのだろう。それでも、もう少し共感できる主人公にしてもらいたかった。
0255文字
ゆかりん
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設定は面白い。頑張って最後まで読んだって感じ。
0255文字
Porco
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ネタバレ全国民が首輪型の嘘発見器をつけられた管理社会。普段は青いランプが光り、やましさを感じたら赤く光るというものです。外したり壊したりしようとすると首を締め上げるのですが、うまく解体してダミーとすりかえる非合法の職業があって、主人公の青年はそれをしています。その仕事をするに至った経緯というものがあるのですが、主人公が信じていたそれが実は嘘ばっかりだったという、悲しい物語。
0255文字
matfalcon
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ネタバレ国民管理のために首輪型嘘発見器の着用が義務付けられた世界。非合法の首輪除去技術を持つ少年フラノは、強盗犯、痣のある少女、詐欺師、不倫妻、非情な医者、優しすぎる継母など、様々な事情を抱えた人々の依頼を請けて日銭を稼いでいた。だが彼には密かな目的があった。ある人のために、特殊な首輪を探しだして、外すこと。首輪には複数のタイプがあり、中でも、フラノに技術を仕込んだ師匠ですら除去法を教えられず、存在自体ほとんど確認されていない難攻不落の型こそ、フラノが探す首輪・レンゾレンゾだった。
0255文字
がんもどき
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嘘をついてると赤く光る首輪を誰もがつけている世界のお話。面白いっちゃ面白いんだけど、語り口や設定がふわふわしていてあまり好みの小説じゃなかった。残念。
0255文字
ぺん
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ネタバレ表紙とあらすじに惹かれて手に取りましたが、想像以上のディストピアでした。読み始め、フラノの年齢の割に達観したような語り口は好きでしたが、解除失敗のエピソードあたりから完璧ではない彼の弱さや脆さに苦さを感じる展開に。どんどん救いのない方向に進んでいくのはやりきれませんでした。期待していた方向性のミステリーとは違いましたが、雰囲気や読ませる力は存分に感じられて、これはこれで面白かったです。
0255文字
海
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世界観は良くて読んでて面白かったけど、長編小説としてはどうでしょうか。。少年ジャンプの連載が突如として終わるときのような、突然の終わり。人生ってほんとはこうなんだと思うんだけどね、でも長編小説としてはどうなんだろう。
0255文字
A.OKADA
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国民には首輪型の嘘発見器が着用されている世界で、非合法である首輪の除去を仕事とする少年フラノ。 非合法な仕事をする少年のジュブナイルと言えば『解錠師』を思い浮かべる方も多いだろうが、巻末のインタビューで著者の清水杜氏彦も影響を述べている。 さまざまな理由で嘘をついたり、嘘がバレるのを防ぎたい人たちとの接触を通して生きるフラノにはどうしても首輪を外してあげたい相手がいる。 切ない青春ミステリでした。
0255文字
kthrys2639
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ネタバレ登場人物全員が何も成長しないし、何も成し遂げない。そしてほぼ全員が死ぬ。真相はあやふやなまま。これ、わざわざ小説として物語る必要あったのかな? これが作風ならば、次回作は読まないでしょうね。あと、首輪が締まり始めたら無理矢理接合部はずせば良くない? 元々ピンセットで剥がれるような構造なんだから(レンゾレンゾ以外)
0255文字
CCC
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嘘発見器の首輪(外そうとした人の処刑機能付き)を付けることが義務になった世界で首輪外し稼業をしている少年の話。どうやって国民全体を納得させたのかとか、この世界の外国はどうなっているんだとか、疑問の種は尽きないけれど、特殊舞台設定の青春ものとして面白かった。青春ものらしいピュアさを維持しながらも、話が絶妙にやるせない方向に向かうので、そういうのが好きならいけると思う。逆に設定を突き詰めたい人は食い足りなくなるかもしれない。設定か物語かと問われれば、間違いなく物語のほうなので。
0255文字
アヤ
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救われない。まさかのラスト。首輪で管理されるとある国を舞台にした設定も面白く、紆余曲折ありつつ主人公が前に進んでいく感じも良く、するすると読めたのだが、ラストでドーンと落とされた。タイトルが繰り返しなのは臆病という意味も含んでいたのかと思ったけど、その要素は分からなかったので、深読みしすぎたかな。
0255文字
にっそん
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どんどん嫌な方へ進んでいく感じ、合う合わないあると思うけど個人的にめっちゃ好きなタイプ
0255文字
トナク
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世界観が興味深いですが、結末が好きではありません。
0255文字
ふじさん
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第五回アガサ・クリスティー賞受賞作。首輪型嘘発見器により国民が管理されるディストピアを舞台に、首輪除去の技術を持つ少年が見た世界と、そこに生きる人々を描いたSFサスペンス。満足に呼吸も出来ないような閉塞感の構築が見事。首輪の種類別の特性等、随所に物語的な外連味はありつつ、この著者は本質としてエンタメを志向していない書き手ではないかという印象も。ハッピーエンド至上主義者のつもりはないが、余りに苦過ぎる幕引きには胸焼けする思いも若干。興味深い作品と認める一方、主人公含め好感の持てる人物が見当たらない点は辛い。
