形式:ライトノベル
出版社:小学館
形式:Kindle版ライトノベル
書いていて苦しい時間もあるだろうに。好きだけじゃままならない問題も沢山あるだろうに。ありがとう、作家さん方。理不尽を前にしても諦めないで足掻き続ける、作家という人間の凄さを知れました。
設定をもう少し活かすならば、しゃべる猫が主人公の妄想なのか疑念をもたせるようにするか、犬から見て人間が不老長寿のエルフに見えるというインターネットミームのごとく、猫から人間を見る視点を入れて我々の価値観を揺さぶるか、などとポテンシャルはありそう。
まったく報われないが、創作活動なんて9割9分報われない。報われないまま書く事を決意した主人公が凄い。ラノベ作家のラノベは随分と増えたし、「エロ漫画先生」以外のタイトルは箸にも棒にも掛からない不毛極まるジャンルだが(作家や出版社が思っている以上に、ラノベ作家というテーマに読者は興味を持っていない)、この作品は、作者の創作論の基礎が形となった唯一無二のラノベ作家のラノベだ。問題は、ラノベというジャンルとしては完全に失格であり、創作をやっていない純粋な読者には、なかなか響かない内容である、という事だ。
尾崎クリムゾンとかいそう。和泉美良も、ラノベ出身で一般書に進み、戦争ものを取り入れた『女たちのファミリーツリー』で直木賞…って誰かモデルがいるのかな?有川浩さんとか?『レインツリーの国』と『図書館戦争』を混ぜた感じ???笑笑
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書いていて苦しい時間もあるだろうに。好きだけじゃままならない問題も沢山あるだろうに。ありがとう、作家さん方。理不尽を前にしても諦めないで足掻き続ける、作家という人間の凄さを知れました。