0255文字
麻呂
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ネタバレ面白かった。 フラノのプライドが高いだけでどうしようもない奴が主人公になっているのがなお良い。本当にこういう奴が嫌い。 設定に関しては少し甘いところがあるとは思うけどそこはフラノ視点だから、あまり気にしない。 個人的には無駄に長い気がした18歳のパートを減らしてもよかったんじゃないかなと思う。
0255文字
Yuji
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幼児を除いた国民全てに、首輪型嘘発見器着用が義務付けられた世界が舞台。 苦悩したり、逆境に立ち向かう主人公の闘いを期待したのだが、ちょっと違ったみたい。 あまり心に響かなかった。
0255文字
有理数
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ネタバレ残念ながら好きではなかった……。アイデアは秀逸で、ラストの主人公の選択は「これしかない」と思わせるもので美しかった。が、それ以外は疑問と煮え切らなさばかりが募ってしまった。嘘発見器が首輪型となって全国民に着けられる、というディストピア社会だが、こんなにも非人道的で超高性能な装置が完全に普及している、という設定がどうにも受け入れ難く、その受け入れ難さを序盤からずるずると引きずってしまった。私の読みが浅いだけと思いたいが、他にもいくつか首を傾げてしまう設定や描写があって、楽しめず。残念。
0255文字
kinoko
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3.0
0255文字
混沌工房
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首輪型の嘘発見器着用が義務付けられた世界、というディストピアもの。主人公フラノは非合法で首輪の除去を請け負っている。嘘をついてはいけない、というのではなく、国が定めた首輪の着用を従容と受け入れる国民の育成をめざす世界、かな。でなければこんな穴だらけの法案、受け入れられないわ。読みやすかったのだけど、舞台設定をもう少し深く作ってほしかった。
0255文字
YH
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うーん。世界観の構築が若干甘いのかな。嘘を判断する首輪が普及する程の技術がある世界なら、携帯で居場所がわかるのは常識なんじゃないだろうか。フラノがそれを知らないのは何故?あと首輪を覆えないルールがあるなら、遊園地の着ぐるみはNGなのでは?世界観のほころびが気になった。
0255文字
六花
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ネタバレ嘘をつくと赤く光る首輪を付ける事を義務づけられた国で、非合法の首輪除去の仕事をする少年フラノ。嘘をつけないという世界観は面白い。でもフラノがなー。世間知らずなのにプライドだけは高い。行き当たりバッタリの行動にもイライラしちゃったし、正直頭悪いよね、この子…(´-ω-`) 被害者意識も強いし、そりゃこんな奴好きになれないよねと、サクラノに同情した。
0255文字
あおでん@やさどく管理人
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ネタバレ首輪型の嘘発見器の着用が義務付けられた世界での物語。嘘かどうかを判定する基準が「自分が疾しさを感じるかどうか」なのは一理あると思った。とはいえ、首輪が義務付けられたところで嘘はなくならない。よかれと思ってやったことで相手に迷惑をかけたことに苦しみ、挫折し、傷だらけになったフラノ。結局、この世界でも最終的に生き残るのは嘘つきだということが空しい。解説にある著者インタビューにもあるように、文体は翻訳モノに近い印象もある。
0255文字
ささだい
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ネタバレ嘘発見器付首輪が義務付けられた世界。その首輪の謎に翻弄される少年の一生。この世界観好きですね。すっきりはしないけど、静謐なエンディングも嫌いじゃない。
0255文字
しょこらび
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ネタバレ首輪型嘘発見器を義務づけられた国。ユートピアかディストピアか。フラノは首輪除去を生業としているが、レンゾレンゾの首輪だけは外すことができなかった。サクラノのは外せるかと思ったが、残念ながら… しかも、最後は自分も首輪によって死んでしまうとは… ハッピーでは終わらなかった。しかし、胸糞悪いとかそういう終わり方ではなかった。 ユリイちゃんとマミさんの結末が衝撃的で、すぐには次の文章を読めなかった…辛い…
0255文字
ふ~
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ネタバレ結局師匠の言ってることが本当だったのか、ピッピの言ってることが本当だったのか首輪の謎がわからないままに終わったので不完全燃焼感。フラノの首輪はレンゾレンゾだったのか…?フラノの失敗とか弱さによって彼に関わった人が次々と死んでいくのはもう地獄。師匠の息子とちょっと仲良くなったかなーと思ったところにあれはきつい。最後の最後まで救いようのない話だった。読んでる間はなかなかにテンポよく進めたけど読了感は悪い。
0255文字
夏野菜
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嘘発見器の取り付けが義務づけられた世の中とそれを除去する主人公の話.嘘をついていることがわかるからこその残酷さと,除去されわからなくなるからの何が真実かわからない不安.とてもつらい終わり方.
0255文字
SyuRyu_BSK
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ネタバレ首輪型の嘘発見器は、破壊しようとすれば持ち主の首を絞める。それを破壊せず、内部のパーツを取り替える職人技を持つ「首輪除去者」の少年・フラノ。彼は善人から悪人まで、様々な人の首輪を取り除く。人々は「嘘がバレてしまう」ことにより捕まることや、隠したいことがバレてしまうことを恐れ、今日も仲介者を隔て、彼に除去を依頼する。 嘘が嘘で塗り固められ、嘘でなくなり、しかしそれは嘘のまま。フラノだけでなく、読んでいるこちらも混乱してしまう。 人々との別れ、彼の想い人の最期、フラノの最期。救いがないような話だった。
0255文字
みゃ~
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国民みんなが嘘発見器を首にはめ、自分からは見えなくても相手には嘘かどうかすぐに判ってしまう世界。嘘発見器に仕掛けられた発信器とレコーダーにより完全な管理社会のように見えても、失敗したら死ぬかもしれないのにフラノに首輪除去を頼んでくる人達…。犯罪者の嘘、優しさの嘘、傲慢な嘘、そして仲介人というピッピが現れてからこの管理社会の謎が解けるのかと思ったが、何が嘘で真実なのか判らなくなり…。管理社会の息苦しさの中でのこの終わり方は救われない。読み終わってからクリスティ賞=ミステリーと知ってびっくり。
0255文字
キーツ(Nob Arakawa)
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ずいぶんと長く読破に手間取った。アイデアや狙った文体、世界観などは評価するが、まったくもって嗜好に合わずに読み進めるのに苦労したためである。救いの無い物語と言う点は好みではないにしても許容範囲であるが、主人公の過剰に演出されたナイーブさが肌にまったく合わなかった。読者に読後のなんとも言えぬ違和感を与えると言う狙いにはまんまと乗せられたが嫌な傷の付け方の作品であることが哀しいな。
0255文字
m a r u
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まず作者の文体が好みではなかった。〜た。〜た。〜だった。とブツブツ切れる文章も、随所の敢えての平仮名も癪に触る。葛藤する主人公に関しても力を過信しすぎた故の挫折、という感じで同情もできないし、妹にしてもいつのまにそんな惹かれてたん、という感じ。まあ結末はあれでいいんじゃないですかね。ていうかあの状況であの話聞いて、そうだったんや…てなっただろうに。返事のランプが赤く光らんほうがおかしいわ。わかるだろ。
0255文字
so-horse
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最後まで救われなかった。続編の構想があるというのは気になるところ。
0255文字
あると
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片山若子さんの絵をみてジャケ買いした。 物語の設定は面白くて、少し期待大きく読み始めたけど、文体が淡泊で、スリルが感じられず少し不完全燃焼といった感覚を持った。
0255文字
AltaRight
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虚飾のない文章に緻密な構成。過去と現在が交互に語られるが一切の無駄がなく、するりとはいってくる。海外小説をよく読んで文章を研究したとのことだが、なるほど上質な訳書の空気と自然な日本語が魅力。 内容も首輪を外す仕事の繰り返しであるのに、あらゆる愛を知らない少年の繊細な心の変化を描くと同時に、様々な考察の材と余地を残したミステリでもある。今後の作品も楽しみ!
0255文字
寒露
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ネタバレ救われない。つらいつらいつらい。結局レンゾレンゾの解き方もピッピとピッピの母親、師匠のことも謎のまま。何も報われない闇の中のよう。それでも先が気になって仕方がなくて読了。人は嘘をつくものだけれど、やはり嘘をついているのかわからないままでいい。サクラノの最後の赤いランプなんてもうえぐすぎる。出来るだけ誠実に生きていきたいと考えさせられた。
0255文字
にこ
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浮かばれない…。悲しい…。クリスティ賞ってミステリーの幅広いのですね。読むまで推理物と思ってました。
0255文字
ちゃんぷる
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ネタバレ悲しいなぁ…って感想になる。設定や雰囲気は好きなんだけれど、何度か「おぉ、そういう感じになる?」ってな具合の急展開があったような…。動機だとかが薄いなぁって場面がちらほら。最後悲しい、切ない。大事な人の首輪は誰一人として外せないまま終わってしまうという。そして赤く光るサクラノの首輪よ…。
0255文字
NEMO
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嘘発見器である"首輪"が義務付けられた社会と首輪を外す技量を持った少年の物語。 所謂ディストピア小説に分類することができると思うのだけど、少年の視点からの文章になっているためにすごく読みやすい。 気になっていた作品だけに面白く、かなり満足だった。 作者は文章力もあり、今後の作品も是非読みたいなと思いました。
0255文字
kosmos
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首輪型の嘘発見器の着用を義務付けられた世界で、非合法に首輪の取り外しを請け負っている少年の話。ウソをつくと首輪に付いたライトが赤くなり、無理やり取り外そうとすれば内蔵されたワイヤーに絞め殺されてしまう。生活する中で心にもないことを言うなんて日常茶飯事だし、それが全部ライトの色で相手に丸わかりだなんて、想像しただけで息苦しい。主人公の性格もあって淡々と話が進むけど、起こっていることはハードで、最後は何とも言えない気持ちになった。筆者の他の作品も読んでみたい。
0255文字
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うそつき、うそつき (ハヤカワ文庫JA) (ハヤカワ文庫 JA シ 11-1)評価97感想・レビュー67